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公開日:2015.12.8  更新日:2020.12.17

DVから逃れて離婚する為の方法とやっておくべき事前準備

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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「DV」が得意な弁護士に相談して悩みを解決
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DVの被害に遭っていると「逃げる」「誰かに相談する」などの考えも浮かばず、身体や生命に危険が及んだり、うつ病などの精神疾患を発症してしまう恐れもあります。

DVは第三者からは判断しにくいことが多く、当事者が積極的に動かなければ、周囲から理解されずにいつまでも解決しないということもあり得ます。

自分の身を守れるのは自分だけですので、勇気をもって現在の環境から離れて生活をやり直しましょう。DV被害者のための相談機関などもありますので、DV被害に悩んでいる方にはおすすめです。

この記事では、DVの特徴やDV被害者が離婚する方法、離婚時に気を付けておきたいポイントなどを解説します。

DV問題を解決する手段として
弁護士へのご相談がオススメです。

離婚にまつわる問題を弁護士に依頼することで、下記のようなメリットが見込めます。
・慰謝料の増額が見込める
・不倫(浮気)の証拠が見つかる
・親権や財産分与の獲得が有利に進む
・弁護士が面倒な手続きなどを代行してくれる

 
実際に依頼するかしないはあなた次第ですが、弁護士に依頼するとどのようなメリットがあるのか、またどのような問題を抱えているのかを具体的に相談してみることをオススメします。
 
当サイト『離婚弁護士ナビ』は離婚問題を得意とする弁護士を掲載しており、事務所への電話は【通話料無料】電話相談や面談相談が無料の事務所もあります。
 
まずは下記よりお近くの弁護士を探して相談してみましょう。

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DVで離婚した人によくある特徴

DVを行なう人のタイプは、年齢・仕事・学歴・収入などでは分類できないと言われることもありますが、男性が加害者の場合は一般的に男尊女卑の傾向が強いようです。

性格に2面性を持っている

加害者は二面性を持っていることがよくあると言われます。外では普通に仕事や近所付き合いもそつなくこなしますが、家庭ではイライラしやすく、外で感じたストレスを暴力によって解消します。これは男女共通のようです。

急に優しくなる

暴力をふるいストレスを発散させると、その行為を反省して相手に優しくなります。しかしそれも長続きせず、しばらくすると暴力が始まるという負のループが繰り返されます。

意外と気が弱い

他人にはっきりとした態度をとれない方も多いようです。DVをする人は、他人にはものすごく人当たりのいい人に見えたりしますので、周囲の人が気付かない場合も多々あります。しかしこれは、人からどう思われているのか、何を言われているのかを過剰に気にしているからこその反応なのです。

自分の思い通りの言動ができないストレスを、彼女や妻に暴力という形でぶつけてしまい、DVをしてしまいます。

束縛が激しい

昔の恋人の事を執拗に聞いてきたり、メールなどの返信が遅れただけで怒りだすなど、束縛が激しいのもDV加害者の特徴です。

DVをする人は相手の携帯をチェックしたがるのも特徴的で、相手の全てをコントロールしたがります。

最初は優しい態度を見せる

DVする人だとわかっていても、別れない女性もいます。「自分が守ってあげなきゃ」という母性本能が動くことが一番の理由だとされていますが、「自分が痛い目に遭っているのにそれを許すなんてありえない」と考える女性も多いはずです。

しかし普段は暴力的な感じなのに、たまに見せる優しさを感じると「DVは一時的なものかもしれない」と思ってしまうこともあるようです。

離婚できるDVの種類

DVは身体的暴力だけでなく、精神的暴力や経済的暴力なども含まれます。まず以下のような身体的暴力の場合、被害者の身体・生命を危険にさらしますし、そもそも犯罪行為ですので悪質性は高いとされます。

  • 殴る・蹴るなどの暴行

  • 物に当たる、壊すなどの行為

  • ちょっとしたことで暴言をはく

  • 子供にまで手をあげる など

最初は軽く頭を叩く行為などから始まりますが、徐々に殴る蹴るなどとエスカレートしていく傾向にあります。酷いケースでは、身体にあざができるまで暴力をふるわれたり、骨折などの重症を負うこともあります。

精神的暴力については、被害者を精神的に追い詰める言動を継続し、その生活環境を著しく阻害する行為です。精神的暴力は様々な態様がありますので、以下はあくまで一例に過ぎません。

  • 些細な事で怒鳴ったり、暴言を吐く

  • 相手やその友人、家族を罵倒、侮蔑、誹謗、中傷する

  • 相手の人格を否定する言動を繰り返す

  • 相手の大事にしている物品を破棄、隠匿する

  • 相手を過剰に束縛し、周囲の人間関係から隔絶する

精神的暴力の厄介な点は、目に見える外傷がなく周囲からの助けを得られにくいことです。ちょっとしたことで怒鳴られたり馬鹿にされたりすることの程度は、なかなか第三者には伝わりにくいものです。「モラルハラスメント」と呼ばれるものも精神的暴力に近いでしょう。

経済的暴力とは経済的ダメージを伴った暴力です。家に生活費を入れない・生活費を浪費するなどが該当します。ほかと比べると認知度は低いものの、実際の被害は深刻な場合があります。

これは夫側に稼ぎがある場合とない場合、両方のケースにみられます。経済的暴力があると生活が成り立たず、精神的に大きなストレスを受けるでしょう。

DVから安全に離婚する方法と手順

DVを受けている場合の安全な離婚手順としては、以下の通りです。

DV被害を受けている事を一刻も早く専門家に相談する

離婚方法は大きく分けて「協議離婚」「離婚調停」「離婚裁判」などがあります。協議離婚は、夫婦間の話し合いによって離婚を成立させることをいいます。

DVが原因となっている場合、夫婦間での冷静な話し合いは望めません。そのため、まずは勇気を出して弁護士や然るべき行政機関等の専門家に相談して下さい。

実際のところ、DVが原因の場合には協議離婚ではなく、代理人を通じた離婚調停や離婚裁判になるケースが多いようです。詳しい手順については「離婚調停(夫婦関係調整調停)とは|流れと費用・進め方を徹底解説」や「離婚裁判の流れ|離婚裁判を進める際の流れと進め方の全手順」をご覧ください。

DVを相談できる場所に助けを求める

DV被害にあった場合は、すぐに相談窓口に問い合わせましょう。各地域の相談所にて「自宅に戻るべきでない」と判断された場合には、DV被害者を守ってくれる住所非公開のシェルターを紹介してもらうことができ、そこに宿泊できます。

そこでは生活に必要なものなども用意されているため、手ぶらで行ったとしても安心です。しかし滞在できる期間は限られているため、シェルターに在中している相談員などと話をしながら、自立する計画を立てていきましょう。

DVで離婚をするために必要な証拠を集める

離婚を成立させるには「配偶者に離婚原因がある」と証明できる客観的な証拠が必要です。DVを受けている際の映像や音声が一番ですが、記録を残していることが相手にバレてしまうと、相手を逆上させる危険があるため、記録する際は細心の注意をはらって行いましょう。

  • 暴力行為や暴言を示す映像、録音、メール

  • 壊れた物品や怪我をした時の写真

  • 物品修理の見積書、傷病に係る医師の診断書

  • 家族や友人等の周囲の人間による証言

  • 日常的な被害を記録した日記・備忘録 など

参考:モラハラ夫の特徴と対策|できるだけ早く離婚する方法とは?

他の証拠としては、今までにあなたが負った被害状況などの詳細を記録した、日記や手帳なども良いでしょう。身体的暴力によって怪我をした場合はその写真を残し、病院に行った際は診断書を保管しておきましょう。

また相手が脅迫してきたメールの文面や、暴力をふるわれた後に散乱した部屋の様子を写真で残しておくことも効果的です。

第三者を間に挟んで話し合う

DVをする相手と離婚する際、正面から話し合おうとする必要はありません。相手を目の前にして「もう一緒に居られない。離婚してください」と正直に言うのは怖いことですし、伝えたところで逆上して危険な目にあうかもしれません。

まずは自分の身を守ることを優先し、相手にする場合は代理人を間に挟みましょう。代理人は家族や友人でも良いのですが、感情に流されることなく法律の面から冷静に話し合いを進めてくれる弁護士がおすすめです。

無料法律相談や費用の立て替えを行っている弁護士事務所なら、費用もかからずに相談できますので、専業主婦の方でも安心して弁護を受けることができます。

警察に被害届を出して味方になってもらう

DVなどの被害を受けた場合、傷やあざなどの比較的軽いケガに留まらず、なかには骨折などの命に関わる大きなケガに発展する可能性もあります。そのような場合は、家庭内の傷害事件として立件できるのですぐに警察に行きましょう。

「大事になりそうでイヤ」「警察にそんな簡単に行っていいのか」と迷うかもしれませんが、全く心配する必要はありません。まずは警察の窓口に電話してみましょう。

必読!DVから速攻で逃げるために有効な方法

DV被害に悩んでいる方は、内閣府が設置している「DV相談ナビ」に連絡しましょう。自宅を飛び出したとしても、地域のシェルターに滞在できるように手続きをしてもらえます。

DVから逃げることは容易ではありません。被害者は複雑な心理により、なかなか行動が移せないケースも珍しくありません。「逃げたらもっとひどいことをされるかもしれない」という恐怖感や、「こんな私じゃどこにいっても誰も助けてくれない」という無力感や、「いつかは元通りになるかもしれない」という期待感などによって自分を縛ってしまいがちです。

しかし自分の身を守れるのは自分だけですし、もし子どもがいる場合には子どもの安全・健全な育成が最優先事項です。自分や子どもの人生を守るため、勇気をもって決断をするのが大切です。

離婚する事になった際の慰謝料の相場

DVによって離婚した場合の慰謝料額は、50〜300万円といわれています。そして慰謝料請求が可能なのは「配偶者の言動によってあなたや子供が肉体的・精神的な苦痛を受けた場合」です。

身体的暴力のDVだけでなく、モラハラであってもその程度によっては慰謝料請求が可能です。

なお慰謝料額は法律では明確に決まっておらず、当事者間の話し合いによって自由に決めることになります。極端な例ではありますが、加害者が大企業の社長などの社会的地位が高い人であれば、1億円を払ってもらうことも可能です。

詳しくは「DVで離婚する場合の慰謝料はいくら?相場と増額する方法」をご覧ください。

DVで離婚する際に気をつけておきたいポイント

ここでは、DVで離婚する際に気をつけておきたいポイントを紹介します。

離婚した後の生活費は支払ってくれるのか?

婚姻生活で築いた財産を分け合わなければなりません。協議離婚と調停離婚の場合は、財産分与や慰謝料の額も話し合う必要があります。

裁判離婚の場合は、当事者が客観的な証拠を元に離婚理由や慰謝料等について主張し、裁判所が最終的な判断をします。慰謝料の額は50~300万円が相場ですが、過酷なDVを断続的に受け続けてきた場合はそれだけ慰謝料が高額になるでしょう。

DV離婚であれば、状況が状況なだけにお金の問題は後回しにして早くに離婚を成立させることもできます。しかし離婚する際に「すべての問題は解決した」と合意してしまった場合、後になって金銭を請求することができなくなってしまうので、合意の対象については十分注意しましょう。

もし子供がいる場合には、離婚後に養育費の請求ができる場合もありますので、気になる方は「【法改正版】養育費の相場と養育費増額の効果的な方法|養育費計算について解説」をご覧ください。

離婚を考えている人が子供と逃げる際の注意点

子供と共に配偶者のDVから逃れるために家を出た場合、注意しなければいけないことは「子供の学校の問題」です。DVからの避難である場合、その期間がどれくらいになるか見通しが立たない場合も多いでしょう。

離婚を決心している場合は、住民票を移して転居することも視野に入れることをオススメします。住民票を移しても通える範囲であれば、学校側と相談の上でそのまま通学することも可能です。

しかし家から逃げ出したことに逆上した配偶者が、学校で子供を待ち伏せることもあり得るため、その点には十分注意しましょう。DVの光景を目の当たりにした子供は心に大きな傷を負ってしまいます。

DV被害は身近な人でも気付かないことが多い

加害者のDVをやめさせる対策としては、本人に「暴力はいけないことだ」と理解させることです。

しかし常習的に暴力をふるう人はなぜ自分がDVしたと責められているのか、などと罪悪感が欠如していたり、罪悪感はあっても自分で自分を抑制できなかったりする場合も多く、この場合には自発的な改善はほぼ望めません。

改善のためには精神科の受診等の専門家の助力が必要ですが、実際のところ受診してもらうことは困難でしょう。なんとか相手に立ち直ってほしい、元に戻って欲しいという想いから、相手の誤りを指摘して是正を促しても、むしろ火に油を注いでしまう可能性もあります。

結論としては、すでにDVが発生してしまっている場合には自分たちだけで解決しようとせず、弁護士や公共機関に頼るのがベストだと言えます(なお相手との関係修復を視野に入れているのであれば、最初から弁護士を立てるよりは公共機関に相談する方がベターです)。

まとめ

DVにはいくつかの種類があり、複雑に組み合わさっている場合もあります。あなたの心身が配偶者の暴力によって傷ついているのであれば、まずは最寄りの相談機関に相談しましょう。

またDVと双璧をなす「モラハラ」も同じように辛い苦痛を伴うものですので、身体的な暴力だけではなく精神的な苦痛を与えてくる夫の場合には「モラハラ夫の特徴と対策|できるだけ早く離婚する方法とは?」をご覧ください。

暴力をふるわれる環境から離れて、これからの生活について考えてみるのもいいでしょう。1人で悩まずに、まずは人に相談することからはじめることをおすすめします。

弁護士があなたの代わりに対応します。

DVで離婚を切り出そうなら、相手がどんな対応をしてくるかわからず、怖いですよね。

事前に弁護士に相談をしておくことで、安全に離婚できる手段を提案してくれます依頼すれば、あなたに代わって相手への対応を行ってくれます。

弁護士費用は決して安価ではありませんが、最初に必要となるのは着手金だけです。財産分与や慰謝料から報酬金を支払うことができます。費用の心配があるなら、それも含めて弁護士にご相談ください

離婚弁護士ナビなら、無料相談を受け付けている弁護士事務所や、19時以降に相談可能な事務所を見つけることができます。

人に知られたくないという方は近隣の地域で相談することもできます。まずは、下記からご相談ください。

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離婚をするときに子供の親権や慰謝料、財産分与などで相手と揉めて、弁護士が必要となったときにかかる費用相場は、内容にもよりますが50~100万円ほどになります。
弁護士費用が払えなくて泣き寝入りすることも…。


  • 相手に親権を渡したくない
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弁護士保険は、法律トラブルで弁護士に依頼したときの費用が補償されます。
離婚トラブルだけでなく、子供のいじめ、労働問題等でも利用することができます。

KL2020・OD・037

この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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編集部

本記事は離婚弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※離婚弁護士ナビに掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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