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彼氏からモラハラを受けていて、別れたいと思っている人は多いでしょう。
しかし、モラハラ彼氏とうまく別れる方法がわからず、悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
本記事では、モラハラ彼氏の特徴、モラハラ彼氏との上手な別れ方、モラハラ彼氏が別れてくれない場合の対処法などについて解説します。
彼氏からのモラハラ行為に悩んでいる方や、モラハラ彼氏とすぐにでも別れたい方は、ぜひ参考にしてください。
モラハラとは「モラルハラスメント」の略語です。
無視する、嫌味を言う、馬鹿にするなど、倫理や道徳に反した嫌がらせを指し、近年被害が増加しています。
パワハラと混同されることが多いですが、パワハラが「職場での地位を利用して」嫌がらせをおこなう行為であるのに対し、モラハラは地位・立場を利用した嫌がらせとは限りません。
また、職場内だけでなく家庭内での嫌がらせもモラハラに含まれます。
彼氏から彼女、妻から夫、部下から上司に対しての嫌がらせもモラハラに該当するので、パワハラとは意味合いが少し異なるといえるでしょう。
「私の彼氏はもしかしてモラハラ男?」「モラハラをされている気がするけど、考えすぎ?」と疑問に感じる方は多いでしょう。
モラハラと聞いても、具体的にどのような言動が当てはまるのかわからない方も意外と多いのではないでしょうか?
ここでは、典型的なモラハラ彼氏の特徴を9つ紹介します。
自分の彼氏に普段されていることを振り返りながら、相手がモラハラ彼氏なのかどうか確かめてみましょう。
いつも上から目線で発言し自分の価値観を押し付けてくるなら、モラハラ彼氏である可能性が高いでしょう。
など、常に自分のほうが上の立場にいるかのような発言をしたり、馬鹿にするような態度をとったりするような人はモラハラ男です。
また、彼女の発言や行動に対して鼻で笑ったり嘲笑ったりすることがあるのも、モラハラ男にみられる傾向といえます。
何を言っても否定されてしまうので、自信を失って悩んでしまう方は多いでしょう。
ほかの人を見下したり否定したりする発言を繰り返すのも、モラハラ男の特徴です。
など、周りの人を馬鹿にしたり下に見たりするような発言があったらモラハラ男である可能性が高いでしょう。
モラハラ男は、他人を見下すことで自分のプライドを守ったり自信のなさを隠したりしようとします。
ほかの誰かを否定するような言動が目立ったら、モラハラを疑いましょう。
モラハラ男は、外面は「いい人」であることが多いといえます。
初対面の人や目上の人に対してはとくに愛想よく振る舞うので、彼氏のモラハラ行為について相談しても「あの人がそんなことをするはずがない」と信じてもらえない可能性があるでしょう。
モラハラ男は自分に自信がない人が多いため、他人に嫌われることを恐れています。
周囲に嫌われないよう優しく振る舞うので、周囲からは「明るくて温厚な人」と思われていることも多いでしょう。
また、ほかの人がいるときは、いつもとはまるで真逆の「彼女想いの優しい人」を演じる場合も少なくありません。
友人や職場の人からは「とても優しそうで素敵な彼氏さんだね」と言われ、モラハラについて相談しづらいと感じてしまうことも多いでしょう。
気分によって言動がコロコロ変わる場合も、モラハラ男である可能性が高いでしょう。
モラハラ男は気分屋であることも多く、さっきまでとても穏やかで楽しそうだったのに、急に機嫌が悪くなって口を聞かなくなったり乱暴な発言をしたりすることがあります。
また、「次のデートでここに行きたい」と言っておきながら、前日や当日になって「やっぱりほかのところがいい」と発言するなど、言動に一貫性がない場合もあるでしょう。
「前にこう言っていたじゃない」と反論すると逆ギレされて面倒なことになるので、不快に感じる人は多いといえます。
モラハラ彼氏は、付き合ったばかりの頃はとても温厚で優しい人である場合が多いでしょう。
付き合いたての頃はお互いのことをまだ深く知らないので、外向きの「いい人」を演じます。
しかし、交際期間が長くなり関係が深まってくると、モラハラ男はだんだん本性をあらわにします。
そのため、「私が変われば優しい人に戻ってくれるかも」と思い、モラハラに耐え続けてしまう人も多いでしょう。
彼氏の束縛が激しく、常に彼女の行動を把握しようとする場合は、モラハラ男である可能性が非常に高いといえます。
彼女が「友だちと出かける」と言うと、「どこに行くの?」「誰と会うの?」「何時に帰ってくるの?」などとかなりしつこく聞いてくるでしょう。
また、LINEや電話にすぐ対応できないと、絶え間なくメッセージを送ってきたり電話をかけてきたりします。
なかには、スマートフォンにGPSアプリを入れられて常に行動を監視されているといったケースもあります。
モラハラ男は自分に自信がない場合が多いので、「彼女に捨てられてしまうのではないか?」「ほかの男と会っているのではないか?」と不安になり、彼女にしつこく連絡をする傾向があるといえるでしょう。
このような彼氏の場合、別れたあともしつこく会おうとしたり連絡をしてきたりすることがあり、最悪の場合ストーカー行為に及ぶケースもあるので注意が必要です。
モラハラ彼氏は、けんかをしても自分から謝ることはありません。
モラハラ男はプライドが高いため、「謝ったら負けだ」と思ってしまう傾向があります。
そのため、明らかに自分が悪くても頑なに謝らず、けんかの内容をいちいち掘り返しては「お前が全部悪い」「俺は悪くない」と主張してくることもあるでしょう。
彼氏にそう言われてしまうと「やっぱり私が悪いのかな」と思い込み、自信を失ってしまうケースが多くあるといえます。
気に入らないことがあるとすぐに「別れる」と言ってくるタイプも、モラハラ彼氏である可能性が高いでしょう。
彼氏が言ったことに従わなかったり、彼氏の意に反することをしたりすると「そんなことをするなら別れるぞ」と脅してくることがあります。
彼女の好意を逆手にとって嫌がらせをしてくるのは、モラハラ彼氏の典型的な特徴のひとつです。
彼女のことを名前で呼ばずに「お前」と呼ぶ場合も要注意です。
など、常に「お前」呼ばわりしてくる場合は、彼氏から見下されている可能性が高いといえます。
「お前」呼びは、彼氏の「自分のほうが上だ」という意識の表れです。
最近名前を呼ばれた記憶がない場合は、モラハラを疑いましょう。
モラハラ彼氏と別れたいと思っていても、「別れを告げたら何と言われるかわからない」「引き止められたら何と言えばいい?」と不安に感じてしまい、なかなか別れられない方は多いでしょう。
モラハラ彼氏は彼女に捨てられることを過剰に恐れているので、別れを切り出す際にはいくつかの工夫が必要です。
ここでは、モラハラ彼氏と別れるためのポイントを5つ紹介します。
別れを告げるときは、「絶対に別れてやるんだ」という強い決意が必要です。
迷いがある状態だと、相手に「別れたくない」と泣きつかれたり「俺にはお前が必要なんだ」と言われたりして心が揺れてしまい、結局別れられない可能性があります。
別れられないと、彼氏に「こいつは俺が嫌だと言えば言うことを聞いてくれる」と思われてしまい、モラハラ行為がエスカレートするおそれがあるので非常に危険です。
別れを切り出す際には、必ず強い意思をもって思いを伝えましょう。
カフェや公園など人がいる場所で話すことで、相手も冷静に話を聞くことができるでしょう。
家の中や密室など2人きりの場所で別れ話をしてしまうと、人がいないのをいいことに、逆上した彼氏が暴力をふるってくる可能性があります。
危害を加えられないよう、人がいる場所を選んで話を切り出しましょう。
「あなたと別れたいです」とハッキリ伝えることが大切です。
などのように迷っている様子を見せたり、相談という形で話を切り出したりしてしまうと、相手に弁解の余地を与えてしまうので危険です。
相手は「なんでもするから」「俺は◯◯ちゃんのこと好きだよ」などと優しい言葉をかけて、なんとか引き止めようとします。
彼氏の言葉を信じて交際を続けてしまうと、モラハラに耐え続ける毎日がさらに続いてしまうでしょう。
とにかく「別れたい」という意思をキッパリ伝えてください。
「どうして別れたいの?」と聞かれたら、必ず自分に原因があるかのように話をしましょう。
など相手に別れの理由があるような言い方をしてしまうと、
など、相手につけ入る隙を与えてしまいます。
なお、「ほかに好きな人ができた」と言ってしまうと相手が逆上してしまう可能性があるので、絶対に言わないようにしましょう。
「どこのどいつだ!」と激昂し、危害を加えられるおそれがあります。
モラハラ彼氏と無事別れられたら、すっぱり縁を切りましょう。
別れた直後は寂しさで会いたくなったり連絡を取りたくなったりすることもあるかもしれません。
しかし、ここで連絡を取ってしまうと相手から「こいつは俺がいないとダメなんだ」と思われ、つけ入られる可能性があります。
また、相手から「会いたい」と言われたり連絡が来たりしても無視しましょう。
下手に返事をして隙を見せてしまうと相手に復縁を迫られたり危害を加えられたりするおそれがあります。
別れた後は相手のことは潔く忘れましょう。
モラハラ彼氏に別れを切り出しても、聞き入れられず別れられないこともあります。
別れられなかった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
彼氏との共通の知人を通して話をすれば、聞き入れてもらえる可能性があります。
第三者が間に入ることで、2人きりの場合よりお互い冷静に話せるでしょう。
また、モラハラをする人は外面がよいので、共通の友人を通すことで話が円滑に進む可能性もあります。
遠くに引っ越して、相手と物理的に会えない状態をつくる方法もあります。
電車で何時間もかかる場所や、飛行機を使わないと行けないような場所に引っ越せば、彼氏に居場所を突き止められることもないうえ、会いに来ることもほぼないでしょう。
モラハラ彼氏によるストーカー行為を防げます。
別れを切り出したことで相手から暴力を振われるようになったりつきまとわれたりするようになったら、警察に相談しましょう。
いくら彼氏とはいえ、暴力行為やストーカー行為は立派な犯罪です。
事件に発展して最悪の事態に陥らないよう、早い段階で警察に相談することが大切です。
モラハラ彼氏に脅されている場合は、弁護士に相談しましょう。
などの脅しをかけられた場合、脅迫罪や強要罪に該当する可能性があります。
自分一人だとどうしたらよいかわからず、結局交際を続けてしまうケースも多くあるでしょう。
しかし、交際を続けると、この先もモラハラを受け続けることになるため、交際継続はなんとしても避けたいものです。
弁護士に相談すれば、自分の代わりに弁護士が彼氏と話をしてくれるので、脅迫を受けるリスクを抑えられます。
彼氏と直接話をする必要がないので、精神的な負担も大幅に軽減できるでしょう。
モラハラ彼氏と穏便に別れたいなら、弁護士に相談するのが得策です。
モラハラによる被害については、専門の窓口に無料で相談することも可能です。
「誰に相談したらよいかわからない」「いきなり警察に相談するのは怖い」という人は、まずは以下の5つの窓口を利用してみるとよいでしょう。
DV相談ナビは、配偶者やパートナーからの暴力について相談できる窓口です。
「#8008」に電話をかけると、発信地の最寄りの相談機関に自動転送され、相談することができます。
匿名での相談も可能なので、相談したことが彼氏やほかの人にバレることはありません。
DV相談プラスは、電話、メール、チャットで相談できる窓口です。
電話相談は24時間受け付けており、「0120-279-889」に電話すると相談できます。
メールも24時間受付、チャットは毎日12時から22時まで相談を受け付けています。
専門のスタッフに対応してもらえるので、安心して話をすることができます。
また、チャットなら英語、中国語、韓国語などの10ヵ国語に対応しているので、外国の方でも利用しやすいでしょう。
女性の人権ホットラインは、法務省が設置している相談窓口です。
「0570-070-810」に電話をかけると、女性の人権問題に詳しい法務局職員や人権擁護委員などに相談できます。
平日8:30〜17:15に相談を受け付けているので、日中に相談の時間を確保できる人なら利用しやすいでしょう。
よりそいホットラインは、厚生労働省が設置している相談窓口です。
「0120-279-338」(岩手、宮城、福島からは「0120-279-226」)に電話をかければ相談できます。
電話をかけると自動音声ガイダンスが流れるので、指示に従って番号を押せば専門の相談員につながります。
電話のほか、FAX、チャット、SNSでも受け付けているので、自分に合った方法で相談することが可能です。
外国語での相談にも対応しているため、日本語が話せない方でも安心して相談できます。
法律事務所の弁護士に相談すれば、法律にもとづいたアドバイスをしてもらえます。
モラハラ彼氏に脅されている場合や暴力を受けている場合、弁護士に代わりに話をしてもらうことでスムーズに別れられる可能性が高くなります。
モラハラ被害に詳しい弁護士を効率よく探すなら「ベンナビ離婚」を利用するのがおすすめです。
ベンナビ離婚は、居住地域や相談内容にマッチした弁護士を検索できるインターネット上のポータルサイトです。
相談内容で「DV」や「モラハラ」を選択すれば、DV・モラハラに関する問題解決を得意とする弁護士を簡単に探せます。
無料相談を受け付けている法律事務所も多数掲載されているので、気軽に相談してみるとよいでしょう。
モラハラ彼氏と別れるためには、「別れよう」という強い意思や、相手を納得させるための工夫が必要です。
しかし、しっかり準備をして別れを切り出しても、相手に聞き入れてもらえないこともあるでしょう。
その場合は、DVやモラハラ被害について相談できる窓口を利用して、どのように対処すればよいか相談してみてください。
彼氏から脅されている場合や彼氏と穏便に別れたい場合は、弁護士に対応を依頼するのもおすすめです。
弁護士が代わりに交渉してくれるので、彼氏と直接話をする必要がありません。
彼氏からのモラハラで悩んでいる場合は、まずはなるべく早めに弁護士へ相談することをおすすめします。
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