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財産分与の時効(除斥期間)は2年!時効後にできること
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2018.3.26

財産分与の時効(除斥期間)は2年!時効後にできること

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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財産分与は2年以内に請求しないと時効(除斥期間)が成立し、請求する権利が完全に消滅してしまいます。

 

離婚時に話しをまとめておければいいのですが、家庭の事情や離婚時の状況によっては難しいこともあるでしょう。

 

早めに申立てをしなければ、大きな損をしてしまいますし後悔する可能性もあります。この記事では、離婚後に確実に財産分与請求をするための方法について説明します。

 

離婚時の財産分与

弁護士に相談することで
損をしない分与が実現できるかもしれません

一部ではありますが、弁護士に依頼することで以下のようなメリットがあります。


・財産分与の適正金額を算出してくれる
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財産分与の時効(除斥期間)と2つの権利

財産分与の時効(除斥期間)を考える際に重要な2つの権利について紹介します。

 

1:相手に財産分与を求める権利(財産分与請求権)

この権利は民法第768条に2年の除斥期間と定められています。そのため、離婚後2年以内に財産分与を請求しなければ完全に権利が消滅します。

 

この権利は離婚届が役所に受理され、離婚が成立した時点から発生します。なので、別居を2年以上していた場合でも離婚成立時から2年内であれば財産分与の請求が可能です。

 

もちろんですが、2年を過ぎた場合、相手が任意で応じてくれない限り財産分与の請求をすることはできません。

 

2:財産分与の結果を踏まえて財産の引き渡しを求める権利(財産分与に基づく財物引渡し請求権)

離婚後2年以内に協議、調停、裁判などで財産分与についての権利が確定した場合、この権利は10年間消滅することはありません。

 

仮に10年が経過しそうであれば、同権利を求める訴えを提起することで時効を中断させることも可能です。

 

財産分与は2年以内に請求しましょう

2つの権利は別物ですが、相手に財産分与を求める権利が消滅してしまうと、財産分与に基づく財物引渡し請求権を行使することができません

 

なので、財産分与を離婚後に話し合う場合は、必ず2年以内に協議を開始し、協議が整わないのであれば調停を申し立てましょう。

 

【関連記事】
財産分与請求調停の手順|財産分与の獲得を有利に進める8つのコツ
財産分与|相場以上の財産を獲得する方法と請求手順まとめ

 

財産分与請求は消滅時効ではなく除斥期間!消滅時効と除斥期間の2つの違い

財産分与請求権についての2年間という期間は時効期間ではなく、除斥期間です。そのため、これを止めたり延期したりすることはできません(除斥期間は不変です)。

 

消滅時効(時効)はドラマやニュースで聞く機会があると思いますが、除斥期間はあまり聞かないですよね。ここでは2つの違いについて紹介します。

 

消滅時効とは

消滅時効(時効)は所定の手続きによって時効満了時期を延長したり、時効期間そのものをリセットすることが可能です。また、時効期間を過ぎても相手がこれを援用しない場合は、請求権は消滅しません。

 

除斥期間とは

除斥期間は消滅時効と違い、権利の有無を確定する不変期間です。時効期間と異なり延長やリセットをすることができません。

 

消滅時効と除斥期間の違いまとめ

まとめると以下のような違いがあります。

内容

消滅時効

除斥期間

延長が

できる

できない

リセットが

できる

できない

消滅方法

時効の援用によって消滅する

期間が過ぎたら自然に消滅する

成立後に裁判で請求が

できる

できない

 

除斥期間が過ぎた場合でも財産分与を支払ってもらえるケースと注意点

上項でも説明した通り除斥期間を過ぎての請求は基本的にできません。ただ、相手が任意で財産分与に応じてくれる可能性はゼロではありません。

 

この場合弁護士に依頼して適切な分与方法を提案してもらうということも検討に値するでしょう。

 

請求する際の注意点

なお、離婚から2年が経過しており、かつ相手が財産分与を拒否しているにもかかわらず、執拗に財産分与を求めることは、場合によっては脅迫罪・恐喝罪・強要罪などに該当する可能性があります。

 

金銭が関わってくる分お互いに熱くなりやすく、刑事事件に発展する可能性もありますので注意しましょう。まずは手紙で請求するなど冷静な対応が必要です。

 

【関連記事】
脅迫罪とは?逮捕されてしまった場合の対応法
恐喝罪で逮捕された場合の罪の重さと迅速解決のための方法
強要罪の成立要件と逮捕された後の適切な弁護活動

 

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共有名義の不動産について財産分与を求める権利が失われた場合の対処法

不動産が共有名義の場合でも請求権が消失してしまうことがあります。ここでは、そのような場合の対処法についてまとめました。

 

相手から不動産を買い名義を変更する

相手から買い取ることで名義を変更することができます。売買価格を適正に決めたいという場合は、不動産鑑定士に依頼する必要がありますが、相当な費用がかかってしまいます。

 

弁護士に相談すれば他の適切な価格算定方法を提案してくれるかもしれません。なお、売却にかかるその他費用の目安としてこちら『不動産の売却時にかかる費用』をご覧ください。

 

相手から贈与という形で名義を変更する

財産分与として不動産を受け取ることはできませんが、『贈与』という形で譲ってもらうことはできます。贈与の場合、買取費用もいらないためお得と感じる人は多いと思いますが、贈与税の支払いが必要です。

 

どのくらい税金が必要なのかはこちら『夫婦間の居住用不動産の贈与』からご確認ください。

 

まとめ

離婚時の理由(心身の不調や家庭の問題)などにより、離婚から2年経ってしまう場合も少なくありません。

 

財産分与請求権の除斥期間を過ぎてしまうと、基本的に財産分与を求めることはできません。早めの対処が肝心です。

 

【関連記事】
財産分与の際にかかる税金と5つの節税方法まとめ
財産分与に住宅ローンがある場合の離婚|夫婦で揉めずに解決する方法
必見!熟年離婚の財産分与で確実に退職金を獲得する方法

 

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出典元一覧

この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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本記事は離婚弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※離婚弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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