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既婚男性を好きになった独身女性へ|法的リスクと関係を断つためのポイントを紹介

杉本 真樹
監修記事
既婚男性を好きになった独身女性へ|法的リスクと関係を断つためのポイントを紹介

既婚男性を好きになってしまった…そんな状況に悩んでいませんか?

「この関係を続けてもいいのかな」「バレたらどうなるんだろう」と不安に思うこともあるでしょう。

本記事では、既婚男性との関係に悩む独身女性に向けて、関係の継続をおすすめできない理由や法的なリスク、そして関係を断ち切るためのポイントをわかりやすく解説します。

一人で抱え込まず、ご自身の未来のために、本記事を読んで一歩を踏み出すきっかけにしてください。

もし、すでに不倫トラブルに巻き込まれてしまっている場合には、下記の記事を参考に対処法を考えてみましょう。

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【独身女性向け】既婚男性との不倫がおすすめできない3つの理由

既婚男性との恋愛、いわゆる不倫の関係は、魅力的に見える瞬間があるかもしれません。

しかし、その先には大きなリスクや困難が待ち受けていることがほとんどです。

ここでは、既婚男性との不倫をおすすめできない主な理由を3つ紹介します。

1.独身女性と既婚男性の関係が進展する可能性は低い

既婚男性との関係は、残念ながら結婚という将来につながる可能性は非常に低いといわざるを得ません。

「いつか離婚してくれるかもしれない」という期待を抱くかもしれませんが、実際に離婚に至るケースはまれです。

将来の見えない関係に時間と心を費やすことは、独身女性にとって大きな負担となります。

また、秘密の関係であることから、普通のカップルのように自由にデートしたり、友人に紹介したりすることも難しいでしょう。

常に「バレたらどうしよう」という不安がつきまとい、精神的に疲弊してしまう可能性が高いのです。

2.肉体関係があれば不貞行為が成立する可能性が高い

もし、既婚男性と肉体関係を持ってしまった場合、それは法律上「不貞行為」とみなされる可能性が高いです。

不貞行為は、夫婦間の貞操義務に違反する行為であり、法的な問題に発展するリスクを伴います

たとえ「プラトニックな関係だから大丈夫」と思っていても、二人きりで会う頻度が高かったり、親密なメッセージのやり取りがあったりすると、周囲からは不貞行為を疑われる可能性もあります。

「相手が既婚者だと知らなかった」という場合を除き、肉体関係があれば、独身女性も法的な責任を問われる可能性があることを知っておきましょう。

3.仕事やキャリア、社会的信用を失うリスクがある

不倫関係が周囲に知られてしまった場合、独身女性が失うものは非常に大きいです。

職場にバレてしまうと、たとえ直接的な解雇理由にならなくても、職場での評判が悪くなり、居心地が悪くなったり、昇進などに影響が出たりする可能性があります。

最悪の場合、退職せざるを得なくなるケースも考えられるでしょう。

また、友人や知人、家族との関係が悪化することもあります。

「人の家庭を壊す人」「倫理観がない人」といったレッテルを貼られ、これまで築き上げてきた社会的信用を一瞬で失ってしまうリスクがあるのです。

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不倫によって生じる独身女性と既婚男性のそれぞれの法的リスク

不倫関係は、当事者双方に法的なリスクをもたらします

また、独身女性側と既婚男性側では、負う可能性があるリスクの内容にも違いがあります。

ここでは、それぞれの立場における法的なリスクについて見ていきましょう。

1.独身女性側が負う法的リスク|慰謝料を請求される

独身女性が負う最も大きな法的リスクは、既婚男性の配偶者から慰謝料を請求されることです。

これは、不貞行為によって妻が受けた精神的な苦痛に対する損害賠償請求です。

慰謝料の金額は、数十万円から300万円程度となることが多いですが、不貞行為の期間や頻度、婚姻期間、未成年の子どもの有無、不貞行為が原因で離婚に至ったかなど、さまざまな事情を考慮して決められます

ただし、もし男性側が独身だと嘘をついていた場合は、女性側には慰謝料を支払う義務がない可能性があり、むしろ嘘をついた男性に対して慰謝料を請求できるケースもあります。

しかし、そうでない限り、慰謝料請求は独身女性にとって現実的なリスクとなるでしょう。

2.既婚男性側が負う法的リスク|離婚・慰謝料を請求される

既婚男性側のリスクとしては、まず不貞行為が法律上の離婚原因として認められている点が挙げられます。

そのため、妻から離婚を請求され、家庭を失う可能性があるでしょう。

さらに、離婚に伴って、妻に対して慰謝料を支払う義務が生じます。

この慰謝料は、不貞行為に対するものだけでなく、離婚そのものに対する慰謝料も含まれる場合があり、独身女性が請求される金額よりも高額になる傾向があります。

また、離婚する場合には、財産分与や養育費の支払いなどの金銭的な負担を強いられることも忘れてはいけません。

このように、既婚男性にとって、不倫や家庭・財産・社会的信用など、多くのものを失うリスクを伴う行為なのです。

独身女性と既婚男性が不倫関係を終わらせる際の3つのポイント

既婚男性との関係を続けることのリスクを理解したら、次に関係を終わらせることを考える必要があります。

別れは辛いものですが、二人の未来のためには必要な決断です。

ここでは、独身女性と既婚男性が不倫関係を円満に、そして確実に関係を終わらせるための3つのポイントを紹介します。

1.できる限り早く関係を終了させる

「もう少しだけ」「きりがいいところで」と考えていると、関係はズルズルと続いてしまいがちです。

関係が長引けば長引くほど情も深まり、別れが辛くなるだけでなく、法的リスクや精神的な負担も大きくなっていきます。

不倫のリスクとその関係に未来がないことを再認識し、「この関係を終わらせる」という強い意志を持つことが大切です。

決意が固まったら、できる限り早く行動に移しましょう

2.感情的なトラブルを避けつつ関係を断つ

別れを告げる際は、感情的にならないように注意が必要です。

相手を責めたり、感情的に罵ったりすると、相手も逆上してトラブルに発展する可能性があります。

別れの意思は、はっきりと、しかし冷静に伝えることを心がけましょう。

回りくどい言い方や未練がましい態度は、相手に期待を持たせてしまい、別れを長引かせる原因になります。

3.法律トラブルが発生したら弁護士に相談する

残念ながら、既婚男性との関係を終わらせようとした際に、以下のようなトラブルが発生してしまうこともあります

不倫に関する法律トラブルの例
  • 不倫関係を継続するように強迫・強要された
  • 不倫をやめるにあたり手切れ金を要求された
  • 既婚男性の配偶者から不倫慰謝料を請求された など

このような法律トラブルに巻き込まれてしまった場合、一人で解決しようとせず、すぐに弁護士に相談することが重要です。

弁護士は、法的な観点から状況を整理し、あなたにとって最善の解決策を一緒に考えてくれます

万が一、男性の妻から慰謝料を請求された場合でも、請求額が妥当かどうかを判断し、相手方との交渉や示談、必要であれば裁判手続きの代理もおこなってくれるでしょう。

無料相談を実施している法律事務所や、法テラスなどの公的な相談窓口もありますので、まずは相談することが大切です。

さいごに|不倫の法的リスクを正しく理解して適切な行動を心掛けよう

既婚男性を好きになってしまった独身女性の悩みは、非常に深く、デリケートな問題です。

しかし、その関係を続けることには、慰謝料請求という法的なリスクだけでなく、精神的な苦痛や社会的な信用の失墜など、多くの困難が伴います。

不倫関係には未来がないことがほとんどです。

ご自身の尊厳と未来の幸せを守るためには、勇気を出して関係を清算することが大切です。

別れを決断し、行動に移すことは辛いかもしれませんが、あなたは一人ではありません。

法的トラブルの際には弁護士が、心のケアにはカウンセラーや相談窓口が、あなたをサポートしてくれます。

不倫のリスクを正しく理解し、ご自身の未来のために、賢明な判断と適切な行動を心がけてください。

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この記事の監修者
杉本法律事務所
杉本 真樹 (群馬弁護士会)
解決への道筋は一つではありませんので、いくつか選択肢をご提案し、それぞれのメリット・デメリットをしっかりとご説明した上で、一緒に最良の選択肢を考えるように心がけております。

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編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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