
離婚をするときに子供の親権や慰謝料、財産分与などで相手と揉めて、弁護士が必要となったときにかかる費用相場は、内容にもよりますが50~100万円ほどになります。
弁護士費用が払えなくて泣き寝入りすることも…。
- 相手に親権を渡したくない
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弁護士保険は、法律トラブルで弁護士に依頼したときの費用が補償されます。
離婚トラブルだけでなく、子供のいじめ、労働問題等でも利用することができます。
KL2020・OD・037
夫婦喧嘩から離婚に発展する原因は何があるのでしょうか?夫婦喧嘩によく見られる傾向としては、妻は「なぜ夫は黙り込むのか」と思っていますし、夫は「なぜ冷静になれないのか」と考えています。
こういった些細な行き違が夫婦喧嘩を悪化させ、離婚に至りやすい状況を作り出してしまうのですが、今回は夫婦喧嘩中の夫婦の心理状態を見ながら、離婚を回避する方法、あるいは離婚を進める際の手順などを説明していきます。
20代から60代の既婚男女660人に、夫婦喧嘩の頻度に関するアンケート調査を行った結果、以下のような回答が得られました、(参考:「夫婦喧嘩の頻度はどれくらい?」結婚相談所ノッツェ)
毎日: 2.3 %
週1~2回 : 16.2%
月1~2回 : 27.0%
年1~2回 : 25.3%
数年に1度 : 19.2%
喧嘩しない : 10.0%
無回答:10.0%
月に1~2回が最も多く、次いで年に1回~2回が続いています。以外かどうかは意見の分かれるところですが、この結果からわかることは、半数以上の夫婦はほとんど喧嘩をしないということです。
毎日夫婦喧嘩をしているという家庭も若干いますが、頻度が多くないからこそ、稀に起きる夫婦喧嘩に嫌気がさすという裏夏至なのかもしれませんね。こういった事を踏まえて、夫婦喧嘩中の夫婦がどんな心理状態なのかを見ていきましょう。
男性は普段からかなり理性的な生き物です。夫婦喧嘩の場面でも女性が泣いているのに対して、男性は心象こそ暗くても涙が出る方は少ないでしょう。もちろん、感情を表に出すかどうかというのは人それぞれです。
感情的に「だからあなたは・・・」「いつもそうやって・・・」などと言われたところで、何が「だから」なのか、どこが「いつも」なのか理解できず、脈絡のない妻の話に理解を示す事は皆無です。
男性は理性的な分、相手にちゃんと怒る理由がある事は理解していますが、感情的にギャーギャー騒がれても原因が理解できず、不機嫌さがただただ増していきます。
仕事や社会でも感情的に反応してくる男性は煙たがる傾向にありますので余計ですが、感情のコントロールが出来ていない人(ここでは妻)を嫌う傾向にあります。「言いたい事は簡潔に分かりやすく」これは男性の中では最低限のマナーとして捉えています。
夫婦喧嘩に発展した内容が例えば家事の内容だった場合、妻の怒りがヒートアップしてくると突然違う話題に飛ぶ事は良くあります。女性の特徴ですので仕方ないのですが、分かっていても怒りがある状態では「それはいま関係ないだろ」と感じてしまいます。
下手に反論しても「とりあえず聞け」という対応をされることも多いため、途中から聞いている振りをしてしまう男性も多く、大抵の場合は話し合いを諦めます。
総評とも言えますが、理論的な男性は妻と口論をしたいわけでも、ディベート(論争)をしたいわけでもありません。ただ、騒ぐ事をやめて欲しいだけなのです。
妻が冷静になって「問題点を指摘」してくれて、「ここが嫌だからこう変えて欲しい」、そう伝えてあげれば驚くほど夫婦喧嘩は早く解決します。多くの男性は話し合いさえすれば自分にも非がある事を認め、改善しようと努力するものです。
もし夫婦喧嘩が頻繁に起こっている場合、男性はそもそも妻を相手にしていない可能性もあります。もともと小言を嫌うのが男性なので、何かを言われたところで適当に流すのが一番だとわかっていれば、そのまま生返事でやり過ごそうとします。
参考:妻の言動が理解できないという男性は大勢いらっしゃいますので、是非「脳科学から見る夫婦のすれ違い」をお読みいただき理不尽な妻に対して取るべき対応を模索してみてください。
夫から「いったん冷静になって落ち着いて話そう」と言われたとこところで、感情を押さえて冷静に話せた事はあったでしょうか?
ありません。女性は基本的に男性の「落ち着こう」が理解できません。そんな日本語は存在すらしないのです。夫婦喧嘩における女性の心理は、自分の気持ちを吐き出すことに重きを置いています。自分の思いを相手に話し、気持をわかってほしいのです。
ヒートアップしてくると、いままで溜め込んでいた事もつい口を出てしまいます。本人もこの時に一緒に言ってしまおうという気持ちですが、男性にしてみれば違う話です。
女性にとっては同じ基準での話なので、この際だから全部言ってしまおうという気持ちになる方も多いです。
もし男性から反論があった場合、自分が相手の悪いところを指摘してあげているのに、どうして自分に非難が飛んでくるのか理解に苦しみます。靴下の脱ぎ捨ても、トイレのスリッパを揃えないのも、自分がやっていなかったことは棚上げです。
参考:女性には理解不能な男性の言動ですが、夫を思いのままに操る方法についても知っておくと便利でしょう。→「夫をイライラさせない会話術」
心理状態がわかったら、次は離婚問題にまで発展してしまう原因が何かをみていきましょう。
結婚するのはこの人で良いのだろうか、そういった不安と夫婦喧嘩中の「結婚したくなかった」は次元の違う話です。もし夫婦喧嘩が収まったとしても、「結婚したくなかった」などと言われた側の人は心底傷つき、離婚問題に発展する可能性の非常に高い言動です。
素直に謝れない。感情が抑えられない。論理が破綻している。また、相手の人格を否定するような言葉を言ってしまいがちなら、離婚になりやすい原因です。夫婦でも言って良いことと悪いことがあります。過ぎた言動は「ただのヒステリー」と思われて相手にされなくなる場合もあります。
夫の稼ぎに対する文句は要注意です。男性のプライドに関わる問題に触れるのは夫婦喧嘩では触れてはいけない部分です。夫婦喧嘩というのは議論であって、相手を辱めるのは止めましょう。
もし夫(妻)のの両親と住んでいたりした場合、相手の両親に対する悪口から夫婦喧嘩に発展する可能性もあります。これも、離婚に直結する夫婦喧嘩に発展し易い危険な行動です。
流してしまうのもこれはこれで要注意です。唐突にくる「あなたはどう思ってるの?」という返しもきます。「聞いてなかったの?」から「だいたいいつも」「このまえも」という負の連鎖の始まりです。
育児と夫婦喧嘩はただのきっかけに過ぎないと言われています。もし相手に満足していたら夫婦喧嘩は起きません。喧嘩になるのは相手に対する不満や自分の中にあるものです。結婚当初は妻の夫もお互いに合わせます。
しかしそのせいで不満が少しずつ溜まっていき、たまたま育児が始まったタイミングで一気に不満が爆発してしまうだけなのだそうです。また、夫の浮気について悩まれている場合は、「夫の浮気は本気?それとも遊び?離婚へつながる本気の浮気」についてお読みいただき、対処策を考えておくと安心です。
次に、夫婦喧嘩を回避して仲直りするための手段を幾つかご紹介します。
夫婦喧嘩をさっさと終わらせたいなら、男性は反論があっても我慢しましょう。口喧嘩で妻に勝つ事ほど無益なものはありません。夫婦喧嘩は日常会話でも脱線をくりかえすものです。反論した所で、別の話題が持ち上がるだけです。
女性の場合は夫に対して「でも」や「だって」「またそうやって・・・」といったと言葉を使うのは避けましょう。男性も論破しようとしたり、揚げ足をとってしまえば夫婦喧嘩は収束しません。
夫婦喧嘩で譲れないものが多くなるのは妻の方です。大抵家事などを多くこなすのは女性の方で、それにまつわる話題から夫婦喧嘩に発展することは多くなります。それに、夫婦喧嘩は勝ち負けではありません、先に折れたからといって立場が弱くなってしまうようなら、離婚した方が懸命です。
感情的に見える場合でも、望んでいるのは解決であることには変わりありません。女性は自分の中にあるものをすべて吐き出したい、もしくは伝えたいと思っています。
欲をいえば相手が納得することがベストだと考えていますが、納得のできない要求があっても、ここで話を聞いていなかった場合は最悪です。たまったものをすべて吐き出しさえすれば、徐々に話を聞いてくれるようになり、男性側の要求も通りやすくなっていきます。しっかりと意見を聞いているということを分かってもらいましょう。
男性も女性も、相手の言い分をすべて頭ごなしに否定していては生産的な話はできません。何を言ってもわかってくれないと思われたら即離婚の危機です。思う所があったとしても、相手を慮る気持ちを忘れないようにしましょう。
もし相手の離婚の意思が固い、もしくは離婚したい場合、離婚に向けた準備を進めるしかありませんが、感情に任せてすぐに離婚届を書くような行動は慎みましょう。
離婚を進めるには「それなりの手順」があります。詳しくは「離婚の手順をスムーズに行うために知っておくべき6つのコト」をご覧ください。慰謝料、財産分与、子供の親権や養育費などなど、あげればそれなりに多くの準備が必要です。
具体的になにをすれば良いのか、詳しい内容を「離婚時の慰謝料と養育費の請求完全ガイド|増額の条件とは」にまとめましたので、ご参照いただければと思います。それでもやっぱり離婚したくないという方は「離婚したくない時に避ける3つの行動と関係改善の行動9選」を参考に、どうすれば関係が回復するのかご検討いただければと思います。
夫婦喧嘩に関する内容をご紹介してきましたが、今回の内容を参考に、夫婦関係が改善に方向に進むことができれば幸いです。
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