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ワンオペ育児は離婚につながる!離婚したい時にすべき3つのこと

ワンオペ育児は離婚につながる!離婚したい時にすべき3つのこと
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ワンオペ育児とは、育児や家事をすべて妻が行い、夫からの協力をまったく得られないことを指します。

ワンオペ育児は『当たり前』『甘え』などの厳しい意見もありますが、そもそも子育ては夫婦でするものであって、一方がすべてを負担するものではありません。

共働きの場合、ワンオペ育児だと夫といる意味を見出せない人もいるでしょう。

この記事では、ワンオペ育児をしている人が離婚したいと思う理由や、離婚の際に慰謝料請求はできるのか、離婚するメリット・デメリットを紹介します。

旦那との離婚を決意している方へ

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この記事に記載の情報は2024年01月04日時点のものです

ワンオペ育児をしている妻が離婚したいと思う5つの理由

ワンオペ育児をしている妻が「もう離婚したい!」と感じるのは、ただ育児が忙しいからだけではありません。ここでは、「離婚したい!」と感じる理由をTwitterや掲示板の投稿を引用しながら紹介します。

1:家事や育児に非協力的な夫とのケンカが絶えなくなるから

家事や育児に対し、非協力的な夫は疲れている妻からみるとストレスの対象になります。自分も育児で疲れているのに夫は知らんぷり。

そんな夫の態度をみてしまうと普段は許せていたささいなことでも、憎らしく感じケンカに発展していきます。

一度不満を言ってしまうと、止めることができなくなり言わなくてもいいような、夫の性格や結婚したこと自体についても言及してしまう場合もあります。

そうなると、ケンカに熱が入り夫婦間の溝が深まってしまうでしょう。日々のケンカに嫌気がさしてしまえば離婚の原因にもなります。

2:自分の収入で生活できるのに夫と一緒に生活する意味が分からなくなったから

働きながらワンオペ育児をしている妻もいます。自分1人の収入で子供を養っていけるだけの経済力があれば、家事も育児も手伝ってくれない夫と一緒にいる意味が分からなくなり離婚を希望する人もいるでしょう。

経済力のある妻は、離婚後の生活に不安がありませんので、少しでも離婚が魅力的と感じてしまったらいつ離婚を決意してもおかしくないですよね。

3:誰にも頼れず息が詰まる・孤独感が限界だから

誰よりも頼りになるはずの夫を頼りにできず、相談もできない状況は妻に孤独を感じさせます。また、本来なら安らげるはずの家庭で、家事や育児に追われ安らげない生活は息が詰まってしまいますよね。

気軽に相談できる人が周囲にいたり、遠慮せずに育児や家事を手伝ってくれたりするような人がいればよいのですが、難しいのが現実です。

本来なら頼るべき夫に頼れない状況はストレスがたまりますし、結婚している意味が分からなくなってしまいます。

4:寝不足などで肉体的にもたないから

子供が幼いと夜泣きなどで妻が十分な睡眠時間を確保できないことも多く、深刻な睡眠不足になってしまうことも少なくありません。寝不足はイライラや情緒不安定を引き起こし、ささいなことでケンカになってしまう原因になります。

また、長時間抱っこやおんぶをすることで、腕が腱鞘炎になってしまったり、腰痛になってしまったりすることもあります。

心身ぼろぼろな状態にも気づいてくれないのに、夫が家事を要求してきたあかつきには「自分のことは自分でして!」とストレスが爆発してしまうでしょう。

5:育児に非協力的な夫への愛情がなくなったから

育児に非協力的で、妻に対して感謝も気づかいもない夫に、愛情を持ち続けるのは難しいでしょう。

子供が小さいからと我慢しても、将来的に離婚を選択してしまう可能性は低くないでしょう。

ワンオペ育児が辛いことを理由に離婚はできる?

『ワンオペ育児が辛い』ということを理由に離婚することはできるのでしょうか。ここでは、離婚の可否や慰謝料について紹介します。

協議離婚・離婚調停では合意によってできる

協議離婚の場合は、お互いの合意によって離婚が成立しますので、どのような理由でもお互いが納得すれば離婚することが可能です。離婚調停は話し合いで解決できない場合に家庭裁判所に申し立てることで離婚手続きを進めるもので、ここでも離婚理由は重要視されません。

親権・養育費・面会交流・財産分与などについてもすべて話し合いによって決まります。双方が話し合いの内容に合意しないと決まりませんので、場合によっては長い期間話し合うことになるでしょう。

話し合いをできるだけ早く有利に進めるために、早めに弁護士に相談することをおすすめします。

離婚裁判の場合認められない可能性もある

協議離婚で話し合いがまとまらず調停を行ったが、それでもまとまらなかった場合、裁判で離婚の可否を決めます。

その場合、離婚理由が法定事由に該当しているかどうかが重要になります。法定事由とは以下の通りです。

一 配偶者に不貞な行為があったとき。

二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。

三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。

四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。

五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。(引用:民法第770条)

1~5に該当しない場合、ワンオペ育児により結婚を継続しがたい状況であることを証明しなくてはいけません。どのように証明するかは個別の状況によりますので、裁判の手続きはどうすべきか一度弁護士に相談してみることをおすすめします。

もし裁判で離婚を認められなかった場合は離婚を認められるための証拠をそろえ、再び調停を申し立てなくてはいけません。

ただし、離婚請求を棄却する判決が確定した場合、既判力が生じ(裁判の中で認定された事実や裁判所の判断については、後に証拠が出てきたとしても以後の裁判で争えない)、再度訴訟を起こす場合には、新たな事情を主張・立証する必要があります。

離婚時に慰謝料は請求できる?

ワンオペ育児を理由に慰謝料を請求することは基本的にできません。しかし、離婚原因に該当するかどうかという点と同様に、夫が一切育児に協力しないことが原因で妻が離婚を余儀なくされたとなれば、不法行為に該当するとして慰謝料を請求できる可能性はあります。

もし慰謝料請求するには証拠が必要になります。自分で収集することが難しい場合(不倫現場の撮影など)、専門家である『探偵』に依頼することをおすすめします。

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離婚するメリット・デメリット

離婚にはメリット・デメリットが存在します。ここでは、まったく家事や育児を手伝ってくれない夫と離婚するメリットやデメリットについて紹介します。

メリット
  • 夫に対してストレスがなくなる
  • 家事の負担が減る
  • 夫に合わせず家事や育児ができる
デメリット
  • 金銭的に余裕がなくなる
  • 完全に夫に頼れなくなる
  • 周囲の目が気になる

離婚するメリット

夫に対してストレスがなくなる

夫がそばにいたことで「なんで自分だけ…。」「どうして何も手伝ってくれないの?」などと不満を我慢していたのが、夫と離婚することでそのような不満やストレスを抱かなくなります。

家事の負担が減る

食事の用意や洗濯・アイロンがけなど、夫の分の家事をする必要がなくなります。そのため、育児や自分に時間をかけることができますので、今までできなかったことができるようになるでしょう。

また、「自分のことは自分でやって!」という気持ちを抱くこともありませんので、ストレスも少なくなるでしょう。

夫に合わせず家事や育児ができる

夫がいるとどうしても、夫の帰宅時間や起床時間に合わせないといけなくなり、いくらワンオペ育児といっても自分のペースで育児や家事をすることができません。

完全に自分のペースで家事や育児をすることができますので夫に気をつかったり、途中で中断させられたりすることがありません。

離婚するデメリット

金銭的に余裕がなくなる

自立して子供を養えるだけの経済力があればよいのですが、そのような経済力がないと金銭的に余裕がなくなり、それが大きなストレスや不安になってしまうことがあります。

また、今まで専業主婦だった場合、ワンオペ育児に加え仕事をする必要がありますので、余計に精神的な余裕がなくなってしまう可能性があるでしょう。

完全に夫に頼れなくなる

「元々夫には頼ってなかった!」という人も多いでしょう。しかし、離婚することで少しの間でも見ててもらうことができなくなります。また、子供を褒めることも叱ることも全部自分でしなくてはいけないのです。

子供にとっても父親がいないことで母親に叱られたときや、母親の機嫌が悪いときの逃げ場がなくなってしまい、家を窮屈と感じてしまう可能性があります。

周囲の目が気になる

今は離婚が珍しいことではありません。シングルマザーだからといって白い目で見られることも少なくなりましたが、それでもゼロではありません。

また、ワンオペ育児に対し批判的な意見を持っている人もいますので、シングルマザーに対して偏見はなくても、ワンオペ育児が辛いという理由で離婚したことに対し偏見を持たれる可能性があります。

周囲の目が気になってしまう性格の人は、離婚を選んだことで大きなストレスになってしまうでしょう。

離婚をする前にしてほしい3つのこと

離婚をすることで必ず幸せになるわけではありません。好きで結婚した相手ですので、離婚せずワンオペ育児を解消できることがベストですよね。

ここでは、離婚をする前にしてほしい3つのことを紹介します。

夫婦で育児について話し合う

育児や家事で手がまわらないことについて夫としっかり話し合うことが大切です。また、話し合いの際は具体的に何をしてほしいのか、どのような生活を望んでいるのかまとめておきましょう。

ただし、ケンカ腰で「あなたは何もしてくれない!」などと相手を否定することはやめましょう。相手もつられてケンカ腰になってしまい夫婦間に溝ができるだけになってしまいます。

「あなたも疲れていると思うけど…。」と相手をいたわりつつ話し合いをすすめていきましょう。

もし、夫が「家事や育児は妻がするべき!」という考え方を改める気がない場合は、一度別居をして夫がすべて家事をせざるを得ない状況にしてみるのもひとつの方法です。

夫と子供の時間を毎日作る

子供が小さい場合、夫はまだ『父親の自覚』を持てないことも少なくありません。育児に参加しないからと子供を夫から遠ざけることで、ますます父親の自覚が持てなくなってしまいます。

なので、毎日少しずつ子供との時間を作ってあげましょう。ただし、今まで育児をまったくしてこなかった夫にいきなり強要しても面倒がるでしょうから、例えば「子供を10分見てて。」など、小さいことからお願いしてみることをおすすめします。

家事や育児の負担を減らすためにサービスや機械は積極的に使う

最近では家事や育児の代行サービスを行っています。そのほかにも、食洗器や自動掃除機・乾燥機などの家電製品を利用すれば、家事にかかる負担を軽減することが可能です。

また、育児でも毎日ではないにしろ子供を預かってくれたり、育児を代行したりするサービスがあります。自分がいるのに子供を預けることに気まずさがあるかもしれませんが、1日や半日であれば息抜きとしてよいのではないでしょうか。

まとめ|ワンオペ育児が辛いと感じた場合は早めの相談を

育児はただでさえストレスや疲労を感じてしまうものです。それなのにワンオペ育児となったら、さらにつらいと感じてしまうでしょう。

ワンオペ育児がつらすぎて子供を虐待してしまう最悪の可能性もあります。(参考:朝日新聞)ワンオペ育児を周囲の人に話せない・相談できないと思った場合はこちら『ワンオペ育児について相談できる相談先一覧』を参考にしてみてください。

また、離婚を決意した場合はまず、離婚方法など弁護士に相談することをおすすめします。もし、夫へのイライラが子供に対しても感じてしまう人は、一度すべてを手放して夫婦・家族関係について相談できるカウンセラーに話してみることをおすすめします。

旦那との離婚を決意している方へ

旦那との離婚を決意している方は、弁護士へ相談することをおすすめします。

弁護士に相談するメリットは、下記のとおりです。

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また依頼をすれば、相手との交渉から離婚の手続きまで、すべてを任せることが可能です。

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編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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