完璧な証拠を手に入れるためには、専門家の力を借りた方がいいでしょう。浮気調査の専門家である、探偵に相談してみませんか?
無料相談はこちら夫婦円満調停の不成立のその後は?離婚回避する3つの知識
![監修記事](/assets/supervisor/pc_supervisor_tag-ade1039aa16bd66422c7ca661c3f04bb55c33d1608d79a489c5ae672cbef7e76.png)
![夫婦円満調停の不成立のその後は?離婚回避する3つの知識](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/ricon-prod/system/thumbnails/286/original/%E5%86%86%E6%BA%80%E8%AA%BF%E5%81%9C%E3%80%80%E4%B8%8D%E6%88%90%E7%AB%8B_.jpg?1535102428)
夫婦円満調停とは、裁判所の手続きを利用した夫婦関係を改善するための話し合いのことです。在宅勤務など自宅で過ごす時間が増えたことによって夫婦関係にヒビが入ってしまったという方もいるのではないでしょうか。夫婦円満調停を利用して夫婦関係の改善に動いている方もいるかもしれません。
仮にあなたの申し立てた夫婦円満調停が不成立に終わってしまっても、その後必ずしも離婚裁判に移行するわけではありません。
離婚裁判を申し立てない場合、調停終了後は『配偶者から離婚裁判を提起される』『どちらも何もせずそのままの生活が続く』『こちらが再び調停を申し立てる』といった3つの選択肢が考えられます。
円満調停が不成立に終わっても、婚姻関係は解消されません。この記事では、円満調停が不成立でも離婚したくない方のために、その後に起こり得ることや離婚を回避する方法などをご紹介します。
円満調停の不成立のその後は?
円満調停が不成立に終わっても婚姻関係は継続します。ここでは、その後に考えられる3つのことについてご紹介します。
①配偶者から離婚裁判を提起される
相手が離婚を強く希望している場合、調停終了後に離婚裁判を提起されることも考えられます。
離婚裁判は、夫婦どちらが提起しても問題ありませんが、『法定離婚事由がないと離婚できない』で紹介するような離婚理由がなければ、原則として離婚は認められません。
ですので、裁判をしても離婚に直結するとは限りません。しかし、裁判でお互いに争ってしまうと、離婚が認められなかった後の夫婦関係修復はより難しくなるでしょう。
②どちらも何もせずそのままの生活が続ける
相手が離婚裁判を提起せず、あなたも何もしない場合、当然ではありますが、現状が維持されます。ただし、調停があった以上は心情的な変化があるはずです。
調停自体不成立で終わってしまっても、お互いに歩み寄れるかもれません。反対に、離婚したい意思が強まり、裁判を提起されてしまう可能性もあるでしょう。
しばらく相手の様子をうかがいつつ、調停委員にアドバイスされたことを実践してみましょう。
③こちらが再び調停を申し立てる
再び円満調停を申し立てることもできます。再度調停を申し立てるメリットは、調停委員が変わることや、1回目の調停を終えて相手の心情の変化を期待できることです。
しかし、不成立に終わった調停後すぐの申立ては、調停が再度不成立になる可能性が高いことから受理されないこともあります。
また、すぐの申立ては、相手の離婚したい気持ちを頑なにしてしまうかもしれません。希望する場合は、ある程度の時間をおいて、相手に考える時間を与えてからにしましょう。
離婚したくない方のための離婚裁判の知識
相手に離婚裁判を提起されても、離婚が認められるとは限りません。ここでは、離婚したくない方が知っておくべき離婚裁判の知識をご紹介します。
法定離婚事由がないと離婚できない
協議離婚や離婚調停ではお互いの合意があれば、離婚できます。しかし、離婚裁判では以下のような法定離婚事由があったことを証明できないと、離婚が認められません。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
(引用:民法第770条)
もし、虚偽の理由(DVをでっち上げる等)で離婚裁判を提起されても、相手側に事実を証明できる明確な証拠がないことが予想できますので、反論する余地は十分にあるでしょう。
ただ『その他婚姻を継続し難い重大な事由』は、事実ではなく評価が問題となります。
そのため、円満調停を行ったにもかかわらず夫婦関係の修復が見込めないことは、今後も修復が難しいと評価にマイナスな影響を与えてしまうかもしれません。
また、別居の有無、会話の有無、金銭管理の状況、育児の状況など客観的な事情を総合的に考慮して、夫婦関係が破綻していると判断された場合は、婚姻関係を継続し難いとして、離婚が認められてしまう可能性があります。
提起した側に過失がある場合離婚は認められない
離婚裁判を提起した側に夫婦関係破綻の責任(DVや不倫など)がある場合、原則として離婚請求は認められません。これは、落ち度のない相手配偶者の権利を保護するためです。
そのため、提起した側に夫婦関係悪化・破綻の原因がある場合はその証拠を集め、離婚請求が不当だと主張することをおすすめします。
裁判を欠席してしまうと相手の有利になる
離婚したくないからといって自己判断で裁判を欠席しても、裁判自体が中止になるわけではありません。むしろ、欠席してしまうと、反論する気がないと思われ相手の主張が通りやすくなってしまいます。
また、訴状に対して答弁書も出さず、弁論に出席もしないという場合は、被告人欠席のまま原告に有利な内容で判決が下ってしまいます。
離婚したくないのであれば、離婚裁判を提起されても出席した方が、回避できる可能性が高まるのです。
離婚届不受理の申出で勝手な離婚届の提出を防ぐ
円満調停中やその後、相手の離婚したい気持ちが高まり、勝手に離婚届を作成・提出されてしまうかもしれません。そのような行為は犯罪ですが、もし受理されてしまったら離婚が成立してしまいます。
そんな事態を防ぐためにも、『離婚届不受理の申出』を行うことをおすすめします。『離婚届不受理の申出』の方法は簡単で、役所に行き用意されている『離婚届不受理の申出』の用紙に記入し、提出するだけです。
受理されれば、申出者から離婚届を提出しない限り、配偶者が離婚届を提出しても受理されることはありません。
調停終了したその後に、離婚裁判を申し立てられてしまった場合、離婚したくない旨を弁護士に相談することをおすすめします。
まとめ
夫婦円満調停が不成立となっても、すぐさま離婚裁判に移行する訳ではありません。相手が離婚を強く希望している場合には、法定離婚事由を満たしているか確認しておくことで気持ちが軽くなるでしょう。夫婦の関係を見直す機会としてお互いについてゆっくりと話し合う時間を設けてもよいかもしれませんね。
![10秒で検索!離婚・男女問題が得意な弁護士を検索](/assets/cta/pc_column_cta_img-ebc33cd3b1472348c19ae9bdd24835d2da00406a2a9b8ff0f7d4ddd6c12eb294.png)
![Office info 202311141211 67151 w180](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/navi-admin-prod/system/images/6715/office_info_202311141211_67151_w180.jpg?)
【離婚に特化】【女性の離婚に注力】【銀座駅徒歩3分】親権・養育費等の子育て中の方の相談や熟年離婚の相談等、幅広い女性の悩みに対応。離婚交渉、離婚調停の豊富な経験を持つ女性弁護士が親身にサポートします
事務所詳細を見る![Office info 202309081009 2111 w180](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/navi-admin-prod/system/images/211/office_info_202309081009_2111_w180.jpg?)
【初回相談無料】ご相談から一貫して同じ弁護士が対応致します。離婚問題に悩まれたら、できるだけお早めにご相談下さい。20年の弁護士歴を活かし、解決に向けたトータルサポート!
事務所詳細を見る![Office info 202002281954 2611 w180](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/navi-admin-prod/system/images/261/office_info_202002281954_2611_w180.jpg?)
不倫・慰謝料トラブル【相談0円 + 着手0円 + 成功報酬制】不当な請求を受けた方、不倫相手に慰謝料を求めたい方、ブラスト法律事務所へお任せください。柔軟な費用体系にて慰謝料交渉に尽力いたします!
事務所詳細を見る当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。
・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡
![この記事の監修者](/assets/supervisor/pc_supervisor_title-9920411ecf6e3ccfa3953c7d30cc08e35e2c436500bf535251ba050d938c4a32.png)
離婚調停に関する新着コラム
-
離婚調停で何を聞かれるのかわからないと困っている方は多いかもしれません。 本記事では、離婚調停で聞かれること、離婚調停で準備すべきこと、離婚調停で注意すべきこ...
-
本記事では、家庭裁判所に離婚の相談をすることができるかや、家庭裁判所を利用して離婚をする場合の手続きの流れなどを説明し、家庭裁判所を利用して離婚をする場合に弁護...
-
離婚を進める方法は、話し合いや裁判所を通した方法があり、裁判所を通した方法は2つです。本記事では、その中から「離婚調停」「離婚訴訟」について解説します。離婚の手...
-
離婚調停前や離婚調停中の別居は不利になるのでしょうか?本記事では、離婚調停前~離婚調停中の別居について解説します。注意点も解説しますので、離婚をスムーズに進める...
-
離婚調停を申し立てられたら受け入れなければならないと考えていませんか?離婚調停においても裁判においても、必ずしも離婚を受け入れなければならないわけではありません...
-
夫婦は婚姻費用の分担が義務付けられているため、トラブルによって別居することになった場合、相手に不足分を請求できます。 本記事では、婚姻費用分担請求調停の流れや...
-
離婚には4つの種類があります。一般的には、夫婦間の話し合いにより成立する協議離婚が多いものの、調停や裁判を通して離婚するケースもあります。本記事では、離婚の種類...
-
調停は勝ち負けの争いではないため、「離婚調停で勝つには」などと考える必要はありませんが、調停委員へ何を話すかで結果は変わるでしょう。 本記事では、離婚調停で聞...
-
離婚調停を申し立てようと考えている方にとって、申立書の書式や書き方は頭を悩ませるポイントのひとつではないでしょうか。 今回の記事では、離婚調停申立書の書式の入...
-
「別居中の配偶者が婚姻費用を払ってくれないので、教育費が足りない」など、別居を選択することで生活水準が下がってしまうケースは少なくありません。本記事では、別居中...
離婚調停に関する人気コラム
-
あなたの離婚希望に対して、配偶者が離婚したくないと言っている場合、どのような対策をとれば相手が離婚に納得してくれるのかを解説してきます。
-
離婚調停はどういった流れで進んでいくのか、申し立て方法やかかる期間などを時系列ごとにご紹介!調停期日当日に何を話すのかなど、できるだけ1回の話し合いで有利に調停...
-
本記事では、離婚調停を起こす際にかかる費用と弁護士に依頼する場合の費用を解説します。
-
離婚調停では、話し合いを円滑に進めるために陳述書を書く場合があります。離婚調停の時間は有限ですので、事前に陳述書を提出しておくことで時間の短縮をはかれるというメ...
-
離婚調停は弁護士に依頼することで有利に進めることができます。しかし本当に依頼は必要か、高額な費用がかかるのではとお悩みの方のために、離婚調停を弁護士に依頼するメ...
-
離婚した時の親権は母親有利だと思っていませんか?たしかに母親有利ですが、父親が絶対に親権を取れない訳ではありません。当記事では、離婚調停をした時の親権争いのポイ...
-
配偶者と別居することになり「生活費をやりくりできるか不安」という方も多いかもしれませんが、別居中であっても「婚姻費用」として生活費を請求することが可能です。この...
-
調停離婚の成立後にも、離婚の手続きがあります。やっと調停が成立して離婚できたとしても、まだ気は抜けません。この記事では、調停離婚成立後にすべき手続き4つと、その...
-
調停調書と公正証書の違いを知っておくことで、離婚後に金銭の支払いが滞った・子供に会わせてもらえないなどのトラブルの抑制効果を期待できます、トラブル発生時にスムー...
-
夫と離婚したくない!そう妻は思っていても突然離婚を切り出された場合、まずは夫とどうして離婚をしたいのか話し合う必要がありますが、話し合いが進まない場合に妻はどの...
離婚調停の関連コラム
-
離婚調停を申し立てられたら受け入れなければならないと考えていませんか?離婚調停においても裁判においても、必ずしも離婚を受け入れなければならないわけではありません...
-
「別居中の配偶者が婚姻費用を払ってくれないので、教育費が足りない」など、別居を選択することで生活水準が下がってしまうケースは少なくありません。本記事では、別居中...
-
離婚における調停委員とは、離婚調停の際に中立な立場で立ち会う人のことをいいます。この記事では、離婚調停における調停委員の任命基準や役割、調停委員との接し方につい...
-
離婚調停は、調停員を交えて当事者同士が離婚の話し合いを家庭裁判所でおこなうものです。しかし、場合によっては不成立となるケースもあります。本記事では、離婚調停をお...
-
配偶者と別居することになり「生活費をやりくりできるか不安」という方も多いかもしれませんが、別居中であっても「婚姻費用」として生活費を請求することが可能です。この...
-
離婚した時の親権は母親有利だと思っていませんか?たしかに母親有利ですが、父親が絶対に親権を取れない訳ではありません。当記事では、離婚調停をした時の親権争いのポイ...
-
離婚調停はどういった流れで進んでいくのか、申し立て方法やかかる期間などを時系列ごとにご紹介!調停期日当日に何を話すのかなど、できるだけ1回の話し合いで有利に調停...
-
本記事では、離婚調停を起こす際にかかる費用と弁護士に依頼する場合の費用を解説します。
-
離婚には4つの種類があります。一般的には、夫婦間の話し合いにより成立する協議離婚が多いものの、調停や裁判を通して離婚するケースもあります。本記事では、離婚の種類...
-
離婚調停は、夫婦間の話し合いで離婚の合意ができない場合や、話し合いすら成立しない場合に利用されます。この記事では離婚調停の流れや進め方、費用、有利に進めるための...
-
離婚調停中には、気を付けるべきポイントがいくつもあります。不注意な言動だけでも自身にとって不利になる可能性があるので、一つひとつに気を付けなければいけません。本...
-
離婚調停を申し立てるには「管轄」について理解しておく必要があります。また、遠方の相手方と離婚調停をおこなう際のポイントを押さえておくことも重要です。本記事では「...
![](/assets/bennavi/media_logo-f369a80c74984492c3db6ba7930f0786f8af8719f58b622124c8bb1f507558cc.png)
離婚調停コラム一覧へ戻る