会話がない夫婦の行く末を4つ解説|法的トラブルと関係修復のポイントなども
- 「最近、夫と話していないな」
- 「妻との会話が減ってきた気がする」
このように、結婚生活の中で夫婦の会話が次第になくなってきたと感じていませんか?
このまま放っておくと離婚することになるのではないかと、不安に思う方もいるでしょう。
この記事では、会話のない夫婦がどうなってしまうのか、起こり得る法的なトラブルや関係修復のポイントなどを解説します。
会話がない夫婦の関係性を修復することは可能です。
手遅れになる前にこの記事を参考にして、関係の改善・修復のために適切な行動をとるようにしましょう。
会話がない夫婦の行く末とは?考えられる4つの未来
昔は仲が良かったのに、今ではすっかり会話がなくなってしまった。
そんな夫婦の関係性に、危機感を覚えている方もいるでしょう。
このままの状態を放置すると、どうなってしまうのでしょうか。
まずは会話がない夫婦の行く末について、考えられる未来を4つ解説します。
1.関係修復|以前のように夫婦間で会話ができる
会話がない夫婦の行く末として考えられるひとつ目の未来は、関係修復です。
お互いが会話がないことに危機感を抱いているなら、関係修復を目指すこともできます。
まずは、会話がなくなった原因を探して、誠実に話し合いをしましょう。
夫婦だけでの修復が困難であれば、信頼できる人や夫婦カウンセラーに相談するのもひとつの方法です。
第三者に頼ることで、自分たちでは思いつかなかった改善策が見つかるかもしれません。
関係修復にはお互いの努力が必要です。
以前のように夫婦間で会話ができる状態になるまで、根気強く配偶者に向き合いましょう。
2.現状維持|今までどおり会話がない状態が続く
会話がない夫婦の行く末として考えられるふたつ目の未来は、現状維持です。
ただ会話がないだけで、日常生活で特段不便がないのであれば、現状維持を選択することになります。
いざ離婚するとなると、親権や財産分与、マイホームはどうするのかなど、決めなければならないことがたくさんあります。
そんな労力をかけてまで離婚するくらいなら、このままでいいやと考える方もいるでしょう。
現状維持をしていれば、お互い深く干渉することもありません。
各々のルールに従い、気ままな生活を送れるでしょう。
一方で、配偶者からの愛情を感じられず、もの足りなさから不貞行為に走る可能性もあります。
3.別居|関係性だけでなく物理的な距離もおく
会話がない夫婦の行く末として考えられるみっつ目の未来は、別居です。
夫婦の会話がなければ一緒に生活する意味が見出せず、別居する可能性も十分考えられるでしょう。
物理的な距離を置けば、配偶者と顔を合わせることもなくなりますし、会話がないストレスを軽減できるかもしれません。
そして一旦離れることで、関係を修復すべきなのか離婚すべきなのかを冷静に考えられるようになるでしょう。
4.離婚|婚姻関係を解消することになる
会話がない夫婦の行く末として考えられるよっつ目の未来は、離婚です。
このまま会話もなく、関係性を修復できないなら、婚姻関係を解消することになるかもしれません。
今すぐでなくとも、子どもが巣立ったタイミングでの熟年離婚も考えられます。
老後は夫婦で穏やかに暮らしたいという希望があるなら、離婚する未来を避けるための行動が必要です。
会話がない夫婦の行く末で「関係修復」を目指す際のポイント
まだ配偶者への愛情があるなら、離婚は避けたいところです。
では、会話がない夫婦が「関係修復」を目指すには、どうしたらよいのでしょうか。
ここからは、関係修復のためのポイントを3つ解説します。
1.自分で改善できないか試してみる
会話がない夫婦が関係修復を目指すひとつ目のポイントは、自分で改善できることがないか試してみることです。
関係を修復するには、会話がなくなった原因を見つけなければなりません。
心当たりはあるのか、過去を振り返って考えましょう。
そして、関係修復したいという意志を配偶者に伝え、夫婦で話し合うことも大切です。
話し合いのあとは、自分から積極的にコミュニケーションをとったり、配偶者と顔を合わせる回数を増やしたりなど、修復に向けた行動も心がけましょう。
2.夫婦カウンセラーに相談してみる
会話がない夫婦が関係修復を目指すふたつ目のポイントは、夫婦カウンセラーに相談してみることです。
夫婦カウンセラーとは、夫婦間の悩みをヒアリングし、精神的なケアや改善に向けたサポートをしてくれる専門家のことです。
夫婦の悩みは、デリケートな問題でもあります。
友人や家族には、気軽に相談できないという方もいるでしょう。
だからといってひとりで抱え込むのは、苦しいものです。
誰かに話を聞いてもらいたい、どうしたらよいのか答えが出ないとお悩みなら、夫婦カウンセラーに相談してみましょう。
3.円満調停を利用する
会話がない夫婦が関係修復を目指すみっつ目は、円満調停を利用することです。
円満調停とは、家庭裁判所を通じて夫婦関係の修復を試みる手続きのことです。
調停では、調停委員が夫婦双方から事情をヒアリングして、話し合いが進められます。
そして、なぜ夫婦関係が拗れてたのか、今後どのような努力が必要なのかなど、原因と改善策をアドバイスしてくれます。
第三者を挟んで話し合いをしたいなら、円満調停の利用も検討しましょう。
会話がない夫婦が「離婚」を選択する場合の手続きのポイント
会話がない夫婦がどうにも関係を修復できなければ、離婚を選択することになるかもしれません。
では、万が一離婚することになった場合、どのような手続きをすればよいのでしょうか。
ここからは、会話がない夫婦が離婚を選択する際の手続きのポイントをふたつ解説します。
1.弁護士に相談・依頼する
会話がない夫婦が離婚する際のひとつ目のポイントは、弁護士に相談・依頼することです。
離婚は、法律が絡む問題でもあるため、なるべく早めに弁護士に相談するのがおすすめです。
弁護士には、配偶者との交渉や調停手続など、離婚に必要な法的手続を一任できます。
自分で対応しなくてよいので、精神的なストレスも軽減できるでしょう。
また、離婚は法定離婚事由があるかないかで必要な手続きも変わります。
ただ会話がないというだけなら、法定離婚事由といえず、話し合いによる協議離婚や、離婚調停といった方法をとることになるでしょう。
しかし、会話がないことに加えて不貞行為や長期間の別居状態にある場合は、離婚裁判で手続きを進めることも可能です。
いずれの手続きを取るにしても、ご自身の状況を早めに弁護士に相談しておきましょう。
2.離婚調停を利用する
会話がない夫婦が離婚する際のふたつ目のポイントは、離婚調停を利用することです。
離婚調停とは、家庭裁判所を通じて離婚についての話し合いを進める手続きのことで、離婚に向けた親権や養育費、財産分与などの問題を協議をすることになります。
申立てをおこなうには、調停申立書を作成して、収入印紙(1200円)と共に相手の住所を管轄する家庭裁判所へ提出しましょう。
申立てが受理されたら、1ヵ月~2ヵ月に1回程度の頻度で調停期日が開催されます。
離婚調停の手続きはご自身でもできますが、不安があれば弁護士に相談しましょう。
会話がない夫婦に生じる可能性がある法律トラブル3選
夫婦の会話がないと、お互いの心も離れていきます。
その結果、さまざまな法律トラブルが起こってしまうかもしれません。
ここからは、会話がない夫婦に生じる可能性のある法律トラブルを3つ紹介します。
1.配偶者が浮気や不倫をする
会話がない夫婦に生じる可能性があるひとつ目のトラブルは、配偶者が浮気や不倫をすることです。
夫婦の会話がないと、お互いの愛情を感じるのは困難です。
相手が何を考えているのかわからない、寂しいという感情から、浮気や不倫に走る可能性も十分あるでしょう。
なお、配偶者の不貞行為は法定離婚事由に該当するため、離婚時に慰謝料も請求できるかもしれません。
不貞行為の慰謝料請求については、以下の記事も参考にしてください。
2.生活費を入れてくれなくなる
会話がない夫婦に生じる可能性があるふたつ目のトラブルは、配偶者が生活費を入れてくれなくなることです。
会話がないということは、配偶者への関心や愛情も薄れている可能性があります。
すると、自分が稼いだお金を相手に渡したくないと考え、生活費を入れてくれないというトラブルが起こるのです。
なお、配偶者に対して生活費を渡さないのは、経済的DVに該当します。
経済的DVへの対処法は、以下の記事も参考にしてください。
3.子どもを連れ去られてしまう
会話がない夫婦に生じる可能性があるみっつ目のトラブルは、子どもを連れ去られてしまうことです。
夫婦関係が冷え切ってしまえば、配偶者が子どもを連れて別居してしまうかもしれません。
その結果、愛するわが子と離れて暮らさなければならず、気軽に会うこともできなくなるでしょう。
さらに、子どもを連れ去られてしまっても、養育費の支払いは必要です。
そして、子どもに会いたいなら、配偶者に面会交流を申し込まなければなりません。
子どもを連れて別居された場合の対応策については、以下の記事を参考にしてください。
さいごに|今は会話がない夫婦であっても改善できる未来はある!
会話のない夫婦の行く末として考えられるのは、以下のような未来です。
- 関係修復
- 現状維持
- 別居
- 離婚
また、夫婦で会話がない状態が続くと、浮気や不倫、経済的DV、子どもを連れての別居など、法的トラブルも起こり得ます。
そのため、会話がないからといって諦めて放っておくのは、危険かもしれません。
まだ相手に対して愛情があるなら、改善に向けて動き出しましょう。
夫婦関係を改善するには、夫婦間での話し合いや夫婦カウンセラーへの相談、家裁に円満調停を申し立てるなどの方法がおすすめです。
離婚は最終手段だと考え、まずは手を尽くしてみましょう。
今は会話がなくても、改善できる未来はあります。
どうせ無理だと諦めずに、後悔のないように取り組みましょう。
【初回相談:60分0円】◤高額の財産分与や生活費・養育費・慰謝料請求をしたい方、された方/DV(経済的DVを含む)にお悩みの方/相手方と話し合いができず悩んでいる方/離婚を決意した方は当事務所へ◢不倫慰謝料、財産分与、国際離婚(中国)、養育費など様々なニーズに対応可能。※新規のご相談者さま専用窓口※
事務所詳細を見る
不動産の売却が伴う離婚のご依頼は、着手金0円で依頼可◎|【マイホームやマンション、土地などを売り、大きな財産を獲得したい方へ】不動産売却に注力してきた弁護士が、密な連携でサポートします【初回面談0円】
事務所詳細を見る
【渋谷徒歩5分】【土日毎週対応可】【仕事帰りの夜相談可】【初回面談30分無料】不倫・DVの慰謝料請求、複雑な財産分与請求など、離婚トラブルは当事務所へお任せを!費用面も柔軟なプラン有《LINE予約可》
事務所詳細を見る当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。
・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡
その他に関する新着コラム
-
配偶者の不機嫌な態度、いわゆるフキハラ(不機嫌ハラスメント)に悩んでいませんか?無視されたり威圧的な態度をとられたりといった行為は、フキハラといえます。この記事...
-
調査官調査とは、親権について争いがある場合におこなわれる調査です。必ずおこなわれるわけではなく、事件が長引きそうなときや裁判所が判断しにくいケースで実施されます...
-
育児放棄を理由に離婚することは可能です。ただし、裁判離婚で離婚が認められるには「法定離婚事由」に該当する必要があり、単なるワンオペ育児では認められない可能性が高...
-
パートナーが統合失調症で、離婚を考えていませんか?話し合いで離婚できない場合の手続きや、裁判になった場合の「法定離婚事由」について詳しく解説。離婚が認められない...
-
妻が勝手に家出した場合、離婚や慰謝料請求が認められますが、家出に正当な理由がある場合は認められないため注意しましょう。本記事では、妻が家出した場合の離婚や慰謝料...
-
夫の家出は「悪意の遺棄」として離婚理由になる可能性があります。生活費や慰謝料の請求も可能です。本記事を読めば、離婚を有利に進めるための証拠集めや法的手続きの全ス...
-
離婚届を書き間違えても焦る必要はありません。原則として、訂正印などは不要で、一部を除いて記載者本人以外の代筆による訂正も可能です。本記事では、離婚届を書き間違え...
-
本記事では、離婚時のマンションの選択肢3選をはじめ、売却で失敗しないための査定のタイミングや手続きの流れ、ローンの残債別(アンダーローン、オーバーローン)それぞ...
-
妊娠中の別れは、感情的な問題だけでなく、法律上の義務や経済的負担が大きく関わるデリケートな問題です。 妊娠中の彼女・妻と別れることが可能かどうか、そして別れた...
-
離婚しそうな夫婦には、段階ごとに共通する特徴があります。会話の減少や家庭内別居、不貞行為、調停の開始など、関係悪化のサインを見逃さず、早めに対応することが大切で...
その他に関する人気コラム
-
事実婚をする人の中には同性であったり夫婦別姓が認められないために事実婚を選択していたりとさまざまなケースがあります。この記事では事実婚と認められるための要件や要...
-
【弁護士監修】夫や妻と離婚したくない場合に、どうすればよいのかわからない方に対して、今すべきこととNGなコトを徹底解説。離婚を回避するための詳しい対処法もご紹介...
-
産後から夫婦生活がなくなってしまう人は少なくありません。実際産後どのくらいの期間から再開すればよいのかわかりませんよね。この記事では、「産後の夫婦生活はいつから...
-
マザコンにはいくつか特徴があり、母親への依存心が強すぎると夫婦関係が破綻することもあります。状況によっては別居や離婚などを選択するのも一つの手段です。この記事で...
-
「旦那と一緒にいてもつまらない」「旦那が家にいるだけでストレスになる」と思いながら生活していませんか。ストレスを我慢して生活することはできますが大きなリスクも伴...
-
当記事では、夫婦別姓のメリット・デメリットをわかりやすく解説。制度の仕組みや日本の現状も簡単に説明します。
-
子連れで再婚したいけれど、子供の戸籍をどうすべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。戸籍によって子供の苗字や相続権なども変わるため、決断は慎重に行う必要が...
-
夫婦間の話し合いで離婚の同意が取れず裁判所を介して離婚をする場合、法律で認められた離婚理由を満たしていることが不可欠です。この記事では法定離婚事由と夫婦が離婚す...
-
偽装離婚(ぎそうりこん)とは、一緒に暮らすことや精神的な繋がりがある夫婦であるにもかかわらず、離婚届を提出して正式に離婚し、あたかも離婚しているかのように振る舞...
-
弁護士会照会とは、弁護士法23条に定められた法律上の制度で、弁護士が担当する事件に関する証拠や資料を円滑に集めて事実を調査することを目的としています。
その他の関連コラム
-
離婚という人生の大きな転機に直面した際、家を売却するかどうかは避けて通れない課題となります。本記事では、離婚時に家を売却するメリット、適切な売却のタイミングや売...
-
離婚届を書き間違えても焦る必要はありません。原則として、訂正印などは不要で、一部を除いて記載者本人以外の代筆による訂正も可能です。本記事では、離婚届を書き間違え...
-
離婚しそうな夫婦には、段階ごとに共通する特徴があります。会話の減少や家庭内別居、不貞行為、調停の開始など、関係悪化のサインを見逃さず、早めに対応することが大切で...
-
離婚後の戸籍に「バツ印」がつくと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。戸籍を見ただけで離婚歴がバレてしまうのか、気になりますよね。本記事では、離婚後の戸...
-
公正証書とは公証人に作成される証明力と執行力を備えた文書のことをいいます。この記事では公正証書を作成するメリットや作成の手順を解説します。
-
事実婚をする人の中には同性であったり夫婦別姓が認められないために事実婚を選択していたりとさまざまなケースがあります。この記事では事実婚と認められるための要件や要...
-
内縁の妻とは婚姻の届出をしていないが内縁の夫と事実上の夫婦共同生活を送る女性のことをいいます。内縁関係は法律上の夫婦とは認められません。この記事では内縁の妻の定...
-
離婚後、姓をそのままにする女性は一定数います。姓をそのままにすることで得られるメリットやデメリットはさまざまです。この記事では、離婚後の姓について悩んでいる女性...
-
婚姻費用の審判結果に納得できない場合は、即時抗告を申し立てて争うことが考えられます。本記事では、婚姻費用の審判結果に納得できない場合の対処法について、即時抗告の...
-
共働きなのに、夫の協力が得られずワンオペ育児になってしまうと仕事・育児・家事と1日に3つのことを1人で行わなくてはいけなくなってしまいます。この記事では、ワンオ...
-
不貞行為などが原因で夫婦関係に亀裂が生じると、どちらかが家を出て別居するケースがあります。モラハラやDVなどがあり別居した場合、家賃や食費などの生活費が問題にな...
-
出会ってすぐの人に「この人と結婚しそうだ!」という感情が生まれた場合、後悔しないスピード結婚をするためにはどのようなことに気をつければいいのでしょうか。
その他コラム一覧へ戻る



