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セックスレスで別居を考えている人必見!後悔しないための全知識

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
セックスレスで別居を考えている人必見!後悔しないための全知識
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セックスレスが原因で別居したい・離婚したいという妻は少なくありません。

特に、子供もなし、セックスレスだと「子供が欲しい」と思う妻にとっては離婚すら視野に入れるような重大な問題になるのです。

また、子供がいる妻でも、セックスレス=自分に愛情がもうないと誤解し、不倫に発展したり、別居や離婚を考えてしまいます。

しかし、一時の感情で別居をしてしまうと夫婦関係を修復しようとしてもできなかったり、離婚時に不利な状況になってしまう場合があります。

ここでは、セックスレスが原因で別居を考えた際のメリット・デメリットや知っておくべきことを紹介します。

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この記事に記載の情報は2023年12月18日時点のものです

別居するメリット・デメリット

別居をした際のメリット・デメリットは何なのでしょうか。

メリット
  • 精神的に楽になる
  • 金銭的な余裕ができ今後のことをゆっくり考えられる
デメリット
  • 1人が寂しくなる
  • 相手が浮気する可能性がある
  • 離婚に近づく

別居するメリット

精神的に楽になる

別居するメリットはやはり精神的に楽になるということです。相手と一緒にいるとつい「どうして誘ってくれないのか」「どうして拒むのか」といったことで頭が埋め尽くされてしまうと思います。

しかし、別居をすることでそのようなストレスや悩みから一時的にも解放されるのです。

金銭的な余裕ができ今後のことをゆっくり考えられる

相手の方が高収入の場合、生活費をもらうことができます。そのため、精神的に焦ることもなくなりますし、ストレスも軽減された状態になるのです。

そのように精神的な余裕を持つことで、今後のことについてゆっくり考えることができます。

別居するデメリット

1人が寂しくなる

今まで2人で生活していたのに、いきなり別居し1人暮らしをすると孤独感が大きいのではないでしょうか。

セックスレスなだけで、相手のことを嫌っていない場合に別居してしまうと1人の生活に寂しさを感じ、別居を後悔します。

また、会わないせいで逆に相手のことで頭がいっぱいになったり、心配になったりすることもあるのです。

相手が浮気する可能性がある

もともとセックスレスで性的欲求が満たされておらず、その上不倫してもバレないという状況は浮気にもってこいのシチュエーションです。また、1人の寂しさから浮気に逃げるということもあります。

離婚に近づく

別居をすることでお互いの大切さや反省点を見つめ直し、婚姻生活を続けようというという人もいますが、基本的に離婚に近づきます。

そのため、どちらかがやっぱり夫婦を続けたいと思っても、修復できない可能性が高いことが別居のデメリットです。

別居するなら知っておくべき3つの知識

別居といっても結婚をしていることには変わりありません。ただ家を出てしまうと損をしたり、離婚の際に不利な状況になってしまうのです。

別居をすると離婚が認められやすくなる

離婚する理由がセックスレスのみの場合、協議離婚や調停ではいいのですが、裁判では理由として不十分として離婚が認められないということがあります。

しかし、別居をしていた場合夫婦関係が破綻していると認められるため、離婚が認められやすくなるのです。

別居中の生活費は請求できる

別居中の生活費は収入が多い方(基本的に夫)に請求することができます。基本的に話し合いで決めますが、話し合っても決まらない場合は「婚姻費用の分担請求調停」を行えるのです。

また、金額が決まったにも関わらず支払わない場合は相手に対し支払を求めて調停・審判を求めることができます。

別居中の不貞行為に対して慰謝料は請求できない可能性がある

別居中に不貞行為を行った場合、別居が長期に亘ることで既に夫婦関係が破綻していたと評価された場合、当該不貞に対しての慰謝料を請求することはできません。

不貞行為が違法であるのは夫婦間の貞操義務に違反しているからですが、既に夫婦関係が破綻している場合はそのような貞操義務が認められないためです。

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セックスレスになる理由

セックスレスになる主な理由は以下の通りです。

疲れていてそれどころではないから

妻に魅力を感じなくなったから

老化により性欲が減ったから

他の女性としているから

セックスに対する考え方が夫婦で違うから

 

セックスレスになる理由はお互いの気持ちも大きいのでが、仕事が忙しいなどの環境的が原因という可能性もあります。

更に、老化に伴い性欲が減退してくるなど生理現象が関係している場合もあるのです。そのため、一概に愛情がなくなった、自分に興味がないと言い切れません。

また、セックスに対する意識の違い、例えば、セックスをただの行為と思っている人と、愛情表現と思っている人では思いや重要さが違ってくるのです。

夫婦で全く違う考え方を持っていると、大きなすれ違いを生むことになります。

別居を考えた場合の相談先|まとめ

いかがでしょうか。別居をすることでお互いの頭が冷め、セックスレスについてちゃんと話し合えるということもありますが、かえって拗れることもありますので注意が必要です。

別居を考えたけど本当にいいのか誰かに相談したい場合は、ネット掲示板・離婚カウンセラーに相談することをおすすめします。

ネット掲示板では否定的な意見もあるかもしれませんが、良くも悪くも客観的な意見を聞くことができるのです。カウンセリングは夫婦でも受けられますので、セックスレスの原因を話し合うのにはとてもいい機会になります。

また、離婚を見据えた別居を考えた場合、弁護士に相談することができますので、1度離婚問題の解決に注力している弁護士の無料相談を利用してみましょう。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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