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DV彼氏の特徴と対処法|診断チェックリスト

P&M法律事務所
林本 悠希
監修記事
DV彼氏の特徴と対処法|診断チェックリスト
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彼氏に殴られたり人格を否定されたりするのはDVです。2020年に内閣府男女共同参画局が行った調査によると、女性の約6人に1人が「彼氏から暴力を振るわれたことがある」と回答しています。

また、交際相手からDVされることをデートDVと呼ぶこともあります。DV彼氏と付き合っていると命に係わる危険もありますが、正常な感覚が麻痺して「DVされている自覚がない」と感じてしまうケースも珍しくありません。

この記事では、DV彼氏のチェックリストやDV彼氏の心理、DV彼氏と別れられない場合に知っておくべきポイントや穏便な別れ方などを解説します。

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  • 法的な視点から、DV彼氏と安全に別れる方法を相談できる
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【種類別】DV彼氏の診断チェックリスト

まずは、自分は彼氏からDVされているのかどうかチェックしましょう。以下のいずれかが該当する場合はDV彼氏の可能性があります。

なお、DVは身体的暴力・精神的暴力・経済的暴力・性的暴力・社会的隔離などに分類されます。以下ではDVの種類について解説します。

身体的暴力

身体的暴力とは、身体に危害を加える行為のことです。叩く・殴る・蹴るなどのほか、物を投げつける行為なども該当します。あまりにも行為がエスカレートした場合、命に係わることもあるでしょう。

精神的暴力

精神的暴力とは、精神的に追い込む行為のことです。容姿を罵る・脅す・大声で怒鳴る・無視するなどの行為が該当し、PTSDなどの精神疾患を患うこともあります。精神的暴力の場合、周りからの被害が分かりにくいという点も特徴です。

経済的暴力

経済的暴力とは、一方的に金銭の負担を強いたり束縛したりする行為のことです。デート費用を毎回支払わせる・高額なプレゼントを買わせる・借金をして返さない・バイトを辞めさせて自由なお金を持たせないなどの行為が該当します。

性的暴力

性的暴力とは、同意なく一方的に性的な行為を働くことです。避妊しない・中絶させる・無理やり性行為を行う・無理やりアダルトビデオを見させる・わいせつな動画を無断で撮るなどの行為が該当します。

社会的隔離

社会的隔離とは、自分のルールに従わせる行為のことです。電話には必ず出るよう命令する・○分以内の返信を義務付ける・メールや電話をチェックする・服装や遊び相手を制限する・自由に外出させないなどの行為が該当します。

DV彼氏とDVされていても好きと思ってしまう被害者の心理

なかにはDVされているにもかかわらず、彼氏が好きで別れられないというケースもあります。ここでは、DV彼氏とDV被害者の心理について解説します。

DVしてくる彼氏の心理

DVしてくる彼氏の心理としては以下の通りです。DV彼氏は感情のコントロールやストレスの発散などが苦手で、ある日突然スイッチが入ってDV彼氏へ変貌することも珍しくありません。

  • 性格の裏表が激しい
  • 嫉妬深く束縛が強い
  • 自分の弱みを見せてくる
  • 自己中心的で思い込みが激しい
  • 自分の非を認めず他人のせいにする

DVされていても好きと思ってしまう被害者の心理

DVされていても好きと思ってしまう被害者の心理として、DV後に優しくされた際に愛情を感じて「いつかDVをやめてくれる」と期待したり、母性本能が働いて「自分が彼氏を更生させる」と思ったりしてしまうケースがあります。

ほかにも、彼氏への愛情を完全には捨てきれず「別れたら後悔するかもしれない」と不安になったり、彼氏に依存するあまり「そもそも別れる方法が思いつかない」という心理状態に陥ったりすることもあるようです。

DV彼氏との別れを決意できない人が知っておくべきこと

DV彼氏との付き合いを続けてしまうと、さらに被害が拡大して取り返しのつかない状況に陥ることもあります。DV彼氏との別れを決意できない人は、以下のポイントを知っておきましょう。

改善は難しくDVはエスカレートしていく傾向がある

DVは、そのまま放置しているとエスカレートしていく傾向があります。はじめのうちは軽く叩かれる程度で済んでいても、次第に暴力が酷くなって骨折してしまったり、首を絞められて命の危機を感じたりすることもあるようです。

精神科クリニックなどではDV治療なども行っており、問題解決のためには早期治療が大切と言われています。しかし、DV加害者のなかにはDVをしている自覚が無い方も多く、その場合は治療を受けさせるのが難しいかもしれません。

客観的に見て異常な事態であることを認識する

DV彼氏と付き合っていると周りが見えなくなり、自分がDVをされていることすら気付かないケースもあります。しかしいくら身近な人間であっても、暴力を振るったり傷付けたりするのは通常ではあり得ないことです。

例えば、彼氏から暴力を振るわれた場合には暴行罪(刑法208条)や傷害罪(刑法204条)が成立する可能性がありますし、暴力や脅迫などによって強引に性交渉をされた場合には強制性交等罪(刑法177条)が成立する可能性があります。

DVはさまざまな犯罪に該当し得る行為であり、客観的に見ると異常な事態であるということを認識しましょう。

万が一子供ができてしまった場合は離れることが余計に困難になる

DV彼氏との間に子供ができてしまった場合、ゆくゆくは子供がDVの標的になる可能性があります。また、彼氏がDVをしている様子を見て、今後の子供の成長に悪影響が生じることもあるかもしれません。

子供への被害を回避するには彼氏と別れるのが最善ですが、1人で育てるには経済力が必要です。もし経済力がない場合、彼氏と別れたくても別れられずに負のループにはまってしまう恐れがあります。

DV彼氏とできるだけ穏便に別れる方法

DV彼氏と別れる際、対応を誤るとDV行為が酷くなったり報復行為に発展したりする可能性もあります。なるべく穏便に別れるためにも、以下の方法を実践しましょう。

電話やメールで別れを告げる

DV彼氏に別れを告げる際は、直接会わない方が安全です。もし同棲している場合は、さりげなく荷物を整理して「両親の具合が悪いから1週間ほど実家に帰る」などと理由をつけて抜け出しましょう。

場合によっては、DV彼氏が友人や知人などに連絡して現在の居場所を特定しようとしてくる可能性もあります。あらかじめ周囲に事情の説明や相談をして、もし彼氏に何か聞かれても教えないように根回ししておくことも大切です。

直接話し合う場合はオープンな場所で第三者を交えて行う

もし「どうしても会って話がしたい」などと言われても、2人きりで会うのは避けましょう。2人きりになってしまうと、逆上して暴力を振るってきたり、あの手この手で引き止めてきたりする恐れがあります。

DV彼氏と直接話し合う場合は自分の友人などに付き添ってもらって、ファミレスや喫茶店などのオープンな場所で会った方が安全です。周囲の目があれば彼氏も好き勝手に動けませんし、万が一の際も横にいる友人に助けてもらえます。

別れた後は連絡先やSNSアカウントを変えて連絡を取らない

DV彼氏と別れた後は、二度と連絡が取れないようにSNSのアカウントなども全て変更しましょう。連絡先などを変えていないと、DV彼氏から「二度と暴力は振るわないからやり直そう」などとしつこく迫られる可能性があります。

また、DV彼氏と付き合うと共依存になることも珍しくありません。共依存とは「お互いに依存し合う関係」のことで、なかには自覚なく相手に依存してしまっているケースもあります。

共依存を完全に断ち切るには時間がかかり、DV彼氏と別れた後もしばらく引きずってしまうこともあるでしょう。その間に彼氏からの連絡が入ったりすると冷静な判断ができなくなる恐れもあるため、一切連絡を取らない方が安全です。

ストーカー行為に発展した場合は警察や弁護士に相談する

DV彼氏の場合、別れてからもしつこく連絡してきたり、勤務先や自宅の前などで待ち伏せしてきたりすることもあるでしょう。そのような場合は、警察や弁護士に相談すればストーカー行為を止めるよう警告してくれます。

なお、ストーカーされていることを主張する際は、できるだけ証拠を集めることも大切です。例えば、メール・通話の履歴、待ち伏せされた・つきまとわれた際の写真や動画、ストーカー行為を記録したメモなどが有効でしょう。

ただし証拠収集するには危険も伴いますので、不安な方は探偵に依頼することをおすすめします。友人や親族に連絡して、いざという時の避難場所を確保しておくのも良いかもしれません。

刑事事件にするのであれば警察に被害届を提出する

警察に被害届を提出すれば、ストーカー被害を受けていることが認知されます。警察は文書警告や禁止命令などで取り締まることもありますが、あまりにも悪質な場合には刑事事件として扱われるでしょう。

ストーカー行為を働くとストーカー規制法違反に当たり、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があります(ストーカー規制法18条)。また、ストーカー行為が発展して暴力や脅迫などを働いた場合は、刑法にて罰せられる可能性があります。

DV彼氏に悩んでいる方の相談先

DV彼氏による被害に遭っている方は、1人で悩まずに相談窓口を利用しましょう。ここでは、DV被害を相談できる窓口について解説します。

警察

DV彼氏による暴力が酷く、痣が残ったり命の危機を感じたりした場合は110番に連絡しましょう。たとえ彼氏でも暴力を振るうのは犯罪行為ですので、暴行罪や傷害罪などが成立する可能性があります。

DV彼氏と別れた後にストーカーされている場合も、警察に相談すれば文書警告や禁止命令などの対応が望めます。また、警察には警察相談専用電話(9110番)も設置されており、緊急性は低いものの相談したい場合は利用しましょう。

弁護士

DV彼氏と別れたい場合は、弁護士に相談するのがおすすめです。DV問題に注力している弁護士であれば、DV彼氏と安全に別れる方法をアドバイスしてもらえるほか、依頼者の代わりに彼氏との関係解消を依頼することもできます。

また、彼氏からDVを受けている場合は慰謝料請求も可能です。その際はDVを受けている証拠などが必要ですが、弁護士であれば証拠収集や請求対応などもサポートしてもらえます。

実際に弁護士を探す際は、当サイト『ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)』がおすすめです。相談内容・相談地域などの条件ごとに弁護士を検索できるほか、無料相談可能な事務所などもありますので、お気軽にご利用ください。

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デートDV110番

デートDV110番とは、デートDVに特化した相談サイトのことです。電話相談・LINE相談・WEB通話相談などが可能で、専門の相談員が無料で対応してくれます(電話相談の場合は通話料が発生します)。

デートDV110番には匿名で相談でき、何度でも相談可能です。「DVなのかどうか自分では分からない」という方でも問題ありませんので、気軽に利用してみると良いでしょう。

DV相談ナビ

DV相談ナビとは、内閣府男女共同参画局が提供しているサービスのことです。「#8008」に電話すれば最寄りの相談機関に自動転送され、専門の相談員が無料で対応してくれます(通話料は発生します)。

また新型コロナウイルス感染症の拡大により、DV相談+の運用も開始しました(2021年4月時点)。DV相談+では電話相談・チャット相談・メール相談などが可能で、面談や同行支援などの支援も受けられます。

よりそいホットライン

よりそいホットラインとは、日常の困りごと・DV・性暴力・被災後の生活など、さまざまな悩みを受け付けている相談窓口のことです。女性支援専門ラインが設置されており、DVについて専門の相談員が無料で対応してくれます。

フリーダイヤルのため通話料はかかりませんので、気軽に利用してみると良いでしょう。基本的には電話相談のみの対応ですが、電話相談が難しい場合はFAXでの相談も可能です。

まとめ

DV彼氏と付き合っていると、正常な感覚が麻痺してしまうことも珍しくありません。DV被害に遭っている方は、DVが異常な行為であることを認識して、今後さらに被害が大きくなる前に別れた方が安全でしょう。

DV彼氏と別れる際は、直接会わずに別れたいという意思を伝えて、別れた後は二度と連絡を取らないことがポイントです。もし彼氏が逆上したりストーカー化したりした場合は、速やかに弁護士や警察などに助けを求めましょう。

DV彼氏から今すぐ解放されたい方へ

DV彼氏から解放されたいけど、穏便に別れられるかな...と悩んでいませんか?

 

結論からいうと、DV問題を解決したい方は弁護士への相談・依頼をおすすめします。

 

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  • 法的な視点から、DV彼氏と安全に別れる方法を相談できる
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この記事の監修者
P&M法律事務所
林本 悠希 (大阪弁護士会)
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本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

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