離婚検討時には様々な不安があります。
その中でも最も多いのが「離婚後の収入やお金の不安」です。
離婚後の生活設計に見通しを立てたい場合は、共有財産の中でも最も大きな割合を占めるご自宅の価格を確認すると良いでしょう。
入力はたったの1分で完了します。
まずは無料のAI査定で、ご自宅の価格をチェックしてみませんか?
1分で完了! 無料査定スタート
離婚したいけど、その後の生活費が心配だという人はとても多いと思います。
特に妻の場合、夫の収入がなくなってしまうと生活できなくなる人も多いでしょう。
離婚はまだしていない状況で別居している場合、婚姻費用として収入の多い方から生活費を受け取ることができます。が、離婚が成立してしまうと、その婚姻費用ももらえなくなってしまいます。
子どもを引き取る場合には養育費がもらえますが、子どもがいない場合には養育費はありません。この場合に財産分与も受けなければ、完全に自分だけの稼ぎで暮らしていくことになります。
別居・離婚後の生活費に困ることがないよう、この記事では、『離婚後』や『離婚前の別居期間中』の生活費についてや、離婚の際にもらえるお金について説明しています。
勢いで離婚することなく、その後の生活についてもきちんと計画を立てておきましょう。
離婚検討時には様々な不安があります。
その中でも最も多いのが「離婚後の収入やお金の不安」です。
離婚後の生活設計に見通しを立てたい場合は、共有財産の中でも最も大きな割合を占めるご自宅の価格を確認すると良いでしょう。
入力はたったの1分で完了します。
まずは無料のAI査定で、ご自宅の価格をチェックしてみませんか?
1分で完了! 無料査定スタート
まだ離婚には至っていないものの、夫婦関係が悪化してしまい、別居することになったとします。
その際の、お互いの生活費はどうなるのでしょうか?
別居中の生活費は、原則として、収入の多い方から少ない方に生活費を渡すことになります(子供がいない場合)。夫婦には、別居中であっても、お互いが同程度の生活を送れるように協力しあう義務があるからです。
多くは男性(夫)から女性(妻)へ支払われますが、夫の収入が妻の収入を下回る場合、妻が支払うことになります。
そのため、「妻だからもらえる」と誤解しないよう注意が必要です。
例えば、専業主婦の妻の不倫が原因で別居になったとしましょう。
妻は専業主婦ですから、当然夫の収入なしで暮らしていくことは困難です。
この場合、妻に別居の原因があったとしても、夫は婚姻費用として一定の生活費を渡さなくてはいけません。
ただ、妻は別居後も専業主婦を続けていけるとは限りません。夫からもらえる生活費だけでは足りないようであれば、働きに出なければならないでしょう。
また、このような負担が必ずしも永続的に続くわけではありません。婚姻関係が事実上破綻したような場合には婚姻費用額も影響を受ける可能性があります。
夫婦関係が悪化して別居しているわけですから、支払う側は「なんで生活費を払わなければならないんだ」と反発する可能性もあるでしょう。
生活費がもらえなくて困るのは妻であることが多いですが、その場合はなるべく冷静に「生活費を支払う義務があること」を理解してもらいましょう。
それでも生活費を払ってもらえない場合には、弁護士に相談して請求するのがおすすめです。
離婚前の別居中は生活費をもらえると説明しましたが、離婚が成立すると生活費の支払いは終了します。
専業主婦が何の用意もせず離婚をすると、その後の生活が立ち行かなくなる可能性もあります。
離婚をする際は慰謝料や財産分与、手元にある貯金の額などを確認し、タイミングを考えて離婚するようにしましょう。
話は戻りますが、『離婚前の別居中にもらえるお金』はいくらくらいなのでしょうか?
それは、裁判所のHPにある『養育費・婚姻費用算定表』を参考にすることができます。
【参考リンク:養育費・婚姻費用算定表 – 裁判所】
この算定表は、『養育費・婚姻費用の参考額』が示されています。
支払う側が「もう少し多く払いたい」というならそれでもいいですし、「少し減らして欲しい」という場合でも、両者が納得できるのであれば問題ありません。
ここでは婚姻費用算定表を参考に、3人の方の婚姻費用を計算してみました。
『婚姻費用算定表の見方がわからない』という方は下記リンクをご覧ください。
【関連記事】
【弁護士監修】婚姻費用とは|算定表の見方から分担請求の方法まで解説
まずは専業主婦Aさんの婚姻費用を計算してみましょう。プロフィールは以下の通りです。
夫(会社員) |
年収500万円 |
Aさん(専業主婦) |
年収0円 |
子ども |
1人(0~14歳) |
Aさんの婚姻費用は、『月々10~12万円』が参考額になります。
この金額だけで子ども一人を育てていくのは難しいので、Aさん自身も働きはじめる必要があるでしょう。
パートで若干の収入があるBさんの場合の婚姻費用を計算してみます。プロフィールは以下の通りです。
夫(会社員) |
年収400万円 |
Bさん(パート) |
年収150万円 |
子ども |
なし |
Bさんの婚姻費用は『月々4~6万円』が参考額になります。
夫婦に子どもがいないこと、Bさんに若干の収入があることが、婚姻費用が少なめになる要因となりました。
会社員として普通にお金を稼いでいるCさんの婚姻費用を計算します。プロフィールは以下の通りです。
夫(会社員) |
年収500万円 |
Cさん(会社員) |
年収400万円 |
子ども |
2人(どちらも0~14歳) |
Cさんの婚姻費用は『月々6~8万円』が参考額になります。
子どもが2人いますが、『夫婦の年収にあまり差がなく、Cさんも年収が多い』ことが金額に影響しました。
離婚時に精算すべきお金は他にもありますので、紹介します。これらは離婚後の生活に大きな影響を及ぼすのできちんと理解しておきましょう。
【参考】離婚後の生活費も払ってもらいたい!元配偶者に請求できる?(弁護士法人A&P 瀧井総合法律事務所)
相手の違法な行動が原因で離婚にいたった場合、慰謝料を受け取れる可能性があります。離婚の原因となる行動とは、例えば以下のようなものがあります。
など
離婚の慰謝料額はケースバイケースですが、50~300万円程度といわれています。今後の生活のためにも、請求できるのであればきちんと請求しましょう。
離婚してしまうと婚姻費用(生活費)はもらえなくなってしまいますが、子どもがいる場合には養育費を受け取ることができます。
養育費は婚姻費用と同様に、算定表をみれば金額がわかります。『どちらが離婚の原因を作ったか』に関係なく、親権を持った側が受け取ることができますので、もらいそびれることのないようにしましょう。
夫婦で築いた財産は離婚する際に分け合うことになります。夫婦で築いた財産とは、例えば以下のようなものがあります。
など
換金して分け合うか、それともどちらの所有物になるかは相談で決めます。
『家をもらうかわりに慰謝料は請求しない』『車は譲る代わりに慰謝料を少し減らす』など柔軟に決めることができます。
この記事の内容をまとめました。
あなたに十分な収入があり、離婚後の生活も心配ないのであれば問題ありませんが、そうでない場合は、離婚後の生活についてよく考えましょう。
稼ぎのない妻や、子どものいる母親が急に片親になるとその後の生活が困難になるからです。
もらえるお金はしっかりもらって、仕事を決めるなどして、計画的に離婚するようにしましょう。
【休日・夜間の相談可】離婚協議/DV/親権獲得/不倫慰謝料など幅広い離婚問題に対応!依頼者様の立場を一番に考え、スムーズな問題解決を目指しサポートいたします!DV/不倫をした方のご相談も◎◆初回相談1.1万円|時間制限なし◆
事務所詳細を見る
【御徒町駅より徒歩4分】離婚・男女間のトラブルに注力!「
【御徒町駅より徒歩4分】離婚・男女間のトラブルに注力!「
離婚すると、本籍地はどこになるのかが気になりませんか?本記事では、離婚後に本籍はどこになるのかやケース別に新たな戸籍を作る必要性や影響について解説します。当記事...
別居中に恋愛をしたい場合、どのようなことが問題になるか気になる方は少なくないでしょう。現在の夫婦関係や状況によっては、恋愛をすることで訴えられたり慰謝料を請求さ...
離婚を検討しているなかで、母親が親権をもつ場合に子どもの苗字を変えたくないと思っている方は少なくないでしょう。本記事では、離婚時に子どもの苗字を変えない場合は戸...
面会交流権とは、離婚に伴い、離れて暮らすことになった親と子が交流する権利のことです。定期的な面会交流は、子どもの健やかな成長にもつながります。この記事では、離婚...
離婚した後、子どもの苗字だけそのままにできるかが気になりませんか?本記事では、離婚すると子どもの苗字はどうなるのかや苗字を変えるための方法、苗字をそのままにする...
離婚をするには、どのような流れで進めればいいか気になりませんか?本記事では、離婚するための具体的な方法や流れ、注意点などを解説します。離婚に関する疑問や不安をな...
離婚後に再婚した際、戸籍謄本に離婚歴が載る場合と載らない場合があります。再婚相手に離婚歴や元配偶者の名前を知られたくない方に向けて、本記事では再婚後の戸籍謄本が...
専業主婦が離婚した場合、国民健康保険は自分で納める必要があります。 本記事では、専業主婦が離婚した場合の国民健康保険について、支払金額の目安や減額する方法など...
夫との離婚を検討しているものの、自身がパート主婦であるため、その後の生活に不安を抱えている方もいるのではないでしょうか。本記事では、離婚後の生活費や配偶者に請求...
離婚に伴い発生する手続きのひとつが、健康保険の切り替えです。手続きを忘れてしまうと、医療費が自己負担になることもあります。本記事では、離婚後の健康保険について、...
【母子家庭(シングルマザー)の手当て・支援制度を完全解説!】母子家庭の場合、1人で子供を抱えて生きていくのは大変です。実感も頼れない場合、母子家庭の方が貰える手...
両親が離婚をしたという事実は、子供にどのような影響を与えてしまうのか、15個の項目をご紹介するとともに、どうすれば離婚が子供へ与える影響を最小限にできるのかご紹...
この記事では、だれでもできる児童扶養手当の計算方法から2018年に改正された所得制限限度額や控除対象など、児童扶養手当の計算に関するすべてを解説します。また、モ...
母子家庭になったが、持病や子供の障害など働けない事情により生活に困っている場合生活保護を受けることをおすすめします。離婚のせいで子供に貧しい思いをさせたくないで...
母子家庭の医療費は『ひとり親家庭等医療費助成制度』を受けることで全額負担をしてもらえる可能性があります。この記事では、『ひとり親家庭等医療費助成制度』の基礎知識...
離婚後はやらなければならない手続きが盛りだくさんです。できるだけ早く新しい生活を始めるためにも離婚後の手続きは確実&効率的に行うことが大切です。本記事では離婚...
離婚したら、何をすれば良いか悩むこともあるかと思います。子供のことや今後の生活のこと、新しい住居や仕事のことなど、そういった不安要素を取り除く手段をご紹介します...
育児休業給付金とは、育児休業を取得する父母に対する休業中の給付金です。受給条件を満たしていれば、月給の50%前後を受け取ることができます。この記事では、育児休業...
2010年、始まった当初は「子ども手当」と呼ばれていましたが、2012年から「児童手当」となりました。この記事では、東京などの支給日や支給が確認できなかった場合...
一度愛し合った人との離婚は踏みとどまる人が多いのも当然でしょう。今回は、離婚のメリットとデメリットを整理していきます。あなたが今後の生活を考えていく上で参考にし...
母子家庭の心強い味方である生活保護と児童扶養手当は全く別物になります。そのため、生活保護を受けながら児童扶養手当も受け取ることが可能です。この記事では、生活保護...
【母子家庭(シングルマザー)の手当て・支援制度を完全解説!】母子家庭の場合、1人で子供を抱えて生きていくのは大変です。実感も頼れない場合、母子家庭の方が貰える手...
母子家庭では、1人で家計を支えていかないといけないため、多くの人は仕事を探すと思います。しかし、さまざまな問題からどのような仕事でもよいというわけにはいきません...
一度愛し合った人との離婚は踏みとどまる人が多いのも当然でしょう。今回は、離婚のメリットとデメリットを整理していきます。あなたが今後の生活を考えていく上で参考にし...
離婚したあと、子どもの戸籍や姓をどうすべきか悩む方は多いでしょう。基本的には離婚しても子どもの戸籍や姓は変わりませんが、いくつか注意すべき点もあります。この記事...
離婚した後、子どもの苗字だけそのままにできるかが気になりませんか?本記事では、離婚すると子どもの苗字はどうなるのかや苗字を変えるための方法、苗字をそのままにする...
離婚を検討しているなかで、母親が親権をもつ場合に子どもの苗字を変えたくないと思っている方は少なくないでしょう。本記事では、離婚時に子どもの苗字を変えない場合は戸...
離婚後はやらなければならない手続きが盛りだくさんです。できるだけ早く新しい生活を始めるためにも離婚後の手続きは確実&効率的に行うことが大切です。本記事では離婚...
離婚してもやはり寂しいだったり、生活苦で復縁する人の復縁率は約1割に上ります。どういったキッケケで復縁に至るのか、また復縁を成功させる方法を見てきましょう。
我慢しながら夫婦生活を送るくらいなら、離婚をしてしまって第二の人生を始めた方が良いとは考えますが、離婚後のことをしっかり考えず軽率に離婚することは防ぎたいもので...
いくら離婚を後悔しても取り返しはつきません。後悔を残さないためには、離婚後の生活を想定して納得のいく条件で離婚することが大切です。この記事では、離婚を後悔する理...
離婚をするには、どのような流れで進めればいいか気になりませんか?本記事では、離婚するための具体的な方法や流れ、注意点などを解説します。離婚に関する疑問や不安をな...