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2019.5.23

奥さんから慰謝料請求された!今すぐすべき対応(ケース別)と減額方法

新日本パートナーズ法律事務所
池田康太郎 弁護士
監修記事
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奥さんから慰謝料を請求された」「裁判になる!」などお困りなら、放置せず今すぐにこちらからご相談ください。

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ナビ子

ある日突然奥さんから慰謝料請求をされた…!

自宅に内容証明が届いてどうすればよいかわからない

もう数ヶ月前に別れたのに今更慰謝料を請求された

などお困りではありませんか?

不倫の慰謝料請求は、高額な慰謝料を請求されるだけでなく、家族や職場など周囲にバレるのではないかという恐怖、裁判に発展して差し押さえを受けるのでは?という不安などもつきまといます。

内容も内容なだけに、誰かに気軽に相談することも難しいですよね。しかし、ご安心ください。奥さんからの慰謝料請求は場合によっては回避できたり、減額してもらえたりする方法があります。

まずは落ち着いて、こちらの記事を参考にしてみてください。

この記事でわかること

  1. 不倫で奥さんから慰謝料請求された場合の対処法
  2. 不倫の慰謝料、減額・回避が認められるケース
  3. 奥さんからの慰謝料請求を減額する方法
  4. 奥さんからの慰謝料請求を減額交渉する際の注意点
  5. 慰謝料の減額は弁護士に依頼したほうが確実
弁護士に相談して減額!裁判を回避!

奥さんから慰謝料を請求されたのなら、すぐに弁護士に相談すべきです。弁護士なら粘り強い交渉で、減額が見込めますし、裁判を回避できるかもしれません。

離婚弁護士ナビなら地域・営業時間・曜日・無料相談などで絞り込めますこちらからあなたに合った弁護士を見つけて、今すぐご相談ください。

目次

不倫で奥さんから慰謝料請求された場合の対処法

ここでは、不倫で奥さんから慰謝料請求された場合の対処法を解説します。

1:【ケース別】まずはすぐすべき対応を確認する

奥さんから慰謝料請求されるケースはいくつかあるかと思いますが、ここでは、

  1. 内容証明が届いたケース
  2. 弁護士から請求されたケース
  3. 裁判所の訴状が届いたケース

でケース別の対処法を解説します。また、奥さんから連絡があった場合、決して無視はせず、話し合いに応じるようにしたほうがよいでしょう。

相手がどの程度の証拠を握り、どういった手段に訴えてくるのかわからないからです。しっかりとした証拠がある上に、法的措置を取られたらあなたにとって不利です。

 

突然裁判所から訴状が届いたケース

もっとも緊急と言えるのが、裁判所から訴状が届いてしまったケースです。この場合、奥さんは弁護士をつけた上で、かなり本気であなたに慰謝料を請求することを考えています

慰謝料請求訴訟の申立を取り下げてもらうことも不可能ではありませんが、可能性は薄いでしょう。

届いた通知書には出廷期日が明記されていますが、必ず答弁書を提出してください。答弁書と提出せず、欠席すれば、相手の言い分や請求された慰謝料が認められてしまいます。(答弁書を提出しておけば、初回期日は、欠席しても問題ありません。)

答弁書の提出は期限を守らなかったからといって、問題はありません。しかし、裁判官の心証が悪くなる可能性もありますので、早めに提出したほうがよいでしょう。

そして、裁判となった場合、やはり弁護士に依頼をしたほうがよいでしょう。裁判では法的な知識なしに書類の提出をするのが難しいですし、相手も弁護士をつけている確率が高いからです。

当サイトからなら不倫の慰謝料減額の実績がある弁護士を探すことができます。無料相談などを活用してまずご相談ください。

弁護士を通して慰謝料請求されたケース

訴状に次いで緊急性が高いのは、弁護士を通して慰謝料請求されたケースです。例えば、弁護士名義で届いた手紙や内容証明です。

相手に弁護士がついている以上、当然無視をするのは得策ではありません。何かしらの証拠を持っていると考えたほうがよいでしょう。

弁護士を通して慰謝料請求された場合は、ご自身で弁護士と減額交渉をするか、あなたも弁護士をつけて交渉するか、どちらかになります。個人で奥さんの弁護士と交渉して、減額してもらうのは不可能ではありません。

しかし、次のようなリスクが生じます。

  1. 慰謝料請求が得意な弁護士だと交渉が上手く、丸め込まれてしまって減額交渉できない
  2. 分割でもなんでも支払いをさせられる可能性がある
  3. あなたに不利な条件で示談をまとめられる可能性がある
  4. 最終的に訴訟を申し立ててくる可能性がある

また、直接交渉する場合、不貞の事実があるのであれば、相手に対して謝罪や申し訳なく思っていること、反省していることをしっかりと伝えましょう。

可能であれば、あなたも弁護士に依頼して減額してもらうことを強くおすすめします。

奥さんから内容証明が届いたケース

奥さんから内容証明が届いたケースではさまざまな対応が考えられます。まず、内容証明そのものに法的な強制力はないので、慰謝料を請求されただけで、直ちに財産を差し押さえられると考える必要はありません

内容証明は相手の出方を見る方法の一つでもあります。このまま無視をしても問題は生じません。しかし、相手がその後弁護士に相談をして、弁護士から改めて連絡が来たり、裁判所から訴状が届いたりする可能性もあります。

2:不倫慰謝料の相場と請求されている金額を確認する

次に確認すべきは、不倫慰謝料の相場と請求されている金額です。不倫慰謝料の相場は次の通りです。

不倫慰謝料の相場

不倫が原因で離婚に至った場合

200~300万円

離婚に至らない場合

50~100万円

この相場とは、過去の裁判例に基づくもので、あくまでも目安です。裁判になれば、上記の相場の中で、不貞行為の頻度や期間、相手の結婚期間などを考慮して、決定されます。

裁判は、裁判官が証拠や証言などから慰謝料の金額を決定しますので、以下のような決着がつくケースもあります。

一方で、相手との交渉段階では別です。双方の交渉で自由に決定することができます。

請求金額だけは自由ですので、あなたに復讐するために高額な慰謝料を請求している人もいれば、減額しても納得のいく慰謝料を支払ってもらうために、高額から請求している人もいるでしょう。

法的に見れば、不貞行為に対して慰謝料を支払う義務はあっても、請求金額に応じる義務はありません。相手が請求している慰謝料があまりに高額なら、相場を提示して減額交渉する方法もあります。

3:慰謝料の支払いを回避するか減額交渉するか決める

あなたが既婚者と肉体関係を持ったのであれば、原則慰謝料を支払う義務が生じます。ただし、慰謝料の支払いが回避できるケースや、減額が認められるケースもあります。

次項で詳しく解説しますが、肉体関係を持ってない、慰謝料請求の時効が過ぎている、相手が証拠を持っていないとはっきりわかっている、不貞を行った時点で相手の夫婦の婚姻関係が破綻しているようなケースであれば、慰謝料の支払いを回避できる可能性があります。

あなたの行為に身に覚えがあり、支払いはするけど、全額は負担できないとお考えなら、減額交渉や分割払いを提案しましょう。

4:会社は退職しなくてよい

職場不倫だった場合によくあるケースが、慰謝料請求以外で、退職を強要されること。しかし、相手が退職を迫っても、会社との雇用契約は奥さんとは無関係ですので、退職する必要はありません

もちろん、会社との契約内容に、職場不倫を解雇すると明記してあれば、解雇されることが考えられます。

しかし、職場不倫で常識を逸するほどの風紀を乱し、それが会社の社会的な信用を失わせたというようなケースでない限り、会社の風紀が乱れたからといって、解雇が有効と考えられるケースは考えにくいでしょう。

多くの場合では、降格や減俸、異動といった限度での処分が予想できます。不倫の問題に会社を巻き込むのは得策ではないため、会社を含む第三者への口外はお控えくださいという書面を奥さんに送るという方法があります。

また、奥さんとの減額交渉の際に、「慰謝料をしっかり払っていくために、退職はできない」と交渉する方法もあります。

 

不倫の慰謝料を減額・回避が認められるケース

不倫の慰謝料は、ここで解説するようなケースでは、減額・回避が認められます。

ただし、ご注意いただきたいのは、裁判になった場合に減額される要因になったり、請求が認められなかったりするケースに過ぎないという点です。

実際に示談の現場で、以下で解説するような事情は、「慰謝料の減額が認められる、請求はできない」と説得しても、当事者の言葉では、信ぴょう性がないと思われるでしょう。

それどころか、「悪いのは自分なのに、この期に及んで責任を回避しようとしている!」とさらに責められる可能性があります。

減額や回避するための交渉の材料にはなるかと思いますが、相手が納得しないのであれば、やはり弁護士に依頼したほうが賢明です。弁護士に依頼するメリット・費用・解決事例については、「慰謝料の減額は弁護士に依頼するのがおすすめ」をご覧ください。

相手が本気で慰謝料の請求を考えており、あなたとの交渉がまとまらず長期化すれば、業を煮やして弁護士に依頼する恐れもあります。もちろん、不倫をした事実がないのであれば、しっかりと否定しましょう。

減額方法を知りたい方はこちら

1:肉体関係がない

法律で定められている不貞行為とは、肉体関係のことです。また、慰謝料を請求するには、第三者が見てもわかるような肉体関係を持ったとわかる客観的な証拠が必須となります。

  • 肉体関係がない
  • 食事やデートだけ

というようなケースであれば、慰謝料を支払う義務は生じないでしょう。

また、ラブホテルに出入りする写真や、肉体関係がわかるLINEのやり取りなどの証拠がないのであれば、慰謝料の支払いは認められないでしょう。請求を回避できる可能性があります。

2:不貞行為の頻度や期間が少ない

不貞行為の頻度や期間によっても、慰謝料は増減します。例えば、不貞行為の頻度や期間が長いほうが、慰謝料も高額になる傾向があります。頻度が少ない、期間が短いなどであれば、それによって減額してもらう余地はあります。

3:不倫を知ってから3年以上経過している

奥さんがどの時点であなたの不倫を知ったのかはわかりませんが、不倫を知ってから3年以上経過している場合、慰謝料を支払う義務はありません。これは不貞行為の慰謝料を請求できる権利の時効が失われてしまったからです。

間違えないように注意したいのは、不貞行為があってから3年でなく、奥さんが不貞行為を知ってから3年です。5年前の不倫でも、奥さんが最近知ったとなれば、請求が認められるでしょう。

【関連記事】

不倫の時効は3年と20年?時効を中断する4つの方法

4:相手が既婚者だと知らなかった

相手が既婚者だと知らなかった場合は、あなたが不貞行為をしていた故意がないため、慰謝料の請求が認められない、あるいは減額される可能性が高いです。

例えば、SNSなどで相手の素性も知らずに交際したようなケースが考えられます。

また、相手が独身を偽って肉体関係を迫ったり、結婚をほのめかして肉体関係を結んだりした場合は、あなたも被害者だといえます。この場合は、貞操権の侵害として、あなたが既婚者に慰謝料請求する余地もあります。

ただし、途中で既婚者だと知ったのに、変わらず交際を継続していた場合は、奥さんからの慰謝料の請求が認められることになります。

【関連記事】

貞操権の侵害の慰謝料の相場は100~300万円|騙した相手に請求する方法

5:相手の婚姻関係が破綻していた

相手の婚姻関係(夫婦関係)が破綻していた場合、奥さんの権利の侵害をしたとは言えないため、慰謝料請求を回避できる可能性があります。例えば、この夫婦が離婚に向けて別居していたなどのケースが挙げられます。

ただし、相手の婚姻関係が破綻していたことをあなたが立証しなければなりません。例えば、奥さんと旦那さんのLINEのやり取りで、実際に離婚の話をしていたなどの証拠が必要です。

くれぐれも、彼が言っていた「妻とはもう離婚する」という言葉だけを軽々に信じることがないようにしてください。ちゃんとした証拠を示してもらいましょう。不利な立場になってしまうのはあなたです。

6:不倫発覚後も離婚していない

不倫慰謝料の相場と請求されている金額を確認する」でも解説した通り、不倫で離婚に至った場合と、離婚に至らなかった場合では、慰謝料の相場が異なります。

離婚に至る場合、夫婦関係の修復は不可能であるため、慰謝料が増額される可能性があります。同様に、不倫発覚後も離婚に至らず、夫婦関係を改善しているような場合は、慰謝料が減額される可能性があります。

7:すでに慰謝料の支払いを受けている

不倫の慰謝料請求では、被害者が不倫をした2人に、慰謝料の請求をすることができます。ただし、あなたに請求する前に旦那さんから十分な額の慰謝料の支払いを受けている場合、あなたへの慰謝料の請求は認められません。

ご注意いただきたいのは慰謝料にも種類があるという点です。慰謝料には、不貞行為から離婚に至ってしまった場合の離婚原因慰謝料と、離婚に至ってしまった苦痛に対する賠償を求める離婚自体慰謝料というものがあります。

ちょっと難しいかもしれませんが、慰謝料の支払いを受けた名目がDVなどであれば、不貞に対する慰謝料をあなたに請求することもできてしまうため、注意が必要です。

8:自分の意思による肉体関係ではない

自分の意思による肉体関係でない場合、慰謝料の請求が認められない可能性があります。例えば、相手に強姦された・相手が脅迫して肉体関係を結ばざるを得なかった・相手が上司で肉体関係を立場上拒めなかったなどが考えられます。

相手があなたを脅迫したり、望まない関係を結んだりした証拠があるのであれば、警察に相談する方法もあります。証拠によっては、相手も刑事的な責任を負うことになるでしょう。

こういったケースでは、奥さんと直接話し合っても、さらに傷つく可能性もありますので、弁護士に相談することをおすすめします。

奥さんからの慰謝料請求を減額する方法

ここでは、奥さんからの慰謝料請求を交渉で減額する方法を解説します。

1:謝罪して減額してもらう

方法の一つが、奥さんに心からの謝罪をして減額してもらう方法です。あなたが相手の奥さんに罪悪感を覚えているのなら、抵抗は少ないでしょう。

また、奥さんも冷静に対応してくれる相手であれば、聞き入れてもらえる可能性はあります。違法行為をしてしまったのはあなたと相手の既婚者です。納得がいかなくても、心から謝罪をする必要があります。

請求された慰謝料の金額によっては、支払い終えるまでに長い年月がかかる可能性もあります。場合によっては、あなたの本当の家族を持つ機会も失われてしまうかもしれません。

人の幸せを奪ってしまった罪を、その時に、後悔しても誰も助けてはくれません。過ちを犯してしまったと感じているのであれば、真摯に謝罪をしましょう。

2:減額する代わりに一括で支払う

慰謝料を減額してもらう代わりに、一括で支払うという方法もあります。一括での支払いは、相手との関係が継続しなくて済むというメリットもあります。もちろん一度の金銭的な負担は大きなものです。

3:求償権を放棄する代わりに減額してもらう

不倫の慰謝料を支払う責任は、あなただけでなく、不倫をした当事者2人にあります。請求する側はどちらに請求しても、2人に同時に請求することも可能です。

そして、請求されたあなただけが、不倫の慰謝料を支払ったのであれば、支払った金額の半分を不倫していた相手に請求することができます。これが求償権(きゅうしょうけん)です。

相手夫婦が離婚しない場合、あなたが求償権を行使すれば、あなたが支払った200万円に対して、相手の家計に入った100万円を請求することができるのです。

この求償権を放棄する代わりに慰謝料を減額してもらう方法もあります。

4:減額できる主張を伝えて減額してもらう

裁判外での交渉ではあまり現実的ではありませんが、「不倫の慰謝料を減額・回避が認められるケース」で解説したように、減額が認められる要因を説明して減額交渉する方法もあります。裁判になった際には、過去の裁判相場に照らした減額の主張が有効です。

5:分割払いを認めてもらう

これは減額交渉ではありませんが、一度の負担が難しいという場合なら、分割を認めてもらう方法もあります。ただし、分割払いを交渉する場合、以下のような条件を設定しなければなかなか認めてもらうことは難しいでしょう。

  1. 月々の支払い金額と、支払い終える期間を設定する
  2. 2回に渡り支払いが滞ったら、全額一括返済する
  3. 職場や住所が変更するごとに報告する

また、一度でも取り決めてしまった条件は後から変更することはできません。分割払いは、請求金額や月々の支払いなどによっては長期間に及んでしまいます。十分に検討しましょう。

奥さんからの慰謝料請求を減額交渉する際の注意点

奥さんから慰謝料を請求された場合に、避けるべき対応は、無視をすることと相手を刺激することです。ご自身でお分かりかとは思いますが、不貞行為は法律に定められた違法行為であり、いかなる理由があろうと悪いのはこちらです。

相手は、あなたに制裁を加えようと、どんな手段で行ってくるかわかりません。真摯に謝罪をしたほうがよいでしょう。ここでは、奥さんからの慰謝料請求を減額交渉する際の注意点を解説します。

弁護士について知りたい方は「慰謝料の減額は弁護士に依頼するのがおすすめ」をご覧ください。

冷静に話し合う

奥さんからの慰謝料請求で減額交渉をする際の注意点は、やはり冷静に話し合うことです。感情的になれば、相手はさらにあなたを苦しめる方法を探し、あなたが困る制裁を実行するでしょう。

あなたの家族や職場にバラすと脅してくるかもしれません。ばらすと脅す行為や、ばらす行為は、以下の罪で刑事告訴したり、民事訴訟で損害賠償を請求したりすることもできます。

 

しかし、これらの行為で刑事告訴しても、警察が動いてくれる可能性は低いでしょうし、訴えた所でばらされた内容を取り消してもらうには手遅れです。

こういったリスクを高めないためにも、可能な限り真摯に謝罪をして冷静に話し合わなければなりません。ベターなのは弁護士を介して話し合いをしてもらうことですが、難しいのであれば第三者に同席してもらう方法もあります。

事実と異なることは冷静に説明する

相手との話し合いでは、事実と異なることは冷静に説明しましょう。例えば、肉体関係がないのであれば、しっかりと否定してください。相手が証拠を押さえているのであれば、認めて、事実と異なる部分は否定しましょう。

恐らく、相手は話し合いの内容を録音しているでしょうから、証拠があるのにもかかわらず、辻褄が合わないことを言えば余計に悪い結果となります。

その場しのぎの嘘を吐いたり、事実を隠したりしても、不倫相手が喋ってしまえば明るみになってしまいます。また、相手が録音していることを想定しておきましょう。

発言によっても不利になる可能性があります。すぐに結論が出せないのであれば、奥さんの言い分だけ聞いて、弁護士と相談すると伝えましょう。

会話の内容は録音する

話し合いでは、会話の内容を録音しておきましょう。話し合いの内容について、お互いに認識の相違があった場合、さらにトラブルに発展する恐れがあります。後から弁護士に依頼することになった場合を考慮しても、内容は録音しておいてください。

決定事項は書面化する

話し合いで決定した内容は、示談書として必ず書面化して記録しておきましょう。書面化していない場合、上記同様決定事項について、双方で認識の相違があった場合、さらなるトラブルに発展してしまうからです。

示談書のサンプルは次の通りです。

示談書のサンプルはこちら

示談書

 

 ナビ花子(以下「甲」)とナビ美 (以下「乙」)は、乙が甲の夫ナビ男(以下「丙」)と行った不貞事件に関し、以下のように合意し、和解した。

 

1.乙は甲に対して、乙が甲の夫丙と交際して不貞行為を行ったことを認め、謝罪する。

2.乙は甲に対して、慰謝料として金●●●万円を2019年5月15日までに、甲が指定する口座(●●銀行 普通 口座番号)へ振り込んで支払う。振り込みにかかる手数料は乙の負担とする。

 

3.乙の甲に対する前条1項の支払いが遅れた場合は、期限の利益を失い、乙は甲に対して、慰謝料から既払い金を控除した金額及び期限の利益喪失の翌日から支払い日まで年5%の割合による遅延損害金を付加し、これを直ちに支払うものとする。

 

4.本合意成立後、乙について次のうち一つでも生じた場合には、甲からの通知催告がなくとも期限の利益を失い、乙は直ちに債務の全額を支払うものとする。

 

ア.支払いの停止又は破産、民事再生開始のいずれかの申立てがあったとき。

イ.住所変更または勤務先の変更の通知を怠るなど、甲に乙の在住または勤務先が不明になったとき。

ウ.その他本合意書の各条項に違反したとき。

 

5.乙は丙と、合理的な理由がある場合を除き、今後一切の接触を禁じる。

 

6.甲及び乙は次に規定する行為を行ってはならない

(1)知り得た当事者に関する秘密を、第三者に口外してはならない

(2)相手方の住居・勤務先を訪問すること

(3)相手方、及び、相手方の親族・友人と接触すること

(3)相手方に義務なき行為を行わせること

(4)相手方の名誉を害する事実を告知すること

(5)その他一切の迷惑行為

 

7.乙は、慰謝料を支払うことによって発生する求償権を放棄する。

 

8.甲及び乙は、相互に本示談書に定めるほか何らの債権債務も存在しないことを確認し、仮に相手方に何らかの権利を有する場合はその一切を放棄する。

 

本示談契約の成立を証するため、本書を2通作成し、各自1通を所持する。

 

以上

 

平成 年 月 日

 

(甲)住所    

 

氏名     印

 

(乙)住所    

 

氏名    印

ただし、これはあくまでもサンプルです。求償権の放棄も明記してあるため、そのまま使用せず、合意条件を踏まえた内容にしてください。

また、示談書には、第三者に口外しないこと、名誉を害さないこと、慰謝料以外の債権債務がないことなどを明記しておくことが重要です。法的に有効な示談書を作成したいのであれば、弁護士か行政書士に依頼しましょう。

慰謝料の減額は弁護士に依頼するのがおすすめ

奥さんから慰謝料請求をされてしまった場合に、迅速かつ少ないリスクで問題を解決するためには、弁護士に依頼するのがおすすめです。

法律に詳しい弁護士に依頼すれば、確かに相手との交渉が任せられるなど、大きなメリットがあることは想像できるでしょう。

ここでは、慰謝料の減額を弁護士に依頼する具体的なメリット、こんな人は弁護士に依頼すべき、弁護士費用の相場と弁護士の解決事例をご紹介します。

周囲にバレない・裁判に発展せずに済むなど弁護士への依頼はメリットが多い

奥さんからの慰謝料の請求を弁護士に依頼するメリットは次の通りです。

弁護士に依頼するメリット

  1. 弁護士が間に入ることで冷静に交渉ができ、裁判に発展する前に早い解決が見込める
  2. 法的な知識に則って、慰謝料を減額できる可能性が高まる
  3. 相手と直接交渉してもらえる
  4. 慰謝料減額の実績がある弁護士なら交渉テクニックで相手が納得いくように交渉してくれる
  5. 法的に有効な示談書を作成してもらえる
  6. 精神的に安心できる

大きなメリットは、早い段階で冷静に交渉できることで、裁判に発展して周囲に知られてしまう前に解決が見込めることです。

また、慰謝料の減額の実績がある弁護士なら、交渉のテクニックを心得ていますので、相手が納得いくように、交渉を行ってくれますし、減額できる可能性も高まります

今までお伝えした通り、相手との減額交渉は不可能ではありません。しかし、ご自身で交渉を行っても、多くのケースでは

ナビ子

冷静に聞き入れてもらえない

周囲にばらすと脅された

不利な条件で示談してしまった

相場以上の高額な慰謝料を支払うことになった

裁判で訴えられてしまった

などのリスクが高まります。周囲にばらされた場合、取り返しがつきません。生活が成り立たなくなり、慰謝料を支払うことも難しくなってしまいます。

また、悪いことをしたと自覚があるからこそ、高額な慰謝料の支払いに応じようとする人もいるかもしれませんが、不利な条件で示談をしてしまった場合、後から条件を変更することは困難です。

【関連記事】

不倫の慰謝料減額は弁護士へ!依頼すべき3つのメリット

こんな人は弁護士に依頼すべき

次に当てはまる方は、弁護士に依頼すべきだといえます。

ナビ子

相手に脅されている・周囲に知られたくない

相手が弁護士に依頼している

相手と上手く交渉できない・話を聞き入れてもらえない

訴状が送られてきた

弁護士に相談すべきタイミングとは

弁護士に相談すべきタイミングはいつなのかと疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。弁護士に相談すべきタイミングは、『まさに今』、奥さんから慰謝料請求されているこのタイミングです。

話し合いでこじれてしまうことがないよう、直接交渉をする前がベターだといえます。

例えば、直接交渉であなたを動揺させ、その上ですぐに慰謝料の支払いに応じさせたり、思考する間も与えずに示談に応じさせようとしたりするケースもあります。

示談内容を吟味せずに署名してしまえば、後から撤回するのも難しくなってしまいます。あなたがすぐに回答しないことで、職場や自宅に乗り込んでこないとも言えません。

相手の心情的にも、すぐに対応されるのと、時間を置いて対応されるのとでは、心証も多少違ってくるでしょう。

次項では弁護士費用について解説しますが、弁護士費用を抑えたいがために、ご自身で交渉をすれば、長期にわたって慰謝料を支払い続けなければならなくなり、最終的にご自身の人生も変わってしまう結果になるかもしれません。

まずは下記から弁護士事務所を探して、無料相談などを活用して早い段階で相談してください。

弁護士に依頼した場合の弁護士費用の相場とは

奥さんからの慰謝料請求の減額を弁護士に依頼した場合の弁護士費用の相場は次の通りです。

減額を依頼した場合の弁護士費用の相場

相談料

0~5,000/30分

着手金

20~30万円

報酬金

減額された金額に対して10~20%

実費

弁護士の交通費など

日当

事務所によって異なる

1日1~2万円など

ご紹介した相場はあくまでも目安であり、各弁護士事務所の料金体系によって大きく異なります。これよりも安価な事務所、高額な事務所それぞれです。

無料相談などを活用して、どのくらいの減額が見込めるのかや、弁護士の対応を確認して、あなたに合った弁護士に依頼するのが一番です。

【関連記事】

慰謝料の減額交渉を弁護士に依頼した場合の費用相場

慰謝料の減額を依頼した場合の弁護士費用のシミュレーション

例えば、着手金が30万円、報酬金は減額できた金額の20%の弁護士に依頼して、請求額300万円を交渉で100万円まで減額できたケースで考えてみましょう。

例:着手金30万円・報酬金が減額できた金額に対して20%

請求額300万円→100万円にまで減額

減額できた金額は200万円

200万円の減額に成功した場合、報酬金は200万円の20%ですので、40万円、着手金は30万円、弁護士費用は着手金と報酬金だけで70万円です。支払う慰謝料は100万円ですので、合わせれば170万円はかかります。

しかし、何もせずに300万円支払うよりは遥かによい結果となるでしょう。

また、訴訟となると、数回出廷しなければならず、弁護士の日当がかさんできてしまいます。訴訟を申し立てられる前、交渉段階で依頼して、短期でまとめてもらうのが弁護士費用を抑えるポイントです。

弁護士による解決事例

ここでは、実際に弁護士に依頼されて解決できた事例をご紹介します。

事例1:300万円の慰謝料請求に対して60万円まで減額できた事例

ご相談内容:不倫がバレて、妻の弁護士から内容証明が届きました。内容は「300万円の不倫慰謝料を支払ったうえで、不倫関係を解消せよ」というものでした。

解決まで:ご相談者は非常に申し訳なく思う気持ちがあり、不倫解消にも異存はありませんでしたが、現実的に多額の慰謝料を支払える状況ではありませんでした。

当事務所の弁護士が減額交渉を続ける中、相手方の弁護士は150万円まで下げてきましたが、そこからはご本人が納得しないということでなかなか減額に応じようとしませんでした。

 依頼者と相手方の状況を把握しつつ粘り強く交渉を続け、60万円まで減額し和解で解決しました

引用元:秋葉原よすが法律事務所

事例2:不倫で出産した相談者、奥さんからの慰謝料請求700万円を50万円に大幅減額できた事例

ご依頼者:女性、30代 

ご相談内容:不倫相手の妻から遅延損害金を含め700万円余りを支払えとの慰謝料請求訴訟を起こされたため、ご相談に来られました。

 解決まで:相手が結婚していることを知らずに交際を始め、後に結婚していたことを知りましたが、そのまま関係を続けてしまい最終的には交際相手の子を出産するに至ったのでした(交際相手はその子を認知)。

結果的に、妻に支払う金額を50万円に抑えて和解で解決することができました(請求額から9割以上減額)。

引用元:秋葉原よすが法律事務所

まとめ

この記事では以下の点について解説しました。

奥さんから慰謝料の請求をされたことで、あなたご自身も気持ちが冷めたのではないでしょうか。奥さんに不倫がバレてしまえば、多くの既婚者は奥さんに謝って、あなたとの関係を終わりにするでしょう。

不倫が発覚した後、相手の家庭は壊れ、あなたに残るのは慰謝料の支払いだけ。誰も幸せにはなれません。

繰り返しになりますが、請求された金額によっては、年月をかけて支払っていかなければならなくなります。結果、あなたご自身が家族を持つことも絶たれてしまうかもしれません。

お金だけでなく、あなたの大切な時間を無駄にすることになります。これを機にしっかりと清算をして、今度こそあなただけを大切にしてくれる相手を見つけて、あなた自身が幸せになってください。

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この記事の監修者
新日本パートナーズ法律事務所
池田康太郎 弁護士 (第二東京弁護士会)
弁護士登録以来一貫して離婚・不倫問題の解決に取り込んでいる。特に『配偶者から不倫慰謝料請求をされた方むけ』の相談に注力しており、多数の解決実績がある。

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本記事は離婚弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※離婚弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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