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不倫発覚後の夫婦関係修復は可能?やるべきことや修復が難しい場合の対処法を解説

不倫発覚後の夫婦関係修復は可能?やるべきことや修復が難しい場合の対処法を解説

配偶者の不倫が発覚しても、夫婦関係を修復できることはあります。

離婚を回避できれば、生活環境や経済的な安定を保てるうえ、子どもへの悪影響も抑制可能です。

ただし、以前のような関係に戻れるかどうかは、双方の努力や置かれている状況によって変わります。

関係修復を試みたものの、かえって苦しい思いをする人も少なくありません。

修復を目指すべきか、別の道を選ぶべきかは、個々のケースに合わせて慎重に判断しましょう。

本記事では、不倫後に夫婦関係を修復するメリット・デメリットや、関係修復に向けた心構え、やってはいけないNG行動などを解説します。

夫婦関係の修復が難しい場合の選択肢や頼れる相談窓口もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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目次

不倫後の夫婦関係修復は可能?

不倫が発覚した場合でも、夫婦関係を修復できる場合はあります。

実際に不倫発覚後も離婚せず、円満な家庭を築いている夫婦は一定数います。

ただし、夫婦関係を修復できるかどうかは、当事者双方の考え方はもちろん、子どもの有無や経済事情などによっても変わってくるものです。

焦って結論を出そうとすると、離婚は回避できても、精神的につらい日々を送ることになりかねません。

必要に応じて第三者にも相談しながら、関係を修復するメリットとデメリットを踏まえたうえで、最終的な判断を下しましょう。

不倫後に夫婦関係を修復する6つのメリット

不倫が発覚した場合、許せない気持ちを持つのも当然ですが、離婚を回避すると守れるものは数多くあります。

ここでは、夫婦関係の再構築によって得られる6つのメリットをみていきましょう。

生活環境を変えずに過ごせる

夫婦関係を修復する大きなメリットは、今の生活環境をそのまま保てる点です。

たとえば、離婚に合わせて引っ越しする場合は、転職や子どもの転校が必要になる場合があります。

また、家事や育児を一人でこなすようになれば、時間の使い方も大きく変わってくるでしょう。

不倫の発覚で心が傷ついているうえに、生活環境も変わると精神的な負担はかなり大きくなります。

一方、夫婦関係を修復できれば、夫婦双方が望まない限り生活環境を変える必要はありません

近くに住む親や友人などからのサポートを継続して受けられる点も大きなメリットです。

経済的な安定を維持できる

世帯としての経済的な安定を維持できるのも、夫婦関係を維持するメリットのひとつです。

離婚した夫婦は、別々に生計を立てるのが基本です。

収入面で配偶者に頼っていた人にとっては死活問題であり、大きな不安に感じられるでしょう。

子どもを引き取ってひとり親世帯になる場合は特に、経済的な悩みを抱える可能性が高いといえます。

また、自身が収入の柱となっている場合でも、一人で生活を始めると家賃や食費の負担が増え、経済的に苦しくなるケースは少なくありません。

一方、関係修復を選べば、今後も継続して生活費を分担できるので、生活水準を下げずに済みます

世間体を保てる

世間体を保てる点も、不倫発覚後に夫婦関係を修復するメリットといえるでしょう。

離婚すると親族や職場、子どもが通っている学校などに事情を説明する必要が出てきます。

また、近所に住む人が異変を察知するのも時間の問題です。

もちろん、世間体だけを気にして関係修復を選ぶのは正しい選択とはいえません

しかし、離婚はマイナスイメージをもたれやすく、周囲に知られているという事実だけでストレスに感じる人もいます。

少なくとも、周囲との関係を維持できるというのは大きなメリットに感じられるはずです。

子どもへの悪影響を避けられる

夫婦関係を修復すれば、子どもへの悪影響も抑えられます

たとえば、離婚に合わせて引っ越しすると、子どもの人間関係もゼロからのスタートになるため、精神的なストレスがかかる可能性があります。

送り迎えができないといった事情が生じれば、生活リズムが狂うケースもあるでしょう。

また、一方の親と離れて暮らすとなれば、愛情に偏りが生じ、子どもの成長に少なからず影響が出てくるものです。

ひとり親だからといって、必ずしも子どもに悪影響があるとはいえませんが、少なからず負担をかけてしまいます。

そのため、子どものために関係修復を目指す夫婦も実際に数多くいます

お互いの大切さを再認識できる

離婚の危機を乗り越える過程で、お互いの大切さを改めて実感できる場合もあります。

人は失う怖さに直面してはじめて、当たり前だった存在のありがたみに気づかされるからです。

関係修復に向けて配偶者と向き合うなかで、相手の良い部分が見えてくるかもしれません。

また、離婚後の生活を一度想像してみると、実は助けられていた部分が多いことを自覚できるケースもあります。

結果、以前より強い夫婦の絆が生まれるケースも少なくありません

パートナーが優しく接してくれるようになる

関係修復に向き合うなか、不倫した側の態度が以前より優しくなるケースもあります

罪悪感や反省の気持ちから、相手を大切にしようと意識が変わるためです。

具体的には、以下のような変化がみられます。

  • 主体的に家事や育児に取り組むようになる
  • 感謝やねぎらいの言葉が増える
  • 帰宅時間や連絡をこまめに報告してくれる
  • 記念日や会話の時間を大切にしてくれる

ただし、優しさが一時的なもので終わる可能性もあるので、相手の変化が本物かどうかは、時間をかけて見極めていきましょう

不倫後に夫婦関係を修復する3つのデメリット

不倫発覚後に夫婦関係を修復するのは、メリットだけでなくデメリットも存在します。

ここでは、関係修復を目指すうえで知っておきたい3つのデメリットを紹介します。

元の関係に戻れず家庭環境が悪化するおそれがある

夫婦関係を修復しても、不倫が発覚する前と同じ関係に戻れるとは限りません。

夫婦関係は長年の付き合いの中で育まれていくものであり、簡単に復元できるものではないからです。

さらに、夫婦間の衝突が続けば、子どもにも悪影響が及びかねません

両親の不穏な空気は言葉にしなくても伝わり、家庭全体の雰囲気を壊す可能性があります。

不倫された記憶に苦しみ続けることになる

夫婦関係が修復されたように見えても、不倫された記憶を忘れ去るのは難しいものです。

つらい記憶は、ふとした瞬間によみがえります。

たとえば、配偶者と不倫相手が会っていた場所の近くを通ったり、テレビで不倫の話題が出たりしたときなどもフラッシュバックの引き金になります。

不倫の記憶は、完全に消えるものではないと理解しておきましょう。

再び不倫されることへの不安がつきまとう

夫婦関係を修復したあとも、「また裏切られるのではないか」という不安がつきまといます

一度失われた信頼は、すぐに回復するものではありません。

たとえば、配偶者の帰りが少し遅くなっただけで、不安になるときもあるでしょう。

そして、だんだんと疑心暗鬼になり、束縛したり、感情的になったりすると再び離婚の危機に陥ります。

実際、関係修復を目指したものの、結局相手を信頼できず、離婚に至る夫婦は少なくありません

不倫後の夫婦関係修復を目指すかどうかの判断基準

不倫後の夫婦関係修復を目指すかどうかは、一生の問題に関わるものなので、さまざまな事情を考慮したうえで慎重に検討するべきです。

判断基準は、主に以下3点を参考にするのがおすすめです。

  • 世間体や周囲の意見などを抜きにして本当にやり直したいと思えるか
  • 相手に不倫相手との関係を清算して信頼回復に努める姿勢があるか
  • 離婚後の経済面や子どもへの影響を踏まえて何が最善の方法といえるか

不倫発覚直後は精神的に不安定な状況なので、焦って結論を出さないようにしてください。

必要に応じて夫婦カウンセラーや弁護士などの専門家にも相談しながら、納得のいく答えを見いだしていきましょう

不倫後の夫婦関係修復に向けた心構え

夫婦関係の修復を成功させるには、お互いに心構えが重要になってきます。

ここでは、夫婦それぞれが意識しておくべき心構えについて詳しくみていきましょう。

夫婦共通|関係修復には時間がかかることを理解する

大前提として、夫婦関係の修復には時間がかかると理解しておきましょう。

失われた信頼を取り戻すには、長い時間がかかります。

心から相手を許し、夫婦そろって前を向けるようになるまでには、数年以上を要するかもしれません。

しかし、焦りは禁物です。

気持ちが前面に出ると、相手にプレッシャーを与えてしまいます。

何気ない会話や約束を守る誠実な態度が、少しずつ信頼を育てていくと覚えておきましょう。

不倫した側|反省の意思を行動で示す

不倫した側に求められるのは、反省の気持ちを言葉だけでなく行動で示すことです。

単に謝るだけでは、傷ついた相手の心はなかなか癒えません。

日々の振る舞いのなかで、誠意を伝える必要があります。

具体的には、以下のような行動を心がけておくとよいでしょう

  • 不倫相手とは完全に縁を切る
  • 帰宅時間や予定を進んで共有する
  • 相手の不安に向き合い、丁寧に対応する
  • 家事や育児に積極的に関わる

ただし、自分を責めすぎる必要はありません。

過度な自己嫌悪は、前向きな関係づくりの妨げになるため、夫婦関係の再構築に向けてはポジティブな気持ちを持つのも大切です。

不倫された側|不倫を必要以上に蒸し返さない

不倫された側は、過去の不倫を必要以上に蒸し返さないように意識してください

怒りや悲しみがこみあげ、相手を何度も問い詰めたくなるのは当然です。

しかし、繰り返し責め続けていては、前向きな話し合いができません。

特に、不倫とは関係のない過去の出来事を蒸し返し、責め立てるのは禁物です。

行き場のない気持ちがあふれたときは、友人に打ち明けたり、夫婦カウンセラーに相談したりしてみましょう。

不倫後の夫婦関係修復を妨げるNG行為5選

ここでは、夫婦関係の修復を妨げる5つのNG行為を紹介します。

これから関係修復を目指す方は、ぜひ参考にしてください。

一方的に相手を責め立てる

夫婦関係を立て直したいなら、一方的に相手を責め立てるのは避けたほうがよいでしょう。

怒りがわき上がるのは当然ですが、ぶつけ方を間違えると、相手は壁を作るものです。

たとえば、長文のメールやLINEで感情を一気に吐き出さないようにしてください。文字に残る言葉は相手に強く突き刺さり、必要以上に関係をこじらせます

感情が高ぶったときは、翌日まで待ってから想いを伝えるのがおすすめです。少し時間を置くだけでも冷静さは取り戻せるので、不用意な発言を抑えられます。

必要最低限の話しかしない

夫婦で必要最低限の話しかしないのも、関係修復を妨げる要因のひとつです。

不倫のショックを受けた直後は、話したくない気持ちになるのも無理はありません。

しかし、沈黙が長引くほど、お互いの距離は広がります

また、会話が減ると相手の気持ちも見えにくくなるものです。

新たな誤解や不信を生む事態にもなりかねません。

最初から深い話をする必要はないので、無理のない範囲で軽い会話から始めてみましょう。

物事の判断に関して責任を押し付け合う

良好な夫婦関係を築きたいなら、物事の判断に関して責任を押し付け合うのもNGです。

優柔不断な姿勢や責任逃れが続くと、お互いに不満だけが積み重なり、夫婦関係は崩れます。

大切なのは、夫婦に関係する物事を双方の合意のもとで決めていく姿勢です。

家計の見直しや子どもの教育方針など、家族として生活していくなら慎重な判断を迫られる場面が数多くあります。

一方に任せきりにせず、一緒に考える習慣をつけましょう。

意見が対立しやすい場合は、役割を分担すると押し付け合いを防ぎ、協力体制を築きやすくなります。

リフレッシュの機会を作ろうとしない

リフレッシュの機会を作らないのも、夫婦関係修復の妨げになります。

同じ生活の繰り返しは、心に閉塞感を生むためです。

一方、意識的に気持ちを切り替える時間を持つと、心に余裕が戻ってきます。

気分が前向きになれば、相手に優しく接する余裕も生まれます。

おすすめは、一人の時間と二人の時間の両方を確保することです。

食事や散歩に出かけたり、思い切って旅行に行ったりするのもよいでしょう。

理想の夫婦関係を求めすぎる

夫婦関係を立て直すなら、理想を追い求めすぎるのも避けたい行為のひとつです。

「不倫なんてなかった頃に戻りたい」と願う気持ちは自然なものです。

しかし、完璧な関係を目指しすぎると、現実とのギャップに苦しみます。

夫婦関係を修復する過程では、うまくいかない日があって当たり前です。

最初から以前より良い関係を求めるのではなく、昨日より少し穏やかに過ごせただけでも及第点としましょう

会話が増えた、相手のいいところが見つかったなど、小さな前進に目を向けるようにしてください。

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不倫後の夫婦関係修復に向けてできる7つのこと

夫婦関係の修復は、具体的な行動の積み重ねによって前に進みます。

ここでは、関係修復に向けて取り組みたい7つのポイントを紹介するので、参考にしてみてください。

不倫相手とは一切連絡をとらない

夫婦関係の修復を目指すなら、不倫相手との連絡を完全に断つことが大前提といえます。

まずやるべきは、連絡先の削除です。

不倫相手の電話番号やメールアドレス、SNSアカウントは全て消去しましょう。

職場が同じ場合は必要以上の会話を避け、部署異動の希望も選択肢に入れてください。

不倫相手との関係が再燃するケースは決して少なくないので、接触の機会を根本からなくしましょう。

誓約書を作成する

配偶者を安心させるために、誓約書を作成しておくのもおすすめです。

口約束だけで終わらせず、文書として残しておけば双方の覚悟が明確になり、安心感が生まれます。

誓約書に盛り込んでおきたい主な項目は、以下のとおりです。

  • 不倫の事実と謝罪
  • 慰謝料の金額や支払方法
  • 不倫相手と二度と連絡を取らない旨の約束
  • 不倫の再発を防ぐための禁止行為
  • 再び不貞行為があった場合のペナルティ

法的な効力を持たせたい場合は、書き方に注意が必要です。

あいまいな表現だと、いざというときに効力が認められないケースもあります。

内容に不安があるときは、弁護士に確認しておくと安心です。

不倫に関係するものを全て破棄する

夫婦関係を修復するなら、不倫に関係するものを全て破棄しましょう。

ふとした瞬間に不倫の記憶がよみがえると、配偶者の気分を害してしまいます。

また、自分自身も不倫相手への想いを再び募らせる原因になるので、注意してください。

以下のようなものが手元に残っているようであれば、できる限り早めに手放しておきましょう。

  • 不倫相手からの贈り物
  • 不倫相手と一緒に撮った写真やデータ
  • 不倫相手との旅行で購入したお土産や記念品

不倫した側が率先して処分してください。

配偶者に言われてから渋々動くのでは、誠意は伝わりません。

積極的にコミュニケーションをとる

夫婦関係を立て直すには、対話の量と質を高めるのも重要です。

コミュニケーションが途絶えたままでは、すれ違いは埋まりません。

夫婦が向き合う時間を意識して作ってください。

ときには、本音で話し合う場を設けてみるのもよいでしょう。

不安や不満をため込まず、お互いの気持ちを正直に共有すると、相互理解が深まっていきます。

日々の生活の中で、感謝や愛情の気持ちをこまめに表現するのも有効です。

ちょっとした一言が、ぎくしゃくした空気をやわらげてくれます。

生活の透明性を高める

生活の透明性を高めるのも、配偶者からの信頼を取り戻すうえで効果的です。

行動が見えるようになれば、不倫された側の不安は少しずつやわらいでいきます。

具体的には、以下のような取り組みが挙げられるでしょう。

  • 出かける際に行き先や帰宅時間を伝える
  • 連絡をこまめに取り合う
  • スケジュールを共有する
  • スマホに位置情報共有アプリを入れる

ただし、行動の全てを報告し合う必要はありません。

監視し合う状態になると、お互いに息苦しくなり、かえって夫婦関係を悪化させるおそれがあります。

話し合いの中で、ストレスなく透明性を確保できる方法を探っていきましょう。

夫婦間のルールを決める

お互いが心地よく暮らすために、夫婦としてのルールを決めておくのもひとつの方法です。

夫婦のライフスタイルにもよりますが、以下のようなルール作りが考えられます。

  • 1日10分は顔を見て話す時間を作る
  • 家事や育児は状況に応じて分担する
  • 月に一度は一緒に出かける
  • してもらったことには言葉で感謝を伝える

ただし、一方的にルールを押し付けないようにしてください。

どちらかが我慢を強いられる状態では、長続きしません。

お互いの希望をすり合わせながら、無理のない範囲で守れるルールを決めていきましょう

夫婦関係調整調停を利用する

関係修復に向けた話し合いが進まないときは、夫婦関係調整調停の利用も検討してください。

夫婦関係調整調停には、関係修復を目指す「円満調停」と呼ばれる仕組みがあります。

家庭裁判所の調停委員が間に入ってくれるので、感情的な衝突を抑えて冷静に話し合いを進められます。

夫婦関係調整調停の申立ての流れや費用の目安は、以下のとおりです。

項目 内容
申立先 相手方の住所地を管轄する家庭裁判所または夫婦が合意で定めた家庭裁判所
必要書類 申立書・夫婦の戸籍謄本など
費用 収入印紙1,200円+郵便切手代
期間 数ヵ月程度かかる場合が多い

ただし、調停はあくまでも話し合いでの解決を目指す場です。

相手に関係修復の意思がなければ、必ずしも円満解決に至るとは限らない点に注意しておきましょう。

不倫後の夫婦関係修復が難しい場合の選択肢

不倫後の夫婦関係修復が難しい場合は、別居や離婚といった選択肢も視野に入ってきます

ここでは、関係修復にこだわらず、前に進むための3つの選択肢を解説します。

別居して一定期間距離を置く

関係修復に行き詰まったときは、別居するのもひとつの方法です。

配偶者と物理的に離れると精神的な安定を取り戻し、自分の本当の気持ちと向き合えます。

ただし、距離を置いたまま自然消滅するリスクもあるため、別居期間をあらかじめ設定しておきましょう。

なお、別居中の生活費は、収入の少ない側が多いほうに対して請求するのが基本です。

婚姻関係が続く限り、別居しても扶養の義務が残る旨を覚えておきましょう。

離婚を求める

夫婦関係の修復がどうしても難しいと判断したなら、離婚に踏み切るのも一つの手段です。

不倫は法定離婚事由に該当するため、仮に相手が拒否したとしても、裁判で離婚が認められる可能性は高いといえます。

ただし、準備なしで離婚を進めると話し合いで揉めたり、あとで後悔したりする可能性があります。

少なくとも以下の点については、十分に検討しておきましょう。

主な離婚条件 検討すべきポイント
財産分与 預貯金・不動産・保険などをどのように分けるか
親権 どちらが子どもを養育するか
養育費 金額や支払い方法をどのように設定するか
面会交流 子どもの離れて暮らす親との交流をどこまで認めるか

離婚条件の話し合いに向けては、証拠や関係書類の収集も欠かせません

たとえば、親権を主張するのなら監護実績を証明できるもの、適切な財産分与を求めるのなら共有財産の一覧表などが必要です。

慰謝料を請求する

不倫によって精神的な苦痛を受けた場合は、慰謝料を請求できます。

慰謝料請求をおこなうのは、離婚を前提としたケースがほとんどです。

しかし、離婚しない場合でも、慰謝料を受け取ると区切りをつけられ、関係修復に向けた新たなスタートが切れる可能性があります。

不倫を理由とした慰謝料の相場は以下のとおりです。

離婚しない場合 50万円~100万円程度
離婚する場合 100万円~300万円程度

慰謝料請求が認められるには、肉体関係があった事実を示す証拠が必要です。

ホテルへの出入りがわかる写真や、性的な内容のメッセージなどが有力な証拠になります。

不倫後の夫婦関係修復に関する相談窓口

不倫問題は、一人で抱え込むほどつらくなるものです。

ここでは、夫婦関係修復に関する2つの相談窓口を紹介します。

夫婦カウンセラー|精神面でのサポートを受けられる

不倫後の夫婦関係修復に悩んだときは、夫婦カウンセラーに相談してみるのもよいでしょう

夫婦カウンセラーは、夫婦間のトラブルを円満解決へと導くプロフェッショナルです。

第三者視点による具体的なアドバイスを受けられるほか、精神面でのサポートを受けられる点も大きなメリットといえるでしょう。

なお、必ずしも夫婦そろって相談に行く必要はありません。

初回相談は無料や低料金で提供しているケースも多いので、気軽に利用してみてください。

弁護士|法的な視点からアドバイスを受けられる

法的な手続きがかかわるシーンでは、弁護士の存在が頼りになります。

夫婦関係の修復を目指す過程では、誓約書の作成や慰謝料の取り決めなど、専門知識が必要になる場面も少なくありません。

弁護士に相談すれば、主に以下のようなサポートを受けられます

  • 再発時の慰謝料額を盛り込んだ、法的に有効な誓約書を作成してくれる
  • 適切な慰謝料を算定し、示談交渉を進めてくれる
  • 調停や裁判に発展した場合の対応も任せられる
  • 離婚する際には財産分与・親権・養育費などの取り決めを支援してくれる

ただし、弁護士にはそれぞれ得意分野がある点に注意が必要です。

たとえば、相続や刑事事件に注力する弁護士に相談しても、思うようなサポートを受けられない可能性があります。

不倫トラブルを安心して任せたいなら、離婚問題の解決実績が豊富な弁護士を選びましょう。

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不倫後の夫婦関係修復に関してよくある質問

最後に、不倫後の夫婦関係修復に関してよくある質問に回答します。

同様の疑問を抱えている方は、ぜひ参考にしてください。

不倫相手にだけ慰謝料を請求することはできる?

慰謝料は、不倫相手だけへの請求も可能です。

通常、不倫された側は配偶者と不倫相手の両方に対する慰謝料請求権を有します。

そのうえで、両方を対象とするのか、どちらか一方だけを対象とするのかは請求する側の自由です。

実際、夫婦関係の修復を目指す場合は、不倫相手だけに請求するケースも多く見られます。

ただし、慰謝料を支払った不倫相手は求償権を行使できる点に注意してください。

配偶者に慰謝料の一部負担を求められるリスクがあるので、結果として家計からお金が出ていくおそれがあります。

示談の際には、慰謝料を減額する代わりに求償権を放棄させるといった工夫が必要です。

しばらく経ってから離婚や慰謝料請求に踏み切ることもできる?

しばらく経ってからでも、離婚や慰謝料請求に踏み切れます。

まず、離婚を求めること自体に期限はありません。

不倫からどれだけ時間が経っていても、夫婦の合意があればいつでも離婚できます

ただし、不倫から離婚裁判まで相当期間経過している場合は「過去の不倫問題はすでに解決している」と扱われるおそれがある点に注意しておきましょう。

一方で、慰謝料請求には時効があります

不倫を理由とした慰謝料請求の期限は「不倫の事実と相手を知ってから3年」または「不貞行為があった日から20年」です。

期限を過ぎると、請求する権利を失ってしまいます。

夫婦関係の修復にはどのくらいの期間がかかる?

夫婦関係の修復にかかる期間は個々のケースによってばらつきがあるため、一概には言えません。

もともとの関係性や不倫の深刻さ、不倫した側の反省の度合いなど、さまざまな事情がその後の夫婦関係に影響します。

数ヵ月で元の関係に戻れる場合もあれば、数年経ってもわかり合えない場合もあります。

ただし、不倫は重大な裏切り行為なので、簡単に関係を修復できるとは考えないほうがよいでしょう

夫婦カウンセラーや弁護士の力も借りながら、今後の方針を見定めていくことが大切です。

まとめ

不倫発覚後も、夫婦関係を修復できる可能性はあります。

お互いに歩み寄る姿勢を見せ、具体的な行動を積み重ねていけば、信頼は少しずつ回復していきます

一方で、努力を重ねても修復が難しいケースはあります。

場合によっては、慰謝料を請求し、離婚することも選択肢に入れておくべきでしょう。

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この記事の監修者
インテンス法律事務所
原内 直哉 (第二東京弁護士会)
当事務所では、何段階も納得のいく選択を重ねることにより、ご相談者様の将来にとってよりよい結果となるようお力添えすることを心がけています。

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編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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