離婚をするときに子供の親権や慰謝料、財産分与などで相手と揉めて、弁護士が必要となったときにかかる費用相場は、内容にもよりますが50~100万円ほどになります。
弁護士費用が払えなくて泣き寝入りすることも…。
- 相手に親権を渡したくない
- 養育費を払ってもらえなくなった
- 不倫相手に慰謝料を請求したい
弁護士保険は、法律トラブルで弁護士に依頼したときの費用が補償されます。
離婚トラブルだけでなく、子供のいじめ、労働問題等でも利用することができます。
弁護士保険で法律トラブルに備える
結論からお伝えすると、相手が離婚に合意し、離婚届を役所に提出すれば離婚は成立します。いわゆる「協議離婚」と呼ばれるもので、この手続きにより離婚する夫婦が大半です。
しかし、相手が離婚に合意しない場合、アスペルガーという病気だけを理由に一方的に離婚を主張しても、認められないことがあります。
アスペルガー症候群は発達障害の一種だから本人に悪気はない、とわかっていても、結婚して毎日一緒にいるとなると、我慢の限界と感じてしまうのも無理はないかもしれません。
アスペルガー症候群は発達障がいの一つで、社会性・コミュニケーション・想像力・共感性・イメージすることの障がい、こだわりの強さ、感覚の過敏などを特徴とする、自閉症スペクトラム障がいのうち、知能や言語の遅れがないものをいいます。
(引用:ふせき心療クリニック)
この記事では、アスペルガーの夫や妻と一緒に生活していくことに限界を感じ、離婚するかどうか悩んでいる方のために、
などについて解説します。
※この記事では、便宜上「アスペルガー」という表記で統一しています。
これまで、自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていましたが、2013年のアメリカ精神医学会(APA)の診断基準DSM-5の発表以降、自閉スペクトラム症(ASD;Autism Spectrum Disorder)としてまとめて表現するようになりました。(引用:厚生労働省)
まずは、あなたのパートナーが本当にアスペルガー症候群なのかをチェックすることから始めましょう。
上でもお伝えしたように、アスペルガー症候群とは広い意味での自閉症と考えられていて、発達障害です。
もっと簡単に言うと、コミュニケーション能力に偏りが見られる先天性の病気なのです。
そのため、アスペルガー症候群の人たちは見た目では気がつかれないものの、職場や家庭でさまざまな問題を抱えていることが多いです。
アスペルガー症候群の人は、相手がどう思うかを想像することが苦手なので、他人を傷つけてしまうことが多いです。幼稚園や小学校では、周りから浮いてしまうことも多いでしょう。
また、こだわりが強いので、興味があることに対しては一日中没頭していられるという長所もあります。文字や記号を記憶するのが格段に得意であることも特徴の一つです。
決められたルールを守ることは得意なので、学校生活を送っている子供時代は優等生扱いされることも多々あります。
しかし、大人になり社会に出て、創意工夫や臨機応変な対応を求められるようになると、うまく対応できずに会社で疎まれたり、「仕事ができない人」とレッテルを貼られてしまったりすることもあり、苦労する方が多いようです。
また、コミュニケーションを取ることが苦手なアスペルガー症候群の人にとっては、相手を受け入れ、臨機応変に対応することが必要になる恋愛や結婚は、苦労の連続であるといえるでしょう。
《主な傾向まとめ》
常識やルールに無頓着 |
目上の人に対しての礼儀がなっていない、その場の空気を読んで行動できない、周りへの配慮が足りない、といった行動が目立つ。そのため、「ちょっと変わった人」「自己中心的な人」「常識がない」という印象を持たれることが多い。 |
コミュニケーションが苦手 |
自分の興味のあることについて、他者が興味なさそうでも延々と話し続ける。一方で、他者の話に興味がなければ話を遮るorほかのことをし出すなど、相手に対して失礼な行動を取りがち。その結果、コミュニケーションを円滑に取ることが難しく、人間関係がうまくいかずに悩む人も多い。 |
マイルールへのこだわりが強い |
一度自分が決めたルールや、手順などに対してのこだわりが強く、突然スケジュールが変わったり、予測していなかったことが起きたりすると、パニックに陥ってしまうことがある。例外を認めることができず、臨機応変に対応することが苦手。 |
似たような病気にADHDというものもあります。ADHDは不注意、多動性、衝動性という特徴があり、一昔前までは「落ち着きのない子だね」で済まされていたくらい、本人も周りも病気だと気がつかないことが多いです。
アスペルガー症候群とADHDは混同されがちなのですが、以下のような違いがあります。
アスペルガー症候群 |
ADHD |
|
こだわり |
強い |
なし |
運動神経 |
問題ありの場合が多い |
問題なし |
集中力 |
抜群に優れている |
散漫 |
実際には、アスペルガー症候群とADHDを見分けるのは難しいとされています。なぜなら、両者ともに、「空気が読めない」「物事の言い方がストレートで相手を傷つけるorイラつかせる」という特徴が目立ってしまうからです。
また、アスペルガーとADHDを併発しているケースも少なくないので、両方の特徴を持っている人も中にはいます。
アスペルガー症候群の人との結婚生活における問題点はたくさんあるのですが、一番の問題は、ほかの人にはあまり重大な問題だとわかってもらえずにどんどん一人で抱え込んでしまう点でしょう。
アスペルガー症候群の人は、相手の気持ちをよく考えることができないので、家族のことを顧みずに自分中心に動いてしまったり、意思疎通がうまく取れないので夫婦での話し合いがまったく前に進まなかったりという問題も起こりやすいです。
パートナーにだけでなく、自分の子供にも空気の読めない発言をしてしまうので、家族の中で浮いてしまうことも多々あります。
一つひとつは大きな問題だと捉えられないことも多いのですが、毎日のことで、一緒に生活する人からすると、日々ストレスが溜まってしまいます。
それが行きつくところまでいってしまうと、カサンドラ症候群(※)を発症してしまう恐れもあるので要注意です。
アスペルガー症候群の人の近くにいることで心労が重なり、鬱などの精神病になってしまう症状のことです。
アスペルガーの人と結婚生活を長年続けていると、かなりの確率でカサンドラ症候群にかかってしまいますので、「一緒にいてしんどいな」「いつも疲れている感じがするな」と思ったら、一人で抱え込まず、友人や自分の親、専門家などに相談するようにしましょう。
冒頭でも触れたように、アスペルガー症候群という病気だけを理由に離婚することは難しいです。なぜなら、法的な離婚事由の「強度の精神病」ではないからです。
法律で認められている離婚事由に「配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがない」というものがありますが、アスペルガー症候群は「回復の見込みがない」とはいえ、「強度の精神病」とは言い難く、たいていの場合は介護まではしていません。
そのため、この精神病にはあたらないと判断されることが多く、この病気だけを理由に離婚することは難しいというわけです。しかし、アスペルガー症候群の夫や妻との離婚が不可能なわけではありません。
冒頭でもお伝えしたように、相手と話し合って離婚への合意を得ることができれば、もちろん離婚することが可能です。この場合は離婚届にサイン&捺印をし、役所に提出するだけです。
しかし、そもそもアスペルガー症候群は一般的なコミュニケーションを取ることが困難とされている病気なので、話し合いにならないことが多く、当人同士だけでの協議離婚は困難になるケースもあります。
アスペルガー症候群という病気そのものを理由に離婚を認めさせることは難しいのですが、それに付随する言動や、受けた被害内容などを証明できれば、離婚を裁判所に認めさせ、離婚を成立させることは可能です。
また、アスペルガー症候群によって相手への愛情が冷め、夫婦生活が破たんしていることを証明することができる場合も、離婚が認められることになります。
アスペルガー症候群の夫や妻と離婚したいという意志が固まっている人は、スムーズに離婚の話を進めるためにも、自分の精神面をケアする意味でも、専門家に相談するといいでしょう。どのような専門家に相談するのがベストか、この章で解説します。
離婚となると法律的な問題も絡んできますので、まずは弁護士に相談するのがベストでしょう。また、アスペルガー症候群が原因でこれまでに受けてきた精神的、肉体的苦痛があれば、それもしっかりと伝えましょう。
アスペルガー症候群の特徴として、話し合いが噛み合わないという問題もありますので、自分たちだけで離婚の話し合いを進めてもらちが明かないことは多々あります。弁護士を間に入れることによって、相手との離婚の話をスムーズに進めることが可能になります。
【関連記事】弁護士に無料法律相談できるおすすめ相談窓口|24時間・電話相談OK
あなた自身が精神的に参っている状態であれば、弁護士への相談と並行してカウンセラーや離婚アドバイザーに相談するのもいいでしょう。
結婚生活における苦痛や不満を第三者の専門家に話すことで、自分のなかでも気持ちや考えを整理することができます。
離婚は精神的に辛くなる人も多くいます
— 飯野馨巳@円満離婚アドバイザー (@allegrare8) November 2, 2020
特にお相手がモラハラやアスペルガーの場合は、気持ちが伝わりにくいので、精神的にかなり辛い状況になりがちです
お客様によっては、むしろ精神的フォローの方に時間を多く使うことも多々あるぐらい
そんな時は、離婚したら幸せになろう!と心で思います
また、離婚せず、結婚生活を続けていきたい場合も、アスペルガー症候群を乗り越えて一緒に生活を続けていく上で大切なことについて、具体的にアドバイスがもらえるでしょう。
弁護士やカウンセラーに相談することは、離婚する際にも結婚生活を続けて行く際にもとても有効です。しかし、お金がかかってしまうというデメリットもあります。
まだ離婚する気持ちが固まっていなかったり、いきなりお金をかけて相談することに抵抗があったりする場合は、NPO法人の離婚相談所や、発達障害者支援機関などに相談してみるのもいいですね。
もし、相談しているうちに離婚の意志が固まったり、弁護士を紹介してほしくなったりしたら、NPO法人や支援機関などが間に入って紹介してくれることもあります。一人で抱え込むことはせず、ぜひ相談してみることをおすすめします。
「アスペルガーという病気は悩ましいものの、それでもやっぱり離婚せずに関係を続けていきたい!」という方向けに、ここではうまくアスペルガー症候群と付き合っていくコツについてご紹介します。
アスペルガー症候群は病気というよりも先天性の個性のようなものです。相手の感情を読み取るのが苦手、空気を読むのが苦手、臨機応変に対応することが苦手。
例えばこれらを、走るのが苦手な人や絵をかくのが苦手な人と同じように、個性だと思うようにしてみてはいかがでしょうか。
また、アスペルガー症候群について書籍やネットで調べてみるのもいいですね。アスペルガー症候群の本質的な部分を理解すれば、もっと楽に付き合えるようになるかもしれません。
アスペルガーの人は、抽象的な事象を理解することが苦手です。「いい感じにやっておいて」「適当に迎えに来てくれればいいから」のような伝え方はトラブルの元です。
こちらとしては、大体相場のようなものが理解できているので、このような抽象的な伝え方をしてしまいがちですが、アスペルガーの人からしたら、何をどうすればいいのかわかりません。
コミュニケーションがうまく取れないことが原因で、言い合いになったり喧嘩になったりすることもあるでしょう。何かを伝えるときは、できるだけ具体的に示してあげてください。
あなた自身も相手に対しての配慮を心がけることが夫婦円満の秘訣です。
「どうしてわかってくれないの?」「なんでこんなときにそういうことを言ってくるの?」とイライラしてしまうことも多々あると思いますが、このような場合はただ感情をぶつけるのではなく、あなたの感情をわかりやすく説明してあげるといいでしょう。
「今私は、●●のせいでとても怒っている」「だから、あなたには●●をしてほしい/してほしくない」というように、あなたの感情とその原因を説明した後に、どういう行動を取ってほしいのか、取ってほしくないのかをわかりやすく伝えてあげてください。
そうすれば、夫婦間での意思疎通に食い違いもなく、スムーズなコミュニケーションを取ることができるようになるはずです。
自分の夫や妻がアスペルガーかもしれないと悩んでいる人は、決して少なくありません。明確にわかりやすい症状があるわけでもないので、結婚してしばらく気がつかない夫婦も多いです。
アスペルガー症候群であることだけを理由に、一方的に離婚を押し通すことは難しいです。調停や裁判で離婚を請求する場合には、現在の状況が法定離婚事由に該当していることを証明する必要があります。
離婚するにしても、結婚生活を続けていくにしても、一人だけで悩むのは精神的にもつらいものがあるでしょう。できるだけ早めにカウンセラーや弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。
【御徒町駅より徒歩4分】離婚・男女間のトラブルに注力!「
【御徒町駅より徒歩4分】離婚・男女間のトラブルに注力!「
岐阜で浮気調査を行いたい方へ岐阜の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、岐阜で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてください。
滋賀で浮気調査を行いたい方へ茨城の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、滋賀で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてください。
岡山で浮気調査を行いたい方へ岡山の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、岡山で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてください。
群馬で浮気調査を行いたい方へ群馬の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、群馬で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてください。
兵庫で浮気調査を行いたい方へ兵庫の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、兵庫で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてください。
茨城で浮気調査を行いたい方へ茨城の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、茨城で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてください。
千葉で浮気調査を行いたい方へ千葉の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、千葉で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてください。
和歌山で浮気調査を行いたい方へ和歌山の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、和歌山で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてくだ...
山梨で浮気調査を行いたい方へ青森の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、青森で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてください。
青森で浮気調査を行いたい方へ青森の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、青森で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてください。
最新の離婚原因ランキングを紹介するとともに、「裁判で離婚が認められる理由」や「慰謝料を増額させる方法」など、実践的な手順を紹介します。
本記事では、日本の離婚実態を知るためにも、様々な角度からどのような夫婦が離婚しているのか解説します。
セックスレスが原因で離婚に至ってしまうこともあります。また、セックスレスが深刻になり、不倫などに発展してしまうこともあるでしょう。この記事では、セックスレスにな...
うつ病を理由とした離婚は認められるのでしょうか?この記事では、うつ病を理由とした離婚が認められる場合と、法定離婚事由、うつ病になった側からの離婚、うつ病を理由に...
産後クライシスになると、「育児ノイローゼ」や「産後ブルー」となり、夫婦仲に悪影響を及ぼすことも考えられ、最悪の場合離婚してしまう可能性もあります。そこで今回は、...
離婚前に別居するのは状況によってとても有効な方法です。ただし、必要期間や別居前に知っておくべきことを頭に入れておかないと、損をしてしまう可能性があります。この記...
夫や妻から突然離婚を切り出されたときに離婚したくない場合、どうすればよいのか、わからなくなってしまう人もいるでしょう。本記事では、離婚を回避するために今すぐすべ...
【性格の不一致】とは何かを徹底解説!離婚したいという方の8割は「特に理由もない」というのが現状で、離婚原因ランキングの1位となっています。この記事では、性格の不...
今回の記事では、男女によって異なる離婚したいと思う時を比較し、相手の性格別にオススメする離婚の伝え方、そして具体的な離婚の手順を紹介します。
離婚したいけど相手がなかなか同意してくれず、別居に踏み切る人も多いでしょう。では、どれくらいの期間にわたって別居を行えば法的な離婚理由として認められるのでしょう...
埼玉で浮気調査を行いたい方へ埼玉の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、埼玉で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてください。
夫婦の営みもなく会話もない家庭内別居中のパートナーと離婚したいと考えている方は多いのではないでしょうか。この記事では、家庭内別居を理由に離婚できるケースや、離婚...
夫は妻と離婚したくないと思っていても、一度離婚を決意した妻の意思は固い場合、もう夫婦関係は修復できないのかというとそんな事はありませんので、今回は離婚しない為の...
夫婦生活がないことは、不倫や離婚の原因になる深刻な問題です。また、早めに解消しないと、ずっと我慢を強いられることになってしまいます。この記事では、離婚するべきか...
既婚者なら誰しも「この結婚は失敗だった」と感じることがあるのではないでしょうか。この記事では、結婚に失敗したと感じる瞬間や結婚生活を改善する方法など、『結婚の失...
山梨で浮気調査を行いたい方へ青森の探偵事務所を紹介します。探偵事務所ごとの特徴・料金をまとめているので、青森で探偵事務所を探している方はぜひ参考にしてください。
本記事では、日本の離婚実態を知るためにも、様々な角度からどのような夫婦が離婚しているのか解説します。
介護離婚(かいごりこん)とは、簡単にまとめると夫の親の介護に疲れて離婚しまうことです。この記事では、「もう義親の介護をしたくないが、離婚もしたくない…。」という...
夫婦関係トラブルについて、誰にも相談できずに悩んでいませんか?この記事では、夫婦関係トラブルの相談先やよくある相談などについてまとめています。
「旦那が気持ち悪い…」「生理的に無理…」妻の体験談・気持ち悪いと感じる原因・今後の対処法などにについてこの記事でくわしく解説しています。離婚したい方も、もうちょ...
今回の記事では、男女によって異なる離婚したいと思う時を比較し、相手の性格別にオススメする離婚の伝え方、そして具体的な離婚の手順を紹介します。
離婚したいけど相手がなかなか同意してくれず、別居に踏み切る人も多いでしょう。では、どれくらいの期間にわたって別居を行えば法的な離婚理由として認められるのでしょう...