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マリッジブルーの原因と症状|婚約破棄で後悔しない為の解消法

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
マリッジブルーの原因と症状|婚約破棄で後悔しない為の解消法
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マリッジブルーとは、結婚が決まり幸せを感じているはずのどんな男女にも訪れる可能性のある精神的な症状のことを言います。突然結婚後の生活に不安を覚えたり、憂鬱になったり、時には結婚破棄に至る可能性もあります。

 一体なぜこのような精神状態に陥ってしまうのか、その原因やマリッジブルーになる人の特徴を見ながら、有効な対策をご紹介していこうと思いますので、参考にして頂ければと思います。

マリッジブルーを経験した割合と時期

結婚という、人生の中ではなかなか大きな決断を前に、不安や迷い、時にはどうしようもない焦りで気持ちがいっぱいになってしまうのがマリッジブルーです。

マリッジブルーの経験者は?

ゼクシィが実施したアンケートによると、結婚を控えた花嫁の76%がマリッジブルーを経験しているという回答でした。
また、男性も48%が「経験あり」と答えていました。

参考:カップルのホンネ通信|ゼクシィ

マリッジブルーの原因

  • 彼が何も考えてなく、自分ひとりで準備をしているような感じでイライラして(34歳女性)

  • レストランウエディングのため、考えること、決めることが多かった。仕事の忙しさと納得いくアイデアが思いつけないジレンマがストレスに(31歳男性)

  • 彼との金銭感覚の違い。自分は比較的自由に使ってきたが、彼は基本的に超堅実で、当然ご両親も堅実。この先やっていけるのかブルーに…(30歳女性)

  • 一緒にいる時間が長くなったため、会話が弾まない時間も。今後楽しい生活を送れるのか不安に(32歳女性)

  • 新居に同居してから、ドキドキ感がなくなってしまい、不安に。絵に描いたようなラブラブ生活を夢見すぎたのかも(28歳女性)

  • 住み慣れた実家を離れ、友達もいない都市で自分ひとりという気持ちが強くなり、また家族とは違う苗字の、違う家庭の人間になるのだと考えると、とても悲しくなった(28歳女性)

  • 理想を追いかけるとキリがないが、相手がこの人で良いのかという自問自答をしてしまい、悩んでしまった(30歳女性)

  • なんとなく流されたまま事が進んでいき、自分の意思ではないような気が。昔好きだった人も気になった(28歳女性)

 

参考:カップルのホンネ通信|ゼクシィ

マリッジブルーになった時期

マリッジブルーを感じた時期
引用元:カップルのホンネ通信|ゼクシィ

マリッジブルーの多くは、結婚式準備がスタートしたころになる人が多いようです。結婚式の準備は経験した人ならお分かりかと思いますが、とにかく「やることが多くて忙しい」という実感が強いものです。
 
また、「プロポーズの感動が落ち着いたころ」や「親へのあいさつや親戚を紹介されたころ」など、結婚が決まった直後にマリッジブルーになることが多く、結婚式が近づくにつれて、不安も小さくなっていく傾向があります。

マリッジブルーの症状

マリッジブルーの症状
引用元:カップルのホンネ通信|ゼクシィ

マリッジブルーの症状はうつ病とよく似ています。結婚や結婚相手、相手の家族のことなど、今後のことで様々な不安や不満を感じるようになれば、マリッジブルーの可能性が高いです。

マリッジブルーを病に例えると
引用元:カップルのホンネ通信|ゼクシィ

多くの人はマリッジブルーを病に例えると「風邪や発熱」程度と感じていますが、重度の場合は、長期入院療養と感じている人もいるので注意が必要です。

彼の浮気が心配でマリッジブルーになってしまった方は結婚前調査がお勧めです。浮気調査、結婚前調査が得意な探偵をお探しの場合はこちらからどうぞ。

マリッジブルーになる5つの原因

マリッジブルーになる原因

実家から離れて暮らすこと

結婚して二人で暮らしていくとなれば、新しいことを何か始めようとする度に考えなければいけないことが多く増えてきます。

一人で全てを解決できる生活を続けていれば、考えもしなかったことでも、リズムを変えれば環境の変化がストレスになるものです。

住み慣れた実家を離れ、友達もいない場所で自分ひとりという気持ち、家族とは違う苗字になり、違う家庭の人間になると考えるだけでも、とても悲しい気分になることはよくあります。

理想への執着が強くなる

「本当にこの人と結婚してもいいのか?」を考えるとキリがありません。「もっといい出会いがあるのではないか?」「もっと理想を超える人がいるんじゃないのか?」など。

女性の場合は特に、生物学的に「子どもを産み育てる」立場のため、なるべく優秀な遺伝子を選ぼうと慎重になり、結婚前に不安を抱える傾向が強いと考えられます。

また、男性にとっても結婚のプロポーズは悩んだ末、覚悟を決めた結論です。それが余計に女性の気持ちを揺らがせているでしょう。

義実家や親戚との付き合い方の不安

結婚式の内容を考えている時に、彼の実家の両親と意見が違うことが原因となる場合もあります。また、結婚後の住まいは彼の親と同居する方向で話しが進みはじめた時などです。

ただでさえ不安なのに、同居する人がさらに増えると思うと胸が苦しくなっていったというものがあります。義両親との距離の取り方はセンチメンタルな問題ですが、初めから頑張りすぎないことがコツです。婚約者に協力してもらいながら、うまく乗り切っていきましょう。

結婚式の準備でのすれ違い

通常、結婚式にかける思いは女性の方が大きいものになります。一度しか経験しないことを前提に動いているため、ここで男性との意識の差が生まれてしまいます。

女性側のこうしたいああしたいという希望に、そっけない返事で返されてしまうと、神経過敏になっている結婚直前ではキツイものがあるでしょう。男性も、そのあたりの気持ちをうまく汲んであげる必要があるかもしれませんね。

自分が「損」するように感じてしまう

これは特にキャリアウーマンだった方に多い傾向ですが、結婚を理由に仕事を辞めなければならなくなった場合など、好きで就いた仕事であった時は苦痛に感じることもあります。

また男性側だけでなく、結婚すると自由が奪われると思うのは女性も一緒です。ただ、そこはあまり後ろ向きなことを考えるのではなく、楽しい生活を想像して一緒にマリッジブルーを乗り越えて頂ければと思います。

婚約破棄も仕方ない!?もう一度結婚を考え直した方が良いケース

一方で、結婚を考え直した方が良いというようなケースが2つあります。それが浮気と暴力(DV)の問題です。

マリッジブルーの最中に浮気をする

結婚が近づくと、急に他の女性(男性)に興味がでてくる場合があります。女性の場合は「本当にこの人で良いのか」男性の場合は「独身でなくなる悲しみ」から、別の異性に心が動く場合があるでしょう。

ここで飲みに行くだけであればまだ考える余地はありますが、不貞な行為までしてくるようなら、結婚後も何かの言い訳を見つけて浮気や不倫を繰り返す可能性が大いにあります。

もし浮気している可能性が高いなら、早急に浮気の証拠をつかんで慰謝料請求を考えた方がいいですし、もし少し不安、くらいなら完全に「シロ」であることを証明して信頼関係を取り戻すという意味でもプロの探偵による結婚前調査は大いに意義があると思います。

完璧な証拠を手に入れるためには?

完璧な証拠を手に入れるためには、専門家の力を借りた方がいいでしょう。浮気調査の専門家である、探偵に相談してみませんか?

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暴力的な一面がでてきた

不安やストレスが溜まってくると、それを暴力や暴言で発散しようとする方もいます。

過度なストレスを感じた結果、それが殴るや蹴るなどの暴力行為として表れる場合には、結婚は控えた方が良いかもしれません。間違いなくそれば本心ですし、今後同じことは必ず起こります。今の段階でわかったことを、逆に良かったと思いましょう。

【関連記事】婚約破棄の慰謝料相場はいくら?|高額になる要因や過去の判例を解説!

マリッジブルーを乗り越える7つの考え方

マリッジブルーは一過性のものであることが大半です。放置しておいても問題ないような、いわゆる「気の迷い」と呼べる類のものであることが多いでしょう。

しかし、一過性とは言っても今まさに直面している人には大きな問題ですので、マリッジブルーを乗り越えるための参考になれば幸いです。

1:婚約を解消しても良いという意識を持つ

結婚は義務ではありませんし、今しなくてはいけないものでもありません。もし思いが揺らぎ、今は結婚を考えられないという気持ちになってしまった場合は、無理に進めなくても良いでしょう。

「嫌いになったら別れればいいじゃないか」「結婚するところまで来れたんだから別の相手だって本気を出したら見つけられる」と考えただけで、気持ちがずっと楽になるはずです。

2:パートナーとちゃんと話し合う

様々な不安をかけているのはお互いさまです。これは一つのチャンスであり、同じような境遇であれば一緒に乗り越えられるはずです。余裕がない時ほど、相手をいたわり気遣いましょう。

難しいことは何もありません。「私はこんな不安を抱えている」と、パートナーに話すだけで、だいぶ精神的にも楽になります。

3:既婚者にアドバイスを求める

先人の言葉ほど参考になるものはありません。二人で考えてわからないことであれば、既婚者や結婚を控えた友人などにも話を聞いてみましょう。花嫁の約8割が経験するマジッジブルーです。きっとどんな風に乗り越えたのか、親切に教えてくれるはずです。

4:あまり深く考えないようにする

これは一時的なものだと割り切って考えましょう。マリッジブルーの期間は平均で1週間、長くても1ヶ月くらいで、それを過ぎれば何もなかったかのようになることも多くあります。もしパートナーとの喧嘩が頻繁にあるようなら、一旦実家に帰ってしまっても一向に構わないと思います。
 
頭を冷やす時間というものは誰にでも必要なことですので、あまり深刻に考えずに楽観的に構えておいた方が身も心も楽になると思いますよ。

5:2人の思い出を振り返る

パートナーとの思い出の写真などを見ながら、これまでの楽しかった思い出を振り返ってみましょう。
 
・付き合いはじめのころ
・ケンカした時の思い出
・旅行に行った時のくだらない話 など

 
これまでいろいろな場面があったと思います。そのどんな時も笑って乗り越えてきたはずです。その結果、結婚という一つのゴールを迎えられることになったのですから、この先も何があっても心配することはないと思いませんか?

6:結婚のメリットについて考えてみる

結婚する以上、あなたはパートナーと一緒にいたいと願ったはずです。

ここで別れる選択肢がどんな愚かなことかというより、結婚することで「良いことがこんなにあるんだ」という前向きなことを考えてみましょう。メリットというとなんだか契約じみていますが、これから2人でやりたいことを紙に書き出していくのも良いと思います。

7:やり残したことを全てやる

結婚式までは、まだ時間がありますか?もし猶予があれば思いっきり遊んでおくのも重要なことです。「旅行」「飲み会」「趣味」「家で何もしない」など、なんでもよいです。

これだけでマリッジブルーは大幅に改善します。好きな人でも煮詰まると関係は悪化してしまいますので、今後のためにもパーと派手にやりましょう。旦那になる方も、マリッジブルーを解消するためだと友人から言ってもらえれば多めにみてくれるはずです。

マリッジブルーの原因と対策まとめ

いかがでしたでしょうか?

結婚とは「相手を受け入れる行為」です。ダメなところもいいところも全て含めた、幸せな結婚生活を送って頂ければと思います。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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