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離婚届はどこでダウンロードできる?無料の入手先と印刷方法を解説

離婚届はどこでダウンロードできる?無料の入手先と印刷方法を解説

役所へ行く時間がなくても、離婚届は各自治体のサイトから無料でダウンロードできます。各自治体のサイト上で公開されている様式は窓口の用紙と共通しており、A3サイズに印刷すれば利用可能です。

なお、2026年4月施行の民法改正に伴い、離婚届の親権者欄に共同親権を選ぶ欄が加わりました。各自治体のサイトでは、改正後の新様式を配布しています。改正前に入手した旧様式を使う場合は、別紙の添付が必要です。

本記事では、離婚届のダウンロード元や正しい印刷・記入法、離婚届への署名前に固めておきたい離婚条件を解説します。無断提出を防ぐ不受理申出やコンビニ印刷など、よくある疑問も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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離婚届は各自治体の公式サイトから無料でダウンロードできる

離婚届は、各自治体の公式サイトから無料でダウンロード可能です。離婚届は戸籍法施行規則で様式が定められた全国共通の書類で、多くの自治体がPDF形式でサイトに掲載しています。

法務省のサイトにも記入例と記載要領のPDFが掲載されていますが、白紙の届出用紙は配布されていません。用紙は、市区町村の戸籍担当窓口でもらうか、自治体のサイトからダウンロードして入手しましょう。

様式は全国共通のため、中身はどの自治体のサイトのものでも基本的に同じです。ただし、離婚届の欄外の仕様(市区町村名の印字・捨印欄の有無・連絡先記入欄の配置など)が各自治体によって若干異なる場合があります。

確実に受理されるためには、提出先の市区町村役場の公式サイトからダウンロードするのが確実です。

離婚届をダウンロードする手順

離婚届は、提出先の自治体のサイトからダウンロードして印刷します。具体的な手順は、以下のとおりです。

手順 作業 備考
① 提出先となる本籍地または住所地の自治体のサイトで、戸籍の届出や離婚届の案内ページを開く 「離婚届 ダウンロード 〇〇市」などのキーワードで検索すると見つけやすい。
② 離婚届のPDFデータをダウンロードする パソコンにAdobe Acrobat Readerが入っていない場合は、事前にインストールする。旧様式・新様式の双方が掲載されていれば、新様式をダウンロードする。
③ A3サイズで等倍に印刷する 用紙サイズを「A3」、印刷倍率を「等倍(100%)」に設定して普通紙で印刷する。A3対応プリンターがなければ、コンビニのマルチコピー機でA3を指定して出力する。

ダウンロードした離婚届を使用する際の注意点

ダウンロードした離婚届を使用する際は、提出先の市区町村が、ダウンロード版の離婚届を受け付けているか事前に確認しましょう。印刷時は、A3サイズの用紙に等倍で印刷してください。

また、届出人や証人2名(協議離婚の場合)の署名は自筆が必須です。ただし、離婚届は受理されると、簡単には撤回できないため、一時の感情で署名するのは避けましょう。

提出先の市区町村がダウンロード版の離婚届を受け付けているか確認する

提出先の市区町村が、ダウンロード版の離婚届を受け付けているかを確認してから提出しましょう。離婚届の様式は戸籍法施行規則で全国共通に定められており、多くの市区町村はダウンロード版の離婚届を受理しています。

ただし、自治体によっては自身で印刷した用紙での届出を受け付けない場合もあります。離婚届の欄外の仕様(市区町村名の印字・捨印欄の有無・連絡先記入欄の配置・注意事項の記載など)は、発行元の市区町村によって一部異なる場合があります。

ほかの自治体が提供しているダウンロード版の離婚届でも受理してもらえるか、事前に提出予定の役所に確認しておきましょう。

離婚届はA3サイズの用紙に等倍で印刷する

離婚届は、A3サイズの用紙に等倍で印刷してください。自宅にA3対応プリンターがない場合は、コンビニのマルチコピー機で印刷しても構いません。用紙は白色のA3の普通紙を使いましょう。

以下のような指定規格外のものでは、役所に受理してもらえません。

受け付けてもらえない用紙の例

印刷後は、破れや文字の欠け、外枠のかすれなどがないか目視で確認してください。

ダウンロード版の離婚届でも届出人・証人の署名は手書きが必要

ダウンロードした離婚届は、印刷してから手書きで記入しましょう。届出人や証人(協議離婚の場合)の署名は、原則として本人が自筆しなければなりません。

▼届出人欄の記載例(協議離婚の場合)

届出人欄の記載例(協議離婚の場合)

▼証人欄の記載例(協議離婚の場合)

証人欄の記載例(協議離婚の場合)

氏名・本籍・住所などの記載事項は、パソコン入力を認める市区町村もあります。ただし、PDFに直接入力すると、レイアウトが崩れる場合もあるため、白紙で印刷してから手書きするのが確実です。

記入時は、黒インクまたは黒ボールペンで記入してください。消せるボールペンや鉛筆・シャープペンで記入したものは、受け付けてもらえません。

離婚届を提出するとあとから取り消すことができない

一時の感情で離婚届に署名するのは控えましょう。署名後に気が変わっても、相手が提出した離婚届が受理されると、簡単には取り消せません。

協議離婚は、夫婦双方の離婚意思の合致と、戸籍法上の届出によって成立します。届出時点で一方に離婚の意思がない場合、当該協議離婚は法的には無効です。

しかし、形式上の不備がない場合、市区町村役場の職員は離婚届を受理します。戸籍を元に戻すには、家庭裁判所の離婚無効確認調停・訴訟などで勝訴判決や審判を得て、市区町村役場に戸籍の訂正を申請しなければなりません。

不用意に署名済みの離婚届を相手に交付すると、自分の意思に反して相手が離婚届を提出してしまうおそれがあります。離婚届への署名は、離婚条件を取り決め、合意内容を反映した離婚協議書への署名・押印が済んだあとにするのが適切です。

離婚届をダウンロードする前にすべきこと

離婚届のダウンロードなど、離婚に向けた手続きを具体的に進める前に、夫婦間で離婚条件に関する話し合いをしましょう。夫婦双方が合意した条件は、口約束にせず書面として残すのが安心です。

離婚条件について夫婦間で話し合う

離婚条件について夫婦間で話し合う

夫婦間で親権・養育費・面会交流・財産分与・慰謝料などの離婚条件を話し合い、合意を取り付けておきましょう。

離婚後は、相手が話し合いに応じてくれなかったり、譲歩を引き出せなくなったりするおそれがあります。また、財産分与や年金分割は離婚時から5年(2026年3月31日以前に離婚した場合は2年)、慰謝料は離婚時から原則3年で時効にかかります。

未成年の子がいる場合は、父母のどちらか一方を単独親権者にするか、父母双方を共同親権者にするかも決めなければなりません。親権者の記載のない離婚届は、原則として受理されません(親権者指定の調停・審判を申し立てている場合を除く/民法765条1項)。

夫婦間で合意した内容を書面化する

離婚条件について合意できたら、内容を書面に残しておきましょう。口頭の合意だけでは、離婚後に養育費や財産分与の支払いが滞ったときに、約束した内容を証明しにくくなるためです。

合意した内容は、離婚協議書としてまとめます。金銭の支払いを伴う条件は、強制執行認諾文言を付けた公正証書にしておくと安心です。公正証書があれば、支払いが滞ったときに、改めて裁判を起こさなくても強制執行を申し立てられます。

公正証書は、原則として夫婦で公証役場に出向き、合意内容を伝えて公証人に作成してもらいます。

離婚届に署名する前に「ベンナビ離婚」で弁護士に相談

離婚届に署名する前に、「ベンナビ離婚」を活用して弁護士に相談しましょう。「ベンナビ離婚」は、離婚問題を得意とする弁護士を全国から検索できるポータルサイトです。地域や相談内容などで絞り込めるため、自分の状況に合う弁護士がすぐに見つかります。

離婚時には、親権・養育費・面会交流・財産分与・年金分割・慰謝料など、夫婦間で協議すべき事項が複数あります。話し合いを先送りにしたり、口約束で済ませたりすると、離婚後にトラブルに発展するケースも少なくありません。

弁護士に依頼すれば、離婚条件の交渉から離婚協議書の作成、離婚届の提出前チェックまで、適切なサポートを受けられます。

初回無料相談、夜間・休日やオンライン相談に応じる事務所もあるため、まずは「ベンナビ離婚」で検索してみてください。

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離婚届のダウンロードに関するよくある質問

本章では、離婚届のダウンロードに関してよくある質問にQ&A形式で回答します。

Q.ダウンロード以外の離婚届の入手方法はありますか?

離婚届の用紙は、市区町村役場の戸籍担当窓口(市民課、市民サービスセンターなど)で取得できます。窓口の職員に「離婚届の用紙を(書き損じ用の予備を含めて)○枚ください」と伝えるだけで交付してもらえます。身分証の提示は求められません。

自治体によっては、開庁時間外でも夜間・休日受付窓口で用紙を交付してもらえる場合もあります。ただし、夜間・休日窓口に用紙がないときもあるため、時間外に来庁する際は、事前に確認してください。

離婚の手続きを弁護士に依頼しているときは、弁護士から離婚届の用紙をもらえる場合もあります。離婚事件を積極的に取り扱う法律事務所では、通常、届出用紙を常備しています。提出に適したタイミングで、用紙を交付してもらえるでしょう。

Q.ダウンロードした離婚届はコンビニで印刷できますか?

ダウンロードした離婚届は、コンビニのマルチコピー機で印刷できます。自宅にプリンターがなければ、各コンビニチェーンが提供するネットプリントサービスを利用するとよいでしょう。コンビニで印刷する場合の手順は、以下のとおりです。

  1. ダウンロードした離婚届のPDFデータを、ネットプリントサービスに登録する
  2. 発行された予約番号(またはQRコード)を店舗のマルチコピー機に入力する(QRコード読み取り機にかざす)
  3. 用紙サイズをA3に指定して等倍印刷する

マルチコピー機にUSBメモリを挿して、PDFデータを直接印刷する方法もあります。料金は、A3サイズ1枚あたり10円〜100円程度です。

Q.スマートフォンでも離婚届のダウンロードは可能ですか?

離婚届のPDFデータは、スマートフォンからでもダウンロードできます。iPhoneでは「ファイル」アプリ、Androidでは「Files」アプリなどにPDFを保存可能です。

iPhoneでPDFファイルを保存・印刷する場合は、PDFを表示させた画面の下にある「上矢印マーク」をタップします。AndroidでPDFファイルを印刷・保存する場合は、同画面上部の三点リーダー(3つの点)をタップしてください。

Q.A3用紙がないのですが、A4用紙2枚に分けて印刷してもいいですか?

A4用紙を2枚に分けて印刷したものは、受理されません。自宅にA3対応プリンターがない場合は、コンビニのマルチコピー機などで印刷しましょう。

自宅のプリンターでA4サイズで印刷してからコンビニのマルチコピー機で拡大コピーし、A3にする方法もあります。ただし、拡大コピーをすると枠線や文字がゆがみやすくなるため、最初からコンビニのマルチコピー機でA3・等倍に印刷するのが確実です。

Q.無料でダウンロードしたかわいいデザインの離婚届も使用できますか?

デザイン入りの離婚届による届出を受理している自治体もあります。ただし、様式自体を作り変えたものや、用紙のサイズ・形を変えたものは受理されません。

市区町村によっては、自治体以外が配布するデザインの離婚届を受け付けない場合があるため、使う前に提出先へ確認しましょう。

まとめ

離婚届は、各自治体の公式サイトから無料でダウンロードできます。様式は戸籍法施行規則で全国共通に定められており、掲載元による違いはほとんどありません。

ダウンロード版を利用する際は、提出先の市区町村が自分で印刷した用紙を受け付けているかを事前に確認しましょう。ダウンロードした離婚届のデータは、必ずA3サイズの用紙に等倍で印刷してください。

離婚届は一度受理されると簡単には取り消せないため、夫婦間で離婚条件の合意ができてから署名するのが賢明です。合意内容は口約束にせず、離婚協議書や公正証書にまとめておきましょう。

離婚条件の交渉や協議書の作成に不安がある場合は、「ベンナビ離婚」で離婚問題を得意とする弁護士に相談しながら進めてください。

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この記事の監修者
東京桜の森法律事務所
川越 悠平 (東京弁護士会)
依頼者様のお気持ちを尊重し、一人ひとりに適したサポートを提供しています。離婚自体を争う事件や財産分与などを争う事件はもちろん、親権や面会交流、養育費などお子さんの関わる事件にも注力しています。

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編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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