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後悔しないよう離婚する前に知っておくべき15の事
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後悔しないよう離婚する前に知っておくべき15の事

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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離婚する理由は夫婦によってそれぞれですが、離婚後に離婚を後悔するケースで多いのが、勢いで離婚をしてしまったことです。そのため、離婚する前に気をつけることはいくつもあります。

今回の記事では離婚する前に、少し立ち止まって「やっておくべきこと」、「やるべきでないこと」、「振り返っておくこと」についてご紹介します。

 

 

 

離婚する前にやっておくべき5つのこと

まず、離婚する前にやっておくべき事を5つまとめましたので、ご確認ください。
 

財産分与について

財産分与とは、夫婦が離婚する際には、婚姻期間中に二人で築いた財産を2人で平等に分けることを言います。この財産に当たる、預貯金・土地・不動産・株式・年金などを、離婚する前にどのように分けるかを決めておくと良いでしょう。

どのように分けるかが決まれば、財産を受け取る側は相手による財産分与の支払いが滞った場合のリスク管理として、財産分与が成立したことを法的に証明する公正証書を作成しておきましょう。財産分与の請求は離婚後でもできますが、2年間の時効が設定されているので注意が必要です。

詳しい財産分与の方法については「離婚時の財産分与の分け方と有利に進める方法」​をご覧ください。

【その他参考】
▶︎財産分与の際にかかる税金と5つの節税方法まとめ
 

親権について

夫婦が離婚する場合、お互いの同意ができていれば離婚理由は問われません。そのため、離婚届には離婚理由を書く欄がないのです。

しかし、未成年の子供がいる夫婦が離婚する場合は、その子供の親権をどちらが持つか決めなければ法的に離婚が認められません。そのため、離婚届には未成年の子供の親権をどちらが持つのか記載する欄が設けられています。

未成年の子供は自らの力では生きていくことができず、親には子供の養育義務があるため、離婚する前には必ずどちらが親権を持つのか決めておきましょう。詳しくは「離婚時に親権を獲得したい人が知っておくと有利になる知識」をご覧ください。

【その他参考】
▶︎離婚と子供|離婚前に確認すべき子供への悪影響と対策の全て
▶︎離婚の際に親権を獲得したい父親が知っておくべき全知識
▶︎離婚調停で親権を獲得する為の知識まとめ
▶︎離婚後は子供の戸籍を移すことになるのか?
▶︎離婚が子供に与える15の影響と悪影響をケアするための方法
 

養育費について

養育費は、未成年の子供を養育するために必要な生活費や学費にかかる費用で、原則として子供が成人するまでの間、親が負担しなければなりません。そのため、養育費は離婚して親権を持たなくなり子供と同居しない親も支払う必要があります。

養育費の金額は必ずしも離婚前に決める必要はありませんが、離婚後に夫婦が養育費について話し合う機会はあまりないので、離婚前に決めておくといいでしょう。

また、財産分与と同様に、離婚前に決めた養育費が支払われなくなった時のために公正証書を作成しておくことをお勧めします。詳しくは「養育費獲得の完全ガイド|増額や支払いを続けてもらう知識」をご覧ください。

【その他参考】
▶︎養育費の請求を調停で行う際に有利に進める8つの方法
▶︎養育費の不払いには強制執行で対処 | 強制執行の手続き方法
▶︎養育費が減額されるケース

 

面会交流権について

面会交流権とは、子供を直接養育していない親権を持たない親が、離婚後に子供と会う権利をいいます。面会については、子供と会う頻度・会う時間・会う場所・子供が学校の長期休暇中の対応などについて、夫婦間で決めておきましょう。

面会交流権については、親権の決定とは異なり離婚前に必ず決めておく必要はありませんが、離婚後に面会交流権について夫婦間で話し合う機会はなかなかないことが一般的であるため離婚する前に行うといいです。

詳しい内容は「面会交流調停の流れと面会交流が許可されないケースまとめ」をご覧ください。

【その他参考】
▶︎突然別居された父親が子供に会うために知っておくべき事
 

離婚後の生活を想定しておく

離婚後に、新しい家で新しい仕事を始める必要がある場合、離婚する前からしっかりと準備することをおすすめします。親権を持って新生活を始める場合、子供が幼ければ子供を預ける場所も検討しておくといいです。

住む場所は、新しい職場や子供の保育園の場所によっても関係してくるため、この3点をバランスよく配置できることが一番いいでしょう。仕事も家事も育児もすべて一人ですることは、かなり大変であるため離婚後すぐに生活が営めるように離婚する前に準備しておきましょう。

【その他参考】
▶︎離婚後の再婚禁止期間と再婚する際に知っておくべきこと
▶︎母子家庭の手当はこんなにある|離婚後に役立つ支援制度17
▶︎離婚の準備はこれで完璧!離婚前の準備に役立つ10の心得
▶︎離婚後にシングルマザーが直面しやすい5つの苦労とその対処法
▶︎離婚後に訪れる3つの悩みと対処法
▶︎離婚に必要な法律上の条件と不利な条件を出された場合の対策
▶︎納得のいく円満離婚にする為に夫婦間で出来る15の約束
▶︎専業主婦が離婚する際に知っておくべき不安の解消方法8つ
▶︎離婚の手順をスムーズに行うために知っておくべき5つのコト
▶︎男女で異なる離婚したいと思うとき|性格タイプ別の離婚の伝え方

 

離婚する前にやるべきでない5つのこと

次に離婚する前にこれだけは避けるべき行動を5つご紹介します。
 

離婚以外にエネルギーを使う

離婚には思っている以上に心身のエネルギーが必要です。そのため、離婚する前には、新しい仕事を始めることや介護の問題を抱えないようにするといいでしょう。それらを平行して行うことは至難の業です。

新しいことや慣れないことを行うのは離婚問題に決着がついてからのほうが賢明でしょう。そして、離婚はあなたにエネルギーがあるタイミングで行うのがベストだといえます。
 

早くから離婚を知らせる

あなたがいくら離婚を決意していたとしても、安易に相手に知らせることは離婚する前にするべきではありません。離婚をするうえで考えることは、なるべくあなたの思い通りの離婚を実現させることです。

そのため、離婚の意志を伝えるのは、あなたの離婚準備や離婚を伝えた時に受ける相手からの反応やリアクションを想定できてからにするといいでしょう。

安易に離婚の意志を伝えてしまうと、相手から離婚に対して先手を打たれて、離婚に対して不利な状況になってしまう恐れがあるため注意する必要があります。
 

自分の財産を明らかにする

離婚するにあたって、財産分与や慰謝料の話し合いをするならお互いの財産を明らかにする必要があります。しかし、こちらから先に無防備な状況で財産を明らかにしてしまうと、相手に離婚のペースを握られてしまう恐れがあるからです。また、離婚に対してお金にかなりシビアになってしまうタイプの人もいるため注意がしましょう。
 

不用意に相手を怒らせる

あなたが離婚したくても相手が離婚に前向きでない場合、離婚の成立は相手の気持ちや出方次第になってしまいます。

いくら離婚の話し合いがうまく進まないとしても、むやみに相手を怒らせてしまうことは、お互いに気持ち良いものではなく離婚できたとしても、離婚後のスタートにわだかまりを残してしまう可能性があります。

そのため、離婚する前に不用意に相手を怒らせることは避けたほうがいいです。

 

不倫をする

いくら離婚を考えるくらい夫婦関係がうまく行っていないとしても、離婚する前に不倫の誘惑に負けてしまうことはよくないです。不倫は法的な離婚理由となるため、不倫の事実が離婚に際してあなたの立場が非常に悪くなってしまい、慰謝料を請求されてしまう可能性があるため注意しましょう。逆に相手側が不倫しているようなら、慰謝料を請求することも可能ですし、離婚をこちら側に有利に進めることが可能です。パートナーの浮気が怪しいな、と感じたらできるだけ早く専門家に相談し、証拠を撮っておいた方がいいでしょう。

【参考】
▶︎夫の不倫を防ぐ方法と不倫がわかったらやるべき事
▶︎夫の不倫が原因で離婚する時に妻ができる事
▶︎男性が不倫相手に求める事と不倫された妻が取るべき14の事
▶︎妻の不倫で離婚を考える時に決めておくべき5つのコト
▶︎不倫と浮気の違い|不倫が起きるきっかけと慰謝料請求の方法
▶︎ダブル不倫(W不倫)している相手に慰謝料を請求し獲得する方法
▶︎不倫相手と別れたい方は必見|不倫相手と穏便に別れる方法
▶︎不倫相手と別れられない原因と対策|不倫相手と付き合う上手な方
▶︎不倫相手が子供を妊娠した際ゼッタイに知っておくべき事
▶︎不倫相手に子供ができた場合にすべきこととそのリスク
▶︎離婚の慰謝料|獲得と増額のための完全マニュアル
 

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離婚する前に振り返っておく5つのこと

最後に大切なことをお伝えしておきます。

離婚したあとはどんな方でも少なからず後悔をされています。今のパートナーと別れて新たな再婚相手を見つける方も、離婚したパートナーとやっぱりよりを戻す方もいらっしゃいます。

どんな形であれ、もう一度「他人」と同じ道を歩むことを選択した以上、同じ失敗は繰り返したくないものです。そういったときにこれからご紹介することを振り返って頂ければ、よりよい夫婦関係を築くお役に立てるはずです。
 

夫婦間での愛情表現の違い

結婚する前はお互いの愛を確かめ合っていたものの、夫婦関係が長く続くほどそのような機会が減っていくのは自然なことです。しかし、長期間の夫婦関係自体から愛情を感じている場合もあります。

この点で離婚する前に振り返っておくべきことは、夫婦間での愛情表現の違いです。人によって、素直に愛情を表現できる人もいれば、気持ちはあっても愛情表現が苦手な人もいます。

それらがわかったうえで結婚していたとしても、夫婦間でお互いに相手から何をして欲しいのか具体的に話してみるといいでしょう。そうすれば、ささいなことから夫婦関係を良くしていける場合があります。


参考:セックスレスが招く浮気のリスクと5つのセックスレス解消方法
 

夫婦間でのコミュニケーションの違い

コミュニケーションの取り方は夫婦によって異なる場合が多いです。離婚のきっかけは些細なことである場合が多く、その原因はコミュニケーションがうまく取れていないことが原因であることが大半だとされています。

夫婦でスレ違い出しているなと感じることがあれば、そもそもお互いに同じようなリズムでコミュニケーションすることはできないのだと理解しましょう。そのうえで離婚する前に今一度どんな話し方や聞き方をすれば相手と通じ合えるのか考えていくことをおすすめします。
 

夫婦間でのマンネリとの付き合い方

夫婦関係が長く続けば続くほど、盛り上がる時期と落ち込む時期がやってきます。落ち込む時期が長く続くことをマンネリといい、同じ相手と長く過ごしてほとんど変化がなければどんな人であっても退屈することは自然なことです。

マンネリは放っておくとつまらないルーティンとなってしまいます。このような場合、離婚する前に夫婦で新鮮さを感じられる活動や、共同作業をしてみてはどうでしょうか。ささいなことでも自らが動き出すことで、状況が変化する可能性があります。
 

夫婦間での優先順位について

仕事・育児・家事・趣味など夫婦それぞれの優先順位は、それぞれの状況によって変化します。しかし、それらの変化が知らぬ間に配偶者を傷つけてしまっている場合があるのです。

優先順位が変わることで、夫婦関係への影響は計り知れません。離婚する前にそのような変化の度に夫婦それぞれが話し合いの場を持つことや、お互いが思い描く将来を共有しあえていたでしょうか。

夫婦である以上、個人の問題ではなく二人の問題として変化に立ち向かっていくことをおすすめします。
 

夫婦間での閉塞感を打開する

夫婦の問題を夫婦間だけで話し合うことは、時として良くない場合があります。夫婦で話し合っても埒が明かず状況が好転しなければ、離婚する前に友人やカウンセラーに相談してみるといいでしょう。

他人に話したところで必ず解決するわけではありませんが、手助けはしてくれます。しかし、夫婦関係が手遅れになっていなければその手助けが大きな価値を生む可能性もあるため、試してみることをおすすめします。

 

まとめ

いかがでしょうか?

離婚する前に、やっておくべきこと、やるべきでないこと、振り返っておくことをそれぞれ5つずつご紹介しました。離婚をしようと考えた場合離婚することが、必ずすべてを解決するわけではありません。

離婚があなたにとってベストな選択なのかどうかは、離婚する前にしっかり考えておきましょう。

 

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

本記事は離婚弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※離婚弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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