ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ) > 離婚コラム > その他 > 夫婦カウンセリングとは?問題解決できた事例と夫婦で受けるメリット
キーワードからコラムを探す
更新日:

夫婦カウンセリングとは?問題解決できた事例と夫婦で受けるメリット

夫婦カウンセリング「すまいる相談室」
北村 貴子
監修記事
夫婦カウンセリングとは?問題解決できた事例と夫婦で受けるメリット

夫婦カウンセリングとは、夫婦間だけでは解決が難しい問題を解決するために、夫婦が二人で一緒に受けるカウンセリングのことです。

カウンセラーの意見を取り入れながら夫婦間の問題について話し合い、夫婦関係の修復を目指したり、場合によっては離婚や別居を検討したりします。

夫婦カウンセリングを受けることで夫婦の問題が整理出来たり、、問題解決の糸口が見つかったりするでしょう。

夫婦カウンセリングを検討している方の中には「カウンセリングに効果はあるの?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。

カウンセリングを受ける際のコツを予め知っておくことで最大限の結果を期待できるでしょう。

この記事では、夫婦カウンセリングの効果を出すためのコツや夫婦カウンセリングの体験談を解説します。

離婚の成立や慰謝料請求を視野に入れている方へ
  • 配偶者や浮気相手に慰謝料を請求したい
  • 親権や養育費のことが分からない
  • 財産分与を適正な額で請求したい など

上記のような事でお悩みの方は、離婚問題に注力している弁護士に相談するのがおすすめです。

弁護士に相談をすれば、慰謝料の具体的な金額や養育費がどれくらいかの試算、財産分与の計算の仕方などを教えてもらえるかもしれません。

当事者同士の紛争を法的に解決に導けるのは、弁護士だけです。

また弁護士に依頼をすると、法的な手続きや相手との交渉をすべて任せる事ができます。

初回相談が無料の弁護士事務所も多数掲載しているので、まずはお気軽にご相談ください。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ離婚で
離婚問題に強い弁護士を探す
この記事に記載の情報は2023年12月01日時点のものです

夫婦カウンセリングとは

冒頭でも簡単にお伝えしたように、夫婦カウンセリングとは、夫婦関係の修復や今後の夫婦の方向性などについて、中立な立場のカウンセラーから第三者視点でのアドバイスを受けることができるカウンセリング方法のことです。

夫婦関係の問題は、なかなか身の回りの人には話しにくいデリケートな問題もあるかもしれませんが、カウンセラーは過去に沢山の夫婦相談に乗っており、臨床心理士の資格を持っている人や心理学に精通している人も多いため、身近な人に相談するよりも的確なアドバイスが期待できます。

中には、一般財団法人「日本能力開発推進協会」の夫婦カウンセラーの資格を取得しているカウンセラーもいるでしょう。

夫婦カウンセリングを利用することで現在の夫婦の状況に応じた的確なアドバイスを受けることができるので、夫婦が今後どうすべきかが具体的にわかってくるでしょう。

また、その場でハッキリとした結論が出なくてもカウンセラーに話すことによって気持ちが前向きになったと感じる方も多いでしょう。

夫婦カウンセリングでどのような事柄の解決が期待できるのか、次項で解説します。

夫婦カウンセリングで解決できること

こちらでは、夫婦カウンセリングで解決できることをご紹介します。カウンセラーは些細な悩みから重大な悩みまで親身に対応してくれるでしょう。

コミュニケーション不和について

些細なことと思われがちですが、コミュニケーションの不足から夫婦不和に陥るケースは少なくありません。

夫婦カウンセリングを行うことで、コミュニケーションに対するお互いの価値観や現状認識の仕方などを共有することができるかもしれません。

また、そもそも相手と会話が噛み合わない場合もあるかもしれません。

的外れな回答をしてきたり、どんな話を振っても自分の話に変えたりと、コミュニケーション不和が続けばストレスも溜まりますよね。

夫婦カウンセリングでは現状の問題を分析し客観的なアドバイスをしてくれるでしょう。

価値観の相違について

金銭感覚、家事・仕事の重要度など、価値観の違いは当然あるでしょう。

相手が何を考えているかわからなかったり、相手に人としての思いやりが足りなかったりすると結婚を後悔する時もあるのではないでしょうか。

しかし、お互いが譲らない形になると夫婦仲が険悪になることもあるかもしれません。

夫婦カウンセラーであれば第三者視点から、お互いの価値観を近づけていくようなアドバイスができます。

一方の浮気問題について

浮気されることは非常に辛いことですし、離婚の危機にもなり得ます。

浮気された側は、「浮気をやめさせたい」「離婚すべきなのか?」「このまま夫婦でいられるのか?」「相手に制裁を加えたい(慰謝料請求など)」など、様々な思いが出てくるでしょう。

夫婦カウンセリングでも浮気問題の相談は多くありますので、まずは相談してみてください。

第三者に話すだけでも、現状を整理できかなり気持ちが楽になります。

そこから、具体的にどのような行動を取っていくのかアドバイスしてもらいましょう。

セックスレスについて

セックスレスについて、人には話しにくいと感じる方は多いでしょう。

夫婦カウンセリングは夫婦の問題を相談する場ですから、セックスレスの相談もすることができます。

例えば、相手がセックスに応じてくれない状況であれば、相手を悪く思いがちですが、カウンセラーの第三者の視点から、お互いどのように歩み寄れば良いかを客観的にアドバイスしてくれるでしょう。

また、セックスレスを理由に離婚が認められることもありますので、今後もセックスレスが長引くようであれば、方向性が離婚に定まることもあるでしょう。

子どものことについて

子どもができてからお互いの意見が衝突することもあるでしょう。

そもそも夫が育児に非協力的だったり、進学に対する意見に相違があったりすると揉める原因になり得ます。

時には相手両親が関わってきて、事態が余計に複雑になることもあるかもしれません。

子どもができた・産まれたことをきっかけに、一度夫婦カウンセリングを受けて、家事分担や育児等について、お互いの考えを整えておくことも良い方法でしょう。

夫婦カウンセラーに相談したい方はこちら
  • 誰かに悩みを聞いてもらいたい
  • 夫婦喧嘩が絶えず、修復できない
  • モラハラやDVをうけていて、毎日が苦しい
  • 離婚したいけど、その後の生活が心配...
  • 突然離婚を切り出され、困っている
  • 公共の機関に相談したけど、物足りない
  • 法律相談の前にカウンセリングを受けたい

離婚問題などの夫婦関係の悩みをカウンセラーに相談したい方は、ぜひ以下よりご相談ください。

すまいる相談室でカウンセラーに相談する

夫婦カウンセリングで問題を解決できた事例

こちらでは、実際に夫婦カウンセリングで問題解決できた口コミをご紹介します。

夫婦カウンセリングを利用して、具体的な方向性を示してもらえた人もいれば、相談しただけでも気持ちが楽になったという人もいるようです。

気づきがありました!

結婚して4年目の夫婦です。
二人の子どもが生まれてからずっと、育児と共働きに追われ、夫婦のコミュニケーションも少なくなり、些細なことで夫婦喧嘩が勃発する日々を過ごしていました。
去年の暮れに些細なことから喧嘩が炎上し、夫も私も物に当たりはじめ、とうとう手をあげられてしまい警察沙汰の騒ぎとなってしまいました。
お互い一旦離れて冷静になるために別居を開始し、二度とこんなことがないようにと話し合い、夫婦カウンセリングを継続的に受けてみようということになりました。

カウンセリングでは、まず個別のカウンセリングからスタートして、問題の整理や、感情の整理をしていきました。

すると、お互いの思考の癖や偏り、子どもが出来てからのコミュニケーションの取り方などの問題点などが見えてきました。

3回目のカウンセリングで夫婦同席のカウンセリングを受け、夫婦の再構築に向けてコミュニケーションの見直しをし、「忙しい毎日でも夫婦で話す時間を一日10分でも設ける」「足らない部分は、ノートでテキストコミュニケーションを実施する」「ストレスが溜まってきたら、一人の時間を持てるようにお互い協力し合う」という、ルールを決めました。
そして、「家族みんながハッピーな家族を作る」という目標をたてて、別居を解消し同居を再スタートする運びとなりました。

夫婦カウンセリングを受けるのは初めてで、正直聞いてもらうだけなのかな、と不安もありましたが、正しいコミュニケーションの在り方や、夫婦の弱点、感情のコントロールなどのアドバイスもいただき、沢山の気づきがありました。

【引用】夫婦関係カウンセリング すまいる相談室の事例

夫の浮気の相談|話を聞いてもらい真剣にアドバイスいただけた

夫は高校の同級生で、入学してすぐに付き合い始めました。

別れたりくっついたりを繰り返し、お互いが25歳のときに結婚しました。

高校生から付き合っているので友達の延長みたいな夫婦関係ですが、

何一つ隠し事もなく仲良くやってきたと思います。

結婚して4年ほど経った頃、お休みの日に旦那が一人で出掛けることが多くなりました。

どうも様子がおかしいと思い始めました。 きかっけはLINEです。

旦那のスマホは勝手に見たことがなかったのですが、レストランで食事中、

トイレに行くときに置きっぱなしにしていたスマホにポップアップ表示がありました。

画面には女性と思われる人からの「また会える?」と表示が。

この裏切りには耐えられそうになく、よつばさんにご相談させてもらいました。

精神的に落ち込んでいた私の気持ちに寄り添って話を聞いてもらい、

夫とどう接していけばいいのか?どう修復していけばよいのか?を真剣に考え

アドバイスをいただきました。

まだ、夫の様子はおかしいままなのですが、引き続き相談をさせてもらいますので、

よろしくお願いいたします。

【引用】実際にあった相談の実例|よつば

セックスレスの相談|どちらが悪いわけではないと思え、離婚も視野に入れられた

結婚して3年の夫とのセックスレスに悩んでいます。私は今もずっと子供がほしいと思っていますが、もう1年以上もセックスレスの状態が続いています。 このままの状態が続くのは嫌だと思い、夫に相談しましたが、仕事で疲れているから、と取り合ってくれません。友人や職場の人に話すのもはばかられ、こちらを利用しました。

正直仕事を理由にされるとは思っておらず、勇気を振り絞って話をしたのに…とショックでたまりませんでした。ただ、夫だけを悪者に仕立て上げることはできず…。 よつばさんでは、そんな私の気持ちを汲み取って、そっと寄り添うように話を聞いてくれたこと、本当に感謝しています。 少し気持ちを立て直した段階で、私と似たような境遇の方のお話を聞く機会がありました。私だけが悪いわけではない、夫だけが悪いわけでもない、そう結論づけるところまでたどり着けたのは、カウンセラーの方が親身になって相談に乗ってくださったおかげです。

今は確かに忙しくしている夫に少しでも寄り添えるよう、私も努力をしている段階です。ただ、今もレスの状態は続いています。 でも、相談に乗ってもらったおかげで、このままの状態が続いた場合、離婚を考えるという決意もできました。これまで目をそらし続けてきていた現実としっかり向き合って、今後の人生のことを考えていきたいと思います。

【引用】実際にあったご相談の実例|よつば

冷静に話ができた

Aさん(妻)

Aさんは、夫の暴言に耐えかね、離婚したいと考えていました。ただ、小さい子どもが3人もいるため、経済的なことを考えると、もう少し我慢した方がいいのではないかとの迷いもありました。Aさんとしては、夫が自分の話を聞いてくれないことや、何か大切なことを話し合いたいと思っても、一方的に怒鳴られたり茶化されたりすることに、一番、夫婦としての「やっていけなさ」を感じていました。

そこで、担当から夫婦カウンセリングを提案したところ、Aさんのご主人も了解し、実施の運びとなりました。

Aさんのご主人には、「相手の話を最後まで聞く」というルールを徹底してもらいました。途中、何度かAさんが話をしている途中で自分が話そうとする場面が見られましたが、「おっと、だめでしたね。」と自分で気づくことができていました。

夫婦カウンセリングの結果、夫婦双方から聞かれたのは、「第三者が間に入るだけで、こんなにも冷静に話し合いができるとは思わなかった。」という感想でした。また、ご主人からは「いつも、どれだけ自分が妻の話を聞いていないか、蔑ろにしてきたか、気付きました。」との言葉も聞かれました。

【引用】夫婦(カップル)カウンセリングのいろは _ プロが教える!くらしのお役立ちメモ_ まいぷれ[江戸川区]

夫婦カウンセリングのメリットとデメリット

夫婦カウンセリングを利用するにあたってデメリットもあることを知っておきましょう。

こちらでは、夫婦カウンセリングのメリット・デメリットについてご紹介します。

メリット

第三者視点で質の高いアドバイスをくれる

繰り返しになる部分がありますが、夫婦カウンセリングでは第三者視点で中立的なアドバイスを受けることができます。

夫婦だけで話し合おうとしても、どうしてもお互いの意見を言い合うだけで、感情的になってしまいがちですが、カウンセラーがいることで冷静に話を進めていけます。

第三者と言えば友人や両親などを交えての話もありますが、その場合もどうしてもどちらか一方に肩入れされることが多いので、一方が強く、一方が弱いような構図になりがちですのでオススメできません。

また、夫婦カウンセラーは過去に何度も同様の相談を受けており、心理学などにも精通しているため、非常に的確で質の高いアドバイスが期待できます。

話を聞いてもらえるだけでスッキリする

実例でもご紹介したように、カウンセラーに相談しただけでも気持ちが楽になったという方も多いようです。

カウンセラーに日頃の悩みや不安を伝えるだけでも、とてもスッキリすることでしょう。

また、普段あまり自分の思いを人に伝えられない人でも、カウンセラーが上手く話を引き出してくれて、少しずつ心を開けるようになるかもしれません。

今後の方向性がわかってくる

これまで数多くの夫婦問題の相談を受けてきた夫婦カウンセラーであれば、今後どうしていけばよいのか具体的な方向性を示してくれることも多いでしょう。

例えば、これまで我慢し続けるか・離婚するかの選択肢しか持っていなかった場合でも、夫婦カウンセラーのアドバイスにより、いったん別居して距離を置いてみるなどの新たな選択肢を見出せるかもしれません。

デメリット

お金がかかる

夫婦カウンセリングは相談を受けること自体が仕事ですので、相談料がかかってしまいます

初回無料などのキャンペーンを行っている場合もありますが、基本的には1~2時間で1万円前後の費用がかかるものだと思っておきましょう。

費用については後述します。

具体的解決に繋がらない場合がある

夫婦カウンセリングはあくまでも相談を受けてアドバイスをすることのみです。

慰謝料請求や離婚の成立、浮気の証拠集めなど、法的な問題が絡んでくるケースは、相談だけでは解決できない場合があります。

具体的にこれらのことも考えている場合には、夫婦カウンセリングではなく、実際に慰謝料請求の代理などを行ってくれる弁護士や証拠集めをしてくれる探偵に相談した方が手っ取り早いでしょう。

カウンセラーとの相性がある

カウンセラーは、相談を受けることを生業にしていますが、それでも相性の良し悪しはあるでしょう。

実際に利用する前には、公式サイトやSNSなどを使って、どのようなカウンセラーなのかリサーチしておきましょう。

それでも不安な方は、初回無料の夫婦カウンセリングを探してみると良いでしょう。

ちなみに、人気のカウンセラーの場合、費用が高くなったり、予約がなかなか取れなかったりすることもあるかもしれません。

夫婦カウンセリングの料金相場

夫婦カウンセリングの料金相場は、だいたい以下の価格に設定されているところが多いです。

基本料金

10,000~20,000円(1時間あたり)

延長料金

3,000~5,000円(30分ごと)

ただ、この金額はあくまでも目安ですので、実際には利用を考えている夫婦カウンセリングの料金表の確認や問い合わせをしておきましょう。

例えば、TVなどにも出演している有名カウンセラーであれば高額にもなりますし、反対に初回無料などのキャンペーンを実施して窓口を広げているカウンセラーもいます。

また、注意点としてキャンセル料が発生することです。

予約した後に都合が悪くなり、カウンセリングを受けられない場合、予約日までの日数に応じてキャンセル料が発生することがあります。

行けないとわかったら、早めに連絡しましょう。

夫婦カウンセリングの流れ

実際に夫婦カウンセリングを利用した際の手順について知りたい方も多いでしょう。こちらでは、夫婦カウンセリングの主な流れをご説明します。

個別の夫婦カウンセリングの方針などによっても多少の違いはありますが、主に上図のような流れで夫婦カウンセリングを進めていきます。

ヒアリングシートを記入する

まず、実際に相談に入る前にヒアリングシートを書きます。

内容は、自身の育成環境をはじめ、結婚生活の不安や不満、将来考えていることなどを記入します。

ヒアリングシートをもとにカウンセラーも話を聞き出してくれますので、少しでも思うことがあれば遠慮なく書いておきましょう。

紙に書き出すことは、思考の整理にも繋がりますから、一度ご自身でも現状をまとめておくと良いかもしれませんね。

問題パターンを分析する

ヒアリングシートをもとにカウンセラーが問題点を分析してくれます。

一人で悩んでいると、「夫の○○が悪い!」などと、偏った考えに陥りがちですが、中立的な立場で冷静に分析してくれるので、夫婦仲がこれ以上険悪になることを防いでくれます。

  • 夫婦の考えの違い
  • 双方の思考の癖
  • 日頃のコミュニケーションの量
  • 決定権の多さ、立場の強さ
  • 問題を放置しておくことで起こり得る未来

分析をもとに、上記のような現在の夫婦状況を伝えてくれます。

最終目標を明確にする

分析を行った後は、個人・夫婦両方の観点から、将来的な目標や方向性、課題を決めて夫婦・カウンセラーで共有します。

一度のカウンセリングで解決する場合もありますが、目標達成への進捗状況を確認するために定期的にカウンセリングを受ける方もいます。

夫婦カウンセリングの効果を高めるための秘訣3つ

夫婦カウンセラーは話を聞き出すプロで的確なアドバイスも期待できますが、問題改善には夫婦それぞれの意識も重要です。

いくら良いアドバイスをもらえても、それを全く実践できなければ何の意味もありません。

こちらでは、夫婦カウンセリングの効果を上げる3つのポイントをご紹介します。

カウンセリングを受けた後の日常生活でも実践できることですから、ぜひ意識してみてください。

相手の話を最後まで聞くこと

まずは相手の話をしっかり最後まで聞くことです。

夫婦仲が悪くなっていたり、マンネリ化していたりすると、相手の話を聞き流しがちです。

相手の話を新たな気持ちで聞いてみてください。

もちろん、相手が話している最中に口を挟むこともNGです。

普段から怒りやすいタイプの方は威圧的・感情的になりがちです。

相手の話を聞くことに意識を向けることで良い雰囲気での話し合いが叶うかもしれません。

その上で相手がなぜそう言っているのか?を考えると良いでしょう。

相手の気持ちを理解しようとすること

相手の話をしっかり聞いた上で、何を伝えようとしているのか?をしっかり理解しようとしてください。

自分の気持ちを伝えるよりも相手の気持ちを理解することに意識をおきましょう。

すぐには理解できないかもしれませんが、理解しようと歩み寄ることが大切です。

どのような夫婦になりたいかを共有すること

コミュニケーションが取れてきたら、お互いの意見を共有しましょう。

自分の意見を述べるときにも、自分の意見を相手に押し付け過ぎないようにしましょう。

相手のことをしっかり理解して、お互いがどのような夫婦を目指しているのかを共有していくことが大事です。

夫婦カウンセリングの効果が出ない場合の対処法

夫婦カウンセリングを受けてもなかなか効果が出ないこともあります。

夫婦カウンセリングが出なかった場合の対処法についてお伝えしますので、一度取り入れてみると改善されるかもしれません。

カウンセリングのルールを守る

夫婦カウンセリングの効果が出ない理由には、感情的になってお互いのことばかり話している状況が多いと考えられます。

上でお伝えした、話を聞くこと・理解することをしっかり守りましょう。

最初のうちは、感情に飲み込まれてつい相手に反論してしまったり、話が途中で途絶えてしまったりするかもしれません。

いったん冷静になって、まずは聞くこと・理解することを意識してみてください。

また、カウンセリングの自由な環境を壊しかねませんので、カウンセリングの内容を第三者に話すことや禁止ワードを決めることは推奨できません

集中できる環境をつくる

例えば、悩み過ぎてうつ病になってしまっていたり、現在進行形で浮気が行われていて心配があったりするときには、夫婦で話し合っても解決には近づけません。

状況によっては不仲の原因の押し付け合いとなり、カウンセリングによって関係が悪化することもあり得るでしょう。

まずは、話し合うために集中できる環境を整えましょう。

心身に支障をきたしていたら、先に心療内科に受診をして医師の診断を受けましょう。

夫婦カウンセリングは、医師の許可を得てから受けるようにして下さい。

浮気の心配が拭えないのであれば、浮気調査を依頼して白黒ハッキリ付けても良いでしょう。

最終目標を一致させる

上でもお伝えしたように、夫婦間で最終目標を一致させることが大事です。

最終目標が一致していないと、最後まで話が平行線で進んでしまい、双方の目的が達成されないまま疲労だけが残るという結果に繋がるでしょう。

繰り返しますが、自分の意見だけを押し付けるのではなく、お互いの考えを理解して目標を定めましょう。

目標が不明確になったり、相手のことが理解できなかったりしたら、その都度夫婦カウンセリングを検討してみてください。

浮気・不倫が原因で夫婦仲が悪化した場合には別の選択肢もある

夫婦カウンセリングのデメリットでもお伝えしましたが、夫婦カウンセリングだけでは最終的に解決しにくい問題もあります。

特に浮気が原因のものです。

離婚の成立を目指す場合や慰謝料請求を視野に入れる場合には、法律が絡む専門性が高い内容になるので、より専門的な場所に相談した方が良いケースもあります。

探偵

「浮気しているのか心配」「浮気を突き止めてやめさせたい」と考えている場合、夫婦カウンセリングの相談だけでは解決しない場合があります。

証拠がない状態で相手が浮気を否定すれば、それ以上どうすることもできないからです。

まずは、浮気調査によって浮気の有無をハッキリさせ、浮気の証拠を集めてもらうことで問題解決に進めるようになります。

浮気調査といえば探偵ですが、夫婦カウンセラーが信頼できる探偵社を紹介してくれる場合もあります。

また、探偵や探偵社所属のカウンセラーがカウンセリングをしてくれる場合もあります。

無料相談を設けている探偵事務所もありますので、浮気に関する具体的な相談をしたい場合は、探偵がおすすめです。

離婚カウンセラー

夫婦カウンセリングは夫婦関係修復を前提としたカウンセリングです。

「離婚したい」気持ちが強い場合には、離婚カウンセラーに相談した方が良いでしょう。

離婚カウンセラーは、離婚を前提に考えている人のために、精神的なサポートをしてくれたり、離婚する最後のひと押しをしてくれたりします。

もちろん、詳しい話を聞いて、離婚以外の改善方法があるなら、そのようなアドバイスもくれます。

夫婦カウンセラーが兼任している場合もありますが、離婚の意思が強いなら、最初にその気持ちも伝えておきましょう。

夫婦カウンセラーに相談したい方はこちら
  • 誰かに悩みを聞いてもらいたい
  • 夫婦喧嘩が絶えず、修復できない
  • モラハラやDVをうけていて、毎日が苦しい
  • 離婚したいけど、その後の生活が心配...
  • 突然離婚を切り出され、困っている
  • 公共の機関に相談したけど、物足りない
  • 法律相談の前にカウンセリングを受けたい

離婚問題などの夫婦関係の悩みをカウンセラーに相談したい方は、ぜひ以下よりご相談ください。

すまいる相談室でカウンセラーに相談する

弁護士

浮気を理由に離婚や慰謝料請求を考えている場合には、弁護士への相談がおすすめです。

弁護士は法的な手続きや相手との交渉を代理で行ってくれます。

特に慰謝料請求や離婚時の財産分与に関しては、当事者同士の話し合いで紛争が起こることも少なくありません。

そのような場面でも離婚問題に注力する弁護士であれば円滑に交渉を進めることができるでしょう。

初回相談無料の弁護士事務所もありますので、まずは相談してみましょう。

慰謝料の具体的な金額や離婚の成立要件について教えてくれるかもしれません。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ離婚で
離婚問題に強い弁護士を探す

まとめ

夫婦カウンセリングでは、夫婦の不仲解消や今後の方向性などのアドバイスを受けられます。

心理学などに精通しているカウンセラーも多く、過去の相談実績から的確なアドバイスをしてくれるでしょう。

何よりカウンセラーは聞き上手ですから、現在の夫婦の悩み・不満などを話すだけでもかなり気分が楽になるかもしれません。

夫婦カウンセリングには料金はかかりますが1~2時間で1万円前後と、決して高すぎるものでもないでしょう。

夫婦だけでは、解決が難しい場合や、修復に向けて夫婦で一緒に取り組みたいという方は、ぜひ夫婦カウンセリングも考えてみてください。

なお、離婚を強く希望している場合には離婚カウンセラーや弁護士への相談を検討してみましょう。

しかるべき場所に相談することによって、ご自身の希望に近い形で問題を解決できるでしょう。

離婚の成立や慰謝料請求を視野に入れている方へ
  • 配偶者や浮気相手に慰謝料を請求したい
  • 親権や養育費のことが分からない
  • 財産分与を適正な額で請求したい など

上記のような事でお悩みの方は、離婚問題に注力している弁護士に相談するのがおすすめです。

弁護士に相談をすれば、慰謝料の具体的な金額や養育費がどれくらいかの試算、財産分与の計算の仕方などを教えてもらえるかもしれません。

当事者同士の紛争を法的に解決に導けるのは、弁護士だけです。

また弁護士に依頼をすると、法的な手続きや相手との交渉をすべて任せる事ができます。

初回相談が無料の弁護士事務所も多数掲載しているので、まずはお気軽にご相談ください。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ離婚で
離婚問題に強い弁護士を探す
10秒で検索!離婚・男女問題が得意な弁護士を検索
お住まいの都道府県を選ぶ
お悩みの問題を選ぶ
弁護士を検索する
東京
神奈川
千葉
埼玉
大阪
兵庫
Office info 201908081734 3111 w180 弁護士齋藤 健博【銀座さいとう法律事務所】

無料相談】【LINE相談対応】【不倫問題が得意話しやすい弁護士です。不倫の慰謝料請求・離婚条件交渉・調停など、離婚・男女問題は早急にご相談ください。銀座徒歩5分・土日深夜も弁護士直通電話

事務所詳細を見る
Office info 202006190856 28911 w180 NN赤坂溜池法律事務所

【女性弁護士在籍】●夫・妻の不倫/慰謝料請求●証拠集めからサポート!●慰謝料や離婚では割り切れない気持ちも含め、どうか当事務所へご相談下さい。同じ目線に立った、親身な体制を整えております。

事務所詳細を見る
Office info 201908081733 3291 w180 弁護士齋藤 健博【銀座さいとう法律事務所】

初回相談0円LINE相談可!】※話がしやすい弁護士【超迅速対応|土日深夜電話が弁護士に通じる】不倫問題、離婚問題、男女問題なら相談しやすい弁護士をお勧めいたします

事務所詳細を見る
東京都の弁護士一覧はこちら
弁護士費用保険のススメ
Cta_merci

離婚をするときに子供の親権や慰謝料、財産分与などで相手と揉めて、弁護士が必要となったときにかかる費用相場は、内容にもよりますが50~100万円ほどになります。
弁護士費用が払えなくて泣き寝入りすることも…。


  • 相手に親権を渡したくない
  • 養育費を払ってもらえなくなった
  • 不倫相手に慰謝料を請求したい

弁護士保険は、法律トラブルで弁護士に依頼したときの費用が補償されます。
離婚トラブルだけでなく、子供のいじめ、労働問題等でも利用することができます。

無料で資料ダウンロード
弁護士費用を負担してくれる
弁護士保険で法律トラブルに備える
弁護士保険に関する資料のお届け先
氏名
必須
フリガナ
必須
電話番号
必須
メールアドレス
必須
この記事の監修者
夫婦カウンセリング「すまいる相談室」
北村 貴子
夫婦カウンセラーとして活動しており、当相談室を運営しております。また、2019年よりメンタルケア心理士として、精神医療の研究に取り組んでおります。

その他に関する新着コラム

その他に関する人気コラム

その他の関連コラム

編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

その他コラム一覧へ戻る
弁護士の方はこちら