男性ほど多くはないにせよ、一定数の主婦が不倫をしていると言われています。
『相模ゴム工業株式会社』が2013年に全国1万4,100名に行った調査によると、「既婚者や恋人以外にセックスする相手がいる」と回答した女性は16.3%でした。
引用元:相模ゴム工業株式会社|ニッポンのセックス
これは、既婚者だけの統計ではありませんし、主婦だけの結果でもありませんが、一定数の女性は不倫や浮気をしていることがわかります。
この記事では、主婦が不倫する理由と不倫する主婦の特徴、不倫のキッカケをご紹介しながら、主婦が不倫するリスクに触れ、妻の不倫を知ってしまった夫が取るべき行動について解説します。
主婦が不倫する理由
ここでは、主婦が不倫する理由をご紹介します。
精神的に満たされるから
主婦が不倫する理由の一つが、『精神的に満たされるから』というもの。
その理由もいくつか考えられますが、背景には『自分が女性であると実感できない』『主婦だと世間から切り離されているように感じる』といった不安があるようです。
例えば、男性が性的に不能になった場合、自分が男であることに自信が持てなくなる人もいるでしょう。
恐らく同じような感覚で、日頃から妻・母としての役割をこなしていると、一人の女性としての自分を失うような不安を感じるのでしょう。夫と性生活がなければ考えられる話です。
また、専業主婦でずっと家庭にこもっていると、世間から切り離されたような感覚に陥るのも、気持ちとしてはあるでしょう。
夫に不満があるから
主婦の不倫の理由で挙げられるのは、旦那に不満があるというパターンです。
例えば、セックスレスや旦那では満足できないといった声が聞かれます。夫が自分本位なセックスばかりしているのであれば、そう感じることもあるのかもしれません。
また、夫も不倫をしているといった理由から、夫にときめかないからといった意見も。
女性は、妊娠や出産、結婚後の生活などをとひどく現実的に考えている反面、いつでもときめいて女性として生きていたいと思う部分があります。
必要とされたから・憧れの人に再会したから
専業主婦で働いている人の中には、『楽そう』といった心ない言葉に傷つき、専業主婦でいることに罪悪感を覚えている人もいるようです。
終わりのない家事・育児をこなしても、お礼を言われるどころか、『暇そう』『何してたんだ』などと言われてしまうと、自分の価値を低く感じてしまうのでしょう。
そんな人が自分を必要とする人に出会えば、恋に落ちることは十分に考えられます。あるいは、憧れの人と再会してしまったということもあるでしょう。
いずれにしても、目の前の現実に満足できないとき、不倫してしまう人がいるのも事実です。
主婦が不倫|不倫する主婦の特徴
ここでは、不倫をする主婦の特徴をご紹介します。
自分に甘い
不倫をする人の特徴の一つが、自分に甘いという点です。不倫をしてしまう人は、『バレなければいい』『私だって〇〇で被害を受けている』『相手が言い寄ってきた』など、事実を自分の都合のいいように考えがちです。
相手が傷つくことに想像力が及ばないほど、自制心がありません。後悔する前にやめたほうがよいでしょう。
承認欲求が強い
不倫をする主婦の特徴の一つは、承認欲求が強いこと。常にかまってほしいと考えていると、自分をかまってくれる相手に出会ったときに恋が燃え上がってしまうのでしょう。
さみしがりや
夫が全く相手にしてくれないとなると、さみしさから不倫をしてしまう人もいるでしょう。気持ちは理解できないでもありませんが、夫婦で話し合い、不倫をしない人もいるのです。
夫とセックスレス
夫とセックスレスである人は、不倫をするリスクがあります。女性として見られたい・抱きしめられて、精神的な安心がほしい・セックスをしたいなど理由はさまざまです。
常に女性だと意識されたい
常に女性だと意識されたい人は、オシャレに気を使うなど美意識が高いので、旦那さんも自慢の妻だと思っているかもしれません。しかし、夫婦関係がうまくいかなければ不倫をしてしまう可能性があります。
優柔不断で押しに弱く流されやすい
不倫や浮気を受け入れてしまう人は、優柔不断で押しに弱く、流されやすい特徴があります。相手から押されてしまうと、上手く拒否できずに流されてしまうのです。
背景には、もっと愛されてみたいといった願望や、相手のせいにして流されてしまえばいいという甘えがあるのでしょう。
はっきり自己主張をしないので、一見優しい人だと思われがちですが、生活環境やお金に関してだらしない人もいます。
まじめで恋愛経験が乏しい
まじめで恋愛経験が乏しい人も、不倫にハマってしまう人の特徴といえるかもしれません。恋愛経験が乏しいと、相手が体目当てで近づいてきているのも、好意だと勘違いして、嬉しく感じてしまうからです。
自分に酔っている
不倫をする人の特徴の一つが、周囲が見えなくなり、結ばれない恋に酔ってしまうこと。誰しも恋愛中は、相手しか見えなくなってしまうことがありますが、不幸な自分を愛しく思ってしまうようです。
倫理観が薄い
もともと浮気や不倫といったことに対して抵抗感がないのも不倫する人の特徴の一つかもしれません。中には浮気・不倫にかかわらず、モテることだけが女のステータスだと思っている人もいます。
主婦が不倫するキッカケ
ここでは、主婦が不倫するキッカケをご紹介します。
環境が変わったから
不倫してしまう、わかりやすいキッカケの一つは、環境の変化です。生活環境が変化して出会いが増えればそれだけ危険性が増します。例えば次のような環境の変化が考えられます。
- 仕事し始めて出会いが増えた
- 習い事を始めて出会いが増えた
- 同窓会や結婚式で再会したから
- 育児がひと段落して時間が余っている
考えられるのが、育児がひと段落して時間が余っているときです。育児や介護で忙しいときには、そんなことを考える暇もなかったのに…それが終わると心にぽっかり穴が空いてしまいます。
今まで自分の時間がほしくて仕方なかったのに、いざ手に入っても何をしていいかわからない、というのは仕事を退職した男性と同じ気持ちなのかもしれません。
相関関係があるかは不明ですが、冒頭でご紹介した統計で、配偶者以外にセックスする相手がいると答えた女性の割合が多い年代は40代でした。
20代から育児をしてきて、育児が終わってしまったから、不倫してしまったという女性も少なくないのかもしれません。
気持ちが変わったから
不倫のキッカケとしてもう一つは、気持ちの変化が挙げられます。例えば次の通りです。
- 毎日に刺激やハリがないから
- 夫が相手にしてくれなくて寂しい
- もともと不満があった
主婦が不倫するリスク
主婦が不倫をするリスクにはさまざまなものがあります。ここでは、主婦が不倫するリスクを解説します。
子供が悲しむ
子供がいるのであれば、子供が悲しむことが一番のリスクだと言えます。子供が直接不倫の事実を知れば、生理的な嫌悪感を覚えるでしょうし、父親に言うべきか苦悩させることになります。
子供が直接知ることはなくても、夫婦仲が悪くなることを、子供は敏感に感じ取ります。子供のことを考えても、不倫はやめるべきでしょう。
離婚問題に発展する場合、親権の取得において不利に働くことが想定されるのも事実です。
不倫の慰謝料を請求される恐れがある
不倫をした場合、不貞行為に対して慰謝料を請求される恐れがあります。不倫の慰謝料の相場は50~300万円です。
専業主婦で慰謝料を請求された場合は、自分で働いて相手に支払わなければなりません。場合によっては給料などを差押えされる可能性があります。
離婚後の生活のために働く必要がある
専業主婦から離婚した場合、離婚後の生活は自活しなければなりません。職歴があれば問題はありませんが、職歴が少ないといった場合、年齢によってはなかなか定職に就けない可能性もあります。
また、親権は不倫の有無にかかわらず得ることができますが、子供を育てるとなれば、生活はさらに苦しくなるでしょう。働く時間も限られますので、今までのように贅沢はできません。
不貞行為を原因とする離婚となると、養育費の支払いも期待できない可能性はあります。
「相手と再婚するから構わない」と考えている人もいるかもしれません。慰謝料を請求されたことで、不倫関係が壊れてしまうなど、はしごを外された状態になるケースもあることは覚えておいたほうがよいでしょう。
自分の妻が不倫していると感じた夫が取るべき行動
ここでは、自分の妻が不倫しているかもと感じている夫に向けて、夫が取れる行動を解説します。妻が不倫をしているかもと感じた場合、普通の精神状態でいるのは難しいでしょう。
もし可能なら、一人になれる場所へ移動して、まずは冷静になりましょう。
証拠を集める
妻が不倫をしていた場合、まずすべきは証拠を集めておくことです。離婚するにしろ、しないにしろ、不倫相手に慰謝料請求するにしろ、証拠があって困ることはありません。
選択肢の幅を広げるためにも、複数回ラブホテルに出入りする写真などをつかみましょう。もし精神的につらいのであれば、信頼できる相手と行動してください。
くれぐれも、感情的に問い詰めるのはやめましょう。虎視眈々と準備してください。
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【関連記事】
調停や裁判などでも使える浮気の証拠とその集め方
離婚するか、しないか考える
次にあなたが考えるのは、離婚するか、しないかです。今後どうするのかということです。選択肢としては、離婚する、離婚しないで許す、離婚しないで仮面夫婦でいるなどがあります。
離婚はいつでもできますし、不倫の慰謝料請求の時効は、不倫を知った日から3年ですので、じっくり考える時間があります。関連記事では、不倫を相談できる窓口を紹介していますので、併せてご覧ください。
【関連記事】
不倫問題で弁護士に無料相談できる窓口はある?賢く相談するコツも解説
親権をどうするか考えておく
離婚をするのであれば、親権をどうするか考えておく必要があります。恐らく妻も親権を主張してくるでしょうし、母親は親権獲得において非常に有利です。
親権を確実に獲得したいのであれば、弁護士に相談しておくことを強くおすすめします。
また注意してほしいのは、妻が子供を連れて出て行ってしまうことです。
親権獲得においては、子連れ別居を問題視する一方で、子連れ別居したほうが親権獲得に有利だと判断されやすいのが現状です。もちろん、子連れ別居は推奨できません。
また、連れ去られた子供を無理やり連れ戻せば、身内であっても未成年略取(誘拐罪)に問われる恐れがあります。
子供を連れ去られないように注意し、万が一そのような手段に出られた場合はただちに弁護士に相談してください。
【関連記事】
離婚の際に親権を獲得したい父親が知っておくべき全知識
弁護士に相談する
相手に慰謝料請求を検討している、親権を獲得したいなど、離婚に関して希望があるのであれば、弁護士に相談することをおすすめします。
依頼することで、短期間かつ有利に離婚できるだけでなく、離婚で生じやすいトラブルを回避できるメリットもあります。何より妻に会わなくて済むので、精神的な苦痛が軽減できます。
まとめ
夫が妻に興味を失ってしまい、さみしい気持ちの所に、男性が好意を持って近づいてきたら、舞い上がる気持ちもわからないわけではありません。
しかし、不倫はパートナーを傷つける行為ですし、誰も幸せにはなれません。不倫を知った後に、相手の涙を見て、後悔するのであれば、現実から目をそらさずやめるべきです。
不倫が発覚しても、慌てて謝れば許してくれると思わないことです。
仮に夫が最低な人であるなら、なおさら、慰謝料を請求されるようなリスキーな真似はやめ、離婚の準備をして自由を手に入れたほうがよいでしょう。