『離婚』は、人生を大きく変える判断です。弁護士には、このような【離婚に関する悩み】も届いています。
離婚のメリットやデメリット(リスク)|決断前に必ず行うべき5つの事
どうしても我慢ができないという理由から離婚をする夫婦も少なくありませんが、特に初めての離婚であればなかなか決断もできませんし、別れた後の心配をしだすとキリがないものです。
しかし問題を先延ばしにしたところで、日々のストレスから逃れられるわけではありません。自分はどうするべきか、途方に暮れることもあるでしょう。
本記事では、離婚のメリットとデメリットを解説します。
離婚する6つのメリット
![]()
離婚するメリットを紹介します。
今抱えている不満・ストレスを我慢し続けないで済む
仮にパートナーが精神的DV(モラハラ)をする人だったとしましょう。他人を変えるのは難しいので、離婚しない決断をしてしまうと悪口を言われ続ける生活からは逃れられません。
ここまで極端な例でなくても、性格の不一致から喧嘩になる場合などもあります。価値観が違う以上、相手の性格が許容範囲を超えているのであれば離婚することで精神的な負担が軽くなるでしょう。
結婚している時はできなかったことができる
今のパートナーへの気持ちがすでに冷めていた場合などは、離婚をすることで別の人と再婚できる可能性もあります。初めての離婚を決断するのは勇気がいりますが、より自分にあった再婚相手を見つけて幸せになれる可能性もあります。
長女妊娠中に元夫主宰オフで仲良くなった集団の1人。
— よもねこ 11/2 ⋈ ꪔ̤̮ ⋈ 爆誕 (@yomonyankonyan) September 21, 2020
めちゃ娘の面倒見てくれて、離婚後「やった〜これからは自由恋愛だ♫」ってうかれてたら「俺の知らない男が娘さんの父親になるの嫌だな…」って言われてキュンってなって手を出して責任とりました(年下ピュアボーイ)
#我が家の馴れ初めエピソード
自由な時間が増える
女性の場合、旦那さんと別れたら、やらなければいけない家事の量がそれだけ減ります。子供を保育園等に送り出した後や子供が寝た後の時間を自分の好きなように使えるようになるのはメリットではないでしょうか。
旦那絡みのことで悩まないでよくなる
旦那さんの仕事や将来性が不安定だったり、夫婦関係がギクシャクしていたりすると自分だけでなく旦那さんに関しての心配をすることになります。しかし離婚をすれば他人となるため、もう旦那さんのことで悩むことはありません。
ギクシャクした夫婦関係を維持しないで良くなる
旦那さんと上手く行っていなくても、近所や会社の知り合いなどの前では取り繕わなければなりません。人の目を毎回気にしながら生活するのは、とても疲れることではないでしょうか。
もちろん離婚をすればそのことを周囲に伝えるので、一時的に不快な目線にさらされる可能性はあります。ただ、もう夫婦関係に関して周りを気にしなくて良くなることも事実です。
離婚した方が子供のためになる場合もある
一般的に離婚したら子供がかわいそうと言われてはいますが、暴力を振るうなど片方の親に問題があった場合はむしろ別れた方が子供のためになりますよね。パートナーがいることでむしろ子供に悪影響が出ていないか、ぜひ考えてみてください。
子供たちと一緒にいると本当に楽しい
— まちゃあき (@atama_yoshiko) January 17, 2021
子供たちも楽しそうだしみんなが笑顔でいられることが嬉しい
もしここに元夫がまだいたら…ぞっとした
離婚して本当によかった
離婚する5つのデメリット
![]()
一方、離婚のデメリットは主に金銭面や子供に関することです。それぞれ確認していきましょう。
子供が辛い思いをする可能性がある
メリットのところでお伝えしたことと矛盾した内容に見えますが、親権を持たない親と会えず子供が寂しい思いをする可能性もあります。
実際、子供が独立してから別れる熟年離婚も近年では増えていますので、今のまま耐えるのも1つの選択肢ではあります。
それまでの期間を嫌なパートナーと過ごせるかどうか、考えてみて判断するのも良いのではないでしょうか。
生活水準が下がる可能性がある
パートナーの年収の方が高かった場合は特に、今の生活を保てなくなる可能性があります。趣味や贅沢に使うお金を削減したり、食べ物を工夫したりする必要が出てきます。
今の生活レベルを下げたくない人にとっては苦痛を感じやすいでしょう。
子育てをしながら生活をしていくのが経済的に大変
生活水準を下げながら子育てをしていくのが大変と感じる人もいるでしょう。子供の教育費も積み立てなければいけないので、「この子の将来は大丈夫なんだろうか」と不安になってしまうこともあるでしょう。
シングルマザーはいつも漠然とした不安を抱えている。漠然っていうか主に経済面なんだけど。精神的に支えてくれる誰かがいてほしい。でもお金があればその誰かは必要ないかもしれない。お金があればパートナーはいらないかどうか実験したいので誰か私に1億円ください。
— rabiluna (@rabiluna1) August 17, 2020
そんな時は、シングルマザーで子育てをした人の話を聞いてみたり、ブログを探してみたりすることをおすすめします。
同じ経験をした人に話すことで、意外となんとかなることを肌感覚で理解したり、悩みを和らげたりできる可能性があります。
養育費・慰謝料・財産分与で出費をする可能性がある
養育費・慰謝料・財産分与といった金銭面での出費を求められる可能性があります。各費用の詳細に関しましては、関連記事で詳しくお伝えします。
お金に関する重要なことですので、もし詳しくわからないようであれば、一度確認されることをおすすめします。
親権は母親が得る可能性が高い
デメリットにもメリットにもなりますが、あなたが男性で子供を育てていきたいと考えているのであればデメリットではないでしょうか。
男性が親権を得るためには主体的になって子育てをしたり、養育時間を確保するために転職したりすることを検討しなければなりません。
離婚後に子供中心の生き方ができるのかどうか、よく考えてみることをおすすめします。
離婚を検討する際に行っておきたい5つのこと
![]()
離婚を検討する際にやっておきたいことをお伝えします。
何が問題の原因になっているのかを明確にする
まず、何が問題の原因になっているのかを見極めましょう。問題を具体的にすることで、どう対応していくべきかわかります。
仮にパートナーの浮気が原因だとすると、例えば次のような点を考えることになります。
- 相手が反省しているのかしていないのか
- 初めての浮気なのか、ずっと浮気がなおらないのか
- あなたが浮気を許せるのか、許せないのか
- 証拠が揃っているのか、いないのか
性格の不一致が原因の場合には、相手の性格の何が嫌なのか、どんな行動が嫌なのか、といったことを明確にし、問題を明らかにします。
完璧な証拠を手に入れるためには、専門家の力を借りた方がいいでしょう。浮気調査の専門家である、探偵に相談してみませんか?
無料相談はこちら問題の原因が改善可能か不可能か見極める
問題点が具体的になったら、それが改善可能なのか不可能なのかを考えていきましょう。改善可能であれば夫婦間で話し合ったり、他の人に相談したりすることもできます。
改善が不可能であれば、我慢するか別れるかの二択になります。どうしても我慢できないのであれば、離婚を本格的に検討した方が良いかもしれません。
いきなり離婚しないで別居などから試してみる
何もいきなり離婚せずに、別居するなど一時的に距離を置き、擬似的に離婚のようなことをするのも良いでしょう。相手がいない方が楽なのか、相手のありがたみに気づくのか、肌感覚を持って体感できるでしょう。
離婚後の金銭的負担にどう備えるのか対策を考える
上記でお伝えしたメリットに魅力を感じているのであれば、金銭面さえクリアできれば離婚した方が良いのではないでしょうか。
離婚後は具体的に何にいくらかかるのかをリサーチし、月にいくら稼げば良いのかを計算しましょう。お金の計算が難しいという方は、ファイナンシャルプランナーなどに相談するのがおすすめです。
また、奨学金のようなお金に関する制度も調べておきましょう。
浮気やDVなど慰謝料が発生する離婚原因の場合は証拠をとっておく
元パートナーから受け取る慰謝料や養育費をアテにしすぎるのも自立を考える上ではよくありませんが、無駄遣いをしないのであれば貰えるものはもらっておくのも良いでしょう。
例えば、相手の浮気で慰謝料請求する場合には肉体関係を持ったことが明確にわかる証拠が必要になります。証拠に関しては、『調停や裁判などでも使える浮気の証拠とその集め方』で詳しくお伝えします。
どのようなものが証拠に当たるのかは状況にもよります。判断が難しい場合、一度弁護士に相談してみるとよいでしょう。
完璧な証拠を手に入れるためには、専門家の力を借りた方がいいでしょう。浮気調査の専門家である、探偵に相談してみませんか?
無料相談はこちらまとめ
離婚には精神的に自由になれるメリットやストレスがなくなるメリットがある一方で、経済的に困窮しやすくなったり子供に悪影響があったり等のデメリットが生じる可能性があります。
- メリット
-
- 余計な家事労働がなくなり精神的に楽になる
- 夫へのストレスがなくなる
- 結婚していた時にはできなかったことができる
- デメリット
-
- 金銭的に困窮することがある
- 寂しさを感じることがある
- 子供が辛い思いをすることがある
例えば、夫婦で揉めることがなくなるためストレスが軽減されることもあれば、夫がいなくなることで家計が苦しくなり生活水準を落とさざるを得ないこともあるでしょう。
ご自身の状況でメリットとデメリットを比較して、離婚するべきかどうか検討してみましょう。
離婚を決意した場合、慰謝料や財産分与について弁護士に一度相談しておくと安心です。
★離婚弁護士ランキング全国1位獲得★【日本で唯一「離婚」の名を冠した事務所】経営者/開業医/芸能人/スポーツ選手の配偶者等、富裕層の離婚に強み!慰謝料相場を大きく上回る数千万〜億超えの解決金回収実績!
事務所詳細を見る
【初回面談料0円(60分)】〈NY州弁護士資格アリ〉質の高いリーガルサポートで、複雑な財産分与や親権も◎長年連れ添ったパートナーとの離婚はお任せを◆休日相談可《事務所からのお知らせ・料金はコチラ》
事務所詳細を見る
不動産の売却が伴う離婚のご依頼は、着手金0円で依頼可◎|【マイホームやマンション、土地などを売り、大きな財産を獲得したい方へ】不動産売却に注力してきた弁護士が、密な連携でサポートします【初回面談0円】
事務所詳細を見る当サイトでは、有料登録弁護士を優先的に表示しています。また、以下の条件も加味して並び順を決定しています。
・検索時に指定された都道府県に所在するかや事件対応を行っている事務所かどうか
・当サイト経由の問合せ量の多寡
離婚準備に関する新着コラム
-
離婚手続きの中でも「財産分与」「年金分割」「慰謝料請求」といった主要な手続きは、婚姻期間の長さによって大きく影響を受けるケースがあります。この記事では、離婚時に...
-
婚姻費用は、原則として離婚が成立するか別居を解消するまでは請求可能です。婚姻費用をいつまで受け取るべきかの判断基準や長く受け取るためのポイントなどについて詳しく...
-
離婚前提で別居をしている場合は、必要な条件を満たせば離婚確定までのあいだ生活費を払ってもらえます。本記事では、離婚前提の別居で生活費を受け取るための条件や、具体...
-
離婚に向けて別居することになれば、婚姻費用の支払いが必要です。しかし、住宅ローンを全額負担している場合も、婚姻費用は算定表通りに支払わなければならないのでしょう...
-
離婚届はダウンロードしたものでも問題なく使えます。ただしサイズや用紙にはルールがあり、例えばA3サイズ以外の用紙や感熱紙を使用すると受理してもらえません。本記事...
-
離婚後の年金分割は、必要な書類や手続き方法が複雑でわかりにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。本記事では、年金分割の必要書類や手続きの流れを詳しく解説しま...
-
離婚届を勝手に提出されたら、離婚協議が円滑に進まなくなるでしょう。このような状況を避けるための制度が離婚届不受理申出です。本記事では、離婚届不受理申出の手続き方...
-
本記事では、養育費を支払わないと言われたときの具体的な対処方法や、養育費が免除・減額される可能性のあるケースを解説します。本記事を参考にして、きちんと養育費を相...
-
離婚を検討している方の中には、自分の悩みが離婚理由に相当するのか疑問に思っている方が少なくないでしょう。本記事では、離婚の悩みに関する具体例や手続き方法、さらに...
-
本記事では、離婚にかかる弁護士費用の相場や費用を安く抑える方法について解説します。離婚問題を解決したいけど費用面への負担が心配でなかなか弁護士に依頼できない方も...
離婚準備に関する人気コラム
-
本記事では、旦那と離婚したい8つの理由や、離婚を切り出す前にやるべき準備8選を解説します。
-
本記事では、夫が妻と離婚したいと決意する理由10選や離婚に応じない妻の理由7選を解説します。
-
離婚届(離婚届け)は協議離婚・調停離婚・裁判離婚など、どの方法で離婚しようとも必ず役所に提出することになりますので、今回は離婚届を提出する際の書き方と記入の際の...
-
夫婦関係が悪化したときには離婚を考える方もいらっしゃるでしょう。そんな時に賢い離婚の仕方があれば知っておきたいですよね。離婚するのは決して簡単な話ではなく、決め...
-
旦那が家事や育児を全く手伝ってくれない、結婚生活が想像と全然違ったなどの理由から「旦那と別れたい」と離婚を考える妻は少なくありません。この記事では、旦那と別れた...
-
離婚届を提出する際、20歳以上の証人2名による署名・捺印が必要になり、両親、兄弟・姉妹や友人、弁護士でも構いません。ただ、必ずしも証人の署名・押印が必要というこ...
-
離婚するならいつが最適のタイミングか、知りたい方も多いのではないでしょうか。離婚理由別に上手な切り出し方、準備すべきことについて解説します。子供がいる場合、成長...
-
離婚で後悔しないためにも、離婚準備は重要です。この記事では、子持ちの専業主婦や子供なしの場合の離婚準備チェックリストを参考にしっつ、離婚の準備期間や離婚などにつ...
-
離婚届を出す際、提出するのは離婚届だけだと思っている方が多くいますが、実は離婚届書の他にも一緒に提出する必要書類があります。今回は、離婚届とともに役場へ提出する...
-
これをお読みの方には、現在離婚を検討しているが何かしらの壁があり離婚に踏み切れない方、もしくは離婚をする場合どんなことがネックになるのかが気になる方がいらっしゃ...
離婚準備の関連コラム
-
離婚に向けた手順を理解し、離婚後の生活のためにもミスのない離婚手続きを踏めるように、本記事ではひとつひとつの離婚手順についてご説明します。
-
離婚届を出す際、提出するのは離婚届だけだと思っている方が多くいますが、実は離婚届書の他にも一緒に提出する必要書類があります。今回は、離婚届とともに役場へ提出する...
-
離婚前提で別居をしている場合は、必要な条件を満たせば離婚確定までのあいだ生活費を払ってもらえます。本記事では、離婚前提の別居で生活費を受け取るための条件や、具体...
-
これをお読みの方には、現在離婚を検討しているが何かしらの壁があり離婚に踏み切れない方、もしくは離婚をする場合どんなことがネックになるのかが気になる方がいらっしゃ...
-
夫婦関係の継続が難しくなっても、離婚の切り出し方がわからず、1人で悩みを抱えていませんか?本記事では、相手とスムーズな話し合いができるよう、離婚の切り出し方やケ...
-
離婚にかかるお金で代表的なのは、慰謝料・養育費・財産分与です。これらはもらえる場合もあれば、支払うことになる可能性もあります。ほかにも引っ越し代などがかかる場合...
-
いざ別居に踏み切ってみると、今後どのように生活していけばよいのかわからなくなり、大きな不安を感じている方も多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、別居中...
-
これまで全国で700組以上の夫婦が行ってきた離婚式。離婚後の元夫婦間の関係を良好にする効果があると言われていますが、前向きな円満離婚のための離婚式とは一体どうい...
-
男性が離婚協議を進める上でおさえておきたい、主な争点とポイントを弁護士が解説。財産分与や親権、妻からの慰謝料請求などの要点を把握し、円満な離婚を計画できるように...
-
旦那が家事や育児を全く手伝ってくれない、結婚生活が想像と全然違ったなどの理由から「旦那と別れたい」と離婚を考える妻は少なくありません。この記事では、旦那と別れた...
-
離婚手続きの中でも「財産分与」「年金分割」「慰謝料請求」といった主要な手続きは、婚姻期間の長さによって大きく影響を受けるケースがあります。この記事では、離婚時に...
-
離婚届を勝手に提出されたら、離婚協議が円滑に進まなくなるでしょう。このような状況を避けるための制度が離婚届不受理申出です。本記事では、離婚届不受理申出の手続き方...
離婚準備コラム一覧へ戻る



