離婚をするときに子供の親権や慰謝料、財産分与などで相手と揉めて、弁護士が必要となったときにかかる費用相場は、内容にもよりますが50~100万円ほどになります。
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離婚トラブルだけでなく、子供のいじめ、労働問題等でも利用することができます。
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不倫(浮気)の慰謝料を請求する場合、配偶者と不倫相手の間に肉体関係があることを証明できる証拠が重要です。
一緒に食事をしている写真やメールなどの内容だけでは、不倫を証明するには弱く、裁判で慰謝料を請求しても認められない、もしくは低額になってしまう可能性があります。
不倫相手や配偶者にしっかりと反省し責任を取ってもらうためにも、できるだけ高額な慰謝料を請求したい人は多いと思います。
この記事では、慰謝料請求の際に有利になる具体的な証拠とともに、証拠がない場合の対処法について紹介します。
有力な証拠として、以下のようなものが挙げられます。
配偶者や不倫相手に言い逃れさせないためには、『不貞行為があったとわかる証拠』が必要です。具体的には以下のようなものが挙げられます。
不貞行為の証拠として最も優れているのは「写真や動画」です。内容以外にも、写真の日付などによって期間や頻度などを証明できたり、他の証拠の根拠になったりもします。
ただし、写真や動画は、顔がはっきり写っており、本人と判断できることが前提です。遠くから撮影して画像が粗く、顔がほとんど見えないものなどは、有効な証拠と判断されない可能性があります。
配偶者や不倫相手が不貞の事実を認めるような発言や自白の音声データは有力な証拠です。
ただし、強引な誘導により言質を取り、自分に有利な部分のみを抜き出した場合、証明力は低いと考えられます。また、後から「無理矢理言わされた」と主張されてしまうリスクもあるでしょう。
そのため、録音するのであれば、冷静な話し合いを心がけ、やり取り全体を録音するようにしましょう。
メールの内容は、その内容が事実であるかが担保されていないため、不貞行為の直接的証拠にはなりませんが、間接証拠としてきわめて有益なものです。
LINEやメールの内容を「見た」だけでは証拠を主張できません。内容は撮影もしくは自分に転送、プリントアウトするなどして保存する必要があります。
不貞行為の存在をうかがわせるメール(性的関係があったことが示唆されている内容など)が複数やり取りされ、該当日に不自然な行動をしていることを併せて立証できれば、不貞行為の強力な間接証拠になるでしょう。
他の証拠とあいまって、不貞行為の立証に成功するケースは後を絶ちません。しっかり残しておきましょう。
スマホの中身を勝手に見て証拠を確保したことに対し「プライバシーの侵害」と逆上してくる人もいるでしょう。
夫婦であっても配偶者が寝ている間にLINEなどを覗き見する行為は『プライバシーの侵害』に該当する可能性があります(現在の刑法では、配偶者の携帯電話を盗み見る行為に関して規定する項目はありません)。
プライバシーを侵害している可能性があったとしても、あまりにもひどい形(①反社会的手段に出た②人格権侵害が著しい)で証拠を取得しておらず、かつ民事事件であれば、相手の同意の有無に関係なく、証拠能力は否定されないとされています。
ただし、このような証拠の取得は、こちらの落ち度として、慰謝料の減額要因になる可能性があるため、証拠を使う際はよく弁護士と相談することをおすすめします。
不倫や浮気を証明するためには、『不貞行為の有無』が重視されるので、肉体関係があることを証明できないと、慰謝料請求を認められない可能性が高いでしょう。以下のようなものだけだと、証拠としては弱いと言わざるを得ません。
キスやハグは不倫を証明できる証拠に思えますが、特にハグは「挨拶」とも判断できてしまうため、不貞行為があったという証明に直結しません。
しかし、恋人のようなメール内容などの証拠とあわせて主張することによって、不倫の証拠としての価値が生じます。
証拠が多いことで、不倫の頻度の多さや期間などを証明できれば、慰謝料を増額できる可能性もあります。慰謝料金額が確定するまでは、細かい証拠も保存しておきましょう。
話し合いで慰謝料を請求する際に、必ずしも明確な証拠は必要ありません。証拠がなかったとしても、不倫相手や配偶者が不貞行為の事実を認めれば、慰謝料を獲得できる可能性は十分にあるでしょう。
しかし、ほとんどの人は不倫を認めないため、不倫を認めさせ話し合いに応じてもらうためにも証拠は重要です。
また、裁判に発展した場合、証拠は必須になるため、万が一を考え証拠を獲得した上で慰謝料請求に踏み切りましょう。
不倫の慰謝料の相場は100~300万円といわれています。ここでは、証拠と慰謝料の金額の関係や、金額を左右する要因についてご紹介します。
証拠はあくで事実を認定する手段であり、慰謝料額を決定するものではありません。したがって、有力な証拠があるからといって慰謝料額が増額するとはいえないのです。
もっとも、証拠により不貞行為の悪質性を基礎づける事実がより多く認定されれば、慰謝料増額につながるでしょう。そのため証拠はできるだけ多い方が、高額になる可能性が高いのです。
裁判で慰謝料金額を決める際、以下のような要因を考慮して算定されます。
上記の要因により、悪質性や精神的苦痛が大きかったことが認められた場合、慰謝料は高額になります。悪質性とは、証拠があるのに言い訳をして認めなかったり、「もうしない」と約束しておきながらも、再度不倫をしたりしていることなどが該当します。
また、不倫以外の不法行為(DVや同居の拒否など)があった場合、慰謝料請求が高額になる可能性が高いでしょう。
証拠を確保する方法は基本的に2つ。ご自身で探すか探偵に依頼するかです。
慰謝料請求する際は弁護士に相談することをおすすめしますが、証拠探しを依頼することはできません(確保した方がよい証拠についてのアドバイスを求めることは可能です)。
ここでは、証拠を探す具体定な方法や、注意点をご紹介します。
ご自身で探す場合、決定的な写真や動画(ラブホテルに滞在する写真や動画)を確保することは、時間や費用がかかってしまい、現実的ではありません。そのため、ご自身で探す場合は、以下のようなものがないか探しましょう。
メールのやり取りを探るのであれば、LINEやSNSはもちろん、フリーメール(Gmail・Yahoo!メールなど)も確認することをおすすめします。実際にフリーメールで不倫相手とやり取りをしている人も少なくないようです。
浮気の影ないって思い込みなんだなって思ったよ。わざわざフリーメールで連絡取られてたら気づかないよ。LINEだけ見て安心しちゃダメ。男なんてクズばかりです。
— メリーさん (@merry33_) 2017年11月22日
ラブホテルでの使用履歴が発覚した場合、浮気を証明できます。クレジットカードを何に使用しているのか、明細をしっかり確認しましょう。
また、食事やホテルなどのレシートが入っている可能性もありますので、財布の中身も確認しておくことをおすすめします。
LINE・SNS・メール・画像や動画のフォルダはしっかり確認しましょう。重要な浮気の証拠があるかもしれません。
また、メールのなかでもフリーメール(Gmail・Yahoo!メールなど)は要注意です。アドレスを複数持てることや、出会い系に登録しやすいことなどから、浮気用に使っている人もいるそうです。
ただし、メールなどの内容や写真を相手の承諾なしに勝手にご自身のスマホに送信する行為は、夫婦間であってもプライバシー権の侵害になるでしょう。
また、無理矢理ロックを解除することは不正アクセス禁止法の処罰対象となる可能性があります。
GPSを利用して夫(妻)がどこにいるのか確認する方法があります。お互いの位置を確認できるアプリなども開発されているのでおすすめです。
また、ドライブレコーダーを車に設置しておくことで、浮気の証拠を確保できる可能性があります。
ドライブレコーダーって交通事故の証拠になって便利だけど、浮気もバレるから気をつけてね。
— あわわ (@bubblinkace) 2018年4月2日
俺もこの間晩御飯食べた後に仕事と言って車で出たのに、映像履歴から職場じゃなくてバッティングセンターとマックにしか行かなかったのバレたからね。
旦那に浮気されています。
— サレ妻(リアル) (@nG7tUFYQEjsGLje) 2018年3月3日
ドライブレコーダーにて発覚しました、
これからどうすればいいでしょう、、、
再来週旅行へ行く計画があるようです。どうしたらいいでしょうか。
無断で相手の荷物などにGPSをつける行為は、浮気調査のためでも、プライバシーの権の侵害にあたります。このような行為は、不法行為に該当し、相手から慰謝料請求される原因になりえるのです。
相手の浮気が事実であった場合、慰謝料を請求されることはないでしょう。ただし、こちらに落ち度があるとして、慰謝料を減額される可能性があるかもしれません。
探偵に依頼するメリットは、個人では特定できなかった不倫相手の住所などを割り出せることです。
また、自分で張り込みをしなくてもタイミングが合えば、ホテルに出入りする写真や動画を高画質で確保できる可能性があります。
この他にも、配偶者が不倫相手とホテルに入るなどのショッキングな現場を直接見ることを回避でき、精神的な面で自分を守ることができるでしょう。
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不倫や浮気の証拠を確保した後は、基本的に以下のような流れで慰謝料を請求します。
離婚問題に注力する弁護士へ相談
不倫や浮気の証拠をつかんだ後は、自分で交渉に行く前に、まず離婚問題に注力する弁護士へ自分の状況だとどのくらいの慰謝料を獲得できるのか、だれに請求するのがよいかを相談しましょう。
自分で交渉してしまうと、話し合いで譲歩してしまい低額でまとまってしまったり、話がまとまらなくなってしまったりして、時間がかかるうえに納得できない結果で終わる可能性があります。
また、今後の流れについて話してくれるため、今後どう進んでいくのかわからないという不安を解消できます。
示談交渉の前に、弁護士と何度か打ち合わせを行います。
希望する慰謝料やどこまで減額できるか、他に配偶者や不倫相手に希望する条件(二度と会わないなど)、決定事項を破った場合の罰則などです。
すべて通るとは限りませんが、示談成立後は基本的に内容を変えることができないので、細かい希望がある場合、すべて弁護士に伝えておきましょう。
弁護士も最大限対応してくれますし、難しいものに関しては難しいとはっきり伝えてくれます。
弁護士との打ち合わせが終わったら、話し合いの申し込みを行います。弁護士に依頼すれば、連絡に関しても一任できるため、気を遣うなどのストレスもありません。
打ち合わせ時に、希望日や日時についても決めておきましょう。
当日はすべて弁護士が代理で交渉してくれるため、特に何もいうことはありません。
決まったことを最終確認し、示談書を作成してもらいましょう。印鑑などが必要になると思いますので、あらかじめ持ち物などの確認しておきましょう。
協議離婚や離婚調停の場合、相手が慰謝料請求に応じれば、有力な証拠がなくても支払ってもらうことができます。ただし、証拠がない場合、相手がしらをきる可能性は高いでしょう。
話し合う際にも、相手が不倫の事実を認めざるをえない証拠を用意しておくことをおすすめします。
証拠がそろったら、慰謝料請求する前に弁護士へ相談しましょう。相談することで、請求の進め方や、もめた場合の対処法などを知ることができるので、有利に話を進めやすいでしょう。
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