一般的に配偶者以外と肉体関係を持った場合は「不倫」となり、配偶者や恋人以外の人に恋愛感情を持ってしまった場合、肉体関係のあり・なし関わらず「浮気」と言われます。
どちらにしろ、配偶者や恋人を深く傷つける行為で、どちらの方が軽い・重いと判断できません。
この記事では、もう少し深く不倫と浮気の違いや、異性の友人と会う場合の浮気の線引き、不倫などが始まるきっかけなどについて紹介します。
もし、パートナーの浮気に不安があり、証拠を突き止めたい人は探偵に相談してみましょう。
不倫・浮気の慰謝料を請求したいあなたへ
配偶者が別の異性と必要以上に仲良くしていて、明らかに不倫だ!と思っていも、どこからが不倫なのかわからず、これって慰謝料請求できるのかな…?と悩んでいませんか。
配偶者の不倫を疑い、離婚や慰謝料の請求を考えているなら、まずは弁護士に相談してみましょう。依頼することを決めてなくても、まずは無料相談してみることが、自分の不安の解消につながるでしょう。
弁護士に相談することで、以下のようなメリットを得ることができます。
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この記事に記載の情報は2024年06月07日時点のものです
不倫と浮気の違いとは?
浮気とは心が浮つくことを意味し、配偶者や恋人がいるにもかかわらず他人に恋愛感情を持つ・愛情が移ってしまうことを指します。
一方不倫は道徳に外れることを意味し、特に配偶者以外と肉体関係を持つこと指すようです。
上記の意味を踏まえると、既婚者が配偶者以外と肉体関係を持った場合は「不倫」になり、それ以外は肉体関係のある・なしに関わらず「浮気」になるでしょう。
継続性や頻度などについては、特に定義されていないため、一度でも肉体関係を持ったら「不倫」といえると考えられます。
また、浮気と不倫どっちが悪いか等は一概に決めることはできません。肉体関係がないものの精神的に深くつながっているケースもありますし、肉体関係があるものの愛情は一切ないケースもあるからです。
何をもって「悪い」と考えるかは価値観によるでしょう。
ただし、単なる恋愛感情を越えて肉体関係を持った場合には、高額な慰謝料を請求される可能性もあるでしょう。
なお、法律用語である「不貞行為」は、夫婦・婚約・内縁関係にある男女のどちらかが、配偶者以外の異性と自由意志で肉体関係を持つ「貞操義務違反」を意味し、前述の「不倫」と意味合いが重なるところが多いと思われます。
異性の友達と遊ぶのは浮気?浮気になる線引きとは
異性の友達と遊ぶのは浮気なのでしょうか。ここではどこから浮気になるのかについて紹介します。
異性の友達と遊ぶのは浮気?
恋人ができる前や結婚する前から友人として親しくしてきた異性がいる場合、どこまでか浮気になるのか難しいところです。いろいろな意見を見てみましょう。
別に気にしない
隠して会うのは浮気
隠して会ったり、紹介できないのであれば、浮気と思ってしまう人は多いようです。
浮気になる線引きはどこから
浮気になる線引きは、カップルによって違います。お互いの価値観などによって異なるため、一方的に決めつけずによく話し合って決めましょう。
線引きとしては、自分がされて嫌なことはしない。 加えて、相手の嫌がることはしない。 それを遵守した上で意図せず、嫌なことをしてしまった場合はその旨も含めて傷つけたことを謝る。 相手の嫌がる事が予めわかっていても、どうしてもそうせざるを得ないときは予め相談する。 浮気の線引きもこの延長上にあると思う。【引用:Yahoo!知恵袋】
お互いに不安を感じたり浮気を疑って生活するのはつらいものです。疑いや不安がないように、異性の友人と会う際はよく話し合っておきましょう。
日本最大手メーカー、相模ゴム工業株式会社が47都道府県の20~60代男女14,100名に実施した全国調査「ニッポンのセックス」2018年版によると、「結婚相手や交際相手以外にセックスをする相手はいますか?」という質問に対して、全体の20.5%は「いる」と回答しています。
なお、回答者の男性約60%、女性の70%が既婚者だと同調査で回答しています。
性別別の既婚者の割合と、パートナー以外に関係を持っている相手がいるとした回答を参考に作成したのか下図です。
パートナー以外に相手がいると回答した人の割合が多く、既婚率が高かったのは、男性が30~40代、女性が30代でした。
男性の30代と40代を比較すると、パートナー以外に相手がいると回答した割合は、わずかに40代が多い結果になっています。
こうした結果から考えられるのは、金銭的に余裕が出てきたのと、肉体の衰えを感じる瀬戸際にいる40代男性が不倫に走ってしまうのかもしれません。
女性の場合は、30~40代の浮気率が高く、40代で既婚者の割合が低下しているという特徴があります。
不倫や浮気が起こるキッカケ
どういった時に不倫や浮気をしたいと思うのか、人それぞれで実行に移すポイントは違いますが、体系的に見て当てはまる部分が多いものをご紹介します。
男性が不倫(浮気)をするキッカケ
生物学的な面から見ると、男性は多くの子孫を残そうとする本能があると言われています。この動物的な感性が強い人ですと、恋人(配偶者)になんの不満もない場合でも不倫や浮気をする傾向にあるのかもしれません。
逆にそこまでではない、一般的な感性を持っている男性が浮気などに走る場合は、「環境の変化」「彼女への不満」「昔の友達との再会」などが該当するようです。
例えば・・・
具体例
- 特定の女性と付き合ったことで安心感を得た
- 新しい仕事場などで出会った女性がいる
- 女性が急に太りだした
- 頑張って痩せようという努力が見えない
- わがまま、話を聞かない
- セックスを拒むようになる、あるいは乗り気でない
- 仕事などが忙しいのにわかってくれない
- 自分の中で結論を出すと絶対に意見を変えない
- 話しすぎて合わせるのがしんどい
- 昔付き合っていた彼女から連絡がきた
- 同窓会で昔好きだった人に再会した など
これは男性だけではありませんが、精神的に疲れている時や気分がすぐれない時は、いつもと同じ口調でもそれだけでイライラしたりします。
良かれと思って言った場合でも、上から目線が気にいらないなどの精神的な不満がたまると、好きだった気持ちはいつしか「鬱陶しい」に変わっていきます。
そんな時に、うるさくしない無口で寡黙な事務の女性などに心が動くのは「浮気の王道的なパターン」かもしれませんね。
女性が不倫(浮気)をするキッカケ
女性は、男性とは全く違う生き物だと言えます。女性は自分の中で結論を持っていて、誰かに「こうしたほうが良い」という意見を求めているわけではないということを言う人もいます。
そんなものより、「共感してほしい」「わかってほしい」「同意してほしい」「好きでいてほしい」という気持ちに対して応えてくれることが最も重要です。
そして、女性が浮気などをする理由は以下の様な場合が多いと言われています。
具体例
- 恋人となかなか会えず、寂しさを感じた
- 以前より恋人が構ってくれなくなった
- 浮気相手から迫られると拒めない
- 女性としての魅力を確認したかった
- 恋人とのセックスに不満がある、マンネリ化している
- 現在の恋人より魅力的な人が現れた
- 浮気をした恋人への腹いせ など
「付き合い始めの頃はもっと優しかった・・・」と言いだすのは多くの場合は女性の方ですが、最初の頃に感じていた行為や気持ちを、仮に「男性が変わらず接していても」女性の場合はそれでも「足りない」と感じるようになるようです。
愛情への満足感が満たされた状態が続くと、それがいつの間にか「最低限の質」に変わり、もっと愛情をくれる別の男性へと気持ちが移っていきます。
人によって違うという意見もあるかと思いますが、今の恋人(夫)よりも優しくしてくれる、愛してくれる男性が現れたら、女性はそちらの男性に惹かれてしまうというのもやむを得ないことかもしれません。
不倫や浮気の前兆として考えられるもの4つ
不倫や浮気の前兆を見抜く方法はあるのでしょうか?決定的な確証を得るためには探偵に相談するのがもっとも確実ですが、ここでは配偶者の異変を自力で察知するために見るべきポイントをお伝えします。
ただ、以下の点に当てはまっても100%不倫や浮気をしているというわけではないので、決定的な証拠を押さえるまで早とちりはしないようにしましょう。
残業・飲み会が増えた
配偶者以外の異性と不倫をする際に使いやすいのが、「仕事で遅くなる」という言い分です。以前と比較して、残業や飲み会の頻度と時間の長さがどう変化したのか確認しましょう。
もちろん、繁忙期や出世など正当な理由がある場合もありますので、この点に当てはまっているだけで不倫をしていると確信するのは危険です。
携帯電話を手放さない
- 以前はロックしていなかったのに最近はロックをしている
- 画面を下に向けて置く
- 携帯電話を肌身離さず持つようになった
など、何かを隠すような行動を取っていないか確認してみましょう。行動が以前とどう変化したのか?何かを隠したがっているのではないか?という目で観察することが大事です。
趣味や習慣が変化した
身だしなみに気を使いだしたり、女性ウケするような趣味を始めたりした場合は不倫の可能性を考えてみるのも良いかもしれません。
以前と違う行動をするようになった場合は、その行動だけではなく、動機と目的も観察しましょう。
連絡を取りにくくなった
以前よりも連絡がつきにくくなったと感じてはいないでしょうか?不意打ちで連絡した際に、留守電や県外になるのであれば、電源が切れているのか電波が届かない場所にいる可能性があります。
もちろん数回連絡がつかなかったところで不倫や浮気を疑うのは早とちりではありますが、あまりにも連絡がつきにくくなったようであれば、疑ってみても良いかもしれません。
不倫や浮気を防ぐ方法
なぜ不倫や浮気をしてしまうのかの理由を見てきましたが、具体的にはどういった対策をとれば不倫や浮気を回避できるのでしょうか。ここでは男女別の不倫・浮気を防ぐ方法をお伝えします。
男性編
年を重ねるごとに身なりやにおいに気を使う
年齢を重ねるごとに体臭などが気になるようになります。結婚しているからと気を抜かずに最低限の身なりやご自身の体臭には気を使うようにしましょう。
男性として見られなくなることで、相手が他の異性に走る可能性が考えられますので、いつまでも最低限のマナーは守るようにしてください。
奥さんに優しくする
奥さんに浮気や不倫をしてほしくないのであれば、愛情を伝えたり、女性扱いしてあげることが重要です。妻が化粧をしなくなったり、身だしなみに気を使わなくなったりするのは夫側にも原因があります。
変化をほめたり、かわいいといわれなければ妻もどんどん気を使わなくなるでしょう。いつまでも自分を見ていてほしいのであれば、妻にしっかり愛情を伝え、今まで以上に優しくすることが重要です。
セックス以外のスキンシップを重要視する
女性は何歳になってもムードを大切にしたい生き物です。
いくら慣れている夫婦とはいえ、雰囲気を無視したセックスや、キスやハグなどセックスが始まる前のスキンシップをきちんと行わない人が多く見受けられます。
女性編
女性であることを忘れない
女性が中年でカッコ悪いオジサンに抱かれたくないのと同じで、男性もいつもすっぴんでいるようなオバサンは抱きたくないし、一緒にいたくないものです。
いつも綺麗にしていることは、夫の心を掴むのに最低限必要なことです。
出かける用事もないのに無理をする必要はありませんが、たまに夫が好きな服を着てみるとか、好みの香水を付けるなど、女性であることを忘れないでください。
セックスを強く拒否しない
セックスが苦手な人や体調などでしたくない日もあるでしょう。そのため、拒否する日があるのは当然ですが、厳しい言葉で拒否するのはやめましょう。
男性は特に、性欲解消のために不倫や浮気に走ることもあります。セックスが嫌いな場合、嫌いな理由を伝え直してほしいことやしたくないことを優しい言葉で伝えましょう。
男性はセックスに関して、とても繊細な部分があります。厳しく拒否してしまうと自信を喪失し、不倫の末に自尊心を高めてくれる女性に走ってしまう可能性があるでしょう。
2人だけの時間を作る
特に、子供ができた夫婦に対して言えることですが、妻は子供が生まれるとどうしても子供優先になってしまい、2人だけで過ごす時間がほとんどなくなってしまいます。
子供を第1に考えることは決して悪いことではないですが、「男と女」としてではなく、「父親と母親」の関係としか見れなくなってしまう可能性があります。
たまには2人で外出をして、結婚前のことを思い出しながらデートなどをしてみると、きっとお互いの大切さを再認識できるようになるはずです。
旦那さんを否定しすぎない
ついつい口うるさく色々言いたくなると思いますが、たまには旦那さんを褒めてあげてください。否定ばかりしていると家庭内での居場所を失い、自信を取り戻すために浮気に走る男性もいるくらいです。
いつでも褒める必要はありませんが、否定することが癖になっている場合は危険ですので、相手を肯定してあげる努力をしてみてください。
このようなことが続くと女性側もセックスが義務のように感じ、そのうちやる気を喪失することに繋がりますので、日頃から奥さんを女性として褒めることや、喜ばせることを考えながらスキンシップを行うようにしましょう。
不倫相手に慰謝料を請求できる場合・できない場合
不倫相手に対して慰謝料を請求することもできますが、請求すれば必ず貰えるというものでもありません。慰謝料を請求できる場合、できない場合について確認していきましょう。
慰謝料を請求できる場合
浮気相手に故意や過失があったか、あなたの権利が侵害されたかどうかによって、慰謝料を請求できるかどうかが判断されます。
既婚者だと知っていた
不倫相手から慰謝料を請求するのであれば、その人があなたの配偶者を既婚者だと把握していた証拠が必要になります。
出会い系サイトで知り合って、お互いの素性を知らないまま肉体関係を持った場合などは、故意や過失がなかったと判断されることもあります。
不倫が原因で夫婦関係が破綻した
不倫が原因となって、それまで円満だった家庭が崩壊したのであれば、不倫があなたの権利を侵害したと考えられるので、慰謝料を請求できる可能性があります。
慰謝料を請求できない場合
上記の点が満たされていない場合、慰謝料を請求できない可能性があります。
すでに婚姻関係が破綻していた
すでに別居していた場合など、不倫に関係なく婚姻関係が破綻していたのであれば、不倫相手があなたの権利を侵害したとは言いがたく、慰謝料を取れない可能性があります。
既婚者だと知らなかった
不倫相手があなたの配偶者を既婚者だとしらなかった場合、慰謝料を請求できない可能性があります。
時効を迎えた
不倫された人が不倫の事実を把握してから3年が経過すると時効が成立します。
【関連記事】
不倫の時効は3年と20年?時効を中断する4つの方法
離婚慰謝料の時効は3年|時効を中断し慰謝料を請求する方法
不倫や浮気に対して慰謝料を請求する場合
どれだけ予防しようとしても、不倫を避けられないこともあります。そんなときは冷静になり、不倫の証拠を集めることから始めるのが良いでしょう。
-
STEP1
証拠を集める
-
STEP2
書面(内容証明郵便)での請求
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STEP3
相手が応じなければ弁護士に相談する
STEP1:証拠を集める
離婚をする場合、なるべく有利に離婚することが重要になりますので、そのための証拠を集めましょう。
もし裁判で闘うとなった場合、使える証拠でないと意味がありませんので、ある程度準備してから行動に移していただくのが良いかと思います。
詳しくは「離婚するときに使える3つの証拠とその集め方」もしくは「事実を証明する証拠を集める」をごらんください。
STEP2:書面(内容証明郵便)での請求
証拠を掴んだら、慰謝料の請求などを内容証明郵便で行うようにするのがいいでしょう。内容証明郵便は、法的にはただのお手紙ですが、請求される側に対して心理的プレッシャーを与えることができます。
STEP3:相手が応じなければ弁護士に相談する
証拠が集まったら弁護士に相談してみましょう。どうすれば離婚は可能なのか、慰謝料はどれくらいとれるのか、離婚するために必要なことは何なのか、しっかりと準備することが大切です。
相談のみであれば無料の場合もあるので、まずは相談してみることが大切です。
まとめ
不倫と浮気の違いは、肉体関係の有無や既婚者であるかどうかです。
どこから不倫や浮気になるかは、夫婦やカップルによって異なります。お互いに線引きが違う場合は、自分の意思ばかり押し付けず、お互いに譲歩できる点を探しましょう。
また、不倫や浮気を悪気なしにする人もいます。そのような人にはどれだけ不倫や浮気が悪いこと・してほしくないと伝えても基本的に考えを改めてくれることはありません。
離婚や別れを検討することをおすすめします。
配偶者の浮気癖に悩んでいる場合は、証拠確保の上で離婚も検討しましょう。
夫婦関係についてより詳しく知りたい人は以下サイトも参考にしてください。
夫婦関係・子育てメディアサイトPaMarry(パマリー)
不倫・浮気の慰謝料を請求したいあなたへ
配偶者が別の異性と必要以上に仲良くしていて、明らかに不倫だ!と思っていも、どこからが不倫なのかわからず、これって慰謝料請求できるのかな…?と悩んでいませんか。
配偶者の不倫を疑い、離婚や慰謝料の請求を考えているなら、まずは弁護士に相談してみましょう。依頼することを決めてなくても、まずは無料相談してみることが、自分の不安の解消につながるでしょう。
弁護士に相談することで、以下のようなメリットを得ることができます。
- 配偶者の行為は、不倫・浮気のどちらにあたるのか判断してもらえる
- 慰謝料を請求できるのか教えてもらえる
- 請求できるとしたら、どれくらいの慰謝料額になるのか試算してもらえる
- 話を聞いてもらうことで精神的に楽になる
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