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DV妻の特徴と妻のDVを防止するために知っておくべき対策
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2016.3.7
DV

DV妻の特徴と妻のDVを防止するために知っておくべき対策

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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配偶者からのDVに悩んでいる人は、実際に誰かに相談できない人を含めるとかなりの数にのぼるといわれています。これまでは、女性が被害者になるイメージが強いDVでしたが、最近では男性の被害者が増加してきているのです。

DV防止法が2001年4月に成立してから、男性からの被害相談がこれほど増えたのは初めての状況です。
 

 

平成23年

平成24年

平成25年

平成26年

平成27年

男性

1,146

2,372

3,281

5,971

7,557

女性

33,183

41,578

46,252

53,101

55,584

引用元:警察庁|平成 27 年におけるストーカー事案及び配偶者からの暴力事案等の対応状況について

 
男性が被害者となる場合、社会的な立場やプライドなどで泣き寝入りせざるを得ないケースも多く、妻からのDVとどのように向き合うかが大切になります。今回の記事では、妻からのDVに困っている男性が行動するヒントとなる情報をご紹介していきます。

妻がDVをして夫が被害者になるケースが増えている

まずは、妻のDVが増えている背景をみていきましょう。
 

近年急激に増えてきている妻からのDV

警察庁の発表によると、2014年のDV被害件数は過去最多の59,072件となりました。この件数は2010年の7倍へと急増しています。DV被害者の大半は女性ですが、男性の被害者の割合も、2010年の2.4%から2014年の10.1%と増加しているのです。

また、最高裁のまとめによると、相手の暴力を理由に離婚を申し立てた夫は、2000年度の882件から2014年度の1475件へと増加しており、ちなみに、同期間の妻からの申立て件数は13,002件から11,032件へと少し減ってきています。
 


警察庁|平成 27 年におけるストーカー事案及び配偶者からの暴力事案等の対応状況についてを参照に作成


 

被害者夫の特徴

内閣府が2016年度に実施した、「男女間における暴力に関する調査」によれば、配偶者に暴力を受けた経験のある人が女性:約23.7%で男性が16.6%でした。そのなかで公的機関などに被害について相談しなかったと答えたのは、女性44.9%で男性が75.4%でした。
 


引用元:内閣府男女共同参画局|男女間における暴力に関する調査報告書

 

配偶者からの暴力を受けた経験あり

暴力被害を公的機関などに相談しなかった

女性

23.7%

44.9%

男性

16.6%

75.4%


このことから、社会的な立場や性差の社会的な価値観によって、1人で抱え込む傾向があるといえます。一般的に、身体的な特徴からか弱いとされている女性に対しては、何かあればやり返せばいいじゃないかと、思われがちであるため、友人などにDV被害を相談しても相手にされないことがあります。

そのためDV被害に苦しんでいる男性の特徴としては、優しくて穏やかな人ということがまずあげられます。さらに、まじめで責任感が強く自分の不都合なことから逃げることをしない人が多いとされています。

 


 

DV妻の特徴

DVの加害者になってしまう妻にはどのような特徴があるのでしょうか。この特徴に当てはまるような妻を持つ夫は注意するといいでしょう。
 

容姿が良く外面は良いが精神的に不安定

DV加害者になりやすい女性の外見や内面の特徴は以下のような点です。
 

  • ・美人でスタイルがいい

  • ・同性の友人が少ない

  • ・精神的に不安定である

  • ・自尊心が強い

  • ・表面的な付き合いがうまく外面がいい

  • ・自分の不幸や失敗を夫や他人のせいにする


あなたの妻がこのような特徴に多く当てはまるようなら、DVの発生が起こらないために普段からストレスをためすぎないよう注意しましょう。
 

人格否定によって夫を支配する

DV妻は、夫のできないことや他の人と比べて劣っていることを指摘して、夫の人格を否定する暴言を吐きます。具体的には、「給料が安い」「頭が悪い」「容姿が悪い」「クサい」「ハゲ」などの言葉です。
 

モラハラから身体的暴力へと発展する

DVの原因はストレスやいらだちです。最初は些細なこと、例えば夫の箸の使い方や、洗濯物の出し方などに対する説教から始まり、夫に謝罪や土下座を強要します。その後、夫が改善しようのないことにまで暴言が及ぶようになり、最終的には殴る蹴るや物を投げるや包丁を持ち出すなどの身体的な暴力へと発展していく傾向があります。
 

子供も巻き込んで夫を攻撃する

妻のDVの特徴は、妻からの攻撃ではなく子供からも攻撃される可能性が高いということです。母親が父親に暴力をふるうことを見て育ち、そのような力関係が普通だという価値観が定着してしまえば父親を見下した子供が父親に暴力にふるうことがあります。

また、妻が夫のいない間に、夫の悪口を吹きこんで、よってたかって夫を攻撃するようになるのです。
参考:DVの原因|加害者側の原因と被害者の原因とDVへの対処法
 
 

妻からのDVを防止するためにできること

「あれ?これってDVかな…」と妻の言動が暴力的に変化し始めたなら、早めに防止策を打つようにしましょう。DVは依存性が高いため、癖になってしまってからではDVを辞めることが難しくなってしまうからです。
 

普段感じていることを対話する時間もつ

DVが発生する最大の原因はストレスです。妻が専業主婦であるなら、なかなか家から出て社会と接する機会が少なく、やって当たり前とされ評価されにくい家事を毎日毎日続けていると、ストレスが溜まってしまいやすくなります。

そこに夫や子供からの言動でストレスを感じていればなおさらDVの発生確率が高まります。そのため、普段感じていることを対話する時間を設けて、妻が感じているストレスはなにが原因で発生しているのか明らかにしましょう。

その際、不満点だけではなく夫婦や家族としてワクワクする事なども話し合うことを意識することをおすすめします。マイナス面だけを話し合うと、どうしてもお互いにイライラしてしまい良い対話とならないからです。
 

なにがDVになっているのか伝える

DVの加害者は自身がDVを行っている自覚症状を持ちません。そのため、まずはDV妻にあなたが妻のどのような言動をDVだと感じているのか伝えましょう。

しかし、このような指摘はDV妻の感情を逆なでしてしまう可能性があるため、伝えるタイミングに気をつける必要があります。自分のどのような効果がDVになるのかわかれば、それが防止策へとなるのです。
 

DVをする前に宣言するようにする

DVの原因のほとんどはストレスであるため、妻の苛々が爆発しないようにDVをしてしまうタイミングを共有するサインを決めておきましょう。

そのサインが妻から発せられれば、夫はその場を離れて妻の怒りが静まるのを待ちましょう。また、この時、妻のストレスをDV以外で発散する方法をいくつか用意しておくことをおすすめします。
▶︎一刻も早くDVから逃れるための相談先一覧と特徴まとめ
 

DVが止まらなければ離婚も視野に

DV加害者と同じ家で暮らし続けることは、難しいです。なぜなら、DVは少しずつエスカレートしていく傾向が強いからです。そのため、DVを防止させる策をとりながらも、最終的には別居や離婚することを視野にいれておくといいでしょう。

いつまでたってもDVが治らないこともあるため、あなたがあなたの身を守るために、最終的には妻と別れて暮らすことも選択肢の一つです。
 

DVの被害者意識を忘れない

DV加害者は自分の非を一切感じずに、躊躇なく暴力によって相手を支配しようとします。そのため、DV被害者は自分に落ち度や原因があるから、DVが発生しているのではないかと自己嫌悪に陥りがちになります。

しかし、被害者は被害者であるので、まずはDVが発生することは加害者の責任だということを強く肝に銘じておきましょう。
 


 

妻からのDV被害を相談する前に夫がすべきこと

男性が被害者になる妻からのDVは公的機関などに相談しても、なかなか相手にしてもらえない可能性があります。そのため、以下のような事柄に注意しておきましょう。
 

十分な証拠を集める

男性から女性になされるDVでの一般的な証拠は、
「暴力の内容を記した日記」
「怪我を写した写真」
「DV被害で通院した診断書」
「警察などへの相談実績」
などです。

これらが揃っていれば、DVの被害がしっかりと認められます。しかし、男性がこれらの証拠を持っていても、親身な相談をしてもらえないおそれがあります。そのため、これ以外にも、「DV発生現場の映像」「DV発生中の音声」「警察などへの複数回の相談実績」などの証拠を集めましょう。
 

プライドを捨てる

DV被害にあっている男性は、妻に暴力されたからといってやり返してはいけないという意識があり、ずっと我慢している人が多いです。また暴力に悩まされていても、その状況を恥ずかしく思い相談できなかったり、誰も信じてくれないだろうと諦めたりしてしまっています。

さらに、家庭内のトラブルを公にしたり、職場にバレればできない人だという評価をされたりするため、プライドが邪魔して外部に頼ることができません。DV被害によって救急車で搬送されるほどの被害があっても、なんとか穏便に済ませようとする人がいるほどです。

このような状況から自治体やNPOなどでも男性向けのDV支援を行う機関が増えてきているため、そのような心情は捨ててDVへの対処法などを相談することをおすすめします。
 

耐え切れなければ離婚を視野に入れる

男性にとって妻から暴力をふるわれている事実は、あまり表に出したくないことが多いため、離婚せずに我慢している人が多いです。しかし、DVは放置しても改善されることが少なくエスカレートしていく可能性のほうが高いです。

DVによって自分の身体や家族が崩壊してしまう前に、離婚することも大切な選択肢となります。さらに、妻からのDVも立派な離婚理由となり、きちんと証拠があれば裁判でも有利になるため、耐えられなければ離婚も視野に入れましょう。
▶︎DVで離婚する場合の慰謝料とできるだけ増額請求する方法
▶︎DVから逃れて離婚する為の方法とやっておくべき事前準備

 

まとめ

実は急増している、妻からのDVに悩んでいる男性。男性は妻からのDVを我慢しがちでありますが、女性からであってもDVは立派な離婚理由となります。

そのため、DV防止策をおこなっても収まらないようなら、離婚することも視野にいれることをおすすめします。
 

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

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