離婚をするときに子供の親権や慰謝料、財産分与などで相手と揉めて、弁護士が必要となったときにかかる費用相場は、内容にもよりますが50~100万円ほどになります。
弁護士費用が払えなくて泣き寝入りすることも…。
- 相手に親権を渡したくない
- 養育費を払ってもらえなくなった
- 不倫相手に慰謝料を請求したい
弁護士保険は、法律トラブルで弁護士に依頼したときの費用が補償されます。
離婚トラブルだけでなく、子供のいじめ、労働問題等でも利用することができます。
弁護士保険で法律トラブルに備える
共通の友人が多く、離婚しても友人関係を壊したくない
離婚を友人たちに報告したい
前向きな離婚にしたい など
結婚をする際に結婚をするのと同様に、離婚をする際に「離婚式」をする人達もいます。
離婚式をプロデュースする会社ではこれまで700組以上の離婚式をプロデュースしてきたようです(2021年3月時点の情報です)。
離婚式なんてあるの?何をするの?などと疑問を持つ方や、離婚式してみたいけどと思っている方へ、この記事では、離婚式について紹介します。
離婚式とは、別れを決意した夫婦が親族や友人たちの前で「再出発の決意」を宣言するセレモニーです。
夫婦によって内容は異なりますが、前向きに離婚したことを示したり共通の友人との関係悪化を防ぐ目的もあります。
2009年ごろから離婚式が行われるようになり、とある会社ではこれまで700組以上の夫婦が離婚式を行っているようです。
令和元年の人口動態統計によると、離婚件数は約20万組にのぼります。離婚を描いたテレビドラマや映画を、目にすることも珍しいことではなくなってきました。
このような状況が一般化してきたため、若い世代だけにとどまらず、50代以上の親世代の意識が変化しており、以前ではなかなか理解を得られにくかった離婚が実家や職場の理解を得られやすくなったことが、前向きな離婚を後押ししています。
離婚理由は夫婦によって様々ですが、法に触れるような離婚理由でないケースでは、隠れてコソコソと離婚するよりも、親族や友人を招いて堂々と離婚を宣言することで、周りからの気遣いを減らす効果もあるようです。
また、一度の結婚がうまくいかなかったとしても、お互いが若い内に早めの人生のリセットを行い、次の恋愛や再婚へ向けて恨みなく別々の人生を歩むためにオープンな離婚を望んでいる夫婦が増えている現象がおこっています。
離婚式の中身の相談は離婚式プランナーの存在が不可欠です。結婚式ではウェディングプランナーと夫婦の三者が揃って打ち合わせが行われますが、離婚式では旧郎・旧婦のどちらかと離婚式プランナーの二人で打ち合わせが進んでいきます。
離婚式を行う夫婦が入場して離婚式は開始されます。離婚式に先立って、司会者(一般的には離婚プランナーが務める)から夫婦が離婚を決断した経緯について簡単な説明がなされます。
結婚式では仲人が挨拶を行いますが、離婚式では裂く人として「裂人(さこうど)」が挨拶を行います。裂人は、夫婦の中を引き裂いた人物ではなく、旧郎・旧婦(結婚式で言う新婦・新婦)の共通の友人が担当することが多いです。挨拶では、夫婦二人の前向きな離婚を応援するような内容の話があります。
旧郎・旧婦もしくはその両者の親しい友人が、結婚式のような形でスピーチを行います。スピーチをする友人はほとんどのケースで旧郎・旧婦から離婚の相談を受けています。そのためスピーチの内容は離婚する夫婦のこれまでの関係や、離婚後も変わらず応援したいなど温かいものが多いです。
参列者が見守る中で、旧郎・旧婦が離婚届に署名と捺印を行います。署名捺印が終わると、司会者が「離婚を誓うか?」という内容の問いかけを行い、旧郎・旧婦がそれに答え宣誓を行います。
結婚式では夫婦最初の共同作業として、ケーキカットが行われますが、離婚式では夫婦最後の共同作業として結婚指輪を木製のハンマーでつぶす作業が行われます。つぶされた結婚指輪が旧郎・旧婦の手によって掲げられると会場からは拍手と歓声がおこり、離婚式の中で旧郎・旧婦が一番晴れやかな表情をするのはこの瞬間が多いようです。
結婚式の新婦によるブーケトスとは違い、離婚式では旧郎がブーケを投げる形でブーケトスが行われます。ブーケトスに使用される花は、ユリオプスデージーです。この花の花言葉は「円満な関係」で、ブーケを受け取った人は次に円満な離婚ができるとされています。
お色直しの反対でお色くずしもあるようです。具体的にはパイを投げ合い、白いパイ生地が身につくことで夫婦生活によって染まった色のリセットを意味します。
双方の家が行うので、少し楽しそうではありますが、被害がどこまで及ぶのかは少し不安になるところでしょう。
離婚式を行いたいと希望するのは、男性の方が多く、気持ちにけじめをつけるために離婚式を開催しようと考える人がほとんどです。女性より男性の方が、別れを引きずってしまうと言われていることが理由ではないかとわかります。
けじめをつける以外には、いろいろあってうまくいかなかった夫婦生活であっても、最後は二人の楽しく幸せであった思い出を壊さずに、きれいな別れ方をするためであることが多いようです。また、女性が離婚式を希望するケースは少し意味合いが違うことがあります。
離婚の条件として慰謝料・養育費・子供との面会などを設定したケースでは、その離婚条件を離婚式で読み上げて男性が離婚条件を守るように、離婚式参加者全員を証人としたいという目的を設定しています。
夫婦によって離婚はお互い納得したものの、離婚理由や相手への気持ちにわだかまりを残したままでいる夫婦やなんとなく離婚を決断する夫婦も少なくありません。しかし、離婚式プランナーと離婚式に向けての打ち合わせを通して、自分たちの離婚理由やお互いの言い分がはっきりとわかりすっきりした気持ちで円満離婚に結びつくケースも少なくないようです。
離婚式に対する様々な意見を紹介します。
私の場合はセレモニーってけじめとか心の整理がつくという意味では有用とおもいます。 離婚式を公の場で行うメリットはほかに誰も悪くない、恨みっこなしよという暗黙の了解みたいなのも生まれるんじゃないかなぁと思います。 離婚したこときちんとみなさまにお知らせするという機能もあると思います。あとこれからは、精神的にも弱ったりご心配かけてしまうかも知れない旨のご理解を得るということも可能かもしれません。でも、詮索好きも含めみんな心配すると思いますし、友人の離婚式なんかに呼ばれちゃったらその人のこと見守っていこうって自分の場合は思ったりします。つらかったあとに出した決断でしょうし。(引用:Yahoo!知恵袋)
離婚式なんてできる位だからそもそも会話もあってそれなりの良好(?)な関係な訳ですよ。 で、結婚してからを振り返って、いろんな幸せだった事なども思い出したりして、結局元さやでもう一度頑張ってみようってなるみたいですよ。(引用:Yahoo!知恵袋)
離婚式を行い、割り切れたり気持ちの整理がつくのであればいいのかなと思う人もいるようです。
確かに、離婚したことを心配する人達へ向けて、離婚式をすることで安心する人もいるのであれば、行う意味はありますよね。
また、離婚式を行うことで復縁するケースもあるようです。周囲は振り回されている感じがあるかもしれませんが、一度祝福した人達が離婚せず、再度関係を修復できるのはいいことかもしれません。
二度程、参加しましたが…。 少ない経験の中の意見ですが、 正直、テレビで見るような晴れ晴れとした感じではなかったです。参加される側(夫、妻)にもよりますが どちら側でも、元ご夫婦や、会場にいる人々から 敵視されてると心得るのがいいかと…。(引用:Yahoo!知恵袋)
年賀状を出している方々に挨拶状出して、会える人には直接言って回ればいいんじゃないですかね。 “式典”に御足労願うなんて何様?とも思いますし。 今でこそ離婚がポピュラーになりましたが一昔前なら恥さらしです。(引用:Yahoo!知恵袋)
でも個人的に、離婚式をするお金があるなら別のことに使えよ!って突っ込みたくなりますね(^^;(引用:Yahoo!知恵袋)
離婚式にもお金がかかりますので、そのような費用があるなら養育費や別のことに使えばいいのに、という意見もあります。
また、余計な恥をさらすケースもありますし、離婚式自体恥晒しになるのではないかという意見もあります。
いいと思いますよ♪ 私は。 ただ、呼ばれるのは御免ですけどね。 確かに他者には迷惑ですよね。 二人だけで会場でスタッフだけとやってくれ~って感じですよね・・・(引用:Yahoo!知恵袋)
個人的には、式の間中ひたすら気まずい思いをしながら気を遣いまくるこんな式には呼ばれたくないなと思います。ご祝儀(再出発応援代?)も包みたくないです。(引用:Yahoo!知恵袋)
正直、離婚式には出席したくないと思う人も多いのではないでしょうか。他人の離婚や暴露話を聞いて、会費まで支払う必要があるのは相当な苦痛かもしれません。
「離婚式の内容」でも述べたように、離婚式には離婚式プランナーの存在が不可欠です。そんな離婚式プランナーになるための検定試験が用意されています。離婚式プランナー検定では、離婚式や離婚マーケットへの理解度や旧郎・旧婦にとって良い再出発となるようにサポートするための知識が問われます。
検定に関するテキストは離婚式プランナー検定事務局のホームページより500円で購入が可能です。検定試験はこれまで5回開催されています。試験内容は、欧米と日本の離婚式を比較しながら、離婚式プランナーの仕事に役立つ知識や一般常識が問われます。
近年は3組に1組の夫婦が離婚すると言われており、ウェディングプランナーが自身の担当した夫婦が離婚することになった場合、最後までサポートしたいと検定試験を受験するケースが増えてきているそうです。
離婚率が上昇して離婚への理解を得られるような世の中になってきたから耳にするようになった、離婚式。
ケンカ別れや泥沼離婚となってしまった場合、配偶者を通じてできた友人や家族ぐるみで付き合ってきた相手との関係が途絶えてしまうことになります。さらに、離婚した事実をどのように伝えていくか悩んでしまうこともあるでしょう。
ただし、呼ぶ人や規模、離婚原因を考えないと余計に元配偶者との関係は悪化しますし、友人関係から縁を切られる結果になります。
流行りなどに流されず、冷静に判断しましょう。
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