ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)なら、19時以降や休日に相談可能な弁護士事務所や、無料相談を受け付けている弁護士事務所も掲載しています。
地域別・お悩み別でも探すことができますし、まずは、下記からご相談ください。
不倫やDV、モラハラなどを理由に、高額な離婚慰謝料請求をされたとき、相手の言うままに支払う必要はありません。相手の請求に根拠がなければ支払う必要はありませんし、仮に支払うとしても金額交渉の余地は十分にあります。
この記事では、離婚慰謝料を払わずに済む方法に加え、減額してもらう方法や免除してもらう方法について詳しく解説します。
相手から慰謝料請求されても、必ず従わねばならないものではありません。まずは慰謝料がどのような場合に請求可能であるのかを説明します。慰謝料の合意前と合意後で方法が異なるので、分けて見ていきましょう。
相手から慰謝料請求されたとき、相手の言い分に法的な理由がないケースがあります。たとえば離婚原因が性格の不一致や義理家族との不和などの場合、通常はそれだけで慰謝料請求は困難です。そのようなときには「慰謝料が発生しない」と言って拒絶していれば、払わずに済みます。
次に相手の根拠が薄弱なことを指摘する方法があります。たとえば「不倫している」と言われても、相手の主張が証拠に基づくものではない場合、やはり慰謝料請求は困難でしょう。この場合は不倫の事実を否定して慰謝料の支払いを拒否するのが通常です。
いったん慰謝料について払う合意をしてしまったら、免れるのは簡単ではないでしょう。特に、私人間の話し合いで合意した場合には強制執行されることはありませんが、合意書を作成してご自身の名前を署名したような場合にはその後裁判になった時に合意書が証拠材料になる可能性が高いため、注意しなければなりません。
まずは相手と話し合い、免除してもらう方法があります。ただし説得するのに相当な労力が必要でしょうし、相手がYesと言わない限り免除されることはありません。
自己破産をした場合、慰謝料請求権も免責される可能性があります。しかし、慰謝料発生原因が悪質である場合(例えばDVなどの暴力による場合)は、自己破産をしても免責とならない可能性があります。
もしも約束した離婚慰謝料を支払わずに放置していると、以下のようなリスクがあります。
離婚慰謝料の支払いを「公正証書」によって約束していた場合、あなたの資産や給料などが裁判手続によらずに差し押さえられる可能性があります。
公正証書で「強制執行認諾条項」を入れていると、裁判や調停をしなくても即刻差し押さえができることになっているからです。
差押えの対象になるのは、以下のようなものです。
慰謝料の支払を公正証書で約束していなかった場合には、相手があなたに対し、慰謝料請求訴訟を申し立ててくる可能性があります。これは、相手の慰謝料請求権を確定するための裁判です。
相手が慰謝料の発生原因(不貞の事実やDVの事実など)を立証したら、裁判官があなたに対して支払い命令の判決を出します。すると相手はその判決を使ってあなたの資産や給料等を差し押さえて回収できることになります。
このように、慰謝料を支払わずに放置していると、最終的には預貯金や給料などを差し押さえられてしまい、大変な不利益が及びます。払いたくないとしても放置すべきではありません。
いったん決まった離婚慰謝料を減額してもらうには、相手と話し合いをして納得してもらう必要があります。取り決めをしている以上、あなたの都合だけで一方的に減額することはできないからです。
話し合いの際には、どうして減額が必要なのか、減額してもらえないとどうなるのかなど説得的な説明が必要です。
たとえば「このままだと慰謝料を一切支払えず自己破産するしかない。そうなったら妻に一円も慰謝料が入ってこなくなるから、支払える現実的な金額に減額してほしい」などと現状の収支状況を開示して説得する必要があるでしょう。
自分では相手を説得できない場合、弁護士を間に挟んで解決する方法が考えられます。弁護士から理論的に慰謝料を減額すべき理由について説明されると、相手も納得して減額に応じやすくなります。
どうしても相手が納得せず、強硬に差押えなどを申し立ててくるケースでは、最終的に自己破産するしかありません。そうなると、相手に一円も慰謝料が入らなくなるので、できれば破産前に話し合って解決できるのがベターです。
次に、離婚慰謝料を分割で支払うためにはどうすべきかを見てみましょう。
慰謝料を分割で払う方法も、基本的には減額してもらう方法と同じです。まずは自分で相手に話し合いを申し入れて、現状を説明し、一括払いが難しいことを理解してもらいましょう。その上で分割払いの条件について交渉をして合意します。
自分で話し合いをしても相手が分割払いに応じない場合には、弁護士を入れて話し合いをしましょう。第三者が入ることにより、相手も現状を客観的に捉えられて無理な条件に固執しなくなる可能性があります。
分割払いの方法に合意ができれば合意書を作成し、減額されたことを明らかにしておくべきです。その後は約束した通りに分割で支払いを継続しましょう。
減額や分割払いにしてもらう方法としてご紹介したように、弁護士に交渉を依頼するとさまざまなメリットがあります。
慰謝料を請求されている本人が「慰謝料を減額してほしい」と言ってきたら、言われた側は感情的になって「絶対に減額しない」と強硬になってしまうケースも多々あります。
第三者である弁護士が間に入れば、相手も冷静に対処できるので、慰謝料の減額や分割払いに応じてもらいやすくなります。
弁護士は交渉のプロですから、素人より説得的な論理展開ができます。相手に対し「なぜ減額や分割払いが必要か」「受け入れるとどのようなメリットがあるのか」を説明できるので、あなたが自分で交渉をするよりも合意しやすくなるでしょう。
相手と慰謝料についての話し合いを進めていくなかで、必ず「決断」「選択」すべき場面が出てきます。相手による提案を受け入れるべきか、再反論すべきかどうか、どのような反論や提案をするのがよいかなどの戦略的な要素です。
誤った選択をすると大きな不利益を受ける危険性もあるため、こういった判断を自分一人でするのは高リスクです。弁護士に依頼していれば適切な選択ができるので、思わぬ不利益を避けられます。
自分で慰謝料の減額交渉をすると、相手から責められて強いストレスがかかります。人でなしのように言われるかもしれませんし、冷酷な対応をされる可能性も大いにあります。弁護士に依頼すると、相手と話をしなくて済むので、精神的に楽になります。
減額や分割などの交渉を弁護士に依頼した場合の費用についても見ていきましょう。
弁護士に慰謝料トラブルについて相談をしたときにかかる相談料の相場は30分5,000円程度ですが、無料で相談に乗ってもらえる法律事務所も増えています。
弁護士に交渉を依頼すると、当初に着手金として10~20万円程度必要です。
減額できた金額の10~20%程度が報酬金となります。例えば、100万円減額されて報酬金の割合が10%だった場合、10万円を報酬金として支払う必要があります。
慰謝料減額の弁護士費用を安く抑えるには、ずばり複数の弁護士事務所の費用を比較する方法をおすすめします。
弁護士費用には「相場」の金額がありますが、実際にかかる費用は依頼する事務所によって大きく異なるからです。複数の事務所から見積もりを出してもらい、最も安くなりそうな事務所に依頼しましょう。
弁護士事務所から見積もりを取るには「無料相談」を上手に利用しましょう。離婚トラブルや男女問題の無料相談を実施しているいくつかの事務所へ相談に行き、費用の安い事務所や支払方法に関して柔軟に対応してもらえる事務所を選びましょう。
ただし弁護士を選ぶときには、費用だけではなく弁護士の対応も重要です。相談してみた印象で「信頼できる」と感じられる人を選びましょう。
いったん約束した離婚慰謝料を減額してもらうのは簡単なことではありません。慰謝料を支払わないと差し押さえになる可能性や、裁判を起こされる可能性があります。
ただし、交渉によって減額することは可能です。自分で交渉するには大きなストレスがかかりますし、交渉が失敗する恐れもありますので、早い段階で弁護士に依頼することをおすすめします。
いくつかの事務所で相談をして、もっとも費用対効果の高そうなリーズナブルな弁護士事務所を探してみてください。
ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)なら、19時以降や休日に相談可能な弁護士事務所や、無料相談を受け付けている弁護士事務所も掲載しています。
地域別・お悩み別でも探すことができますし、まずは、下記からご相談ください。
【土日祝・夜間も対応】【お子様連れの来所も可能】《面談予約は24時間受付》|女性弁護士|離婚/別居を決意された方、お任せください。証拠集めからサポートいたします。《ご相談はすべて面談にて丁寧に実施》
事務所詳細を見る【初回面談無料】《顧客満足度99.43%》【秘密厳守・完全個室】「10年以上連れ添った相手と、離婚や不倫問題で意見が合わない…」30代・40代を過ぎてからの離婚や不倫の慰謝料請求はお任せください
事務所詳細を見る【不倫慰謝料/協議/財産分与/国際離婚(中国)/養育費/別居】など幅広く対応 <多額の財産分与・慰謝料・婚姻費用(養育費)を請求したい・請求された方/相手が資産をお持ちの方/離婚を決意した方>◆初回1時間相談料無料
事務所詳細を見る50代での熟年離婚。慰謝料がどのくらい貰えるのか気になりますよね。長年の不満が解消されるくらいの金額が欲しいと考えている方も意のではないでしょうか。この記事では...
浮気の慰謝料とは、浮気をされた夫・妻の精神的な苦痛に対して支払うお金のことです。この記事では、浮気の慰謝料が高額・低額になりやすいケースや実際の判例を紹介します...
大学費用は国立大学で年53万円、私立大学で年95万円もかかります。本記事では高額な大学費用の支払いを拒否したい方のために、大学費用が養育費に含まれるかどうか、大...
不貞行為の裁判で負けてしまった場合、支払う慰謝料が多額になったり、訴訟費用の負担が発生したりする可能性があります。 本記事では、裁判で負けるとどうなってしまう...
配偶者が浮気をしていて慰謝料を請求したいものの、メールしか証拠が見つからないというケースは少なくありません。本記事では、浮気の証拠がメールだけの場合に慰謝料請求...
仮面夫婦の状態で配偶者の浮気が発覚した場合、いくつかの対処法があります。また、浮気に対して慰謝料請求ができるかについても把握しておく必要があるでしょう。本記事で...
恋人に浮気され、慰謝料を請求したいと考える方もいるはずです。しかし、カップルという関係性でも相手に慰謝料を請求できるのでしょうか。この記事では、恋人が浮気をした...
「婚約者の浮気が発覚し、慰謝料を請求したい!」幸せなはずの婚約中に婚約者の浮気が発覚したらショックが大きいでしょう。婚約破棄をして慰謝料を請求したいと考える方も...
恋人に浮気されてしまって「慰謝料を請求したいが、夫婦でないと請求できないのか」などと思っている方も多いでしょう。本記事では、浮気した恋人に慰謝料請求できるケース...
離婚の際に、慰謝料請求がおこなわれるケースもあります。慰謝料は無視した場合、さまざまな罰則を受ける可能性があるといえるでしょう。本記事では、慰謝料請求された方に...
ダブル不倫とは、一般的に既婚者同士が不倫することを指します。お互いに既婚者同士である為、割り切って不倫できるようですが、一体そういった心理で大きなリスクを犯して...
離婚慰謝料の相場は50万円~300万円といわれていますが、これは離婚原因の内容、婚姻期間、子どもの有無、年収などによって変わります。そこで離婚の慰謝料の基本や相...
ダブル不倫(W不倫)の慰謝料相場と、不倫をされた方が不倫相手に慰謝料を請求する手順を紹介しています。ダブル不倫は被害者側と加害者側が複数いて、誰に請求するかが非...
悪意の遺棄とは、生活費を渡さない、理由のない別居、健康なのに働かないといった行為のこと。この記事では、悪意の遺棄とは何なのか、悪意の遺棄となる11の行動、悪意の...
婚約破棄による慰謝料の相場は50万円から200万円とされており、婚約の状況によってはさまざまな慰謝料を請求できる可能性が高いと言えます。この記事では、婚約破棄に...
セックスレスが原因で慰謝料を請求する際、相場はいくらになるのか、そもそも慰謝料は請求出来るのか、気になる方も多いと思います。慰謝料はセックスレスの期間が長いこと...
離婚の慰謝料は、離婚後に請求できるケースもあります。この記事では、離婚後に慰謝料請求できる条件や慰謝料の相場、慰謝料請求の方法などについて解説します。
彼氏が既婚者だと発覚した場合、状況によっては彼氏を訴え慰謝料請求できる可能性があります。また、彼氏が既婚者だと知らなかった場合、不倫の慰謝料を請求されても回避で...
不倫の時効は何年なのでしょうか。一般的に不倫の時効は3年と言われていますが、ケースによっては慰謝料を請求できる場合もあります。そこでこの記事では、不倫の時効はい...
不倫における内容証明の書き方や出し方に加えて、内容証明を送るメリット、注意点、対処法についてご紹介します。不倫相手や配偶者に内容証明を送ろうか悩んでいらっしゃる...
仮面夫婦の状態で配偶者の浮気が発覚した場合、いくつかの対処法があります。また、浮気に対して慰謝料請求ができるかについても把握しておく必要があるでしょう。本記事で...
浮気の慰謝料とは、浮気をされた夫・妻の精神的な苦痛に対して支払うお金のことです。この記事では、浮気の慰謝料が高額・低額になりやすいケースや実際の判例を紹介します...
風俗に行った夫が許せない、離婚時に慰謝料は請求できるのだろうかとお悩みではありませんか?実は、風俗通いに対して慰謝料を請求できるケースがあります。この記事では、...
この記事では不倫被害にあった方に向けて、不倫慰謝料の相場、示談交渉のやり方・手順、慰謝料の算定方法や増減要因、納得のいく不倫慰謝料を受け取るコツなどを解説します...
慰謝料に限らず、金銭の分割払いは途中で支払いが滞るケースが多く、一括払いよりリスクが高いといえるでしょう。この記事では、分割払いを避ける方法と、分割払いに決まっ...
慰謝料請求を内容証明でするのにはさまざまなメリットがあります。この記事では、内容証明の目的とメリット、内容証明のサンプルや書き方・注意点、請求できる慰謝料の相場...
恋人に浮気されてしまって「慰謝料を請求したいが、夫婦でないと請求できないのか」などと思っている方も多いでしょう。本記事では、浮気した恋人に慰謝料請求できるケース...
ダブル不倫とは、一般的に既婚者同士が不倫することを指します。お互いに既婚者同士である為、割り切って不倫できるようですが、一体そういった心理で大きなリスクを犯して...
50代での熟年離婚。慰謝料がどのくらい貰えるのか気になりますよね。長年の不満が解消されるくらいの金額が欲しいと考えている方も意のではないでしょうか。この記事では...
この記事では、離婚時の慰謝料や養育費の請求に関する基礎知識や、相場、増額するためのポイント、支払い能力の低い相手への請求のポイントなどを解説します。これらを知っ...
不貞行為なしで慰謝料請求された場合に適切な対応を取るために必要な知識をご紹介します。
合意の性行為で妊娠した場合、慰謝料の請求は基本的には難しく、よくて中絶費用の半分が請求できるくらいでしょう。この記事では、慰謝料が認められた判例を紹介しながら、...