離婚をするときに子供の親権や慰謝料、財産分与などで相手と揉めて、弁護士が必要となったときにかかる費用相場は、内容にもよりますが50~100万円ほどになります。
弁護士費用が払えなくて泣き寝入りすることも…。
- 相手に親権を渡したくない
- 養育費を払ってもらえなくなった
- 不倫相手に慰謝料を請求したい
弁護士保険は、法律トラブルで弁護士に依頼したときの費用が補償されます。
離婚トラブルだけでなく、子供のいじめ、労働問題等でも利用することができます。
弁護士保険で法律トラブルに備える
「相手の配偶者に不倫がバレて、高額な慰謝料を請求されている」「こちらからも不倫相手に慰謝料を請求し、支払った慰謝料を取り戻したい」
自身の不倫が原因で、高額な慰謝料を請求されて困っている方もいるでしょう。
自分だけ慰謝料を支払うことに納得できず、不倫相手にも支払ってもらいたいと考える方もいるかもしれません。
不倫トラブルでお困りでしたら、弁護士への依頼がおすすめです。
本記事では、不倫トラブルを依頼する際の弁護士の選び方や依頼のメリット、目安の費用などを解説します。
世の中にはたくさんの弁護士がいます。
その中から不倫トラブルの解決を得意とする弁護士を探すには、どうすればよいのでしょうか。
ここからは、不倫トラブルに精通した弁護士の探し方を紹介します。
情報がまとめられたポータルサイトなら、弁護士を探しやすいといえるでしょう。
不倫トラブルが得意な弁護士の特徴として、男女問題の解決に注力している、解決実績が豊富といったことが挙げられます。
インターネットにある膨大な情報から、これらの特徴をもった弁護士を素早く探すのは難しいかもしれません。
そんなときに役に立つのが、ポータルサイトです。
その中でも特におすすめのサイトを、次項で紹介します。
不倫問題が得意な弁護士を探すときにおすすめのポータルサイトは、「ベンナビ離婚」です。
ベンナビ離婚には、離婚問題や不倫慰謝料など、男女問題に特化した弁護士が多く登録されています。
居住地や相談内容など条件を絞って検索し、弁護士を簡単に探すことができます。
男女問題が得意な弁護士が一つのサイトに集約されているので、効率的に弁護士を探せるでしょう。
インターネットで弁護士を探すのも方法のひとつです。
ネット環境があれば、自宅でも外出先でも、いつでも気軽に弁護士を探せます。
ただ、インターネット上には膨大な情報が存在します。
そのため、情報量が多すぎて混乱する、ほかの弁護士との比較が難しいなど、デメリットもあるでしょう。
その点、ポータルサイトのほうが男女問題に特化した弁護士が探しやすいといえるかもしれません。
身近な友人・知人に弁護士を紹介してもらうという方法もあります。
友人や知人からの紹介であれば、実際に依頼したときの経験談も聞けるはずです。
インターネットの情報だけではわからないリアルな話が聞けるので、より安心かもしれません。
また、実際にかかった費用を教えてもらえれば、ある程度の心構えもできるはずです。
自分で探してもよくわからないという方は、友人や知人から弁護士を紹介してもらうのもおすすめです。
では、実際に弁護士を選ぶときには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。
ここでは、不倫トラブルを依頼する弁護士選びのポイントを解説します。
1つ目は、親身になって話を聞いてくれる弁護士を選ぶことです。
自身の不倫問題を第三者に話すのは、ハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。
また、話したくないことも話さなければならず、精神的に辛いこともあるでしょう。
親身になって話を聞いてくれる弁護士であれば、こちらの気持ちをしっかり汲み取ってくれるはずです。
ご自身の事情や気持ちを正直に話すためにも、親身になって話を聞いてくれる弁護士を選ぶとよいでしょう。
2つ目は、質問しやすく、話しやすい弁護士を選ぶことです。
せっかく弁護士に相談しているなら、疑問点をきちんと解決したいものでしょう。
なんでも質問しやすく話しやすい弁護士に相談すれば「聞きたいことが聞けなかった」と、後悔することも防げるでしょう。
また、日ごろ弁護士に相談する機会は滅多にないという方が大半であり、弁護士と話すだけでも緊張することでしょう。
そのため、威圧的な態度をとるような弁護士だと、言いたいことをうまく伝えられないかもしれません。
立派な経歴をもった弁護士は魅力的ではありますが、それよりもご自身が質問しやすいか、話しやすいかなどに着目して弁護士を選ぶとよいでしょう。
3つ目は、リスクなども説明してくれる弁護士を選ぶことです。
不倫で慰謝料請求されている場合、状況によっては思うように減額できないこともあるでしょう。
良いことばかりをいうのではなく、ご自身にとってのリスクやデメリットなども正直に話してくれる弁護士なら、信頼できるはずです。
4つ目は、弁護士費用が高すぎない弁護士を選ぶことです。
不倫の慰謝料減額を弁護士に依頼する際の目安となる費用は、以下のとおりです。
【不倫トラブルを相談した場合の弁護士費用の目安】
相談料 |
1時間1万1,000円 |
着手金 |
20万円~30万円 |
報酬金 |
減額できた金額の10%~20%(固定報酬が設定されている場合もあり) |
実費 |
1万円~3万円程度(弁護士の交通費や郵便切手代 など) |
日当 |
1日あたり1万円~2万円程度(拘束時間によって変動) |
報酬体系が不明瞭な場合や、相場よりも高い場合は、別の弁護士を探したほうがよいかもしれません。
上記の目安からかけ離れていないかを、相談時にしっかり確認しましょう。
法律相談を有意義なものにするためには、気をつけるべきポイントがあります。
ここからは、不倫トラブルを弁護士に上手に相談するコツを紹介します。
1つ目は、できる限り早い段階で相談することです。
問題が起きてすぐに相談すれば、弁護士が提案できる解決策も多いかもしれません。
時間が経ってからだと問題が進行し、事態が深刻化する可能性もあります。
早めに病院を受診すれば病気を早期発見できるのと同じで、法律相談もできる限り早い段階で相談しましょう。
2つ目は、最終的な自分の希望を明確にしておくことです。
法律相談は30分や1時間など、時間が決められていることがほとんどです。
限られた時間を有効に使うためにも、ご自身の希望を明確にしておくとよいでしょう。
相談時にあらかじめ希望を伝えておけば、それに向かってどうすればよいのか、弁護士からより具体的なアドバイスをもらえるはずです。
最終的な希望を決めてから相談に望むと、法律相談がさらに有意義なものになるでしょう。
3つ目は、あらかじめ事実関係などを整理しておくことです。
法律相談では、初めて会う弁護士に限られた時間で状況を説明しなければなりません。
初めて聞く相手がすんなり状況を理解できるように、事実関係をあらかじめ整理しておくのがおすすめです。
4つ目は、質問の優先順位を決めておくことです。
先ほどもお伝えしたとおり、法律相談は時間が限られています。
聞きたいことを時間内に聞くためにも、質問の優先順位を決めておくとよいでしょう。
慣れない法律相談で緊張し、聞きたいことを忘れてしまう可能性もあります。
質問事項はメモにまとめておき、優先順位の高いものから質問するのがおすすめです。
5つ目は、事件に関する資料はできるだけ持参することです。
資料が重要かどうか、ご自身で判断するのは難しいかもしれません。
「これは不要かもしれない」と思っても、弁護士が見たら非常に重要な証拠になることもあります。
ご自身で判断してしまうと、思いかけず損をしてしまうかもしれません。
事件に関する資料は、できる限り相談に持参しましょう。
不倫トラブルを弁護士に依頼すると、お金もかかります。
「自分の不倫を弁護士に相談するなんて、大げさだ」と考える方もいるかもしれません。
しかし、弁護士に依頼すれば受けられるメリットもあるのです。
ここからは、不倫トラブルを弁護士に依頼するメリットを4つ紹介します。
不倫トラブルを弁護士に依頼するメリット1つ目は、妥当な慰謝料金額で交渉できることです。
不倫の慰謝料は、感情に任せて不当に高い金額を請求されることもあるかとしれません。
弁護士に依頼すれば、状況や過去の判例に応じて適切な慰謝料額を算定してもらえます。
当初の金額よりも減額できる可能性もあるのです。
慰謝料を請求されると、パニックになってしまいますよね。
慌てて支払ってしまう前に、一度弁護士に相談しましょう。
不倫トラブルを弁護士に依頼するメリット2つ目は、早期に解決する可能性が高まることです。
不倫トラブルは、お互い感情的になることもあります。
直接交渉することで話がまとまらず、協議が難航するかもしれません。
弁護士に依頼すれば、間に入って冷静に交渉を進めてくれるので、ご自身で対応するよりも早期に解決できるかもしれません。
弁護士に慰謝料トラブルを依頼した際にかかる時間は、状況にもよりますが1ヵ月~3ヵ月ほどです。
また、訴訟手続きになると1年程度かかる可能性があります。
なるべく早く解決するためにも、弁護士への依頼を検討しましょう。
不倫トラブルを弁護士に依頼するメリット3つ目は、相手と直接面会しなくて済むことです。
慰謝料を請求してくる相手と直接顔を合わせるのは、気が重いと感じる方もいるかもしれません。
弁護士に依頼すれば、相手との交渉や裁判手続きも、全て代理で対応してもらえます。
相手と直接会わずに済むので、精神的な負担を軽減できるはずです。
相手と直接会って交渉するのが怖い、不安だと感じる方は、弁護士に依頼したほうがよいでしょう。
不倫トラブルを弁護士に依頼するメリット4つ目は、訴訟になっても安心できることです。
交渉が決裂した場合、次のステップは訴訟です。
訴訟になると、さまざまな証拠や主張書面を作成、提出しなければなりません。
裁判手続きに慣れている弁護士ならスムーズに書類を作成してくれるので、安心感があるでしょう。
また、家族と同居している場合、裁判所から届く書類を誰にも見られたくない方もいるでしょう。
弁護士が代理人になれば、書類は全て法律事務所宛に郵送することも可能です。
これにより、慰謝料請求をされている事実がバレずに済むかもしれません。
また、裁判は平日の日中におこなわれます。
弁護士に依頼すれば期日への出廷も対応してくれるので、平日に仕事をしている方でも問題なく裁判手続きを進められるのもメリットといえます。
では、慰謝料を請求されている側が弁護士に依頼したことで、どのようにトラブルを解決したのでしょうか。
ここでは、実際の解決事例を紹介します。
まず1つ目に、慰謝料を400万円減額できた事例を紹介します。
依頼者の女性は、不倫相手の妻から500万円の慰謝料を請求され、不安に思い弁護士へ相談しました。
相手方は「不倫が原因で婚姻関係が破綻した」と主張していたものの、弁護士が見る限り、婚姻関係が破綻したといえる証拠はありませんでした。
さらに、依頼者と不倫相手の交際期間が短く、継続的な関係ではありませんでした。
これらを材料に粘り強く相手と交渉した結果、慰謝料を100万円まで減額することに成功しました。
2つ目は、慰謝料に関する示談書を締結語に100万円の減額に成功した事例を紹介します。
依頼者の女性は、不倫相手の妻と「200万円の慰謝料を支払う」という内容の示談書を締結していました。
まず100万円を妻へ支払いましたが、残金を工面するのが難しく、弁護士へ相談。
示談書は、行政書士が作成したものでしたが、弁護士が改めて示談書の内容を確認すると、求償権に関する項目に不備がありました。
その点を相手方に指摘し、「残りの100万円を支払うのであれば、200万円の6割をあなたの夫へ請求する」と交渉を進めました。
相手方は、自身の夫への求償請求をしてほしくないという意向があったのです。
結果的に、100万円を追加で支払うことなく和解が成立しました。
3つ目は、ダブル不倫で示談金を0円にできた事例を紹介します。
既婚者である依頼者の女性は、同じく既婚者の男性と不倫をしてしまい、ダブル不倫で慰謝料を請求されていました。
不倫相手の妻から300万円の慰謝料を請求する通知書が自宅に届き、依頼者の夫にも不倫がバレてしまったのです。
弁護士は、「依頼者の夫からあなたの夫に同額の慰謝料を請求することも可能。でもそうすると、お金がお互いの家計を行き来するだけになる」と交渉を進めました。
しかし、相手方は納得しませんでした。
そこで弁護士は、依頼者の夫からも依頼を受け、依頼者の夫から相手方の夫への慰謝料請求通知を送付したのです。
相手方は、本当に夫へ慰謝料請求されるとは思っていなかったようで、双方が慰謝料請求を取り下げるということで和解が成立しました。
不倫トラブルを弁護士に依頼すれば、さまざまなメリットがある一方で、注意点があるのも事実です。
ここからは、不倫トラブルを弁護士に相談・依頼する際の注意点を解説します。
実際に弁護士に相談してみて、納得できない場合は無理に依頼する必要はありません。
弁護士に依頼したら、弁護士と一緒に二人三脚でゴールを目指していくものです。
不信感がある、相性が悪いなど、相談時に感じた違和感は今後さらに大きくなる可能性もあります。
ご自身が納得、信頼できる弁護士ではないと感じたのなら、無理に依頼するのは避けましょう。
ほかの法律事務所を回ってから決めるのがおすすめです。
ご自身にとって不利な情報を隠してしまうと、事態がさらに深刻になる可能性があります。
事実を隠して相談すると、弁護士も事情を正確に把握できません。
それだけでなく、交渉が余計にもつれてしまう可能性もあります。
弁護士には守秘義務があり、相談内容が外に漏れることはありません。
不倫の回数や不倫相手との関係性など、ご自身が不利になるかもしれないという情報も、弁護士にはきちんと説明しましょう。
いざ不倫トラブルを弁護士に依頼しようと思っても、さまざまな疑問が浮かぶかもしれません。
ここからは、不倫トラブルを弁護士に依頼する際によくある質問を紹介します。
弁護士費用を支払う資力がない場合に考えられる方法は、2つ考えられます。
まず、弁護士費用を分割払いできる法律事務所を選ぶことです。
弁護士に依頼するには、着手金として数十万円のまとまったお金が必要です。
また、無事に解決した場合にも、同じく数十万円の報酬が発生するかもしれません。
資力がなく一括払いが難しい場合は、分割払いに対応してくれる法律事務所を探しましょう。
そのほか、法テラスを利用するのもひとつの手です。
法テラスとは、法的トラブル解決のために国によって設立された機関です。
経済的に弁護士費用を支払うことが難しい方は、弁護士費用の立て替え制度を利用できる可能性があります。
なお、利用するには条件があるので、詳しくは法テラスのホームページを確認してください。
弁護士をつけるかどうかは、各自の判断に委ねられています。
相手が弁護士を立てたからといって、こちらも必ず弁護士を立てる必要はありません。
ただし、相手に弁護士がついた場合は、こちらも弁護士に依頼することをおすすめします。
これは、法律の知識や交渉の経験が豊富でないと、相手の弁護士と対等に話すのは難しいためです。
また、弁護士同士で交渉することで、よりスムーズな解決も期待できます。
不倫トラブルで慰謝料を請求されたら、弁護士への相談がおすすめです。
相談する際は、男女問題に特化した弁護士を探す必要があります。
しかし、インターネットに膨大にある情報の中から弁護士を見つけるのは、非常に骨が折れるものです。
そのようなときは、男女トラブルに特化した弁護士が多数登録されている「ベンナビ離婚」なら、効率的にご自身の状況に合った弁護士を探せます。
不倫トラブルで慰謝料請求をされたら、ぜひ「ベンナビ離婚」を活用してみてください。
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