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離婚弁護士の選び方マニュアル|優秀な弁護士を選ぶ8つのポイント

離婚弁護士の選び方マニュアル|優秀な弁護士を選ぶ8つのポイント

離婚後に「失敗した」と思わないためには、弁護士選びが重要です。

弁護士に依頼することで、今後の見通しがつくだけではなく、つらく大変な離婚手続きのなかで心強い味方となってくれます。

離婚問題解決に実績がある弁護士に依頼することで、離婚に後悔や未練を残さず、前向きな気持ちで新しい人生を歩めるようになるでしょう。

本記事では、どのような離婚弁護士へ依頼すべきか、弁護士の選び方・弁護士の探し方・解決事例・相談するタイミングについて紹介します。

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弁護士はあなたの悩みに真摯に向き合います。お気軽にご相談ください。

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この記事に記載の情報は2024年09月05日時点のものです

離婚弁護士の選び方で押さえるべき8つのポイント

離婚弁護士を選ぶ際には、以下の8つのポイントを意識しておくとよいでしょう。

  • 離婚問題に注力している弁護士を選ぶ
  • 離婚の解決実績が豊富な弁護士を選ぶ
  • 離婚調停や離婚裁判以外での解決方法を豊富に持っている弁護士を選ぶ
  • 探偵など専門家とのつながりがある弁護士を選ぶ(不倫で相談したい場合)
  • 弁護士費用などの料金体系が明確な弁護士を選ぶ
  • リスクやデメリットも説明をしてくれる弁護士を選ぶ

能力や人柄、得意とする分野などは弁護士ごとに異なるため、弁護士の選定を誤ると、思うような成果を得られない可能性があります。

弁護士選びのポイントを一つひとつしっかりと押さえたうえで、後悔のない選択をしましょう。

1.離婚問題に注力している弁護士を選ぶ

まずは、離婚問題に注力している弁護士を選ぶことが大切です。

法律トラブルは離婚・相続・交通事故など多岐にわたるため、弁護士ごとに注力分野を設定しているケースが一般的です。

当然、離婚問題に注力している弁護士であれば、数多くの案件を解決してきた実績から、豊富なノウハウが蓄積されています。

そのため、迅速かつ確実な問題解決が期待できるでしょう。

2.離婚の解決実績が豊富な弁護士を選ぶ

離婚の解決実績が豊富な弁護士を選ぶことも、重要なポイントのひとつといえます。

実績が多ければ、過去の事件を参考に最適な解決方法や手続きの進め方を選んでくれるはずです。

その結果、短期間で有利な状況での離婚成立を望めるでしょう。

また、依頼者自身が不利になる点の対策なども漏れなくおこなってくれます。

単に法律的な知識が豊富というだけではなく、事件処理の件数はそれだけ強みになるので、注視すべき点といえます。

3.離婚調停や離婚裁判以外での解決方法を豊富に持っている弁護士を選ぶ

弁護士を選ぶ際には、離婚調停や離婚裁判以外での解決方法を豊富に持っているかどうかも確認しておきましょう。

離婚問題の解決方法は裁判だけではありません

裁判は決着がつくという大きなメリットもありますが、依頼者の負担は大きくなります。

和解や判外紛争解決手続など、裁判以外の解決方法を豊富に持ち、提案してくれる離婚弁護士に相談しましょう。

4.探偵など専門家とのつながりがある弁護士を選ぶ(不倫相談したい場合)

離婚問題を依頼する場合は、できるだけ探偵などの専門家とのつながりがある弁護士を選ぶようにしてください。

不倫の慰謝料請求などには証拠が必要になるので、証拠を集めるためにほかの専門家との連携を取れるかもポイントになります。

たとえば、探偵と連携している場合は、尾行・張り込み・聞き込みなどの手段を駆使しながら、速やかに不倫の証拠を押さえてくれるはずです。

また、自分ひとりでは対応できない問題に対して、専門分野を分けて取り組める体制が整っているということは、業界内で一定の信頼を得ている証拠とも考えられます。

5.弁護士費用の料金体系が明確な弁護士を選ぶ

弁護士を選ぶ際には、弁護士費用の料金体系が明確かどうかも必ず確認しておきましょう。

料金体系は、法律事務所が個々に設定しているものです。

なかには割高な料金体系を設定している事務所もあるので、余計な費用を支払うことのないように注意しておく必要があります。

もちろん、逆に安すぎても安心できません。

のちのち高額な報酬金を要求されるかもしれないので、弁護士費用の算出基準や支払方法などの詳細な説明を受け、不明瞭な部分がないことを確認しましょう。

6.リスクやデメリットも説明してくれる弁護士を選ぶ

リスクやデメリットも説明してくれる弁護士であれば、一定の信頼が置けます。

調停や裁判に「必ず」という言葉はありません。確実に勝てるであろう事件でも、多少のリスクが存在します。

そのため、あなたにとって都合のいい言葉ばかりを並べてくるような弁護士に任せてよいのかは慎重に判断してください。

不利な点についても説明を受けていただくことをおすすめします。

リスクやデメリットを踏まえたうえで、解決策を提示してくれる弁護士を選ぶようにしましょう。

7.性別に関係なく優秀な弁護士を選ぶ

離婚問題の解決を相談・依頼する場合は、性別に関係なく優秀な弁護士を選ぶのがおすすめです。

離婚問題を相談する際、同性の弁護士にこだわって探す方が多くいます。

確かに同性であったほうが、安心感があり話しやすいでしょう。

しかし、こだわり過ぎるあまり優秀な離婚弁護士と出会う機会を失っているかもしれません。

弁護士は、依頼者の味方です。同性・異性問わず、優秀な弁護士であれば相談してみましょう。

8.話しやすいと感じる弁護士を選ぶ

最終的には、自分自身が話しやすいと感じる弁護士であるかどうかが大切です。

上記の条件を満たす弁護士のなかから、話しやすい人を選びましょう。

人間には合う・合わないというものがあります。

優秀で評判のよい弁護士だからといって、人間面での相性を妥協して選んでしまうと、あとになって「うまくいかない…」となってしまうこともありえます。

ただし、ネット上の評判だけで判断するのはおすすめしません。

無料相談などで実際に弁護士と話をする中で、信頼できるかどうか、問題解決までうまくやっていけそうかを判断してください。

優秀な離婚弁護士の探し方

ここからは、離婚弁護士を探す方法を紹介します。

ベンナビ離婚で探す

ベンナビ離婚」は、離婚問題に注力する弁護士を多数掲載しているポータルサイトです。

すべての事務所が離婚問題を得意としているため、どの弁護士を選択しても「経験がなかった・注力してなかった」などの失敗を回避できます。

また、不倫・慰謝料・養育費・親権など、相談内容別に弁護士を探すことが可能です。

無料相談・電話相談・オンライン相談など、対応している相談方法によって検索対象を絞り込むこともできるので、自身のライフスタイルに合わせて相談しやすい離婚弁護士が見つかるでしょう。

まずは最寄りの地域から弁護士を探し、無料相談してみてください。

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知人に弁護士を紹介してもらう

信頼できる離婚弁護士を選ぶ方法として、知人からの紹介も有力な候補となるでしょう。

知人が依頼したことのある弁護士なら、雰囲気やサポート内容、対応のよさなどを事前に教えてもらえるので、失敗を避けられる可能性も高くなります。

しかし、知り合いの紹介である分、万が一自分の性格と合わない弁護士だった場合、断りにくい思いをすることも考えられます。

また、知り合いの話と食い違う部分があるかも知れないので、自分自身でも無料相談などを通じて、弁護士の信頼性を確かめるようにしましょう。

弁護士会で紹介してもらう

弁護士会によっては、弁護士の紹介をおこなっていることがあります。

相談内容に合わせた適任者を紹介してくれるので、どのように弁護士を探してよいのかわからない方は、一度問い合わせてみるとよいでしょう。

また、定期的に無料の相談会が開催されているケースもあるので、有効に活用してみてください。

まずは、自宅の近くの弁護士会に電話で問い合わせてみることをおすすめします。

法テラスで弁護士を紹介してもらう

法テラスで弁護士を紹介してもらうのも、選択肢のひとつです。

法テラスは、法的なトラブルを解決に導くために、最適な相談窓口・機関の紹介や情報の提供をおこなう機関です。

場合によっては、相談内容に対応できる法律事務所を紹介してもらえることもあるでしょう。

なお、法テラスでは経済的に余裕がない方を対象に、弁護士への無料相談の機会を提供しています。

ひとつの案件につき3回までの無料相談ができるので、費用面で弁護士への相談を諦めている方は一度法テラス公式サイトをチェックしてみてください。

離婚弁護士に相談・依頼するタイミング

そもそも離婚問題に直面した場合、弁護士への相談や依頼はどのタイミングでおこなえばよいのでしょうか? 

結論からいうと「できるだけ早いタイミング」が望ましいのですが、依頼すべき状況かどうかも留意すべきです。

タイミング1.協議離婚で話し合いがまとまらないとき

弁護士に相談・依頼するタイミングのひとつは、協議離婚で話し合いがまとまらないときです。

離婚する際には、財産分与や養育費、親権、人によっては慰謝料など、今後の生活を大きく左右するような問題がいくつも発生します。

そのため、離婚に関する条件を話し合う際には、夫婦間で対立が生じるケースも少なくありません。

当事者間での解決を目指そうとしても、話し合いが平行線をたどったり、余計なトラブルを招いたりするおそれがあるので、できるだけ早く離婚弁護士に相談することをおすすめします。

離婚の相談や仲介を依頼することで、法律知識や過去の事例に基づいた解決方法をアドバイスしてくれます。

すでに相手も弁護士に依頼している場合、離婚条件が相手有利に進んでしまうので、早めに弁護士に相談したほうが賢明でしょう。

タイミング2.離婚調停になったとき

離婚調停に発展した場合は、すぐに弁護士に相談しましょう。

離婚調停では、調停委員が夫婦の間を仲介して中立な立場から話し合いを進めてくれます。

しかし、あくまで裁判所の手続きであるため、単に感情的な主張をしたり、相手を執拗に非難したりするだけでは、話し合いを有利に進めることはできません。

弁護士に依頼すれば、調停で主張する内容を整理してくれるうえ、同席や代理出席にも対応してもらえます。

冷静かつ合理的に話し合いを進めることが可能になるので、結果的に有利な条件で離婚が成立するかもしれません。

タイミング3.裁判離婚に発展したとき

裁判離婚に発展したときも、弁護士への相談・依頼するタイミングといえるでしょう。

裁判離婚は、離婚協議や離婚調停が不成立に終わった場合に取るべき最後の手段です。

裁判では証拠に基づく主張を突き合わせて、法定の離婚事由があるか、どちらの主張を認めるべきかが審理されます。

また、離婚と合わせて財産分与、親権の帰属、婚姻費用の分担、慰謝料の請求なども審理対象とすることができます。

弁護士に依頼した場合、証拠の収集およびこれに基づく主張の構成をすべて委ねることができます。

離婚訴訟となった場合、弁護士の力なくして手続きを有利に進めることは困難です。

したがって、訴訟提起まで予想される場合は、少しでも有利な条件で離婚するためにも、できる限り早い段階から弁護士に依頼することをおすすめします。

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離婚問題を弁護士に依頼するメリット【実際の解決事例つき】

離婚問題は、弁護士に依頼したほうが円滑に、有利に解決しやすくなります。

では、具体的にどのようなメリットがあるのかを、実際の事例とあわせて紹介していきます。

手続きの一切を任せることができる

離婚問題を弁護士に依頼するメリットのひとつは、手続きの一切を任せることができる点です。

調停や裁判を申し立てる手続きは煩雑で、専門的な知識が必要になることもあります。

法的な知識がない場合、ひとりで手続きをおこなうことは難しいうえ、申立書などの書き方によってはその後の調停や裁判で不利になる可能性があります。

離婚弁護士に依頼すれば、一切の手続きを任せられるため、手間や時間をかけずに済みます。

些細なミスで、自身が不利になるような事態も避けられるでしょう。

また、相手への連絡も代理でおこなってくれるので、顔もあわせたくないような事情がある人にとっては大きなメリットになります。

離婚の際の慰謝料が獲得しやすくなる

離婚の際に慰謝料を獲得しやすくなることも、弁護士に相談・依頼するメリットといえるでしょう。

弁護士は、適切な慰謝料を獲得するために必要な証拠や主張の組み立て方を熟知しています。

また、探偵などと連携しているケースも多く、不貞行為などの証拠を集める際にも強力なサポートを受けることが可能です。

また、前例や相場を参考に、妥当と考えられる慰謝料を算定してくれます。

そのうえで交渉や訴訟に臨むため、知らず知らずのうちに相場以下の慰謝料で納得させられるような心配もなくなります

子どもがいる場合に親権を獲得しやすくなる点も、弁護士に依頼する大きなメリットです。

弁護士に依頼すれば、調停委員に対して、あなたが親権者にふさわしい理由や判断ポイントとなる部分を伝えてくれるので、親権獲得の可能性は格段に高まります。

特に、父親側は親権を獲得しづらい傾向にあるため、親権の獲得を目指す父親の方は、弁護士に相談・依頼することをおすすめします。

【掲載弁護士の解決事例】北海道に子どもを連れ去られた子どもの引き渡しに成功!未払いの婚姻費用も獲得できた事例

別居後に、夫が子どもを北海道の実家へと連れ去ってしまった事例です。

受任後すぐに保全処分・監護者指定・子の引き渡し審判を申し立て、2回の審判を経て子どもを連れ戻すことができました

また、今まで未払いだった婚姻費用の獲得にも成功しました。

【掲載弁護士の解決事例】父親が親権者と認められた事例

不倫し、乳児である子どもを残し家出した妻から、離婚請求と子の引き渡しを請求された事例です。

不倫して家出したとはいえ、妻が不貞相手と別れたことや妻の親族が育児に協力的なことなど、不利な事情がある中での親権争いでした。

しかし、弁護士が徹底的に証拠収集をおこない、妻が家出したあとの夫の監護実績や妻の素行不良がわかる証拠を提出しつつ親権を主張したことで、夫側に親権が認められました。

また、不倫に対する慰謝料250万円と養育費2万円の獲得にも成功しました。

養育費の獲得も容易になる

弁護士に依頼すれば、養育費の獲得が容易になることもメリットのひとつとして覚えておきましょう。

まず、離婚問題が得意な弁護士は養育費の適正な金額を算出してくれるため、金額の大小で相手方と揉めるリスクを抑えられます。

また、弁護士には養育費に関する調停・審判への対応も任せることが可能です。

関係法律や過去の事例などをもとに、養育費の必要性などを的確に主張してもらえば、有利な結果につながりやすくなるでしょう。

また、夫婦間の合意文書を強制執行文言付きの公正証書で作成するなど、未払いへの対応策をアドバイスしてもらえる点も大きなメリットといえます。

【掲載弁護士の解決事例】元夫の再婚後から未払いの養育費500万円を回収できた事例

元夫が再婚して以来、養育費を支払わなくなってしまった事例です。

元夫はしっかりと働いていたため、強制執行の申立てにより給与の差押えを実行しました。

結果的に、未払い全額である500万円の回収に成功しました。

DV・モラハラ関係の問題も早期に解決する

離婚原因に多いモラハラやDVにかかわる問題も、弁護士に相談すれば早期に解決できます。

離婚問題が得意な弁護士は、DVやモラハラをするパートナーからの逃げ方や別居の方法、慰謝料を請求する際にできるだけ増額させるコツなどを把握しています。

そのため、相手方とまともに話し合いができない場合でも、弁護士に依頼していれば、調停や裁判などを通じて離婚を成立させ、十分な慰謝料を獲得することが可能です。

一人で解決しようとすると、取り返しのつかない事態に陥る可能性もあるので、できるだけ早く弁護士に相談してください。

【掲載弁護士の解決事例】生活費を確保しながらモラハラ夫と離婚できた専業主婦の事例

夫のモラハラに耐えかねていたものの、生活費の懸念から別居に踏み出せない状態が続いていた事例です。

別居のタイミングについてアドバイスし、別居後は婚姻費用の申立てをおこないました。

結果的に、生活費を確保しつつ離婚の成立に成功しました。

財産分与を自分の有利に進めることができる

弁護士に依頼するメリットとしては、財産分与を自分の有利に進められる点も挙げられるでしょう。

財産分与とは、婚姻中に夫婦で築いた財産を分ける手続きですが、「これは誰の持ち物なのか」「財産のアレが欲しい」などのトラブルに発展することがあります。

財産分与の原則は等分ですが、離婚弁護士に相談することで多くの財産を獲得できる可能性が高まるかもしれません。

どうしても欲しい財産などがあれば、積極的に弁護士に相談しましょう。

法的な知識を持って相手と交渉してくれる

離婚弁護士へ相談・依頼すれば、法的な知識を持って相手と交渉してくれます。

相手に言い負かされ、本来獲得できたはずのお金をもらえないといった事態も、弁護士に依頼すれば避けることができるでしょう。

また、交渉が成立した際にも、法的な効力を有するように文書でまとめてくれるため、あとでトラブルになるリスクも抑えられます

自分の離婚意思が強いことを示せる

自分の離婚意思が強いことを示せる点も、弁護士に依頼するメリットといえます。

離婚問題における交渉や調停などは、自力で進めることも可能です。

そのため、あえて弁護士に依頼をしたという事実は、離婚に対する強い意志をもっていることの裏付けになります。

実際、弁護士が代理人となって出ていくことで、相手に大きなプレッシャーを与えられるので、話し合いもスムーズにまとまりやすくなります

弁護士に離婚問題の解決を依頼した際の費用

最後に気になるのは、やはり弁護士の費用についてです。

弁護士費用は主に相談料・着手金・報酬金の3つで構成されています。

着手金は弁護士に正式に依頼した際に発生する費用で、報酬金は依頼者が求める内容の成果を達成したときに支払う費用です。

ここでは、離婚問題の解決を依頼した際の弁護士費用はいくら程度になるのか、相場を紹介します。

ただし、弁護士費用の料金体系は法律事務所ごとに異なるので、あくまでも目安のひとつにしてください。

相談料の相場

相談料は、だいたい1時間あたり5,000円から10,000円に設定されているケースが一般的です。

相談時間が長くなるほど相談料がかさんでいくので、質問内容などは事前に整理しておくことが大切です。

なお、離婚問題に関しては、初回相談料を無料に設定している法律事務所も多いため有効に活用してください。

着手金の相場

着手金は、離婚問題に弁護士が着手する段階で発生する費用のことです。

たとえ問題が解決しなかったとしても、基本的に返金されることはありません。

着手金の額は、事件の内容や手続きの種類などによって変動しますが、相場としては20万円~30万円程度と考えておくとよいでしょう。

成功報酬(報酬金)の相場

成功報酬とは、文字どおり成功に対する費用です。

成功報酬の算出方法は法律事務所によって異なりますが、多くの場合は相手から受け取った金額の一定割合に設定されており、10%~20%が相場といえるでしょう。

なお、離婚の際に金銭の受け渡しがない場合は、定額の成功報酬を支払うケースが一般的です。

一概にはいえませんが、20万~30万円を目安にしておくとよいでしょう。

また、「成功」の概念も各事務所で違うため、場合によっては納得のいかない成果に終わっても成功報酬が発生する場合があります。

あらかじめ、どのような場合に支払う必要があるのか確認しておくことが大切です。

その他|弁護士費用以外にかかる諸費用

離婚問題の解決を弁護士に依頼した場合、相談料・着手金・成功報酬のほかに、以下のような費用がかかることがあります。

  • 日当:弁護士が裁判所などに出張する際に生じる費用
  • 実費:交通費・郵便代・裁判印紙代など

依頼した法律事務所が裁判所から遠い場合などは、日当や実費がかさんでしまう可能性があるので注意しましょう。

弁護士費用を抑えるポイント

裁判で弁護士費用も請求しても、基本的には認められません。

全額実費になった場合を想定し、少しでも費用を抑えられるように下記の方法を実践してみましょう。

ある程度の証拠を集めておく

証拠をある程度集めておくことで相談もスムーズにおこなえるうえ、弁護士が証拠を集める時間を省略できます。

結果として、相談料や証拠収集に要する弁護士費用を抑えられるのです。

たとえば、不貞行為を理由に離婚する場合は、不倫相手との肉体関係がわかるメール・SNSでのやり取りやラブホテルの領収書などがあるとよいでしょう。

DVを受けているのであれば、診断書や被害を受けているときの録音記録・映像などが有力な証拠となります。

どのような証拠を集めればよいのかわからない場合には、無料相談を利用して弁護士にアドバイスしてもらうのもひとつの方法です。

まとめ|離婚が得意な弁護士を探すならベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)

離婚問題は当事者間で解決できることも多いですが、金銭や子どもが絡んでくると、お互いに譲れない状況になるケースもあります。

話し合いを拗らせると、離婚までの期間が長期化するほか、離婚後にまでトラブルを抱える可能性もあるため、できるだけ早く弁護士に相談するようにしましょう。

ベンナビ離婚では、離婚問題を得意とする弁護士を多数掲載しています。

地域や相談内容を絞り込むこともできるので、弁護士を探す際はぜひ利用してみてください。

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この記事の監修者
ルーセント法律事務所
磯田 直也 (兵庫県弁護士会)
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