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家庭裁判所から離婚調停の答弁書が届いて、どうすればいいのか焦っている方もいるのではないでしょうか。
自分の考えを整理する際は、相手の主張内容をよく確認してシンプルな回答を心がけましょう。
本記事では、離婚調停の答弁書を提出するまでの流れや不利にならないための作成ポイントなどを解説します。
離婚調停で不利になりたくない、正しい書き方を知りたい方はぜひ参考にしてください。
離婚調停の答弁書とは、申し立てられた人が作成する意見や主張をまとめた書類のことです。
家庭裁判所から届く通知書と同封されており、書類が届くまで離婚調停を申し立てられた旨を知らない方もいます。
答弁書は、離婚調停での話し合いの資料となるので、答弁書が届いたら自分の意見をしっかりまとめて記載・提出しましょう。
自分の考えを整理する際は、相手の主張内容をよく確認してシンプルな回答を心がけましょう。
答弁書に自分の考えを記載しないと、なかなか自分の意向が上手く伝わらなかったり、相手方の要求だけが一方的に考慮されてしまう可能性があります。
離婚調停の答弁書が急に届いて不安な方は、以下のサンプルを見ながら書き方をチェックしましょう。
引用元:裁判所|意見書(相手方用)
まずは離婚についてどう考えているかを記入してください。
離婚についてまだ意見がまとまっていない場合は「まだ決めていない」にチェックしましょう。
自分の意見が固まっていないのに「離婚する」にチェックすると、離婚を前提とした協議が進んでしまうため、協議が自分の望まない方向に進んでしまうかもしれませんので、自分の意見はよく考えたから記入しましょう。
離婚について記入したら、親権や面会交流、財産分与等について自分の考えを記入します。
最後に全体的な自分の意見があれば、簡潔に記載して完成です。
離婚調停に関する書類の受け取りから答弁書を提出するまでの流れは、以下のとおりです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
まずは、離婚調停に関する書類を確認しましょう。
家庭裁判所から届く離婚調停に関する書類は、以下のとおりです。
【家庭裁判所から届く離婚調停に関する主な書類】
調停期日通知書には離婚調停の日程が記載されているので、出席できるかどうかをスケジュールと照らし合わせて考えます。
出席できない場合は、家庭裁判所に欠席の連絡を入れましょう。
書類を確認したら、自分の考えを整理して記入しましょう。
家庭裁判所に返送する必要がある書類は以下のとおりです。
【家庭裁判所に返送する必要がある主な書類】
答弁書や事情説明書は、自分の考えを簡潔に記載するのが大切です。
記入前には自分の考えをまとめておくと書きやすいでしょう。
全て記載したら漏れがないか見直しのうえ、家庭裁判所に提出します。
答弁書を作成したら、期限までに家庭裁判所に提出しましょう。
大体期日の1週間前までに提出するように求められることが多いです。
提出方法は郵送でも裁判所に直接持参も可能です。ちなみにFAXでも可能です。
答弁書は、調停での協議のたたき台として使用されるので、提出は忘れないようにしましょう。
離婚調停の答弁書で不利にならないためには、以下の4つのポイントをチェックしておきましょう。
それぞれ確認して、不利な立場にならないように注意してください。
自分の意見を正確に書くために、まずは相手の主張内容をしっかり確認しましょう。
ざっと目を通しただけでは理解できない点もあるので、何度も読み返すのが大切です。
以下に、申立書の記載のうち、具体的に気を付けるべきポイントを2点解説します。
引用元:夫婦関係調停申立書|裁判所
まずは、同居日と別居日が正しいかを確認します。
特に別居日は財産分与にも関わるため、相手が記載した内容で間違いないかをチェックしてください。
「申立の動機」については、事実に基づいた内容かどうかを確認します。
事実ではないことが書かれている場合は、簡潔にその旨を記載しましょう。
まずは自分が離婚したいのかしたくないのかを整理しておきましょう。
自分の意見が固まっていないと離婚調停がスムーズに進まず、時間がかかってストレスを感じるため、後悔することも少なくありません。
自分は本当に離婚を希望しているのかをしっかり考えてみてください。
離婚調停の答弁書は、できるだけシンプルな回答を心がけましょう。
長文で複雑な記載にすると、あなたの考えや意見が調停員にうまく伝わらないおそれがあります。
円満に調整してほしい場合は、以下のように書くのがおすすめです。
基本はシンプルで簡潔な内容が好ましいですが、どうしても書ききれない場合は別紙を添付することも可能です。
相手の主張が事実と全く異なる場合や、どうしても伝えたいことが複数ある場合は別紙にて詳細な回答を記入しましょう。
答弁書には自分を良く見せようとしたり、自分が有利になるような事実と異なることを書くのは避けましょう。
嘘をついてしまうと、どこかで矛盾が生じてしまう可能性が高く、答弁の辻褄が合わないと、調停委員の印象が悪くなる可能性があります。
記入に際しては一度冷静になり、正直に記入するのが大切です。
離婚調停の答弁書と一緒に提出を求められる書類は以下のとおりです。
それぞれチェックしておきましょう。
過去の調停の有無や職業・収入などを記入します。
家庭裁判所が許可した場合は、相手が閲覧できるので嘘を記入しないようにしてください。
自分のわかる範囲で記入すれば、問題ありません。
未成年の子どもがいる場合は、子についての事情説明書を提出する必要があります。
親権や面会交流に関わる書類のため、必要な情報を忘れず記入しましょう。
書ききれない場合は、別紙を添付することも可能です。
調停での話し合いや相手の暴力について記入します。
相手に見られる心配はないため、不安なことがあれば記入してください。
たとえば、相手から日常的に暴力を振るわれていた場合、話し合いに参加するのは困難でしょう。
調停の進行に関して不安なことがあれば、記入しておくのがおすすめです。
家庭裁判所から連絡があった場合に対応できるように、電話番号や住所について記入します。
住所に関しては相手に知られたくない場合、非開示でも問題ありません。
家庭裁判所に提出する書類の中で、相手に見られたくないものがあれば非開示の希望に関する申出書を添付できます。
ただし、非開示の希望を出しても保証されるわけではないため、提出する書類は基本相手が閲覧できる前提で記入するのがよいでしょう。
離婚調停の答弁書が急に届いた方は、どうすればいいのか焦ってしまう方も少なくありません。
まずは書類をしっかり確認し、自分の意見をまとめることから始めてみましょう。
自分の意見に沿って書類に記入することで、調停もスムーズに進められます。
ただし、実際に何を記入すればいいのかよくわからない方もいるでしょう。
離婚調停の答弁書が届いて不安な方は、弁護士に相談するのがおすすめです。
「ベンナビ離婚」では、離婚問題を得意としている弁護士が多数在籍しているため、不安や心配ごとを相談できます。
弁護士によっては初回の相談が無料の場合もあるので、離婚調停の答弁書に関するお悩みがある方は、ベンナビ離婚を活用してみてください。
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