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公開日:2018.7.11  更新日:2021.7.30

専業主婦(無職)でも離婚時に子供の親権を獲得できる条件やコツを解説

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
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子供がいる専業主婦が離婚を考えたとき、親権を持つことが難しいのではとためらっている方も多いでしょう。

収入や将来性など子供の未来に大きく関わってくる重要なポイントなので、シビアな考えになってしまうことは否めません。

しかし、必ずしも親権を持つ上で専業主婦であることが不利になるわけではありません。親権者となるための心構えを決めておけば十分見込みがあります。

この記事では、専業主婦でも離婚後に親権を持つことができるポイントを紹介します。

この記事に記載の情報は2021年07月30日時点のものです

親権には2つの権利がある

専業主婦であっても共働きであっても、離婚時に子供がいる場合は夫と妻のどちらかが子供を引き取ることになります。その際に使われる言葉を親権といい、親権を持つ者は子供の代理人として法律行為を行う権利や義務を有します。

また、親権は身上監護権・財産管理権という2種類に分けられており、いずれも子供の利益のために存在しています。

身上監護権

子供が身分法上の行為を行うにあたって、同意や代理権を持っていることや、子供の居住を指定したり、教育のために子供を叱ったり、子供がアルバイトをすることを許可するといった、代理権・居住指定権・懲戒権・職業許可権の4つを含んでいます。

財産管理権

子供の財産を管理して売買や賃貸借などの契約を法定代理人として行うことができる権利を指します。いずれも子供が大人になるまでに必要な役割を担っているので、離婚する前に親権について知っておく必要があります。

専業主婦が離婚したときに親権者となるための基準

子供の育成に適すること

子供の未来のために重要な親権ですが、専業主婦が離婚した際にも取ることができるのでしょうか。それは、第一に子供の育成に適しているかどうかが重要です。親権は子供の利益を優先して考慮しますので、親権を求める者が育成に適する者かどうかは重要です。

また、伝統的に母親の方が親権者に適しているという考え方があります。この考え方は、母親が専業主婦であっても変わりません。

裁判所が公表している2019(令和元年度)のデータでも、離婚調停成立後におよそ9割の母親が親権を獲得していることからもその様子がうかがえます。

親権 令和元年

引用:令和元年度 「離婚」の調停成立又は調停に代わる審判事件のうち「子の親権者の定め」をすべき件数―親権者別 全家庭裁判所

したがって、通常程度の育成ができていれば、夫よりも妻のほうが親権を得やすいといえます。

しかし、母親が子供と一緒に住んでいない、子供の面倒をほとんど見ていない、母親が子供を虐待しているなどのケースでは、育成に適するとは言い難く、母親でも親権を得ることは難しいでしょう。

収入や社会的地位との関係性

専業主婦の離婚に際し、親権を決めるにあたって収入や社会的地位が現時点で低い、または無い状態であることは、そこまで親権帰属に影響しません。確かに収入がなければ子供に食べさせることも、十分な教育を受けさせることもできないかもしれません。

しかし、離婚後に養育費が支払われることや親族からの支援が得られることという事情があればこの点はカバーできます。そのため、必ずしも母親に経済力がなければいけないということではありません。

あるに越したことはないですが、なくてもそれだけで親権者になれないと決まるわけではありません。

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専業主婦が離婚した場合の親権の取り方

別居することの有効性

離婚するに当たり親権の判断で有利となるのは、離婚前に子供を連れて別居することです。別居期間中に安定して子供を養育することができていれば、裁判所はその実績を無視することはありません。

したがって、別居しても安定して子供を育成できる環境がある場合には、この方法は効果的と言えるでしょう。

子供の利益

親権判断では子供の利益が優先されます。では具体的にどのような点を気をつければよいのでしょうか?

これは子供の立場で考えてみるとわかりやすいでしょう。

例えば、転校の有無や、成長のために十分な栄養を摂取できるような食事を作ったり、衛生的にすごせるように洗濯したりと家事ができるかどうか。

母親自身の健康状態や浪費癖がないかなど客観的に見て親として当たり前のことができるかどうかが重要です。もちろん、一緒に住んでいて子供の幸せにつながるように愛情を持って接することも大切なポイントと言えるでしょう。

専業主婦が離婚したときに親権が取れない場合

専業主婦が離婚した場合、親権を取ることは不可能ではないと考えられますが、反対に親権が取れない場合はどういったケースが多いか。それは子供に対する接し方によって変わってくるといえます。

子供への愛情に疑問がある場合

当然ですが、子供への愛情がないと評価されれば親権獲得は不可能です。

例えば、食事を満足に与えない、お酒やギャンブルなどに依存して養育をしない、子供に対して過剰な暴力を振るうなど、子供の健全な育成に悪影響を与える行為を繰り返しているような場合は、親権を認められにくいでしょう。

犯罪の常習性がある

単に前科があるだけで親権判断に影響があるとは思われませんが、これが薬物依存や盗癖を伺わせるものである場合、要注意です。

このような犯罪を常習的に行っていたことは、将来的に同様の犯行を繰り返す可能性が否定できないとの評価につながりかねません。

したがって、この場合は将来的に再犯に及ぶ心配がないことを示すことができないと、親権判断で不利になってしまうかもしれませえん。

身上監護権のみを得る

専業主婦の離婚後に親権を獲得できない場合でも、身上監護権のみを得ることは可能です。身上監護権は、子供の生活や教育に関して親として行う義務を有するともいえます。

親権の一部である以上、子供の世話をすることができるため、親権者でなくとも監護権者として子供と一緒にいることができます。しかし、離婚調停の際に、親権と監護権を分けるというケースはあまりありません。両者は一致することが望ましいと考えられているからです。

親権者と監護権者を分けるのは、それをすべき特段の必要性がある場合に限られると考えたほうがよいでしょう。

まとめ

専業主婦が離婚した際に、子供の親権を獲得するには、第一に子供の立場になって考えることが必要です。

十分なお金がなくても、愛情を持って接していくことを大前提に、公的機関の援助や就業の努力を自分自身でも行うことが家族にとっても大切です。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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本記事は離婚弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※離婚弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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