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公開日:2018.8.6  更新日:2021.1.26

​熟年離婚の相談先一覧とよくある相談|離婚前に考えるべき3つのこと

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
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熟年離婚を考えた場合、あなたは誰に相談しますか?

長く一緒にいれば比例して仲良くなるわけではありません。一緒に生活するうちに、不満が溜まることもあるのです。実際に熟年離婚する人数は以下のように少なくありません。

熟年離婚する夫婦の推移

単純に数字を見ると熟年離婚をした夫婦の数は減っていますが「年に14,000組以上の夫婦が離婚している」と考えると決して少ないとはいえません。調査からは、多くの方が熟年離婚を選択した事実が見えてきます。

さらに、近年では新型コロナウイルスの流行により熟年離婚の相談が増えているそうです。コロナ禍によって熟年離婚件数はさらに増える可能性があります。

しかし、実際に離婚しようか迷っても、本当にその選択が正しいのか不安になりますよね。また、そもそも離婚の方法をよく知らない…といった方も多いでしょう。

離婚はプライベートな問題であるため、どこに相談するべきかを迷うこともあるかもしれません。

ここでは、相談先一覧を紹介すると共に、熟年離婚を考えた場合どのようなことを考える必要があるのか紹介します。

離婚するか迷っているアナタへ

離婚はあなたの今後に関わる大きな判断です。熟年理離婚に関する悩みは、専門家に【無料相談】することができます。

この記事に記載の情報は2021年01月26日時点のものです

相談内容別相談先一覧

ここでは熟年離婚をしたい…と悩んでいる方の状況ごとに相談先を紹介します。

離婚したいかどうか悩んでいる場合

ネットの掲示板

離婚したほうがいいのか、離婚後の生活はどうなのかを知りたい場合はネットの掲示板に相談することもおすすめです。

ネットの掲示板は時に否定的な言葉が多いときもありますが、実際に離婚を経験した人が多いため、経験者の生の声を聞くことが可能です。

また、第三者の話を聞くことで客観的な視点で熟年離婚を捉えることができるでしょう。

女性センター

女性センターとは、都道府県・市町村が設置している女性のための総合施設です。そのため、男性は利用することができませんが、女性が抱える問題について相談を受け付けます。

また、DVを長年受けている場合、このセンターに相談することで、一時避難や解決のための相談をすることが可能です。

熟年離婚を悩んでいる女性の中には、夫からの肉体的な暴力や精神的な暴力に長年悩んでいるという方も少なくありません。それらが日常となり、自覚なくストレスを溜め込んでしまっているパターンもあるでしょう。

女性センターは内閣府が認める女性のための公的な機関です。これぐらいで相談していいのかな…と遠慮せず、些細なことでも相談してみましょう。

関連リンク
女性センター

カウンセリング

離婚を悩んでいるのであればカウンセリングを受けてみるのも1つの方法です。1人でカウンセリングを受けて日ごろの不満を聞いてもらい、どのようにしていけばよいのかを考えてみるのもいいのではないでしょうか。

また、夫婦で受けるカウンセリングもありますので、離婚を迷った場合は2人でカウンセリングを受け、お互いにしっかり話し合うこともおすすめします。

1人で受ける場合は心療内科のカウンセリングや市区町村の役場で定期的に行っている無料のものがおすすめです。

夫婦で受ける場合は夫婦カウンセリングを受け付けているカウンセリングルームをおすすめします。料金や代表的なものは「夫婦カウンセリングのメリットと料金相場|お悩み例・解決例まとめ」をご覧ください。

離婚に関して相談したい

市区町村の相談会

市区長村役場では定期的に離婚についての相談会を行っています。無料の相談会の上、相談相手は弁護士や司法書士の方なので、離婚進め方や、離婚の際の注意点などを教えてもらうことができるでしょう。

あなたの弁護士の無料法律相談に投稿してみる

あなたの弁護士 無料法律相談Q&A」では弁護士の方に無料法律相談を行うことができます

ここでは、過去の相談も見ることができますし、名前も匿名での投稿なので、その後直接勧誘されることも一切ありません。また、離婚問題の解決に注力している弁護士に相談することができますので、的確な返答を得ることができます。

関連リンク
あなたの弁護士

法テラス

法テラスでは同じ案件を3回まで無料で相談することができます。HP上から相談窓口を検索することも可能です。

また、国が運営していることから多くの公的機関や弁護士とのネットワークがありますので、適切な相談場所を案内をしてもらうことができます。

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法テラス

弁護士

離婚には様々な法的なことが関係してきますので、離婚問題に力を入れている弁護士に相談することが問題解決への1番の近道といえるでしょう。

弁護には相談料が必要なところもありますが、無料で相談を受け付けているところもあります。無料相談を積極的に利用し自分とあう弁護士を探しましょう。

離婚弁護士ナビでは、簡単にお近くの弁護士を探すことができます。ぜひご活用ください。

熟年離婚に関する相談内容

熟年離婚について実際の相談内容をご紹介します。

熟年離婚経験者様へ

子供が独立するのをめどに離婚にはどれくらいの諸経費がかかりましたか。

また生活費は税金などどれくらいかかりますか。地方在住です。

(引用:発言小町)

熟年離婚、教えてください

熟年離婚された方って、決定的なことは何でしたか?以前から考えていたのでしょうか?計画的に貯蓄をしていたとか、何か準備されていましたか?

(引用:発言小町)

妻と離婚したい

自分で自分の時間をコントロールできる様になっています。子供も大きくなりましたし、恐らく私に付いてきてくれるでしょう。思い切って中年離婚を妻に切り出して、妻の束縛から自由になりたいのです。皆様どう思われますか。

(引用:発言小町)

熟年離婚をしたい理由

なぜ熟年離婚をしたいのでしょうか。ここでは熟年離婚をしたい理由を紹介します。

相手と長時間家にいるのが苦痛だから

今まで一緒に生活していたと言っても家で顔を合わせる時間はそう多くはなかったはずです。しかし、定年退職に伴い顔を合わせる機会が増加します。

妻の場合、家でだらだらしている夫を見て邪魔だと思ったり、家事について細かく口をだされたりしてストレスが溜まってしまうこともあるでしょう。

夫の場合、妻のわがままや家事をしないなど、働いている間は見えていなかった普段の姿に対しストレスが溜まってしまうことがあります。このように、普段見えなかった部分が見えるようになって苦痛になってしまうことがあるようです。

定年後家にいる夫にうんざり。今まで働いて感謝ですが、生涯現役と思っていた夫が急に退職、いつも家にいて、私はイライラ。ウツや円形はげになった人がまわりにいて、そうならないように、どう暮らしていけばいいか
体力ある夫は山やゴルフを楽しみたいそうです。私は体力ないので一緒は無理。仕事や友達と平日は外に出ていますが、時々疲れて家でゆっくりしたくても、いつもいる夫。優しくしなくてはと思いつつ、つい、ブスっとしてしまいます。このままでは私が病気になりそうです。みながたどっている道なのに、私は辛くて。気持ちが明るくなれません。わがまま承知で、乗り越えた方のお話など聞かせていただきたいです。

引用:Yahoo!知恵袋

子供が独立したから

子供の独立は1つの大きなきっかけで、特に離婚したい理由がなくても子育てがなくなることで離婚を意識する方もいるようです。

子供が成人したら離婚予定のかたはいますか?
そのように考えている方いますか?
主は子供が高校を卒業したあたりで離婚をしたいと考えています。それまでもつかわかりませんが。
浮気や裏切りなど疲れました。
子供やお金。自分のために我慢している方語りませんか?

引用:ガールズちゃんねる

子供がいるという理由で離婚を我慢する人は多く、子供が独立することで一緒にいる必要性がないと思ってしまうのかもしれませんね。

また、仮面夫婦の場合、子供が独立した後も一緒に生活するというのは大きな苦痛になるでしょう。

相手の両親と合わない・介護が苦痛だから

相手の両親と性格が合わないことが熟年離婚を考えるきっかけとなるケースもあるようです。また、義理両親の介護を強要されて離婚を決意するケースもあるようです。

離婚を決意するほど疲れる原因として、義親との関係が悪く義親の介護をしたいと思えない・夫や夫の兄弟姉妹が介護にまったく協力してくれない・貢献してもいたわってもらえないなどがあります。

引用:介護離婚とは?離婚するか迷った際の3つの判断基準まとめ

自分の年齢が高齢になってくるほど介護するという体力を使うことに対して肉体的なストレスにもなります。このような苦痛から逃げようと離婚を考えるのかもしれませんね。

他に好きな人ができたから

他に好きな人ができ、定年退職後、子供が独立した後はその人と新しい人生を歩みたいという場合もあるでしょう。

しかし、このような理由で離婚する場合、先に不倫関係になると慰謝料請求等の問題が発生するので、現在の夫婦関係にきちんと決着を付けてから次のステップに進むようにしましょう。

借金があるから

相手に借金があったり、お金の使い方が荒いということも熟年離婚の理由になり得ます。退職前に老後の生活を考え直し、不安を抱くという方も多いようです。

そのため、借金があったり、お金の使い方が荒いということは老後における1つの不安要素になり、老後金銭で苦労するならと考え、離婚を切り出すきっかけになるかもしれません。

熟年離婚のメリット・デメリット

熟年離婚した際のメリットやデメリットを解説します。

熟年離婚するメリット

自分の好きなように生きられる

何をしても文句を言われない、誰かを気にしなくていいという生活はとても気楽なものです。

離婚して7年目です。

よかったのは、何よりも「自由」を手に入れたこと。

引用:離婚して本当によかった? _ 恋愛・結婚・離婚 _ 発言小町

また、自分の趣味に没頭したり、休日は気をつかわず旅行に行くことができる、自分らしく生きられることは熟年離婚の最大のメリットになるでしょう。

家事のストレスがなくなる

家事によって大きなストレスが発生することもあるでしょう。部屋を清潔に保つために毎日掃除したり、天気に合わせて洗濯物を片付けたりと家事労働に終わりはありません。

相手の食事を用意することに疲れた…という方も多いのではないでしょうか。ただぼーっと食事が提供されることを待つ配偶者をみて、気持ちが冷めてしまったというケースもあるかもしれません。

離婚をするとこのようなストレスが一気に解消するのが大きなメリットになります。

姑問題等がなくなる

熟年離婚することで相手の親族とも縁を切ることができますので、仲が良くなかったり、介護が苦痛だったりした場合はこのような問題がなくなりすっきりするでしょう。

熟年離婚するデメリット

孤独を感じる

愛がなかったなどと言っても長い間他人と生活してきたのに、急に1人になってしまったら孤独感を強く感じます。

また、もっと老いた時、一人で寂しく生活するのを想像できますか?熟年離婚は確かに開放感がありますが、寂しくもあるというのがデメリットです。

まだ時間が経っていないせいもありますが、無性に寂しさを感じてどうしようもない時があります。
特に子供たちの小さい頃の事を思い出したり、一緒に行った場所を通ったりすると、何とも言えない思いがこみ上げてきます。
いろいろ不満があったとはいえ、長い時間を共に過ごした家族を失ってしまったショックが大きすぎて・・・・・、物事に集中しきれない感じです。
引用:4月に離婚しました。時々、無性に寂しいです・・・・・ _ 恋愛・結婚・離婚 _ 発言小町

世間体が気になる

長く連れ添った人と離婚すると世間にどう言われるか気になる方もいるでしょう。50歳前後で離婚するとなると、DVや浮気をしていたなどの理由がない限り何故離婚したのか、我慢できたことではないのかなど好意的に受け止められづらくなるかもしれません。

また、わがまま・辛抱できない人などと言う印象を持たれてしまう可能性もあるかもしれません。

子供に迷惑をかける

子供が独立したからといっても、完全に迷惑をかけないという訳ではありません。離婚したことに子供がショックを受けることもあれば、結婚しにくくなることもあるかもしれません。

離婚は夫婦間の問題ではありますが、子供にも一度相談することをおすすめします。

経済的な不安がある

お金がしっかりある場合は離婚後も心配いりませんが、収入がなかった場合は月々の年金や離婚時のお金だけで生活していけるのかしっかり把握しておかなければいけません。

また、老後病気になった場合のお金や介護のお金なども自分で用意する必要がありますので、金銭的な不安を抱えることになるかもしれません。

熟年離婚する際に考えるべき3つのこと

熟年離婚する際は以下のようなことをしっかり考えてから離婚をしましょう。

金銭的なこと

金銭的なことをしっかり考えましょう。毎月の費用は以下のような金額が相場としてかかってきます。

内容 金額

家賃

50,000円

水道・光熱費

13,000円(参考:家計調査年報)

食費

36,000円(参考:家計調査年報)

電話代

1,450円参考:NTT東日本)

被服費

5,000円(参考:家計調査年報)

生活日用品

3,000円(参考:家計調査年報)

テレビ視聴料

1,080円(参考:ひかりTV)

医療費

9,000円(参考:家計調査年報)

教養娯楽費

15,000円(参考:家計調査年報)

交際費

18,000円(参考:家計調査年報)

合計

106,530

1ヶ月で約10万円が必要になり1年間では約120万円が生活費としてかかります。離婚時に100万円をもらった場合、1年しかしのげないことになるのです。

このように、離婚前に必要なものは数字に出してどのくらいのお金が必要になるのか考える必要があります。

働くこと

熟年離婚を選択する場合、働くことを考えなければいけません。シニアからの働けるバイトも最近は増え、仕事の条件に細かい注文を付けなければ、十分に働くことは可能です。

しかし、体力や経験には個人差があります。そのため、資格があれば有利になる可能性は高いのですが、必須ではありませんので、固執しすぎて働くタイミングを逃してしまったなどとならないようにすることが大切です。

1人で生活するということ

1人で生活するということは、家事を全て自分で行わなければいけないということです。他にも、お金の管理や様々な手続きも自分で行わなくてはいけなくなります。

1人で生活するためのスキルがないと生活が破綻する可能性もあるかもしれません。

まとめ

熟年離婚には精神的に楽になる、自由になれるという最大のメリットがありますが、金銭的な不安を抱えることになる等のデメリットもあります。少しでも不安を感じるようでしたら、もう1度離婚や夫婦生活について考え直してみることが必要です。

熟年離婚について前向きに検討したい場合には、弁護士に相談することで円滑に手続きを進めることができるでしょう。

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離婚をするときに子供の親権や慰謝料、財産分与などで相手と揉めて、弁護士が必要となったときにかかる費用相場は、内容にもよりますが50~100万円ほどになります。
弁護士費用が払えなくて泣き寝入りすることも…。


  • 相手に親権を渡したくない
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弁護士保険は、法律トラブルで弁護士に依頼したときの費用が補償されます。
離婚トラブルだけでなく、子供のいじめ、労働問題等でも利用することができます。

KL2020・OD・037

この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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