ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ) > 離婚コラム > DV > 経済的DVとは?生活費は請求できる?よくあるケースと相談先まとめ
キーワードからコラムを探す
更新日:
DV

経済的DVとは?生活費は請求できる?よくあるケースと相談先まとめ

経済的DVとは?生活費は請求できる?よくあるケースと相談先まとめ
「DV」が得意な弁護士に相談して悩みを解決
「DV」が得意な弁護士に相談して悩みを解決!

お悩み内容から探す

経済的DVという正式な用語はありません。本記事では相手の金銭的な自由を奪い、心身的に負担を与えることの意味で用いています。

暴力を振るうDVなどとは違い、被害者自身が「経済的DV」を受けているという自覚がないことが多いようです。 この記事では、経済的DVのよくあるケースや相談先をご紹介します。

あなたが少しでも今の生活に違和感を抱き、離婚を検討しているのであれば弁護士への相談がおすすめです。

 

「明確な理由もなく離婚できるの…?」と不安な方も、交渉実績の多い弁護士に依頼することで後悔のない離婚を実現できるかもしれません。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ離婚で
DV問題に強い弁護士を探す
この記事に記載の情報は2023年12月01日時点のものです

経済的DVとは「金銭的な自由を奪う」こと

経済的DVは、その名の通り「金銭的な自由」を奪う行為です。

経済的DVの被害者は専業主婦、夫がお金の管理をしている家庭に多く、生活費が足りず借金までしてしまう主婦もいるようです。

また、経済的な状況は家庭によって異なるため、経済的DVを受けていたとしても、「これが普通」と思い込み、被害を自覚しにくい側面があります。

経済的DVのよくあるケース

経済的DVの代表的なケースとしては、以下のようなケースです。

  • 生活費を渡さない
  • 給与の金額や貯金額を教えない
  • 自由なお金を認めない
  • 借金を作る、強制する

夫婦である以上、どちらか一方が稼いだお金は夫婦の共有財産です。そのため、基本的に生活費は夫婦間で話し合い決めるものです。

生活費用を法的に請求できるのか」の項目でも説明しますが、話し合いでの解決が難しい場合などは「婚姻費用分担調停」などを行い、生活費を請求することも可能です。

経済的DVは離婚の理由になるのか

経済的DVは「婚姻を継続し難い重大な事由」として離婚理由に該当する可能性はあります。

夫婦は経済的に協力する義務がありますので、それを放棄することは「民法第752条の扶助義務」に反することとなります。

これが原因で婚姻関係が破綻したような場合は相手に慰謝料を請求できる可能性もあります。

【関連記事】悪意の遺棄となる行動と獲得できる慰謝料の相場

経済的DVの証拠になるもの

経済的DVの証拠になるものとしては、以下のようなものが該当します。
 

  • 少ない生活費でやりくりしている詳細が記載されている家計簿
  • 生活費の振込が途絶えた通帳
  • お金に関する暴言などを録音したボイスレコーダー
  • 「夫がギャンブルでいくら使った」など浪費したことを記述した日記…など

これらの証拠は、配偶者がどれだけ身勝手なお金の使い方をしているかを証明するものですので、なるべく細かく書いておくのがいいでしょう。

法的手続きで相手に何らか請求する場合には主張する事実を裏付ける「証拠」が重要になりますので、しっかりと証拠を集めておくことをおすすめします。

生活費用を法的に請求できるのか

夫婦には相互扶助義務がありますので、婚姻生活に必要となる費用を相手に請求する権利があります。

請求方法としては、第一に配偶者と協議して分担することになりますが、協議が成立しない場合は婚姻費用分担調停という選択肢があります。

このような協議・調停は通常は別居している場合に必要となる処理ですが、経済的DVを受けているような場合には同居中でもこれら処理を行う必要性が否定されないと思われます。

申立ての方法などがよくわからないという方は弁護士に一度相談することをおすすめします。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ離婚で
DV問題に強い弁護士を探す

経済的DVの対処法

経済的DVを受けている方の中でも、今すぐ離婚したいという方、関係を修復してお金の問題を解決したいだけの方、などそれぞれあると思います。 経済的DVをどう解決したらいいのか対処方法をご紹介します。

まずは夫婦で話し合う

何よりもまずは夫婦で現状の問題を話合うべきでしょう。 もしかしたら相手には経済的DVをしているという自覚がないかもしれません。そのため、まずは直接ハッキリと現状の問題を伝えてみましょう。

特に男性は生活にかかるお金をいまいちわかっていない方も多いです。問題を伝える際は、家計簿などを見せて「これにこれだけのお金がかかる。だから生活費が足りない。」と伝えることで納得してくれる場合もあるでしょう。

第三者に相談する

配偶者に相談しにくい場合などは、親や兄弟などに相談してもいいかもしれません。 第三者からの客観的なアドバイスがもらえますし、自分が間違っているということも自覚できるかもしれません。

また、公共機関の相談センターもありますので、お近くの方は足を運んでみるのもおすすめです。相談先に関しては「経済的DVの相談先」をご覧ください。

法的手段で生活費の請求をする

生活費用を法的に請求できるのか」でも記述しましたが、生活費用は法的に請求可能です。

どう請求したらわからないという場合は、弁護士に相談することをおすすめします。

【関連記事】婚姻費用分担請求の調停を申立ててあなたの生活費を確保する方法

経済的DVの相談先

弁護士

「慰謝料・婚姻費用を請求したい。」「経済的DVで離婚したい。」というような場合は弁護士に相談することをおすすめします。

弁護士に相談することで、相手との交渉も代行してもらうことができ、相談者の心身的な負担も軽くなります。 DVの相談ができる弁護士は以下よりお探しください。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ離婚で
DV問題に強い弁護士を探す

【関連記事】弁護士に無料法律相談できるおすすめ相談窓口|24時間・電話相談OK

夫婦カウンセラー

「離婚はしたくないけど、夫婦関係を修復したい。もっとより良くしたい。」という方は夫婦カウンセラーに相談することも選択肢のひとつです。

夫婦カウンセラーは、夫婦関係の修復を専門とする資格で、相談することで客観的な視点からアドバイスをもらうことが可能です。

女性センター

女性センターとは、都道府県や市区町村が設置している施設で、「女性問題の解決」などを目的として運営されています。

基本的に相談は無料ですが、時間制限を設けている場合もありますので、事前に相談したいことをまとめておきましょう。

男女共同参画関係機関、情報・相談窓口一覧」からお近くの施設をお探しください。

まとめ

経済的DVに関して一通り解説しましたが、いかがでしたでしょうか?当てはまる夫婦も結構多いのではないでしょうか。

経済的DVは離婚の理由にもなりますし、慰謝料を請求することも可能です。もし、夫婦間での解決が難しい場合は、専門家に相談しましょう。

今すぐ無料相談電話相談OKの弁護士が見つかる!
ベンナビ離婚で
DV問題に強い弁護士を探す
10秒で検索!離婚・男女問題が得意な弁護士を検索
お住まいの都道府県を選ぶ
お悩みの問題を選ぶ
弁護士を検索する
この記事をシェアする
東京
神奈川
千葉
埼玉
大阪
兵庫
東京離婚弁護士法律事務所

離婚弁護士ランキング全国1位獲得★【日本で唯一「離婚」の名を冠した事務所】経営者/開業医/芸能人/スポーツ選手の配偶者等、富裕層の離婚に強み!慰謝料相場を大きく上回る数千万億超えの解決金回収実績!

事務所詳細を見る
【メール問合せ24時間受付中】ベリーベスト法律事務所

メール相談は24時間365日受付中】離婚問題でお悩みの方へ。離婚専門チームがあるベリーベストがあなたのお悩み解決のお手伝いをします。信頼性とプライバシーを守りながら、解決の一歩を踏み出しましょう。初回相談60分0円

事務所詳細を見る
春田法律事務所 東京オフィス(虎ノ門・新橋)

【LINE無料相談がお勧め】◆早く離婚したい◆慰謝料を減額したい◆不倫の責任をとらせたい◆家族や会社に知られたくない◆早く解決して日常に戻りたい

事務所詳細を見る
東京都の弁護士一覧はこちら
弁護士費用保険のススメ
Cta_merci

離婚をするときに子供の親権や慰謝料、財産分与などで相手と揉めて、弁護士が必要となったときにかかる費用相場は、内容にもよりますが50~100万円ほどになります。
弁護士費用が払えなくて泣き寝入りすることも…。


  • 相手に親権を渡したくない
  • 養育費を払ってもらえなくなった
  • 不倫相手に慰謝料を請求したい

弁護士保険は、法律トラブルで弁護士に依頼したときの費用が補償されます。
離婚トラブルだけでなく、子供のいじめ、労働問題等でも利用することができます。

無料で資料ダウンロード
弁護士費用を負担してくれる
弁護士保険で法律トラブルに備える
弁護士保険に関する資料のお届け先
氏名
必須
フリガナ
必須
電話番号
必須
メールアドレス
必須
この記事の監修者
弁護士法人アクロピース
佐々木 一夫 (東京弁護士会)
不倫慰謝料・財産分与・養育費・親権など、離婚に関する数々の問題を解決した実績あり。依頼者との対話を大切にし、離婚後の生活設計までしっかりサポート。

DVに関する新着コラム

DVに関する人気コラム

DVの関連コラム

編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

DVコラム一覧へ戻る
相談員

相談内容を選択してください

金アイコン
もらえる慰謝料を増額したい方
弁護士の方はこちら