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熟年離婚のメリット・デメリットとは?後悔しないために重要なのは…?
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熟年離婚のメリット・デメリットとは?後悔しないために重要なのは…?

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士
監修記事
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熟年離婚とは、中年に差し掛かった頃に離婚することだと、多くの方は認知しているのではないでしょうか。

 

熟年離婚に明確な定義はないようですが、20年以上連れ添った夫婦が離婚することだと言われています。

 

厚生労働省が公表している2017年の「人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、2017年に離婚した21万組のうち、熟年離婚に該当したのは19%でした。

 

【参考】厚生労働省|平成29年(2017)人口動態統計月報年計(概数)の概況

 

熟年離婚は2005年の約4万件を境に、年々減少していますが、離婚した夫婦の約20%が熟年であると考えれば決して少ないとも言い切れません。

 

この記事をご覧になっている方の中にも、「熟年離婚をしたい」とお考えの方がいるのではないでしょうか。

 

この記事では、熟年離婚のメリット・デメリット、熟年離婚で後悔しないために重要なことについてご紹介します。

熟年離婚で後悔しないためには弁護士への相談が有効

離婚問題を扱った経験のある弁護士なら、財産分与・慰謝料を増額できる可能性があります。

こちらから無料相談が可能な弁護士事務所を見つけることができます。熟年離婚で後悔しないためにも、まずご相談ください。

 

熟年離婚のメリット

ここでは、熟年離婚のメリットについてご紹介します。

 

1:残りの人生ストレスなく自分らしく生きることができる

熟年離婚のメリットの一つは、残りの人生ストレスなく自分らしく生きることができるという点です。

 

人生も折り返し地点にきて、見つめ直したときに、この先も嫌な相手と余生を送りたくないと思った方が、熟年離婚を選択しているようです。

 

私も同じ年齢ですが、まだまだ恋愛が出来てこれからが人生楽しいって感じです。私の友人でも50代で楽しく恋愛しています。

これからまだ30年以上あろうかという人生をくら~~~い意識で生活するなんて我慢出来ます?すでに精神的に死んでません?

 

この年齢だからこそ今後は楽しく自由に過ごしたいと思う。私も40代で別居、離婚しましたが現在が彼と子供達と一緒に生活しとても

楽しい毎日です。50歳になれば子供も成人するので2人で世界中旅行しようと計画をたてているところです。

 

出会いも人生も鏡です。トピ主さんのそのままの性格、感情、気持ちの持ちようが人生を変えると思います。

前向きに積極的に明るく楽しく!!!残りの人生を楽しもうじゃないですか。

引用元:発言小町|熟年離婚後の人生、幸せですか?

 

中にはこのように、熟年離婚後に、今まで以上に充実した生活を送っている人もいます。

 

また、生活だけでなく、恋愛をする自由もありますので、別れた配偶者よりいい相手と再婚できたという事例もあります。

 

 

2:相手や相手の親の介護をしなくてすむ

熟年離婚のメリットの2つ目は、相手や相手の親の介護をしなくてすむ点です。

 

 

結婚生活の中で、相手に対する積もり積もった感情があれば、そのように考えて離婚する方もいるのではないでしょうか。

 

相手の親にまで、小言を言われ続ければ、介護の問題に生じる前に離婚したいと思うのも無理はありません。

 

3:相手の親族とも縁を切れる

熟年離婚のメリットは、別れたい相手と縁を切れるだけでなく、相手の親族とも縁を切ることができる点です。お墓も別になるので、死後も一緒にいなくて済みます。

 

ここまでは熟年離婚のメリットについてご紹介しました。次項では熟年離婚のデメリットについてご紹介します。

 

熟年離婚のデメリット

ここでは、熟年離婚のデメリットについてご紹介します。

 

1:生活が苦しくなる可能性がある

 

母はアパート暮らしで年金だけの生活では苦しい為、69歳になった今も

働いていますよ。

できるだけ子供には迷惑をかけたくない、働けるうちは働いていた方が気が紛れて

良いと言いますが、そんな働きづめの人生も見ていて複雑な感じです。

一部抜粋:発言小町|熟年離婚後の人生、幸せですか?

 

熟年離婚で大きなデメリットの一つが、生活が苦しくなる可能性があることです。

 

結婚していても、老後の金銭的な不安は残ります。例えば、自分が何歳まで生きるかわからないうえに、ケガや病気で長期入院したり、老人ホームに入居してかかる金額など、考えればキリはありません。

 

収入が年金だけになる老後を、離婚して一人で過ごすとなるとなおさらです。財産分与や慰謝料をもらえたとしても、もとの財産が少なければ、もらえる金額はもっと少なくなってしまいます。

 

年金分割をして年金をもらえたとしても、配偶者が亡くなった場合にもらえる遺族年金も支給はされません。

 

2:何かあっても頼れる人がいなくなる

 

 

熟年離婚で金銭的な不安がなかったとしても、頼れる人がいなくなるデメリットは残ります。

 

例えば、近隣での付き合いや、お子さんが近所に住んでいれば、ケガや病気など何かあった際に頼ることもできるかもしれません。

 

しかし、近所の付き合いがあっても、ふとしたタイミングで孤独死してしまうといった不安は拭えません。

 

もっとも、長年連れ添った配偶者であっても頼りにならない可能性は大いにあります。

 

3:子供に迷惑がかかる可能性がある

 

離婚して大正解、後悔はないようですが、年金が少なく、自活できません。

私が7万円、妹が5万円仕送りして生活しています。

はっきり言って私も給料高くなく独身なので、自分の今後が不安です。

親の離婚は反対しませんが、経済的に不安で我慢できる程度ならしないほうがよろしいのでは。

引用元:発言小町|熟年離婚後の人生、幸せですか?

 

老後への不安や病気をしたときのお世話、夫婦であればお互いに助け合ってくれるであろうこれらの面倒二人分がぜーんぶ子どもにかかってきます。

かかる時間もお金もかなりのものです。これらの負担のために、わたしは我が子を持つことをためらっています。

 

中略

 

あなたが選んで結婚した旦那様、あなたの責任で教育するなり面倒見るなりしてほしいです。

一部抜粋:発言小町|熟年離婚

 

子供が幼いうちの離婚は、子供の心にいい影響を与えないことはよく知られています。お子さんが小さいからといって、離婚を我慢する方もいるのではないでしょうか。

 

しかし、熟年離婚も実はお子さんの人生に影響を与えることがあります。上記の事例のように、夫婦で助け合っていたことが、お子さんたちに降りかかることになります。

 

金銭的な問題で、親に仕送りを続けたり、自分が子供を産むことを諦めなければならなくなってしまいます。お孫さんがいるのであれば、介護も期待はできません。

 

4:孤独な生活が待っているかもしれない

 

そんな母ももう69歳。

最近は足腰が弱って遠出するような気力もなくなり、しきりと1人暮らしの

不安・寂しさをもらすようになりました。

そうかと言って、私も結婚して遠方に住んでおり、同居も難しく、

頻繁に帰ってやるわけにもいかず、という状況です。

一部抜粋:発言小町|熟年離婚後の人生、幸せですか?

 

熟年離婚して後悔した理由の一つに挙げたのが、孤独感でした。

 

孤独感を感じないためにも、友人や知人と交流する機会を増やして、いざ熟年離婚をしてもご自身の居場所があるようにしておきましょう。

 

そうすることで、仮に熟年離婚して、長年連れ添ったパートナーと別れて生活をしても、感じる孤独感は軽減されるでしょう。

一部抜粋:Yahoo!知恵袋|熟年離婚または別居されている方に伺います。

 

熟年離婚後に家族以外と付き合いがなければ、孤独な老後が待っていることになります。

 

離婚して数年は嫌な相手と離れられたと清々するかもしれません。しかし数年もして、仕事を退職して、社会とのつながりを失ったり、健康面などの不安が出てくれば、より一層孤独を感じるようになるでしょう。

 

そうならないためにも、離婚後は地域社会に所属するなどしたほうがよいでしょう。

 

5:財産分与が大きなトラブルになりやすい

 

離婚後に金銭的な不安を解消するために不可欠なのが、財産分与です。

 

妻の立場から考えれば、離婚後の金銭的な不安を少なくしておきたいですし、夫の立場から考えれば、自分が稼いできた財産を妻に渡したくないと考えるでしょう。

 

そのため、熟年離婚では、財産分与を巡るトラブルが多くなっています。例えば、相手にわからないように、財産を別の口座に移してしまったり、不動産を勝手に処分してしまったり…。

 

当事者同士で交渉を行えば、冷静に交渉できないどころか、勝手に財産を取られてしまう恐れがあります。

 

こういったケースでは、離婚訴訟などに発展して長期化、泥沼化してしまう前に、弁護士に依頼したほうが賢明です。

 

熟年離婚で後悔するケースはお金がらみが多い

 

熟年まで待てず早々に離婚してしまった失敗談をお話ししますと…ヘソクリは絶対に貯めててください!!財産分与では旦那さんがよほど器の大きい人でない限り本当に折半!折半!!折半!!!です。離婚調停をした私ですが結婚前からの通帳全て裁判所に提出させられ、むしろ本来、私が取るべき財産まで折半対象にさせられ揉めに揉めました。そうならない為にも隠し金は絶対に必要です。現金で持つか誰かに預けてください。この世の中、正直お金です。私はこれっぽっちのヘソクリしか無かったのでもっと計画的に離婚すれば良かったと後悔しまくりです。

引用元:Yahoo!知恵袋|熟年離婚計画者のかた、教えてください。

 

熟年離婚のデメリットには、さまざまなものがあります。やはり一番後悔するケースがお金ではないでしょうか。

 

熟年離婚後の心配や不安は、お金、孤独、健康面に集約されるかと思います。

 

熟年離婚後の孤独は、友人を作ったり、地域社会に所属したり、ボランティアをすることでいくらか解消できます。

 

しかし、金銭面・健康面の不安は、お金がなければなかなか消せません。例えば、健康を損なった場合、頼れるのはお金しかありません。

 

健康をお金で買うことはできませんが、お金があれば、どの程度入院するのかわからなくても、金銭的な心配は減らせるでしょう。

 

認知症になってしまったとしても、お金があれば老人ホームに入居することができます。

 

もちろん、ご自身が納得したうえでの離婚であることや、精神的なタフさも必要となってはきます。

 

離婚後に金銭的な不安がない人であれば、離婚をしてもうまくやっていけるのではないでしょうか。

 

熟年離婚は準備が重要

熟年離婚は一時ブームになりました。嫌な相手なら離婚すればいいんだと思って離婚を実行した人もいるかもしれません。

 

しかし、事前の準備なく感情だけで離婚してしまえば、離婚後必ず後悔することになります。

 

熟年離婚を計画しているのであれば、以下の準備が重要です。

 

  1. 離婚後の生活費を綿密に計算すること
  2. 少しでも金銭的負担を軽減するために仕事に就いておくこと
  3. 結婚生活で貯めた財産をしっかりと把握しておくこと
  4. もらえる年金の具体的な金額を確認しておくこと
  5. 少しでも財産分与・慰謝料を増額し、疲弊することなくスムーズに離婚するために、弁護士に相談しておくこと
  6. 離婚後の生活のために、目標ややりたいことを考えておくこと

 

知識なく、感情のおもむくままに離婚すれば、「実は財産分与が少なく生活が苦しい」「年金分割の手続きをしなかったために年金がもらえない」といったことが起き得ます。

 

【関連記事】

熟年離婚は準備が全て!|女性・専業主婦・男性が後悔しない準備とは?

 

まとめ

熟年離婚は、「残りの人生、自分らしく生きる」と言われれば聞こえがよく、一見メリットしかないように感じられます。

 

離婚をすれば、嫌な相手と縁を切ることはできますが、人間勝手なもので、多かれ少なかれ今度は熟年離婚のデメリットを感じるようになります。

 

熟年離婚後の金銭的・健康的な問題は、恐らく誰もが直面するもので、避けることはできません。

 

しかし、計画的に離婚してお金に困らないのと、感情的に離婚してお金に困るのとでは、結果も違ってくるでしょう。

 

「嫌な相手だったけど、こんなに苦労するなら離婚しなければよかった…」なんて後悔しないためにも、しっかりと準備をしておいてくださいね。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤康二 弁護士 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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