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妻に愛情がない夫の行動と原因|夫と離婚しないためにできること

林本 悠希
監修記事
妻に愛情がない夫の行動と原因|夫と離婚しないためにできること

日頃の夫の態度を見て「自分のことを愛してくれているのだろうか…」と不安な方も多いかもしれません。まずは以下の愛情チェック診断表をもとに、夫からの愛情度を確認しましょう。

頻繁にスキンシップや愛情表現をしてくれる

帰る際や帰りが遅くなる際など、まめに連絡をくれる

夫婦の記念日や誕生日を覚えている

普段から他愛もない会話をする

自分から家事を手伝ってくれる

悩みや愚痴を話してくれる・聞いてくれる

喧嘩になってもすぐに仲直りする

好みに合ったプレゼントやお土産などを渡してくれる

体調不良の時や姑と揉めている際など、いざという時に頼りになる

夕食や休日など、一緒の時間を作ってくれる

 

この記事では、妻に愛情がない夫がとる行動や妻に対する意見、夫から離婚を切り出された場合の対応や離婚しないための方法などを解説します。もし夫からの愛情度が低い・愛情を感じない場合には、なぜ夫が愛情を失ってしまったのか考えて、原因に適した対応が必要です。

自分に愛情がない夫から離婚を切り出された方へ

自分に対して愛情がない…と夫から離婚を切り出されて、悩んでいませんか。

 

まず、離婚は原則双方の同意が必要なため、離婚話をされたからといってすぐに離婚が決まるわけではありません。なかには、不貞行為をしたことで妻に愛情がなくなり、離婚を切り出してくる夫もいるので、まずは弁護士に相談することをおすすめします。

 

弁護士に相談することで、以下のようなメリットを得ることができます。

  • 夫と離婚せずに済む方法があるか教えてもらえる
  • 不貞行為の証拠を集めるためのアドバイスがもらえる
  • 慰謝料を請求できるか、できるとしたらどれれくらい請求できるかわかる
  • 話を聞いてもらうことで、精神的に楽になる

当サイトでは、離婚問題を得意とする弁護士を地域別で検索することができます。 無料相談はもちろん、電話で相談が可能な弁護士も多数掲載していますので、まずはお気軽にご相談ください。

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この記事に記載の情報は2023年12月01日時点のものです

妻に愛情がない夫によくある5つの行動

妻に愛情がない夫によくある5つの行動

まずは、妻に愛情がない夫がとる行動を5つ解説します。

①会話や連絡がない・対応がそっけない

妻への愛情がない夫は、妻とのコミュニケーションに消極的になることが多いようです。例えば、以下のような行動が当てはまります。

  • 目を見て話してくれない
  • 適当な相槌だけ打っている
  • 会話しようとすると不機嫌になる
  • 残業する際・外出する際に教えてくれない
  • こちらの連絡に対して返信してくれない

②一緒の時間を過ごそうとしない

妻への愛情が無くなった夫は、なるべく別々の時間を過ごしたがるようです

例えば、残業や飲み会などの理由をつけて帰りが遅い・土日も予定を入れて家を空ける・家にいても自分の部屋にこもる、などの行動が当てはまります。

③給料を家に入れない

妻への愛情が無くなった結果、夫としての義務感まで失うこともあるようです。自分が稼いだお金を妻が消費することに不満を感じ、生活費やお小遣いを削ろうとしたり、全く家に入れなくなったりすることもあります。

④妻の言動や体調の変化などに関心がない

妻への愛情が無い場合、妻に対して無関心になることも珍しくありません。この場合、髪型や髪色を変えたり体調が悪くなったりしても何の言葉もかけてくれず、妻の方から言い出さない限り普段通りの生活を続けることも多いようです。

⑤セックスやボディタッチなどの拒否

妻への愛情がないと、妻とのスキンシップにも消極的になることが多いようです。例えば、妻からセックスを持ち掛けても拒否または無視される・日常生活でのボディタッチを嫌がる、などの行動が当てはまります。

妻への愛情がなくなった・冷めた夫の意見

ここでは、実際に「妻への愛情がなくなった」「妻に冷めた」と夫が感じているケースを3つ紹介します。夫はどのようなきっかけで愛情を失うのか知りたい方には、参考になるでしょう。

新婚当初のようなスキンシップを求められ続けて疲れているケース

妻に愛情を持つことができません。現在30歳で、結婚3年目。妻はばついちで、妻の連れ子が二人います。

私は妻を普通に愛してるつもりですが、妻は新婚の時のような感覚のままで私を愛してくれます。

仕事から帰ったらハグ、ただいまのキスを求められ、「愛してる?」と毎日きかれます。

もちろん嫌いなわけではないですが、正直、疲れます。

普通の、といったらおかしいですが、夫婦愛とはこういうものなのでしょうか?

妻の納得のいかない答えをすると鬱のようになったり、時々本当に疲れて「勘弁してくれ」というような言葉が出てしまうと、妻は夜中に泣きわめいたりします・・・。

そんな姿をみるたびに本当に愛情が薄れていきます

【引用】Yahoo!知恵袋

「そろそろ落ち着いた夫婦生活を送りたい」と思っている夫にとっては、妻のスキンシップを過剰だと感じて愛情の低下につながることもあります。

新婚当初は同じ熱量だったとしても、時間の経過とともにズレが生じるのは仕方ないかもしれません。夫の気持ちの変化に気付かず一方的にスキンシップを求めるだけでは、逆効果になることもあるでしょう。

妻の言動に対して強いストレスを感じているケース

妻への愛情は無くなりました。

離婚を考えるべきでしょうか。

毎日言いたい放題言われてホトホト参っています

それぞれのやり方や考え方の違いはありますが

その目つきが嫌いだから見ないでとか

所要で玄関を出たらもう帰って来なくていいとか

心の声ではなくハッキリとした口調で

要は生理的に無理なんだと感じています。

幼いこども5歳、0歳2人

住宅ローンなどもあるため

安易な行動には移せませんが

そろそろ限界かと。

また心療内科にも通院してますが

それも妻にしたら恥ずかしいようですし

何度も自宅で首を吊ろうかと思いました。

ただ

子どもの顔を見たりよぎったりすると

ギリギリ立ち止まれています。やばいです。

【引用】Yahoo!知恵袋

毎日のように妻から浴びせられる言葉に嫌気がさして、愛情を失う夫もいます。妻からすると何気ない一言であったとしても、夫からすると深く傷つき、辛い思いをしているということもあるでしょう。

思っていることや感じていることを口に出す夫であれば、どのような言動を嫌に感じているのか分かることもあります。しかし自分の感情を内に溜め込むタイプの場合、上記のように極限の精神状態に陥ることもあるかもしれません。

家事を投げ出して妊娠中に里帰りした妻へ怒りを感じているケース

妻が里帰り中に愛情がなくなりました。

妻が実家に三ヶ月帰っている間に妻に対する愛情が完全無くなりました。

そのまま実家から帰って来なくていいとも言えず先月帰って来てしばらく経ちましたがやはり妻に愛情がもてません。

一緒にいるのが苦痛で、子供の騒ぎ声もストレスです。

正直、子供の存在も煩わしくて、子供への愛情も無くなりました。

赤ん坊はかわいいとは思いますがなるべくかかわりたくなく世話は全くしてません。

自分一人での生活は本当に気楽で幸せでした。

今の自分は病んでいて鬱っぽいです。

全て妻に告白したところ泣かれて離婚はしないと言われました。

しかし自分はもう結婚生活が苦痛でたまらず、仕事後も帰りたいと思えず休日も家にいたくありません。自分の家なのにストレスです。

さきほど、また実家へ行ってくれと妻にお願いしましたが拒絶されました。イライラします。限界です。

ちなみに妻に愛情がなくなったのにはちゃんと理由があり、妻は妊娠中家事を一切せずゴミ屋敷のまま実家へ里帰りし、私はどうしようもなく不潔で汚い暗い家に一人取り残されました。仕事でクタクタになり帰宅すれば足の踏み場もない異臭のする部屋で洗濯しラーメンすする自分は妻への怒りを貯める日々でした。

どんだけひどい妻かは過去質問見て下さい。

赤ん坊と帰宅してきてからの妻は毎日家事をするようになり部屋も劇的に綺麗になったのですが、私はもう妻が許せず愛情も戻らず手遅れな感じです。妻は泣きながらこれからの私を見てと言いますが。

許せますか?

【引用】Yahoo!知恵袋

1人になって物事を考える時間が増えた結果、結婚生活を振り返って妻への愛情を失くす夫もいます。妻への愛情を完全に失ってしまった場合、夫としては結婚生活を続けることが苦痛になってしまうでしょう。

日頃から結婚生活の不満を口にしていたとしても、一向に改善しなければ上記のように怒りが爆発してしまうこともあります。一度怒りが爆発してしまうと、いくら対応を改めても手遅れということもあるでしょう。

妻に愛情がなくなった夫と離婚しないための5つの方法

夫が愛情を失っている場合、離婚に至る可能性もあります。そのような事態を避けるためにも、以下の方法を検討しましょう。

①頻繁に「好き?」と聞いたりボディタッチを要求しない

「もう自分のことを愛していないのか」「このままでは離婚してしまうのではないか」と不安になるのは仕方がないかもしれません。しかし、頻繁に愛情を確認したりスキンシップを取ったりするのは避けましょう。

頻繁に上記の行動をとってしまうと、夫としては余計に妻のことを鬱陶しく感じてしまう恐れがあります。不安な気持ちが空回りしないよう、一度冷静になることが大切です。

②夫の価値観や生活スタイルを尊重する

夫婦といっても元々は他人同士であるため、物事の考え方や生活の送り方などが違うのは仕方がないことです。夫婦だからといって何もかも統一するのは現実的ではありません。

夫と違う部分があったとしても「夫には夫の考え方がある」と受け止めて、頭ごなしに否定したり自分の考え方を押し付けたりするのは避けましょう。

③夫婦のコミュニケーションを少しずつ増やす

現在の夫婦関係を改善するためにも、日頃のコミュニケーションを少しずつ増やすことも大切です。おはよう・おやすみ・いってらっしゃい・お疲れ様などの挨拶から始め、ときには日頃の感謝の気持ちを伝えたりするのも良いでしょう。

次第にコミュニケーションが取れるようになれば、会話する時間を作ってみたり、夫の趣味に付き合ってみたり、誕生日や記念日を一緒に祝う場を設けたりするのも良いかもしれません。

④身なりに気をつかったり些細な仕草を改める

育児や家事などに追われるあまり、身なりに気をつかう余裕がなくなってしまったり、ついだらけた格好で過ごしてしまったりすることもあるでしょう。しかし夫としては、結婚前との変わりように幻滅して愛情が薄れることもあります。

ときには美容院に行ったり新しい服を買ったりして、自分のために時間を使うことも大切です。小さな子供がいる場合は難しいかもしれませんが、その場合も日頃の些細な仕草を見直してみるなど、自分磨きをする方法はあります。

⑤言動を振り返り夫が嫌う行動をしないようにする

なかには、日頃の言動が原因で夫婦の距離感が離れてしまっているケースもあります。「自分では気付かないうちに夫を傷付けてしまっている」ということもあるでしょう。

「夫に嫌な思いをさせたことはないか」「勢いに任せて言い過ぎたことはないか」など、これまでの言動を振り返ってみましょう。落ち着いて考えてみることで、反省点が見つかるかもしれません。

夫から「愛情がなくなったので離婚したい」と言われたら?

夫から離婚を切り出されたとしても、まだ夫婦関係を修復できる可能性が残っていることもあります。この場合、以下の対応を検討しましょう。

離婚したくないのであれば必ず拒否する

「夫と離婚したくない」という気持ちが強いのであれば、必ず拒否してください。こちら側にDVや不貞行為などの落ち度がない限り、夫から離婚を切り出されたとしても申し出を拒否できます。

離婚を拒否し続けた場合には裁判離婚へ発展することになりますが、裁判離婚にて離婚が認められるには法定離婚事由がなければなりません。以下のいずれか一つでも満たしていれば離婚の判決が下る可能性がありますが、一つも満たしていないということであれば、離婚の判決が下されることはないでしょう。もっとも、このあたりは専門的な判断が必要になりますので、是非弁護士にご相談いただければと思います。

(裁判上の離婚)

第七百七十条 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

一 配偶者に不貞な行為があったとき。

二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。

三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。

四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。

五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

【引用】民法770

勝手に離婚届を出されると不安な人は離婚届不受理も提出しておく

夫が離婚したがっている場合、勝手に離婚届を提出してしまう可能性もゼロではありません。

たとえ夫婦間で合意していない離婚届であっても、受理されれば戸籍上に離婚事実が記載されます。無断で提出されたことを主張して離婚届を無効にすることも可能ですが、その際は面倒な手続きが必要です。

勝手に離婚届を提出されてしまう恐れがある場合は、あらかじめ離婚届不受理申出書を提出しておきましょう。離婚届不受理申出書を提出しておけば、その後に離婚届が提出されても受理はされません。

離婚届不受理申出書は以下のような形式で、提出方法などの詳細は各役所に確認してください。

【引用】離婚届不受理申出|外務省

愛情がなくなった原因についてよく話し合う

「なぜ夫婦関係が悪化したのか」「なぜ愛情が無くなったのか」をよく話し合って、お互いの妥協点や改善点を見つけることができれば、夫婦関係を修復できる可能性もあります。

しかし、夫としてはこれまで溜まってきた不満が爆発するような形で離婚を切り出しており、まともな話し合いにならないこともあるかもしれません。また、感情的になりきつい言葉で責め立てられることもあります。反論したいことも多くあるかと思いますが、まずは夫の言い分を聞くことに徹しましょう。

もし、会話での話し合いが難しいと思ったら、一旦時間をおいて数日で話し合ったり手紙を書いて口ではいえなかった本音を伝えてみましょう。

離婚する前に別居から始める

このままでは離婚問題が解決しそうにない場合は、別居という手段もあります。「このまま妻と一緒に暮らしたくない」と思っている夫でも、とりあえず別居という形で妥協してくれることもあるでしょう。

別居して距離を置くことで、相手の良さや大切さに気付いて夫婦関係が修復することもあるかもしれません。

ただし注意点として、別居期間が長い場合、裁判離婚にて法定離婚事由として認められる可能性があります。あくまでも、別居は最終的な手段として考えた方が良いでしょう。なお、離婚事由として必要な別居期間は、5年~10年と言われています。

まとめ|自分を愛してくれない夫と離婚したい方へ

夫と離婚する際は、財産分与や養育費など「何をどれだけ受け取るのか」を話し合って決める必要があります。また、離婚後の仕事先や住居なども考えなければいけません。

夫婦間で話し合いがまとまれば離婚協議書を作成したのち、離婚届を役所に提出して終了です。もし話し合いが決裂した場合には、離婚調停や裁判離婚などにて争うことになります。

夫婦間で争いがある場合は弁護士に一度相談してください。離婚問題に注力する弁護士であれば、どのように取り決めるのが良いかアドバイスがもらえるほか、離婚調停や裁判離婚などの手続きを一任できます。

自分に愛情がない夫から離婚を切り出された方へ

自分に対して愛情がない…と夫から離婚を切り出されて、悩んでいませんか。

 

まず、離婚は原則双方の同意が必要なため、離婚話をされたからといってすぐに離婚が決まるわけではありません。なかには、不貞行為をしたことで妻に愛情がなくなり、離婚を切り出してくる夫もいるので、まずは弁護士に相談することをおすすめします。

 

弁護士に相談することで、以下のようなメリットを得ることができます。

  • 夫と離婚せずに済む方法があるか教えてもらえる
  • 不貞行為の証拠を集めるためのアドバイスがもらえる
  • 慰謝料を請求できるか、できるとしたらどれれくらい請求できるかわかる
  • 話を聞いてもらうことで、精神的に楽になる

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この記事の監修者
P&M法律事務所
林本 悠希 (大阪弁護士会)
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編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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