※事務所によって対応体制や営業時間が異なります。
家事の押し付けやモラハラ、浮気など、日を追うごとに旦那を嫌いになり、「離婚したい」と思う女性も多いでしょう。
ただ、子どもが旦那を慕っていたり経済的に安定していなかったりすると、旦那と離婚したい気持ちがあっても進めることが難しくなります。
中には、「こんな理由で離婚してもいいのかな」と迷う方もいるでしょう。
しかし、我慢をし続けることで自分だけではなく家族全体のストレスが爆発し、家庭崩壊や親子関係の不和などにつながるケースもあります。
もし、少しでも離婚したいと思った場合、弁護士にどのような手順で離婚を進めるべきかを相談してみましょう。
流れをもとに計画を立てることで、離婚したときの未来がリアルになり、どうしたいのかを決断しやすくなります。
本記事では、旦那と離婚したくなる8つの理由や旦那に離婚を納得させる方法について紹介します。
旦那と離婚したいと悩んでいるあなたへ
旦那と離婚したいけど「旦那と話すのが嫌」と、なかなか話を切り出せずに悩んでいる方もいるでしょう。
結論からいうと、旦那に離婚を切り出せていないなら弁護士に相談することをおすすめします。弁護士に相談すれば、なかなか進まない離婚交渉をスムーズに進められるかもしれません。
そのほかにも離婚問題を弁護士に依頼することで、以下のようなメリットを得ることが可能です。
- 旦那と話さずに離婚できる
- 財産分与や養育費がいくらになるかの試算
- 有利な条件で慰謝料を請求できる
- 離婚後のトラブル防止
- 子どもがいる場合は親権を獲得できる
当サイトでは、離婚問題を得意とする弁護士を地域別で検索することができます。 無料相談はもちろん、電話で相談が可能な弁護士も多数掲載していますので、まずはお気軽にご相談ください。
旦那と離婚したい8つの理由
世の中の奥様方は一体どんな理由で「旦那と離婚したい」と考えているのでしょうか。
理由としては以下の8つに分けることができます。
- 金銭感覚が違いすぎたから
- 思いやりが見えないから
- マザコンだったから
- 浮気に対する考え方の違いがあるから
- 生理的に受け付けられなくなったから
- モラハラをするから
- 旦那の親族とうまくいかないから
- 人の話を聞いていないと感じるから
旦那に離婚を納得させる方法は、本記事の「旦那に離婚することを納得させる方法」をご覧ください。
1.金銭感覚が違いすぎたから
お金は夫婦生活に直接関わる問題のため、離婚したいと思う妻は非常に多くいます。
妻がもし専業主婦なら、その不安は大きくなることでしょう。
一方で旦那の給料が安いということも不安材料にはなりますが、むしろそれよりもお金の使い方で不安を覚えることが多く、「生活費を渡さない」「自分だけ際限なく好きなものを買う」などが多いようであれば、妻としては強い不満を感じるのは仕方ありません。
また、家計を管理していたのに貯金が全然ないと、離婚成立へのカウントダウンは一層早まるかもしれません。
2.思いやりが見えないから
好きで結婚した相手でも、長い間一緒に生活していると次第に相手に対する新鮮味がなくなり、飽きが来て、感謝の気持ちがなくなっていくこともあります。
それはお互い様ですが、女性のほうが気持ちの変化に敏感です。
旦那が自分に対する「好きという気持ち」「感謝の思い」など、思いやりを持っていないということがわかった瞬間「離婚してもいいかも」と思ってしまう傾向が強く現れます。
旦那からしてみれば今までと変わらない態度で接していても、「態度や対応が変わらないレベル」では妻が感じとれる気持ちは冷めていくことを旦那は知りません。
また、旦那が仕事をしていて、妻が家事をしている場合、旦那が少しでもいたわりの言葉をかけてくれれば、妻としては嬉しいものです。
しかし、そんな時に「こっちだって疲れている」「そのぐらい当たり前だろ」など、思いやりに欠ける言葉を言われてしまうと、一気に気持ちは冷めていきますよね。
3.マザコンだったから
いつも母親が優先で、行動だけではなく精神的に母親に依存している男性は意外と多くいるものです。
なんでもない日に高価なバックなどをプレゼントするなど、家計のお金を使われてしまうのは非常に迷惑な話です。
反論すると「お前の母でもある」と言ってきます。
マザコン夫の場合、毎日のように母親がと言われたら、妻としては精神的に辛いはずです。
どうしてそんなに母親優先なのか、理解できないのも辛いですし、どうして理解してくれないのかという旦那の態度にも不信感が募ります。
4.浮気に対する考え方の違いがあるから
単なる男友達と、二人で飲みにいくだけで大激怒をされた経験はありませんか。
どんなに言っても聞き入れず、友達のことまでボロクソに言われると、旦那に対する信頼度もどんどん下がっていきます。
逆に、「浮気してもなんら問題ない」と浮気しても開き直るような態度を取られても困りますよね。
そのような場合はしっかりと浮気の証拠をつかんでおきましょう。
5.生理的に受け付けられなくなったから
誰でも年を取ると体は衰えていきますし、年齢とともに髪の毛も薄くなり、加齢臭がすることもあるでしょう。
「昔は格好よかったのに・・・」と思っても、正直話すのも嫌になるときもあるでしょう。
そんなとき、妻は「この人とはもう一緒にいたくない、離婚したい」と思ってしまいます。
生理的に嫌だと感じるポイントは人それぞれですが、旦那自身で気を付けることもできるはずです。
たとえばダイエットをしてみる、トレーニングをしてみるなど、できることはたくさんあります。
そうすることで、妻だけでなく全ての人に良い印象を与えることになるでしょう。
こういったことは妻から言わないと旦那は動かないものです。
見た目が嫌になったから離婚しよう、別れようは子どものやることです。
一人前の大人であれば、お互いの改善のために動く必要があるでしょう。
ただ「嫌だから」では改善の余地がありませんので、本当に離婚するほどのものなのか、今一度考え直してみてもよいでしょう。
6.モラハラをするから
常に上から目線でものを言ってきて、少しでも落ち度があると「トロい」「だからお前は・・・」などの言葉を浴びせてきます。
ほかにも、以下のように言葉や態度、精神的な苦痛を与えて相手を攻撃する行為がモラハラにあたります。
- とにかく人のせいにする
- 突然怒り出す
- 平気で嘘をつく など
結婚前はまったく気にならなかった夫の行動も、結婚した途端にモラハラ夫化するパターンが多く、長期にわたってこのようなことが起こると離婚をしなければならないケースも多くなります。
7.旦那の親族とうまくいかないから
旦那とはうまくやっていても、旦那の父親や母親、その兄弟姉妹との関係がよくない場合にも、妻は旦那と離婚したいと思うでしょう。
特に、姑との関係が悪い場合に多く存在します。
旦那の身内とトラブルになることは旦那も辛いですが、妻はもっと辛い思いをします。
それをしっかりと理解して、妻を守りきるように旦那に助けを求めることは重要です。
それができない旦那であれば、離婚したいといわれても仕方がないかもしれません。
8.人の話を聞いていないと感じるから
前々から言っておいたことでも、「そんなことは聞いていない」「もっと早く言え」などの返答をされると、「どうせ私の話なんか聞いていない」と思い、離婚したくなってしまうこともあるでしょう。
逆ギレのような態度で接しられると、誰でも嫌気がさすものです。
言う側と言われた側で認識の違いはありますが、一度言われたことは覚えておかないと、お互いにストレスがたまる一方ですので、気をつけた方がよいかもしれません。
旦那に離婚することを納得させる方法
どのような状況だったとしても、まずは旦那と離婚について話し合わないと前に進みません。
離婚をしたい旨を伝えてもなかなか離婚に応じない場合、まずは離婚したくない理由を聞きましょう。
たとえば、旦那が「離婚することで世間体が気になる」と思っている場合、
- 「このままでは別居することになる。そのほうがあなたの世間体は悪いと思う」
- 「誰が見ても客観的に夫婦関係は破綻しているのに、世間体を保つために、見せかけの夫婦関係を続けるほうがよっぽど恥ずかしいと思う」
と論理的に攻めていくと効果的でしょう。
- 子どもに会えなくなる
→ 面会交流を約束、月に1回は必ず会えるようにする
- 子どものためによくない
→ いつもけんかの絶えない環境にいる方がよほど子どもによくない
- 浮気しているから別れたいんじゃないのか
→ そうやっていつも疑われて生活する気持ちがわかるのか
- これからはもっと家のことを手伝う
→ そういって今まで○回も言ってきたけど一度も実行した事がない
全ての理由が解消できれば、旦那が離婚に同意してくれる可能性は高まります。
それらしい理由を用意しておくことをおすすめします。
今すぐ旦那と離婚したいなら協議離婚がおすすめ
離婚方法には、「協議離婚」「離婚調停」「裁判離婚」の3つがありますが、最短で離婚するなら協議離婚で全ての決着をつけるとよいでしょう。
調停や裁判となると、法律で定められた離婚理由に当てはまっていることが前提になりますし、時間もお金もかかります。
離婚協議書を用いて離婚する方法がスピードも早く、手間もかかりません。
なにより、取り決めの内容についてあなたが主導権を握ればいくらでも有利な条件を設定できるでしょう。
もし、旦那と離婚したくても協議離婚では話し合いにならない場合は、「離婚調停」を申し立てましょう。
弁護士を雇わない場合は2,600円程度で行うことができますので、費用面での負担はそれほど多くはありません。
離婚調停は、家庭裁判所の調停員が夫婦の間に入ることで、お互いが顔をあわせることなく話し合いを行うという方式です。
なんらかの理由でお互いが話し合うことができない場合は、調停離婚を検討してみてください。
離婚が得意な弁護士に相談するのも有効
二人ではなかなか離婚の話し合いが進まないのであれば、離婚問題が得意な弁護士に相談してみるのも有効です。
離婚問題に長年取り組んできた弁護士であれば、何が問題になっているのか、どう動けば最善の解決策が得られるかの知識が豊富ですので、何かしらのアドバイスをしてくれるはずです。
もし、慰謝料や親権などの獲得を希望しているのであれば、あなたが有利な条件となるように動いてくれるはずですから相談のメリットは大きいでしょう。
旦那と離婚したい妻が最低限やっておくべき離婚の準備
最後に、旦那と離婚したい妻が、最低限やっておくべきことを紹介していきます。
まず、あなたの考える「最高の条件」で離婚するには、事前の準備が絶対に必要であることを覚えておきましょう。
離婚後の生活費の問題や、子どもがいる場合の養育費など、6つの項目を紹介しますので、参考にしていただければ幸いです。
1.慰謝料の請求に関して
離婚する理由が、旦那から自分に対する精神的な負担が原因の場合、妻はその受けた精神的苦痛を慰謝料として請求できます。
慰謝料の相場 |
不貞行為
|
50万円~300万円
|
DV・モラハラ
|
50万円~300万円
|
理由なき同居の拒否
|
10万円~200万円
|
これらの慰謝料を請求するには、証拠となるものが必要となりますので、離婚の原因となる証拠を集めて、確実に慰謝料を請求する準備をしておきましょう。
2.財産分与の計算
財産分与とは、婚姻生活の中で夫婦が一緒に築き上げた財産を分けることをいいます。
財産分与の対象になるものは、次の6つです。
- 現金
- 不動産
- 家具・家電
- 年金
- 退職金
- 有価証券
財産分与は決めずに離婚することもできますが、自分が買ったものやこれだけは欲しいというものに関してはしっかりと決めておくことで、有利なものを手に入れて離婚することができます。
旦那も妻も2分の1ずつ分けることが基本とされていますが、話し合いで離婚する場合であれば、決まった割合はありませんので、自由に決めてよいことになっています。
(財産分与)
第七百六十八条 協議上の離婚をした者の一方は、相手方に対して財産の分与を請求することができる。
2 前項の規定による財産の分与について、当事者間に協議が調わないとき、又は協議をすることができないときは、当事者は、家庭裁判所に対して協議に代わる処分を請求することができる。ただし、離婚の時から二年を経過したときは、この限りでない。
3 前項の場合には、家庭裁判所は、当事者双方がその協力によって得た財産の額その他一切の事情を考慮して、分与をさせるべきかどうか並びに分与の額及び方法を定める。
引用元:民法
3.親権者の決定
離婚はいつでもできますが、夫婦の間に子どもがいるときだけは、どちらかが親権者にならない限り離婚することはできません。
裁判で親権を決定する場合、どちらを親権者としたほうが子どもの利益になるかを第一に考えます。
具体的には、以下の点が判断材料となり総合的に判断されます。
- 子どもの監督状況
- 親権者の経済力
- 代わりに面倒を見てくれる人の有無
- 親権者の年齢や健康状態
- 住宅事情や学校関係などの生活環境
- 子どもの人数、それぞれの年齢や性別、発育状況
- 環境の変化による子どもへの影響度合いの見込み
- 子どもが10歳ごろ以上の場合、本人の意思
一般的に、子どもが幼いほど母親が親権者になる傾向にありますので、妻が離婚時に子どもの親権が欲しい場合は特に大きな問題はないと考えてよいでしょう。
4.養育費の問題
養育費の支払いは、妻が親権者となって子どもを育てていく場合は必ず確保しておかなければならないものであると考えましょう。
父親からの支払いが滞っている家庭は、令和3年に厚生労働省が実施した「全国ひとり親世帯等調査」によると、おおよそ全体の70%が養育費を支払われていないという結果が出ています。
【参考】 令和3年度 全国ひとり親世帯等調査 |報道発表資料|厚生労働省
離婚時に養育費の取り決めがないばかりに、子どもの養育に苦労をする妻が後を絶ちません。
どうすれば定期的にきちんと養育費を支払ってもらえるのか、その対策などを、離婚前にきちんと確認しておきましょう。
5.婚姻費用の計算
離婚前に生活費を受け取っていない場合や、離婚前提での別居をしている場合は、婚姻費用の請求が認められる可能性があります。
特に、ご自身の収入より配偶者の収入のほうが多いときには請求できる可能性が高まります。
婚姻費用の請求について詳しく知りたい方は、こちらの記事を確認ください。
6.取り決めた内容は必ず書面に残す
離婚前に準備する、決めておくことが全て話し合いでまとまったら、必ず「離婚協議書」にまとめてから、公正証書にまとめるようにしておきましょう。
公正証書にすることによって、例えば養育費の支払いが滞った場合などに、裁判所の判決を取ることなく強制執行をおこなうことも可能です。
公正証書の作成には若干の費用がかかりますが、相手が支払いを忘れる・支払わないといった場合の強力な対策になりますので、面倒でもやっておいて損はありません。
現在、日本では夫婦の3組に1組は離婚しているといわれており、2010年に総務省から発表された統計によると、全国でシングルマザーは123万世帯おり、平均年収は291万円、就業率は80%前後となっています。
引用元:母子家庭の役立つ手当17選|離婚後に知っておくべき支援制度
下記の記事にて児童手当、児童扶養手当などの助成金や所得税の減税措置、保険など、近年増え続ける母子家庭を支援する制度として、17の手当と助成金について言及しています。
知っておいて損はないでしょう。
離婚をしたい方としては当然相手が不倫やその他の離婚に至る理由があるものですが、万が一あなたに不倫などの負い目があった場合でも、離婚を求めること自体は可能です。
ただし、調停や裁判の場で不貞行為についてある程度立証されてしまえば、離婚は原則認められません。
自分の不倫に関しては悟られないようにする必要があります。
ポイントは協議離婚で必ず終わらせることです。
調停や裁判ともなれば、場合によっては相手が弁護士をつけてくる可能性もあり、あなたの身辺を徹底的に調べられてしまう危険性もあります。
まとめ
旦那と離婚したい場合に考えておくべきことをお伝えしました。
予備知識があればあなたの生活だけでなく子どもの生活も守ってくれるでしょう。
本記事の内容があなたにとって有益な情報となれば幸いです。
旦那と離婚したいと悩んでいるあなたへ
旦那と離婚したいけど「旦那と話すのが嫌」と、なかなか話を切り出せずに悩んでいる方もいるでしょう。
結論からいうと、旦那に離婚を切り出せていないなら弁護士に相談することをおすすめします。弁護士に相談すれば、なかなか進まない離婚交渉をスムーズに進められるかもしれません。
そのほかにも離婚問題を弁護士に依頼することで、以下のようなメリットを得ることが可能です。
- 旦那と話さずに離婚できる
- 財産分与や養育費がいくらになるかの試算
- 有利な条件で慰謝料を請求できる
- 離婚後のトラブル防止
- 子どもがいる場合は親権を獲得できる
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