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LINEのトークは不倫・浮気の証拠になる?具体例や証拠を確保するときのポイント

LINEのトークは不倫・浮気の証拠になる?具体例や証拠を確保するときのポイント

「LINEのトーク履歴は不倫の証拠になるの?」と気になっている方は多いでしょう。

実際、LINEのトーク履歴は浮気の有力な証拠になり得ます。

しかし、どんな内容でも証拠として認められるわけではなく、保存方法や扱い方によっては法的効力を失うこともあるため注意が必要です。

当記事では、不倫の証拠になるLINEトーク履歴の具体例や、証拠として残す際のポイントを解説

トークの非表示設定など不倫と認められない内容についても説明するので、参考にしてください。

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目次

LINEのトーク履歴は不倫・浮気の証拠になる?

LINEのトーク履歴に肉体関係の存在を示すやり取りがあれば、不倫・浮気の直接的な証拠となります。

ただし、単に親密なだけのメッセージでは証拠として不十分です。

肉体関係をもっていることがわかれば直接証拠になる

LINEのトーク履歴から配偶者と第三者の間に肉体関係があったとわかる場合、不倫・浮気の決定的な証拠になります。

重要なのは、肉体関係があったかどうか。

交際の事実があっても、キスや手をつなぐだけで肉体関係がなければ、不貞行為とは認められません

肉体関係を示す証拠例
  • 「昨日のセックス、最高だったね」といったメッセージ
  • 裸で一緒に写っている写真
  • 性交渉中を撮影した動画

上記のように性交渉を示す直接的なやり取りでなくても、ラブホテルに行ったり、二人で旅行したことがわかるやり取りなども、肉体関係があるとみなされる可能性が高いでしょう。

法的に証拠と認められるための条件

慰謝料請求や離婚請求において、LINEのやり取りが法的な証拠として効力をもつためには、3つの条件を満たす必要があります。

  • 内容が肉体関係(不貞行為)を推認させるものである
  • トーク内容に信用性がある
  • データが改ざんされていないことが証明できる

裁判所は、提示された証拠が客観的に信頼できるかを厳しく判断します。

会話の流れが自然で矛盾がなく、第三者が見ても肉体関係があったと納得できる信用性が必要です。

また、データの改ざんの可能性があると、有効な証拠としては認められません。

慰謝料額に影響を与える間接証拠が見つかることもある

LINEのやり取りから見つかるのは、肉体関係を直接証明するものだけではありません。

不倫の長さや頻度といった悪質性の高さを示す証拠が見つかれば、慰謝料の金額を増額できる可能性があります。

例えば、配偶者と別れることを画策しているような会話は、婚姻関係を破壊する意図があったことを証明する材料です。

また5年前に「付き合おう」というメッセージのやり取りがされていれば、長期間にわたって不倫関係を続けている証拠になります。

慰謝料金額を増額できる要素
  • 不倫の期間が長い
  • 性交渉の回数が多い
  • 不倫の証拠を隠した
  • 婚姻関係を壊す
  • 反省の様子が見られない
  • 複数の人と不倫関係にある など

不倫の証拠になるLINEトーク履歴の具体例

不倫の証拠として認められやすいLINEのトーク履歴には、肉体関係の存在を直接的または間接的に示す内容が含まれています。

裁判で証拠として認められるためには、第三者が見ても不貞関係があったと判断できる明確さが必要です。

肉体関係があったとわかるやり取りや画像

具体例
  • 「昨日のセックス、最高だったね」といったメッセージ
  • 裸で一緒に写っている写真
  • 性交渉中を撮影した動画裸で一緒に写っている写真

不貞行為の定義は、肉体関係をもっているかどうかです。

LINEのトーク内で性交渉をおこなったと客観的にわかる画像や動画、トークのやりとりがあれば、不倫の証拠となり得ます。

おそらく肉体関係があっただろうと推測できるやり取りや画像

具体例
  • 二人で旅行に出かけた際の写真・動画
  • ラブホテルで待ち合わせることを示すやりとり

直接的に性行為について触れていない場合でも、肉体関係があったと推測できるトーク履歴や画像があれば、証拠として認められる可能性が高いです。

例えば二人きりで泊りがけで旅行に出かけた場合であれば、客観的にみても肉体関係があった可能性が高いと推測できるでしょう。

ただし、「ホテルのロビーで待ち合わせよう」の言葉だけだと、それがラブホテルかそうでないかは判断できません。

ビジネスホテルなどは仕事で待ち合わせしている可能性があり、証拠としては不十分です。

不倫関係を認めている内容

具体例
  • 「これって不倫関係だよね?」
  • 「浮気してるって奥さんにバレてない?」

関係をもっている両者が不倫関係を認めているようなLINEのやり取りをしている場合も、不倫の間接証拠になります。

肉体関係についての内容がなくても構いません。

一般常識で考えると「不倫」は「配偶者以外の異性と肉体関係をもつこと」であるため、不倫の証拠として認められる可能性があります。

ただし、仲良い男女の冗談半分でやり取りしている場合もあるので、前後のメッセージも含めて不倫かどうかを見極めましょう。

不倫の証拠にならないLINEのトーク履歴の具体例

法的に問題となるのはあくまで「不貞行為(肉体関係)」の有無。

仲が良い友人や同僚とのやり取りと区別がつかない内容は、証拠としての価値が低いと判断されるでしょう。

肉体関係の存在まで推測できない

具体例
  • 「明日、ランチ行こう」「駅前で待ち合わせね」といったやり取り
  • 「今日は楽しかった、ありがとう」というメッセージ

二人で会う約束や食事をした事実がわかるやり取りがあったとしても、それだけでは肉体関係の存在を直接証明することは困難です。

裁判所は客観的な事実に基づいて判断するため、単なるデートや食事だけでは肉体関係があったとは判断されず、不貞行為と認められません。

親密なだけのメッセージや社交辞令の範囲

具体例
  • 「会いたい」「尊敬しています」といったメッセージ
  • ハートマークの多用
  • 頻繁にやり取りをしている

「好き」などの愛情表現やハートマークの多用は、惹かれあっていたり交際しているように見えますが、プラトニックな関係(精神的なつながり)である可能性を否定できません。

相手方から、親しい友人関係や相談に過ぎないと主張された場合、覆すことは困難です。

肉体関係の存在を示す、より直接的な証拠が必要といえます。

LINEのトークルームが非表示になっている

特定の相手とのトークルームが非表示に設定されているという事実だけでは、不倫の直接的な証拠になりません。

なぜ隠す必要があるのか、という点で疑わしい状況ではあるものの、あくまで状況証拠のひとつに過ぎないと評価されます。

トークルームを非表示にする理由は、浮気を隠す以外にもさまざまです。

非表示にする一般的な理由
  • 通知が頻繁で煩わしいから
  • 見られたくない仕事の愚痴を言っているから
  • トークリストを整理して見やすくしたい

ただし、非表示設定はほかの証拠と組み合わせることで、「不倫を隠蔽しようとしていた」という悪質性を示す状況証拠にはなり得ます。

LINEトークルームの非表示設定を見破る方法

非表示になっている人物やトークルームがあるかは、以下の方法で確認できます。

友だちの非表示リスト確認
  1. [ホーム]>[設定]をタップ
  2. [友だち]>[非表示リスト]をタップ
トークルームの非表示リスト確認
  1. [ホーム]>[設定]をタップ
  2. [トーク]>[非表示リスト]をタップ

夫婦間であっても他人のスマホを操作する行為はプライバシーの侵害になる可能性が高いため、許可を得て見せてもらいましょう。

LINEのトーク履歴を不倫の証拠として残すときの5つのポイント

LINEのトーク履歴を不倫の証拠として残すときの5つのポイント

LINEのトーク履歴を法的に有効な証拠として保存するには、適切な方法で記録することが重要です。

違法な手段で入手した証拠は裁判で認められない可能性があるため、プライバシーに配慮しながら、改ざんを疑われない形で保存する必要があります。

自分のスマートフォンで相手のLINE履歴を動画撮影する

証拠の確保はスクリーンショットではなく、自分のスマートフォンで相手のスマートフォンのLINE画面を撮影する形でおこないましょう。

スクリーンショットの画像では、偽装して作られた画像と反論されてしまう可能性があるためです。

偽装画像だと反論された場合は、スクリーンショットの画像が本物であるかどうかを証明しなければいけません。

また、撮影する際は写真ではなく動画撮影がより効果的です。

証拠保全に有効な動画撮影の流れ
  1. 相手のスマートフォンを手にする(外観も映るように)
  2. LINEを立ち上げる
  3. トーク画面を表示する
  4. 日時や相手のアカウント名、プロフィール画像も含まれるように動画を撮影する

スマートフォンの外観からトーク履歴の画面まで一連の流れを動画で撮影することで、偽装の可能性を否定できます。

LINEの画面は相手の許可を得て見せてもらう

スマホやLINEの画面を見る場合は、必ず相手の同意・許可をもらいましょう。

無断でスマホを盗み見たり、脅迫して無理やり見せさせたりすると、プライバシー侵害や強要罪にあたる可能性があります。

また、違法な手段で入手した証拠は裁判で採用されないと考えてください。

夫婦間の話し合いの場で、感情的にならず落ち着いた態度で真実を確認したいという気持ちを伝えて自ら開示してもらうのが理想的です。

できるだけ多くのトーク履歴を撮影する

不倫の証拠としてLINEのトーク履歴を残すときは、できるだけ多くのやり取りを保存することが大切です。

証拠の数が多いほど、関係の継続性や親密さを示す裏付けになります。

1回のやり取りだけでは誤解や冗談と主張される恐れもありますが、複数の日時にわたるトークが残っていれば、交際関係の実態をより明確に示せるでしょう。

また肉体関係を示す直接証拠がなくても、LINE以外の写真やホテルの領収書といったほかの証拠と組み合わせると、証拠の信用性や説得力が一層高まることもあります。

不倫を認めたら自認書の作成や自白の録音をする

配偶者が不倫を認めた場合は、自白した会話を録音するのが極めて有効です。

本人が不貞行為を認めた客観的な証拠があれば、あとから否定されるのを防げます。

裁判においても、不倫を認めた瞬間の証拠は強力な証拠です。

あらかじめ相手の同意を得たうえで、ICレコーダーやスマートフォンの録音機能で会話を録音するとよいでしょう。

また、不倫の事実を認める内容の書面(自認書)に署名・捺印をもらうと、証拠としての信頼性がより高まります。

LINEの怪しい使い方をしていないかチェックする

LINEアプリの怪しい使用方法がないかをチェックしましょう。

例えば、不倫しているようだが相手がわからないといった場合に、特定の人物を非表示設定していたり名前を偽装していたりすれば、その人物が浮気相手である可能性は高いでしょう。

浮気を疑う怪しい行動
  • トーク画面を非表示設定している
  • 同性の友人や企業名のような名前に偽装している
  • トーク履歴を削除した形跡がある
  • 通知をオフにしている
  • パスコードロックをかけている

また後ろめたいことがなければ通常はおこなわないような操作をしている事実は、裁判官の心証が悪くなり、相手に不利に働きます。

ただし、いくら怪しい行動があっても、不貞行為そのものの証拠にはなりません。

あくまでも状況証拠に過ぎないため、肉体関係を示す決定的な証拠と組み合わせる必要があります。

LINEのトーク履歴を証拠として保存する際の注意点

LINEのトーク履歴を証拠として保存する際には、改ざんを疑われない保存方法を選び、違法な手段を用いないことが重要です。

適切な方法で証拠を保存しないと、せっかく入手した証拠が裁判で認められない可能性があります。

改ざんや捏造を疑われる可能性がある

スクリーンショットやテキストデータの転送は、加工や編集が容易です。

加工をおこなっていなくても、相手方から「捏造された証拠だ」と反論されるリスクがあります。

特にスクリーンショットは画像編集ソフトで簡単に加工できるため、改ざんの疑念をもたれやすいでしょう。

改ざんの疑いを払拭するには、先述したように、自分のスマートフォンで動画撮影をするのが効果的です。

証拠保全に有効な動画撮影の流れ
  1. 相手のスマートフォンを手にする(外観も映るように)
  2. LINEを立ち上げる
  3. トーク画面を表示する
  4. 日時や相手のアカウント名、プロフィール画像が含まれるように動画を撮影する

また、第三者(弁護士など)の立ち会いのもとで証拠を保存すると、証拠の信頼性を高められます。

不正な方法で入手した証拠は無効になる

スパイアプリの使用や不正アクセスなど違法な手段で入手した証拠は、裁判で証拠として採用されない違法収集証拠となる可能性があります。

民事訴訟では、違法収集証拠が直ちに無効となるわけではありません。

しかし証拠収集の手段が悪質である場合、証拠能力を否定されたり、逆に相手から損害賠償請求をされたりするリスクがあります。

特に刑事罰に該当する方法で証拠を入手した場合、証拠としての価値がないだけでなく、自身が犯罪者となるため絶対に避けましょう。

やってはいけない違法行為
  • 相手の許可なくスマホに監視アプリをインストールする
  • パスワードを盗んでLINEにログインする
  • 相手を脅迫してスマホを無理やり見る

LINEで不倫の証拠集めをするときにやってはいけないNG行動5つ

LINEで不倫の証拠集めをするときにやってはいけないNG行動5つ

証拠集めの過程で違法行為や不適切な行動をとると、せっかく入手した証拠が無効になるだけでなく、自身が法的責任を問われる可能性があります。

感情的になりがちな状況ですが、冷静に適法な方法で証拠を収集することが、最終的に有利な結果につながることを理解しておきましょう。

証拠集めの際にやってはいけない行動を解説します。

スマホを無断で盗み見る

夫婦間であっても、配偶者が寝ている間や入浴中に無断でスマホを盗み見る行為は避けるべき。

プライバシー権の侵害にあたる可能性があります。

特に、無断でスマホのロックを解除してLINEを閲覧する行為は、プライバシーの侵害として相手方から反論されかねません。

どうしても確認が必要な場合は、相手の同意を得たうえで確認することが望ましいでしょう。

相手が拒否した場合は、その態度自体が疑惑を深める材料となり得ます。

パスワードが必要なアプリにログインする

他人のIDやパスワードを無断で使用してWebサービスやアプリにログインする行為は、不正アクセス禁止法に抵触する犯罪行為です。

たとえ配偶者であっても違法にあたります。

不正に入手した証拠は、違法収集証拠として裁判で認められない可能性が高く、さらに自身が刑事責任を問われるリスクがあるため気を付けてください。

なお、違反すると3年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

第十一条 第三条の規定に違反した者は、三年以下の拘禁刑又は百万円以下の罰金に処する。

引用元:不正アクセス行為の禁止等に関する法律

トーク履歴のテキストデータを転送する

LINEの機能を使ってトーク履歴をテキスト形式で自分のメールアドレスなどに転送する方法は、改ざんが容易なため証拠としての価値が低く、おすすめしません。

テキストデータは単なる文字列の羅列で送信され、誰でも簡単に編集できます。

相手方から内容の書き換えを主張された場合、元のデータが本物であることを証明するのが極めて困難です。

また、相手のスマホから無断でデータを転送する行為も、不正アクセス禁止法に問われるリスクもあります。

証拠の信頼性が低いうえ、違法行為に問われるリスクがあるため、おこなわないのが無難でしょう。

許可なく遠隔操作アプリや監視アプリをインストールする

夫婦間であっても、配偶者のスマホに無断でスパイウェアや監視アプリをインストールしてはいけません。

不正指令電磁的記録に関する罪(ウイルス罪)にあたる可能性のある、極めて悪質な違法行為です。

違反すると、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。

(不正指令電磁的記録作成等)

第百六十八条の二 正当な理由がないのに、人の電子計算機における実行の用に供する目的で、次に掲げる電磁的記録その他の記録を作成し、又は提供した者は、三年以下の拘禁刑又は五十万円以下の罰金に処する。

引用元:不正指令電磁的記録に関する罪

位置情報追跡アプリやLINE監視アプリなどは、浮気調査に使えるとして宣伝されていることがありますが、本人の許可なく使用することは違法行為なので注意してください。

不倫相手にメッセージを送る

配偶者のスマホから不倫相手に連絡を取るのは避けましょう。

仮に相手を脅したり感情的なメッセージを送ったりした場合、脅迫罪や名誉毀損罪に問われるリスクがあります。

配偶者のアカウントになりすまして不倫相手に接触し、「もう会いたくない」とメッセージを送って関係を終わらせようとする行為も、不正アクセスや詐欺的な行為として問題視される可能性があります。

また、不倫相手にメッセージを送ることで相手が警戒し、証拠となるLINEのトーク履歴を削除してしまう可能性も否定できません。

不倫相手への対応は、証拠を十分に確保のうえ、弁護士を通じて正式におこないましょう

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LINEだけでは不倫の証拠として弱い場合に確認すべきもの

LINEのトーク履歴だけでは肉体関係の証明が不十分な場合、ほかの証拠と組み合わせて証拠としての価値を高めることができます。

不貞行為の立証をより確実にするために、LINE以外の証拠を探しましょう。

写真・画像・動画

配偶者のスマートフォンやパソコン内に残されている写真 ・裸で二人で写っている写真
・性交渉中の動画
自身もしくは探偵が撮影した写真 ・ラブホテルに出入りする写真
・宿泊を伴う旅行中の写真

写真や画像、動画などは、不倫を証明できる強い証拠です。

LINEの履歴には残されていなくても、スマートフォンの画像フォルダやパソコンなどに保存されている可能性があります。

また、ラブホテルや不倫相手の家へ出入りする写真も証拠として有効です。

自分で撮影するにはリスクがともない手間もかかるため、探偵会社に依頼すると確実でしょう。

電話・クレジットカード・交通ICの明細

クレジットカードの利用明細やレシート ・ラブホテルの利用明細
・高価なプレゼントの購入履歴
・レストランを二人で利用した際のレシート
交通IC・カーナビの利用履歴 ・不倫相手の家へ行き来している履歴
・旅行先への履歴
電話の通話履歴 ・不倫相手との通話記録

電話の通話履歴やクレジットカード、交通ICカードの明細書なども、不倫の証拠として提出できます。

脇の甘い配偶者の場合、ラブホテルや旅行先の支払いレシートを財布やカバンに入れっぱなしにしている可能性があるので、確認してみましょう。

また、交通ICやカーナビの利用履歴を確認すると、不倫相手の自宅近辺に頻繁に行き来していることがわかるかもしれません。

LINE以外のメッセージアプリ

不倫をしていたとしても、LINEでやり取りをしているとは限りません。

バレないようにそのほかのメッセージアプリを使用しているケースもあります。

主に使用されるのは、以下のアプリです。

  • マッチングアプリ内
  • X(旧Twitter)・Instagram
  • カカオトーク
  • 通常のメール機能

LINEとほぼ同様の機能をもつ「カカオトーク」のような通話・メッセージアプリは、必ず確認しておきましょう。

不倫の証拠を集めるときに弁護士に相談する4つのメリット

不倫の証拠を集めるときに弁護士に相談する4つのメリット

法的知識がないまま証拠集めを進めると、違法行為をしてしまったり、証拠として認められない形で保存してしまったりするリスクがあります。

弁護士に相談することで、適法かつ効果的な証拠収集が可能になり、最終的に有利な条件で慰謝料請求や離婚を進めることができます。

法的に問題ない収集方法についてアドバイスを受けられる

弁護士に相談すると、プライバシー侵害などのリスクを冒さずに有効な証拠を収集する方法についてアドバイスを受けられます。

具体的には次のようなことについて、法的な観点から正しい知識を知れるでしょう。

  • 配偶者のスマホを見る際の適法な方法
  • 探偵を雇う場合の注意点
  • LINEのトーク履歴をどのように保存すべきか
  • 法的に有効な証拠と、そうでない証拠

自己判断で証拠集めを進めて違法行為をしてしまうリスクを避けるためにも、早い段階で弁護士に相談することが重要です。

また弁護士は守秘義務を負っているため、相談内容が外部に漏れる心配もありません

安心して状況を説明し、最適な証拠収集方法を検討できます。

不倫相手を特定できる

不倫相手の氏名や住所が不明な場合でも、弁護士は「弁護士会照会制度」などの法的な手続きを用いて相手を特定できます。

不倫の慰謝料請求には、請求相手の氏名と住所が必要です。

配偶者から聞き出せればよいですが、素直に教えてくれるとは限りません。

またマッチングアプリを通じて不倫をしている場合、配偶者自身も相手の素性を知らない可能性もあるでしょう。

そんなときでも、弁護士会照会制度を利用すれば、携帯電話番号などから契約者情報を照会して相手を特定できる場合があります。

相手の身元が不明なまま時間が経過すると、証拠が削除されたり、相手が逃げてしまったりするリスクを伴います。

早めに弁護士に依頼して相手を特定し、適切なタイミングで慰謝料請求をおこなうのが重要です。

示談交渉で高額な慰謝料獲得を目指せる

弁護士が代理人として交渉すると法的な根拠に基づいた冷静な交渉が可能となり、適正かつ高額な慰謝料の獲得を目指せます。

不倫の慰謝料の相場は、一般的に50万円から300万円程度

ただし婚姻期間の長さ、不倫の期間や悪質性、婚姻関係が破綻したかどうかなどさまざまな要素によって金額が変動します。

弁護士はそれぞれの要素を総合的に判断し、最大限の慰謝料を請求可能です。

法的知識がない状態で個人が交渉すると、相手方から不当に低い金額を提示されたり逆に脅されたりするリスクがあるため、弁護士に任せましょう。

法的手続や対応を任せられる

示談交渉が決裂して調停や裁判に発展した場合でも、法的手続の全てを弁護士に一任できます。

時間的・精神的な負担から解放される点は大きなメリットです。

特に不倫問題は精神的に非常に辛い状況であり、法的手続を自分で進めるのは大きな負担になるでしょう。

仕事や育児で忙しい方でも、弁護士に任せることで日常生活を維持しながら問題を解決できます。

また弁護士が代理人として対応するため、配偶者や不倫相手と直接やり取りする必要がありません。

感情的な対立を避け、冷静に問題解決を進めることが可能です。

不倫・離婚問題の相談はベンナビ!

不倫や離婚問題でお悩みの方は、ベンナビ離婚を活用しましょう。

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またオンライン相談に対応している事務所もあり、自宅から安心して相談することが可能です。

「配偶者が不倫しているかも」と思ったら、一人で悩まず、まずはベンナビ離婚で弁護士を探してみましょう。

さいごに

LINEのトーク履歴は不倫の有力な証拠になり得ます。

しかし法的に有効と認められるには、肉体関係を示す明確な内容が必要です。

有効なLINEの証拠 具体例
肉体関係があったとわかる内容 ・「昨日のセックス、最高だったね」といったメッセージ
・裸で一緒に写っている写真
・性交渉中を撮影した動画
肉体関係があっただろうと推測できる内容 ・二人で旅行に出かけた際の写真・動画
・ラブホテルで待ち合わせることを示すやりとり
不倫関係を認める内容 ・「これって不倫関係だよね?」「浮気してるって奥さんにバレてない?」といったメッセージ

また不倫の長さや頻度といった悪質性の高さを示す間接証拠が見つかれば、慰謝料の金額を増額できる可能性があるため、できるだけ多くの証拠を確保しましょう。

証拠を確保する際は、動画撮影などで客観性を保ち、違法な手段は絶対に避けましょう

改ざんや違法手段による入手を疑われると、逆に訴えられるリスクがあります。

証拠を集める際には、事前に弁護士に相談し、冷静に正しい方法で進めるのが重要です。

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この記事の監修者
東京桜の森法律事務所
川越 悠平 (東京弁護士会)
依頼者様のお気持ちを尊重し、一人ひとりに適したサポートを提供しています。離婚自体を争う事件や財産分与などを争う事件はもちろん、親権や面会交流、養育費などお子さんの関わる事件にも注力しています。

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編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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