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単身赴任の夫と離婚する時に知っておくべき5つのこと

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
単身赴任の夫と離婚する時に知っておくべき5つのこと
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単身赴任で旦那様が家にいない家庭も少なくないでしょう。妻を持つ男性が一番浮気や不倫などに走り、離婚する可能性があるのが「単身赴任」です。

『独立行政法人 労働政策研究・研修機構』が公表している2017年の『調査シリーズNo.174 企業の転勤の実態に関する調査』によると、配偶者のいる単身赴任者の割合は、国内転勤で68.2%、海外転勤で66.7%だと言われています。

また同調査によると、転勤が多い年齢層は30代で、1回の転勤における赴任期間はいずれも3年程度が最多でした。

引用元:独立行政法人 労働政策研究・研修機構|「企業における転勤の実態に関する調査」調査結果の概要

転勤があることで、困難に感じることがあるかという調査では、子供を持ちづらい・育児がしづらいといった声も聞かれています。

引用元:独立行政法人 労働政策研究・研修機構|「企業における転勤の実態に関する調査」調査結果の概要


単身赴任者の何割が離婚に至ってしまっているのか、統計がないために正確な数字を把握することはできませんが、単身赴任となると結婚生活にまで影響が生じることは否定できません…。

そこで今回は、不倫・浮気を絶対に許せない妻が単身赴任中の旦那と離婚する場合に知っておくべきことをご紹介します。

※不倫を理由とした慰謝料請求をする場合はまず証拠が必要になりますのでプロによる浮気調査を検討してみてもいいかもしれません。その場合、浮気調査の相場料金も事前に調べておくことをお勧めします。
 

夫が帰って来るまでにすべきことって?

夫が単身赴任で家にいない間に、【損をしないで離婚するための準備】を済ませておきましょう。

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離婚にまつわる問題を弁護士に依頼することで、下記のようなメリットが見込めます。
・慰謝料の増額が見込める
・不倫(浮気)の証拠が見つかる
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・弁護士が面倒な手続きなどを代行してくれる

 

実際に依頼するかしないはあなた次第ですが、弁護士に依頼するとどのようなメリットがあるのか、またどのような問題を抱えているのかを具体的に相談してみることをオススメします。
 
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単身赴任が原因で離婚するリスクは同居の2倍

急な単身赴任は、長年見慣れた土地を離れる寂しさや、恋人と離れ離れになってしまうことから、破局の可能性が急激に高まります。SNSや電話で連絡が取り合えるとは言え、「遠くの親戚よりも近くの他人」といった傾向が強いのは確かです。
 

「たしかに、カップルは距離が離れると気持ちも離れてしまう傾向があることは、心理学者の調査でも明らかになっています。米ノースカロライナ大学の心理学者ロナルド・リンドフス氏が、アメリカの国勢調査をもとに夫婦の離婚率を調べたところ、離れて暮らす夫婦の離婚率は、同居する夫婦の2倍にのぼるとのデータも明らかになっています」
引用元:単身赴任の離婚率は同居の2倍

 
旦那を一人で単身赴任させることは、たとえ結婚している夫婦でも離婚の可能性を引き上げてしまう要因になるようです。

 

単身赴任でよくある離婚の原因

単身赴任をしている旦那と離婚に至る原因にはどんなものがあるのか、まずはそこから確認していきましょう。


・単身赴任中に夫が浮気をしている
・会えない状態が長期間にわたって続くこと
・食生活の乱れによるスタイルや容姿の劣化
・単身赴任先から旦那が帰ってくる気配がない
・生活費を渡さなくなった

 

単身赴任中に旦那が浮気をしている

浮気していた単身赴任中にもっとも多いのが旦那の浮気です。単身赴任はしたことのある人にしかわかりませんが、一人暮らしは孤独な反面たまらなく寂しいものです。

普段はうるさいと感じていたかもしれない妻の小言や子どもとの会話も、なくなってみれば物足りなさを感じます。
 
赴任から3ヶ月もすぎると新しい生活にも慣れ、その寂しさを埋めようと近くの女性と浮気、不倫、不貞行為などに至るケースが殆どです。

必ずしも単身赴任をしている男性が全て不倫をするわけではありませんが、すぐに会えない孤独や寂しさを埋める環境を作ろうとする気持ちは大きいと言えるでしょう。

もし、単身赴任中の夫の様子がおかしい、浮気している気がする、という方は浮気探偵などに調査を依頼することも視野に入れた方がいいでしょう。

その際は、悪徳探偵などに引っかからないよう、きちんと優良探偵を紹介してくれる無料相談窓口どを利用するといいと思います。
 

会えない状態が長期間にわたって続くこと

人は単純に接触回数が多ければ多いほど「無条件」に相手を気になる(好意を抱きやすい)という傾向があり、これを心理学の用語で「ザイオンス効果」と言います。

初めて会う人には警戒心や敵愾心を抱きやすのですが、単純な接触回数を増やすことでその気持ちが和らいでいきます。
 
単身赴任先の遠い地で、離れて暮らす妻と毎日電話などのやりとりをしていたとしても、「会う回数」が少なくなることで、気持ちが冷めていきます。また、いつ帰ってくるのか、いつまで単身赴任が続くのかわからないというのも離婚に至る原因と言えます。
 

食生活の乱れによるスタイルや容姿の劣化

スタイルが悪くなった単身赴任前は家庭の料理を食べて健康的な状態だったかもしれません。しかし、男性の一人暮らしは往々にして食生活が偏ります。

ジャンクフードばかり食べていたせいか激太りする可能性もありますし、反対にまともな食事を取らずやせ細った体になっていることもあります。
 
いずれにしても、食生活によるバランスの乱れで、久しぶりに会った時の変貌に耐えかねて離婚するケースもあります。会えない時間が期待を大きくする分、現実とのギャップにがっかりするということでしょう。
 

単身赴任先から旦那が帰ってくる気配がない

単身赴任先から帰ってこない一度単身赴任をした結果、全く帰ってこないという場合もあります。一度出て行った旦那をずっと待っているのも妻にとっては辛いものです。旦那のいない生活が寂しいと思わない女性はそうはいません。

いつまでも帰ってこない人を待つより、次の相手を見つけたほうが良いと思う場合もあります。特に夫婦の間に子どもがいない場合は、次の相手に移る可能性も大いに考えられます。
 

生活費を渡さなくなった

生活費を渡さなくなった一緒に生活している場合、お金の管理をしているのがどちらになるかのはかなり重要な問題です。

妻が専業主婦の場合は、旦那が働いて稼いだお金が2人の生活費になり、お互いが頑張って節約なり子どものためなり、旅行などへ行くための資金とします。

しかし、旦那が単身赴任でいなくなると、そのあたりの取り決めや意識が低くなってしまします。旦那が稼いだお金を妻に渡さなくなったり、逆に妻が勝手に使い込んでいたりしていた場合、確実に離婚の話が出てきます。

夫が単身赴任で浮気する確率は8割以上?

単身赴任先で浮気をする男性は実に80%以上とも言われてます。確かなデータがあるわけではありませんが、「基本的に」男は浮気をする生き物だと考えておいて、まず間違いありません。

生物学上の話でもよく上がる話題ですが、多くの子孫を残そうとする本能がそうさせるようです。
 
単身赴任が多い男性がよくやっていることは、赴任先の住所で独身だと偽り、会社の新入社員と浮気するケースです。

もはや鉄板すぎる予定調和で呆れてものも言えませんが、「うちの旦那に限って・・・」「毎日連絡を取っているから大丈夫」と思い込んでいる女性ほど、浮気されている可能性が高いと言えます。

すでに浮気については確信している場合、早めに浮気の証拠を確保することが重要になります。

完璧な証拠を手に入れるためには?

完璧な証拠を手に入れるためには、専門家の力を借りた方がいいでしょう。浮気調査の専門家である、探偵に相談してみませんか?

無料相談はこちら

単身赴任の夫の浮気を確認する方法

もし単身赴任中の旦那の浮気を心配していても、距離が離れていると確信が持てないことが多々あります。「毎晩決まった時間に電話で話している」「毎週末は家に帰ってきている程度」で安心してはいけません。

ある時から電話に出なくなったり、家族が住む自宅に帰る頻度が減ったりした場合は、疑ったりもしますが、それは浮気の憶測でしかありません。
 
一番確実な浮気の確認方法は「旦那に黙ってこっそり家に行くことです」が、それが難しい場合は探偵などの浮気調査会社に依頼をするのが良いでしょう。旦那が住む地域の探偵事務所であれば、出張費をかけずに効率的に浮気調査できます。
 
その他の方法としては・・・
・アプリなどの位置確認サービスを使う
・たまに違った時間に連絡を取る
・会社に連絡してみる
 など

参考→自分で浮気調査する9つの方法と失敗しない浮気調査のやり方
 

単身赴任中の浮気を防止するには・・・

・家族のことを思い出させる
・家族写真を置く
・家から家庭料理を送る
・テレビ電話を使って顔をみる
・定期的に会う
 など
 
上記に挙げたようなことを地道にしていくことも効果的です。

単身赴任中に離婚する場合の対応

旦那の単身赴任中になんらかの要因がきっかけで離婚することになった場合、離婚の手続きはどうやって行えばよいのでしょうか?
 

そもそもどうやって離婚するのか?

離婚するには離婚届が必要です。離婚届の提出自体は郵送でも直接でも第三者に出してもらうでも可能ですが、届出人にはお互いの署名と押印が必要になります。

お互いが同じ場所で一緒にやってしまうのが効率的ですが、単身赴任中はわざわざ出向くのも来てもらうのも億劫だと思いますので、自分の分を書いたら郵送で済ます家庭も多いです。
 
しかし、これは危険な行為なので、避けたほうが無難かもしれません。本当に離婚届を提出したかどうかはわかりませんし、不備があればまた書き直しですので、面倒でも一度会ったほうが結果的に早く離婚できる可能性があります。

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浮気が原因なら慰謝料を請求

旦那の単身赴任で浮気が発覚するのは、妻が突然押しかけて決定的な瞬間に出くわすというパターンが多いですが、そうでなかった場合は、浮気や不倫の証拠となるものを集める必要があります。

赴任先に妻の友人などはいないと思いますので、そういった時はやはり弁護士に相談するのが良いかと思います。
 

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浮気が原因なら慰謝料は300万円前後になりますので、浮気が原因による慰謝料の請求方法なども確認しておいた方が良いでしょう。不倫の慰謝料相場と交渉テクニックについては別記事でご紹介していますのでこちらも参考にしてくださいね。
参考:離婚の慰謝料|獲得と増額のための完全マニュアル
 

単身赴任中でも婚姻費用分担を請求する

婚姻費用分担とは、互いの生活レベルが同等になるよう助け合う義務のことです。この費用は具体的に以下のようなものが含まれます。
 
・衣食住の費用
・医療費
・子供の教育、養育費
・交際、娯楽費
 
たとえ離婚したとしても、子どもを養う義務や、生活を保障する義務がありますので、離婚届を出す前に、「婚姻費用分担請求の申立て」を調停で行うことを強くおすすめします。

まとめ

夫が単身赴任の可能性がある場合、女性は仕事を辞めて付いて行った方が離婚の危機は免れますし、浮気や不倫のリスクも回避できます。それが理由で離婚となることもないでしょう。
 
しかし、どうしても一緒にいけないという状況もあるでしょう。浮気を防止して離婚を回避するために、「心の距離は縮めておく」「家族を思い出させる」「常に家族の情報を発信し続ける」といった対策を講じてみると良いという紹介もありますが、浮気する時は浮気します。
 
信じて待っていてもいいことは一つもありません。淡い期待を持つよりかは、怪しいと思った瞬間にすぐ行動する方が結果的に関係値の修復につながる可能性が大きいことを覚えておきましょう。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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