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離婚原因ランキングトップ10から考える離婚前にすべきこと

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離婚原因ランキングのトップには、一度は「将来を誓いあった夫婦なのに」と思うほど悲しい離婚理由が並んでいます。しかし、いつの時代も離婚をする夫婦は後を絶ちません。

 

厚生労働省の調べによると、近年の日本では約3割(25万組)の夫婦が離婚をするという統計があり、離婚すること自体が必ずしも希少な経験ではない時代になっていると言えます。

 

今回は裁判所が提示している最新の離婚原因ランキングを紹介するとともに、離婚原因ランキングから「裁判で離婚が認められる理由」や「ちょっとでも慰謝料を増額させる方法」など、離婚を進める際に必ず役に立つ、実践的な手順をご紹介します。相手の浮気を理由とする慰謝料については「慰謝料相場と慰謝料額を引き上げる重要な証拠」にまとめておりますのでこちらもぜひ参考にしてください。

 

※離婚原因ランキング参照は、最高裁判所が開示している平成24年度司法統計のデータ(婚姻関係事件数)を参考にしています。

 

 

【目次】

離婚原因ランキング1位は性格の不一致|では2位は?
離婚原因ランキングから見る離婚に必要な5つの理由

離婚原因ランキングではわからない!離婚理由に全く検討がつかない時

離婚調停を進める上で知っておくと必ず役に立つ5つの記事

離婚問題を弁護士に依頼する時

必ず親権を取りたい時

離婚前に考えておくと良い賢い離婚の仕方

離婚したいのにできない場合の対処法

慰謝料をできるだけ上げるための5つのポイント

まとめ

 

 

離婚原因ランキング1位は性格の不一致|では2位は?

 

男性

女性

件数

1位

性格が合わない

性格が合わない

11,277

21,446

2位

異性関係

暴力を振るう

3,193

14,167

3位

精神的に虐待する

生活費を渡さない

2,797

12,460

4位

家族・親族と折り合いが悪い

精神的に虐待する

2,744

11,381

5位

性的不調和

異性関係

2,288

10,789

6位

浪費する

浪費する

2,239

6,535

7位

同居に応じない

家庭を捨てて省みない

1,825

5,165

8位

異常性格

性的不調和

1,776

4,045

9位

暴力を振るう

家族・親族と折り合いが悪い

1,507

3,950

10位

家庭を捨てて省みない

酒を飲み過ぎる

1,213

3,807

 

 

裁判所が提示する『婚姻関係事件数』という統計では、離婚の申し立てが夫(18,641件)、妻(49,138件)と合わせて67,779件あります。順番に見ていきましょう。
 

 

1位:性格の不一致

夫:21,446、妻:11,277件

 

妻・夫ともにダントツの理由です。「結婚する前にわかるのではないか?」と思われるかもしれませんが、そう思っているのは未婚の人だけです。結婚してみてからわかる性格もあるということです。そもそも生まれも育ちも違うので性格が違うのは当然といえば当然ですが。

 

同棲を経験せずに結婚をすると家庭内での素が表に出てきて、「付き合っている時はこうじゃなかったのに」「こんな一面があるなんて知らなかった」など、「性格の不一致」を離婚理由にしてしまう人が多い結果になりました。

 

2位:浮気などの異性関係(夫)/暴力を振るう(妻)

夫:3,193件、妻:14,167件

 

浮気や不倫などの性的関係が原因で別れるのはわかりやすいパターンと言えます。妻が別の異性に本気で心変わりをするのが原因で夫婦関係が破綻するという事例です。こちらは夫側からの主張がより上位となりました。「昼顔」ドラマでも取り上げられていたように女性の不倫は意外にそこらじゅうで起こっています。なぜ不倫してしまうのかについては「女性が不倫にはまる4つの理由」の記事にまとめていますので男性の方は一度読んでみてください。

 

妻が主張する離婚原因として2位にランクインした「暴力を振るう」、いわゆるDV(ドメスティック・バイオレンス)は、夫婦関係破たんの原因でもありますが、暴行、傷害などの犯罪行為でもあります。最悪の場合命の危険もあるわけですから離婚原因の上位にあがるのはある意味当然だと言えますね。

 

3位:精神的に虐待する(夫)/生活費を渡さない(妻)

夫:2,797件、妻:12,460件

 

夫の動機としてはトップ10に入っていない「生活費を渡さない」が妻の動機の3位となりました。一昔前は「嫁VS姑」など家族間の不調が多くの離婚原因ランキングの上位でしたが、近年その構図は崩れているようです。

 

共働きをする夫婦も近年は増加していますが、やはり夫が家計を支えている場合が多いという事が伺えます。夫側の離婚の理由に虐待が入ってくるのは、「肉食系」と言われる女性が増えたためか、男性の浮気問題が健在化している背景で妻の方が過敏になっている可能性もありますね。

 

4位:家族・親族と折り合いが悪い(夫)/精神的に虐待する(妻)

夫:2,744、妻:11,381

 

離婚原因ランキングの3位と比べると面白く、近年では夫と妻家族との抗争が激化しているのがわかります。どんな男性が増加しているのかという問題よりも、近年の動向を見ると、むしろ変わった要因は妻やその家族の方な気がします。

 

3位にある夫の動機もそうですが、「精神的に虐待する」は、ひどい暴言や常識の範囲を超える束縛などが当てはまります。直接的な暴力がなくとも、やられている方としてはDVと変わりません。あまりにひどい場合はDVと同様に支援機関などを利用してまず避難する必要があります。

 

5位:性的不調和(夫)/異性関係(妻)

夫:2,288、妻:10,789

 

浮気は男がするものと考えられてきましたが、平成15年度の統計でも2位は妻の浮気です。逆に男性の浮気が離婚の原因3位となっていた平成15年から、ここ10年で5位まで下がっています。件数でいえば男性が約3,000件の減少に対し、妻は約500件の減少にとどまっています。

 

「性的不調和」は、性交渉を妻から拒否されるという場合が一般的です。性生活というものは、円満な夫婦の関係を続けていくためにとても重要なことであると考えられていますが、夫婦として常識の範囲内での要求すらも拒否をされるというのは、離婚の理由になり得ることです。いわゆるセックスレスの問題ですが、セックスレスでお悩みの方のためにセックスレス解消方法についてもまとめていますので試してみるのもいいかもしれません。

 

6位:浪費する(夫・妻共通)

夫:2,239、妻:6,535

 

同順位でのランクインとなりました。ギャンブルに入れ込む、夜遊びや趣味に散財する、嗜好品や洋服などを必要以上に購入するなどが当てはまります。

 

どこからが浪費かという問題は、その家庭の経済状況にもよるところが大きくなりますが、明らかに生活を圧迫しているようであれば、ギャンブルや遊興でなくても浪費ということになります。

 

7位:同居に応じない(夫)/家庭を捨てて省みない(妻)

夫:1,825件、妻:5,165件

 

民法第753条には「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」と定められています。妻が一方的な理由で家出をして戻らないという状況は「同居に応じない」、つまり同居義務違反ということになります。

 

それでも一緒に居たくないという場合は、もう離婚するしかないでしょう。

 

妻の動機である「家庭を捨てて省みない」というのは、

・毎日酒を飲んで帰って来る

・子供の面倒を全くみない(非協力的)

・仕事をしないなど

健全な結婚生活を続けることが困難であると思われる状況が当てはまります。

 

8位:異常性格(夫)/性的不調和(妻)

夫:1,776、妻:4,045

 

極めて自己中心的で、気に入らないことがあるとわめいたり、突然怒りだす、時には暴力を振るうなどがあり、「人格障害」と呼ばれたりします。

 

妻の性的不調和には大きく3つのケースがあります。

1:夫から性交渉を求められる回数が多い

2:子供欲しさによる積極的な要求を夫に拒まれる

3:夫の特異な性的嗜好を強要

 

9位:暴力を振るう(夫)/家族・親族と折り合いが悪い(妻)

夫:1,507件、妻:3,950件

 

大きく差がついた「暴力を振るう」ですが、この離婚原因も10年前からお互いに順位は変動していません。結婚前はそんなことなかったのにというギャップが離婚の主なきっかけとなっています。

 

妻の主張する「親族との折り合い」は件数としては約2,000件の減少が見込めますが、生きてきた環境が違えば少なからず摩擦が生じるものであると思っておいた方が良いでしょう。

 

10位:家庭を捨てて省みない(夫)/酒を飲み過ぎる(妻)

夫:1,213件、妻:3,807件

 

共働きが増えた事で「家庭を守るのは妻の役目」という風習も昔ほどなくなりましたが、家事の一切を放棄する、子どもの世話を全くしないなど、お互い協力し合うという夫婦の基本原則に反するような状況は、「家庭を捨てて省みない」として離婚の理由となり得ます。

 

飲み過ぎはほどほどにしましょうという事になりますが、飲み過ぎが原因でDVに発展したり、精神的な虐待につながる可能性もあります。

 

離婚原因ランキングをご覧いただいて、様々な原因があることがわかりましたが、結局は夫婦の間でお互いを思いやる気持ちを失くし、信頼関係が破綻してしまった、ということに集約されるようです。

 

 

離婚原因ランキングから見る離婚に必要な5つの理由

 

様々な要素が離婚の原因となりましたが、お互いに納得して離婚するのであれば、そのまま離婚することができます。しかし、相手が話し合いでは離婚に合意してくれない場合,裁判手続で離婚することになります。この場合,次の理由に限り離婚できると決まっています。

 

※あくまで裁判による離婚の場合なので、裁判を通さず離婚する際はその限りではありません。

 

不貞行為(相手が浮気をしていた場合)

離婚原因の中でも上位に来ている「異性関係」ですが、不倫・浮気で肉体関係があった「不貞行為」が立証されると、裁判でも離婚が認められます。ただ、不貞行為を証明する証拠の有無や、不貞行為前の婚姻関係(破たんしていたなど)によっては認められないこともあります。また、浮気の証拠も必要になりますので相手の浮気が原因での離婚を考えている方は浮気調査を得意とする探偵を探さなければいけないことも頭の片隅に入れておいた方がいいと思います。

 

悪意の遺棄

夫(妻)が正当な理由もなく同居を拒む、家事に協力しない、同一程度の生活を保障しないといった場合には離婚できる可能性があります。

 

例)

・子供がいるのに家に帰らず遊びほうけていた

・家族に生活費を渡さず自分のためにしか使っていなかった

 

3年以上の生死不明

3年以上,配偶者が生きているのか死んでいるのか確認できない状態が現在まで続いていると,離婚できる可能性があります。

 

精神病にかかり回復の見込みがない

配偶者の精神障害の程度が、夫婦間の協力義務を果たせないと判断された場合、離婚できる可能性があります。

 

その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき

これまでは具体的な内容を示してきましたが、婚姻を継続し難い重大な事由とは、個別の事情によって判断する必要がある場合です。

 

・性格の不一致

価値観が違うので当たり前なので、夫婦関係が破綻した問題の深刻さが認められるかがポイント。

 

・暴行・虐待

身体的、精神的なDVが離婚理由になります。

 

・金銭トラブル

度を越した浪費ぐせやギャンブル、多額の借金など。

 

・親族問題

配偶者の親族との不仲、親の介護など。態度による。

 

・宗教上の理由

宗教活動の自由が認められているため、家族の犠牲や日常生活の支障がポイント

 

・性的問題

セックスレスや、常識の範囲を超えた性生活など。セックスレスは案外根が深い問題なので「セックスレスが招くリスクと解消方法」も参考にしてください。

 

・その他の問題

回復のみこみがない病気、犯罪など。

 

離婚原因ランキングに登場した理由はほとんどがこのケースにあてはまります。個別の事情によって離婚ができるかどうかが決まり、上記事情以外でも離婚が認められる場合がありますので、離婚を考えている方は、まず弁護士に相談することをお勧めします。

 

 

離婚原因ランキングではわからない!離婚理由に全く検討がつかない時

大抵の場合はお互いに離婚に至る原因がはっきりしていますが、稀にどうして離婚をしたいと言い出したのかわからないケースあります。

 

「どうして離婚したいのか、まったく私にはわからない」
「離婚したい理由に納得がいかない・・・」

「はっきりとした浮気の兆候はない」
 

こういった相談をされる方が少なからずいらっしゃいます。しかし、相手の離婚理由が「性格の不一致」でかたずけられて納得がいかない場合、段々と「離婚したい本当の理由ってもしかしたら浮気?」と、相手の浮気を疑うようにもなってきます。
 

では、いったいどうしたら良いのでしょうか。

浮気の兆候が感じられないといった場合や、もしかしたら浮気なのかもしれないと感じた場合は、まずは浮気調査会社や弁護士に今までの経緯をお話しいただくのが無難かと思います。

真実は、あなたが知らない夫(妻)の素行を調査することによってのみ知りえることができます。真実はいつも一つなのです。

 

 

離婚調停を進める上で知っておくと必ず役に立つ5つの記事

離婚原因ランキングで登場した数々の離婚理由。もしあなたがそこにあてはまり、離婚を検討している場合に役にたつ記事をご紹介します。

 

 

離婚問題を弁護士に依頼する時

・弁護士費用が気になる方

・離婚相談をする場合の手順

・離婚を得意とする弁護士の選び方

などを解説しています。

 

詳しくは、『離婚問題を弁護士に依頼した時の費用と良い弁護士の選び方』をご覧ください。

 

 

必ず親権を取りたい時

・親権とはどんな権利なのか

・親権者を決定するまでの流れ

・母親と父親、どちらが親権者ふさわしいのか?

・一度決まった親権を変更する方法

などを解説しています。

 

詳しくは、『離婚するとき必ず親権を取りたい人が知るべき6つのこと』をご覧ください。

 

 

離婚前に考えておくと良い賢い離婚の仕方

・賢い離婚の仕方

・離婚をする時に「有利な条件」とは?

・または「不利にならない」条件

・金銭面の解決手順ともめた時の対策

などを解説しています。

 

詳しくは、『賢い離婚の仕方|離婚前に考えておくべき5つのこと』をご覧ください。

 

 

離婚したいのにできない場合の対処法

・離婚したいのに離婚ができないケース

離婚ができない理由

・離婚できない時の対策

などを解説してきます。

 

詳しくは、『離婚したいけど離婚できない、4つのケースと対処法』をご覧ください。

 

 

慰謝料をできるだけ上げるための5つのポイント

・不倫について慰謝料請求の仕組み

・慰謝料の相場

・計算方法

・慰謝料の請求方法

・知っていると得するポイント

などについて解説していきます。

 

詳しくは下記の記事をご覧ください
浮気の慰謝料相場と慰謝料を引き上げる重要な証拠
不倫の慰謝料を上げるための5つのポイントと慰謝料の相場
浮気からの離婚|慰謝料に関して知っておきたい7つのこと
離婚の慰謝料|獲得と増額のための完全マニュアル

 

 

まとめ

性格の不一致というのは様々な理由を内包した言葉です。しかし、離婚原因ランキングから見ても、『性格』や『価値観』が合わない人との生活は成り立ちにくいことの証明でもあります。

 

少々合わなくても大丈夫だと思って結婚してみたら、ストレスしかない毎日が続き、夫婦として破綻してしまったケースも多くあります。結婚生活において大切なことは、お互いの『性格』や『価値観』を尊重しつつ、自分の意見と相手の意見を上手くすり合わせていく努力が必要になってきます。

 

この小さな努力を怠ってしまうと、離婚原因ランキングの1位となっていることからもわかるように、決定的な夫婦生活の破滅を招くことになってしまいます。

 

恋人だった頃の生活と同じく、「相手を思いやること」が夫婦円満の秘訣だということを今一度思い出していただいて、より良い夫婦関係を継続していただければ、ここまで読むのにあなたから頂戴した5分ほどのお時間が、有意義なものになると確信しています。

 

弁護士へのご相談で慰謝料などの増額が見込めます


離婚問題に関する専門知識もつ弁護士に相談することで、以下のような問題の解決が望めます。

・慰謝料を獲得したい
・できるだけ増額請求をしたい
・不倫・浮気の証拠を集めたい
・親権を獲得したい

など、離婚に関わる問題でお困りの事を、【離婚問題を得意とする弁護士】に相談することで、離婚に有利な結果となる可能性が高まります。

お一人で悩まず、まずはご相談ください。あなたの相談に、必ず役立つことをお約束します。

編集部

本記事は離婚弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※離婚弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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