「慰謝料」が得意な弁護士に相談して悩みを解決!
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この記事のPOINT
こんなことがわかります
- ダブル不倫は互いに共通点が多く、発展しやすい。
- 職場内ダブル不倫はかなり多い。
- 寂しがりや、異性好き、意志が弱い人はダブル不倫しやすい傾向にある。
- ダブル不倫には大きなリスクが伴うので、気をつけましょう。
用語解説
- ダブル不倫(W不倫)
- ダブル不倫とは、配偶者がいる同士で不倫を行うことです。ダブル不倫はドラマでも取り上げられており、有名作品として「昼顔」や「あなたのことはそれほど」などが挙げられます。
「昼顔」というドラマのタイトルから、ダブル不倫を行っている妻を「昼顔妻」とも呼ばれています。分かりやすく図にしましたのでご覧ください。
不倫は、日々に刺激が足りない人にとっては魅力的な関係かもしれませんが、それは不倫をしている当事者間だけの考えであり、いざ自分が同じ状況になって、ダブル不倫をされたらたまったものではありません。
ここでは、ダブル不倫をしている人の心理やきっかけ、リスクを紹介します。夫(妻)がダブル不倫をしているのでは?と感じた場合の参考になれば幸いです。
ダブル不倫の慰謝料請求を考えている方へ
配偶者がダブル不倫していたことがわかり、慰謝料を請求したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、結論からいうとダブル不倫の場合、不倫相手に慰謝料を請求しないほうがよいケースもあります。今の気持ちに任せて慰謝料を請求してしまうと、相手側からも慰謝料を請求された…ということになりかねないので、まずは弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士に相談することで、以下のようなメリットを得ることができます。
- 慰謝料を請求すべきかどうか判断しもらえる
- 適切な慰謝料額を算出してもらえる
- 法的観点から的確なアドバイスをもらえる
- 話を聞いてもらうことで精神的に楽になる
当サイトでは、離婚問題を得意とする弁護士を地域別で検索することができます。 無料相談はもちろん、電話で相談が可能な弁護士も多数掲載していますので、まずはお気軽にご相談ください。
ダブル不倫(W不倫)にハマってしまう理由と心理
ダブル不倫にハマってしまう理由を男女別で紹介します。ハマってしまう理由を知ることで、対策にもつなげられるのではないでしょうか。
男性がハマってしまう理由
既婚者同士なので本気にならない
男性には、多くの種を残したいという本能が備わっています。しかし、自身が既婚者の場合、相手が未婚の場合相手が本気になってしまったら面倒くさいと思うはずです。
その点、既婚女性ならばお互いに「家庭を壊さない」が前提としてあるため、軽い気持ちですることができ、またお互いが割り切っているので、別れ際にも面倒が起きないので、いつでも止められるとハマってしまうのです。
ストレスが解消できる
ストレス社会といわれる現代で、会社と家庭どちらか又は両方に問題を抱えている男性は多くいます。男性はストレスが溜まると外に発散をする特徴を持っており、そのストレス発散行為が不倫につながっているのです。
また、このようにストレスを発散することで、家にストレスを持ち帰らずに家庭がかえって円満になる、男性は罪悪感から妻にやさしくできるということなど、不倫を正当化して深みにハマってしまいます。
非日常的なスリルがある
「不倫が妻にバレたらやばい」「2人だけの秘密」というドキドキ感やスリルから深みにハマってしまうのです。特に家庭は円満で仕事も順調、不満はないけど刺激がない毎日を送っている人が何かの拍子にこのドキドキ感を味わってしまうと一気にハマってしまいます。
そのため、夫婦仲が良く、自身の子供をちゃんとかわいがっていても不倫をしてしまうことはあるのです。
女性がハマってしまう理由
家に帰っても孤独感がない
【独身者×既婚者】の一般的な不倫と大きく違うのは、「既婚者ならデートから帰って来きても一人きりにならない」ということです。外でデートをして、家に帰れば家族と団欒をする。デート中だけでなく帰って来てからも幸せが続くことは、本人からしたらこれ以上ない贅沢なのではないのでしょうか。
特に夫の仕事が忙しい専業主婦は寂しいという主婦は深みにハマってしまいます。
禁断の恋に恋してしまう
家庭がある、子供もいるこのような前提があるにも関わらず、誰かに恋をしてしまうのは一般的には許されていません。そのため、「禁断の恋」になるのです。
女性は特にそのような禁断の恋には弱いもので、その上最近夫が冷たい、家庭に問題があるなどという悩みがある場合は恋に恋をしてしまうのではないのでしょうか。
現実逃避ができる
家にいるときは「妻」として「母」としての自分が求められます。外に出かける場合でも子供と一緒の時はヒールのある靴やおしゃれをなんてできるわけありません。しかし、不倫相手と会っている間は家での役割を忘れて「女」でいることができるのです。
また、同じ家庭を持っている同士なので愚痴や話に共通点があり、ストレスを発散することができ、更に親密な気持ちになるのです。
ダブル不倫が始まるきっかけ
実際に不倫はどのようなきっかけで始まるのでしょうか。下の表をご覧ください。
【参考】マイナビウーマン|女性に聞いた! 「不倫のきっかけ」になることランキングTOP10
ダブル不倫だけとは限りませんが、不倫がはじまるきっかけについてこのような結果になりました。具体的に何故そのようになるのかまとめました。
社内には不倫のきっかけが多い!
マイナビのアンケートをみると不倫のきっかけの60%以上が社内にある事が分かります。会社では基本毎日会いますし、配偶者が同じ職場でない場合は特にいい出会いの場なのかもしれません。
同じチームや、上司部下など仲間意識が芽生えると同時に一緒に行動する回数が増えたり、精神的に頼りにする場面が増えてくるため、ふとした瞬間に恋に発展するのではないのでしょうか。
妻が出産で実家に帰るのがきっかけの場合もある
ダブル不倫に限らず、妻が出産で実家に帰っている間に不倫をする男性は多いと思います。不倫をしたことのある男性に質問したところ、妻が実家に帰っている際に不倫をしたことがあると聞きました。
そのため、確実に相手がいない日が続くと不倫のきっかけになる場合もあるのです。
飲みに行ったことや同窓会がきっかけになる
同窓会や飲み会は非日常なため、普段より相手にときめきやすいのではないのでしょうか。また、お酒が入る分大胆な気持ちになり、体の関係に発展し、そこからずるずると関係が続いてしまうこともあり得ます。
同窓会では、過去に付き合っていた相手と再会し、あの頃の気持ちが戻ってきてダブル不倫に発展してしまうのです。
ダブル不倫にはまりやすい人の特徴
どのような人がダブル不倫にハマりやすいと言えるのでしょうか。ここでは、ダブル不倫にハマりやすい人の特徴を男女別で紹介します。自分の配偶者が当てはまっていないか参考にしてみてください。
ダブル不倫にハマりやすい男性の特徴
ダブル不倫にハマりやすい男性の特徴
- 生活環境にストレスが多い
- 自由に使えるお金と時間が多い
- 寂しがり
- プライドが高く見栄を張る
- 女性が大好き
- 性的欲求が強い
- 意志が弱く流されやすい
- 結婚前から浮気癖があった
ダブル不倫にハマりやすい女性の特徴
ダブル不倫にハマりやすい女性の特徴
- 家庭に不満や寂しさを感じている
- 趣味や友人が少ない
- 男性が好き
- 恋をしやすい
- 自分に自信がある人
- 容姿などをほめられ慣れていない人
- 真面目な人
- 意志が弱く流されやすい
被害者も知っておくべきダブル不倫(W不倫)のリスク
しかし、本人同士がどんなに割り切っている、恋をしていると言っていようとも不倫は不倫です。特に肉体関係があったら慰謝料請求の対象なのは間違いありません。ここでは、ダブル不倫をしている人たちのリスクを見ていきましょう。
配偶者からの復讐
嘘か本当かわかりませんが、2ちゃんねるを筆頭にネット上には様々な修羅場が掲載されています。
このような過激な復讐を自分の配偶者が絶対に行わないとは誰も断言できません。不倫を行っている人はこのようなリスクを全く考えずに、最終的に自分が苦しむのです。
家庭の崩壊や離婚を求められる
不倫がバレて、許してもらえる家庭も存在します。しかし、多くの場合、上記のように復讐されるか、離婚を求められる可能性が高いのです。
復讐をされてしまったらもう円満な家庭が続くはずがありません。離婚を求められても自業自得としか言えないのです。
子どもがいる場合は「もう会いたくない」と言われる可能性も十分にあり得ます。また、自分の不倫がきっかけで、配偶者の精神を壊してしまう可能性もあるのです。
職を失う可能性がある
ダブル不倫を行うきっかけは社内が多いということは前の項目で説明しました。社内で行う不倫は毎日相手に会えるため充実するかもしれません。しかし、バレて大事になってしまったら、会社からの信用は大きく落ち、会社にいられなくなり退職ということがあります。
解雇や退社になってしまったら当然家族も気付きます。その場合、職と家族を一気に失ってしまうリスクがあるのです。
高額な慰謝料の請求
ダブル不倫(w不倫)の場合高額な慰謝料を請求されることでしょう。不倫の慰謝料の相場は基本的に100万円~300万円になります。 (参考: 慰謝料算定の実務|ぎょうせい)
また、離婚になれば慰謝料以外にも多くのお金を請求され、離婚してもずっとお金を支払い続けなくてはいけない場合もあるのです。
W不倫による慰謝料請求を恐れている方へ
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W不倫の場合、上記で解説した通り、高額な慰謝料請求が想定されます。ご自身の今後の生活を考えると、丸腰で相手と戦うのはあまりに心細いでしょう。
そんな時は、不倫慰謝料問題に詳しい弁護士にご相談ください。慰謝料請求側だけでなく、請求される側の減額実績を持つ弁護士もおり、あなたの味方になってくれます。
また、弁護士探しの時は、当サイト「離婚ナビ」をご活用ください。離婚問題に詳しい弁護士のみ多数掲載しており、あなたの問題にピッタリな弁護士を探すことが可能です。
無料相談ができる所もあるので、まずはお気軽に希望の条件に該当する弁護士にご相談ください。
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ダブル不倫(W不倫)はどうやって終わるの?
実際ダブル不倫はどのように終わっていくのでしょうか。ここでは、ダブル不倫の結末の例を紹介します。
1:離婚せずバレる前に家庭に戻る
好きな相手とはいえお互い結婚相手がいる身です。家庭を壊す気なんてお互いに全くありません。
飽きたり、バレる危険性を感じたらすっぱり関係を切って元の生活に戻るのが一番多い結末です。パートナーも、不倫をしていたことにすら気がつかない場合が多いでしょう。
2:バレて噂になる(職場)
職場恋愛(不倫)は関係がバレたら噂は広がりやすいものです。結果、職場にバレ、家族にバレ・・・という結末を迎えます。
周囲にバレて自発的に別れる場合と、バレたことにより周囲によって別れを選択するしかないという2つのパターンがあります。
3:メールやLINEの履歴でバレる
W不倫(ダブル不倫)は二人で会える時間や連絡する時間が限られます。メール・LINE(ライン)でのやりとりが多くなりますので、いずれボロが出て、メール・LINE(ライン)で浮気がバレてしまうパターンもあります。
4:探偵や興信所に調査される
旦那や妻が、「怪しい…」と察すれば、まず浮気や不倫を疑うはずです。浮気調査をされて、ダブル不倫だという事がわかれば「有責配偶者」とみなされ、高額な慰謝料を請求されることも考えられます。
5:他に好きな相手ができる
1度不倫を経験すると、何度も繰り返してしまう人も多いです。1度バレなかった秘密の恋愛に依存してしまうのはよくあるケースで、関係を切っても別の男性(女性)と別の恋愛体験をするということもあるのです。
ダブル不倫(W不倫)の慰謝料は誰に請求できるの?
ダブル不倫(W不倫)で慰謝料を請求する際、場合によっては痛み分けが生まれる可能性が考えられます。つまり、相手の配偶者からも慰謝料を請求される可能性がある訳です。
もし双方の慰謝料額が同額である場合、結局のところお互いプラスもマイナスもないという状態が考えられます。
つまり、こちらから相手の女性(男性)に対して慰謝料を請求できるが、夫(妻)も慰謝料を支払わなければならいケースもあります。むしろそうなる可能性が高いと考えられます。
誰に対して誰が慰謝料の請求ができるのか?
例えば、下の図のようなダブル不倫が成立していたとします。この場合、誰が誰に慰謝料を請求できるのか整理していきましょう。
慰謝料の請求ができる人
この図で慰謝料を請求できるのは、A子とB夫です。また不倫に至った経緯がA夫から無理矢理の場合などはB夫婦がA夫に対し慰謝料を請求できる可能性が出てきます。
誰に請求できるのか
・A子:A夫・B子
・B夫:A夫・B子
このようになります。上の図と子の関係を見てもらうと分かるように、お互いに慰謝料を請求し合うことになってしまうのです。
結果プラスマイナスゼロもしくは、どちらかの慰謝料が多い場合は差額がもらえますが、差額が少なかった方は、慰謝料をもらったのに、手元には全く戻らないことになってしまいます。
ダブル不倫の慰謝料を請求するなら被害者を1人にする
ダブル不倫(w不倫)の場合、慰謝料請求しない方が良い場合があるのは前述の通りですが、ダブル不倫(W不倫)の場合でも、慰謝料請求権を有する者(被害者)が一人という構図を作れば例外です。
具体的には、【慰謝料請求権を有する二人のうち、一人に不倫の事実が発覚しないこと】がポイントです。これはあくまで一般論になりますが、不倫をした者はその事実を自分の配偶者に知られたくないはずです。
不倫の事実が配偶者に伝われば、離婚の要求や慰謝料の請求をされたりと、今までの夫婦関係に傷がつくのが大きいと言えます。
つまり、上記のような心理をうまく利用することで、慰謝料請求権を持つ二人のうち、一人に不倫の事実が知られないようにすれば、上手く慰謝料請求できる可能性が格段に高まるというわけです。
【関連記事】
ダブル不倫(W不倫)の慰謝料相場と慰謝料請求を確実に成功させる全知識
慰謝料請求のメリットがない場合も多い
もしA夫婦の夫からB夫婦に対して慰謝料を請求しても、同様に慰謝料請求をされるのが確実であれば、残念ですが請求のメリットは少ないかもしれません。すなわち、以下のような場合です。
- お互いの夫婦が離婚しない
- 被害者の2人とも不倫関係の事実を知っている
- 自分の配偶者は不倫関係を解消したいと考えているが、自分の配偶者の方が圧倒的に過失が大きい
- 請求者側の婚姻期間が圧倒的に少ない
- 不倫相手夫婦への慰謝料請求時点で夫婦関係が破綻していたという事情がない など
こういったケースでは、慰謝料請求しても金銭的なメリットは得られませんので、逆に何もしない方が良いかと思われます。
ダブル不倫の慰謝料を請求するべきかどうかは弁護士に相談しよう
上記のように、ダブル不倫(W不倫)は少々複雑な事情が絡まった案件のため、専門知識と高度な心理戦を余儀なくされます。
初期対応を間違えなければスムーズに解決できる
不倫相手の配偶者にダブル不倫(W不倫)が発覚した段階で、慰謝料の請求も困難になるため、ダブル不倫(W不倫)の慰謝料請求に関わらず、初期対応ですべてが決まると言って良いでしょう。
そのため、法律の専門家である弁護士に依頼された方が、相手方とのやり取りがスムーズに進むことが予想されます。
慰謝料の獲得が望める
絶対ではありませんが、離婚問題を得意とする弁護士に相談し、専門的なアドバイスを受けた方がより確実な慰謝料の獲得が望めるでしょう。
また、弁護士費用をすぐに用意することはできないけれどなんとか弁護士に依頼したい方は、法テラスを利用しましょう。法テラスでは無料で相談にのってくれる上、あなたの状況を把握した状態で適切な弁護士を紹介してくれます。
また、弁護士費用は一旦法テラスが立て替えてくれる仕組みになっていますので、手持ちがない方でも後で法テラスに対して分割で支払うことができます。
まとめ
ダブル不倫は未婚の方を相手にするより、お互い割り切っている、似たような悩みがあるなど利害や話が一致しやすいため、発展しやすいですが、必ず大きなリスクが伴うのです。
もし、ダブル不倫をしている人はリスクをしっかり認識する必要があります。また、自分の夫や妻にそのような疑いを持った場合は、さりげなくこのようなリスクを話しておくのもいかもしれません。
ダブル不倫の慰謝料請求を考えている方へ
配偶者がダブル不倫していたことがわかり、慰謝料を請求したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、結論からいうとダブル不倫の場合、不倫相手に慰謝料を請求しないほうがよいケースもあります。今の気持ちに任せて慰謝料を請求してしまうと、相手側からも慰謝料を請求された…ということになりかねないので、まずは弁護士に相談することをおすすめします。
弁護士に相談することで、以下のようなメリットを得ることができます。
- 慰謝料を請求すべきかどうか判断しもらえる
- 適切な慰謝料額を算出してもらえる
- 法的観点から的確なアドバイスをもらえる
- 話を聞いてもらうことで精神的に楽になる
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