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「熟年離婚とは、中年にさしかかった頃に離婚することだ」と、多くの方は認知しているのではないでしょうか。
熟年離婚に明確な定義はありませんが、一般的には「20年以上連れ添った夫婦が離婚すること」と言われています。
厚生労働省が公表している2022年の「人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、2022年に離婚した約18万組のうち、熟年離婚に該当するのは約3万9,000組で、全体の約23%を占めています。
本記事を見ている方の中にも、「熟年離婚をしたい」と考えている方がいるのではないでしょうか。
本記事では、熟年離婚のメリット・デメリット、熟年離婚をして後悔しないためのポイントなどを解説します。
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離婚検討時には様々な不安があります。
その中でも最も多いのが「離婚後の収入やお金の不安」です。
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ここでは、熟年離婚のメリットについて紹介します。
熟年離婚のメリットのひとつは、残りの人生をストレスなく自分らしく生きることができるという点です。
人生も折り返し地点にきて、見つめ直したときに、「この先も嫌な相手と余生を送りたくない」と思った方が熟年離婚を選択しているようです。
私も同じ年齢ですが、まだまだ恋愛が出来てこれからが人生楽しいって感じです。私の友人でも50代で楽しく恋愛しています。
これからまだ30年以上あろうかという人生をくら~~~い意識で生活するなんて我慢出来ます?すでに精神的に死んでません?
この年齢だからこそ今後は楽しく自由に過ごしたいと思う。私も40代で別居、離婚しましたが現在が彼と子供達と一緒に生活しとても
楽しい毎日です。50歳になれば子供も成人するので2人で世界中旅行しようと計画をたてているところです。
出会いも人生も鏡です。トピ主さんのそのままの性格、感情、気持ちの持ちようが人生を変えると思います。
前向きに積極的に明るく楽しく!!!残りの人生を楽しもうじゃないですか。
なかには、このように熟年離婚後に今まで以上に充実した生活を送っている人もいます。
また、生活の自由だけでなく、恋愛をする自由もあるので、別れた配偶者よりも良い相手と再婚できたという事例もあります。
熟年離婚して70歳で再婚した人の話聞いてたんだけど、旦那さんと手を繋いで寝る時が一番幸せって言ってて心の底から羨ましくてため息でた
— dp (@anurah928) 2017年2月16日
次の熟年離婚のメリットは、相手や相手の親の介護をしなくてすむという点です。
私、このままでは旦那の両親の介護は無理だな。ってか絶対嫌。看護職の私ですがそれとこれとは別。周囲になんと言われても介護はしない。まぁ、その前に熟年離婚狙ってますけど…。
— ヨッシー (@yoshino413jp) 2013年9月17日
結婚生活の中で、相手に対する積もり積もった不満などがあれば、そのように考えて離婚する方もいるのではないでしょうか。
相手の親にまで小言を言われ続けたりすれば、「介護の問題が生じる前に離婚したい」と思うのも無理はありません。
次の熟年離婚のメリットは、別れたい相手と縁を切れるだけでなく、相手の親族とも縁を切れるという点です。
お墓も別々になるので、死後も一緒にならずに済みます。
ここでは、熟年離婚のデメリットについて紹介します。
母はアパート暮らしで年金だけの生活では苦しい為、69歳になった今も
働いていますよ。
できるだけ子供には迷惑をかけたくない、働けるうちは働いていた方が気が紛れて
良いと言いますが、そんな働きづめの人生も見ていて複雑な感じです。
熟年離婚の大きなデメリットのひとつが、生活が苦しくなる可能性があるということです。
たとえ結婚していても、老後の金銭的な不安は残ります。
たとえば、けがや病気で長期入院する際の入院費用や老人ホームに入居する際の費用など、考えればキリがありません。
収入が年金だけになる老後を離婚して一人で過ごすとなると、なおさらです。
離婚時に財産分与や慰謝料を受け取れたとしても、それだけでずっとやりくりするのは困難ですし、離婚後に配偶者が亡くなった際も遺族年金は原則もらえません。
今日、実母が思ってた以上にメンタル面で不安定だと痛感。。もともとネガティブ思考の人。それでも気は強くて。ダメなギャンブル好きな実父に40年も耐えて熟年離婚した。震災を境に一気に不安が増したらしく。。息子は海外勤務、娘はハンディある子を抱えてる、頼れない。。となるらしく。
— けゆぽん (@ayabun0529) 2011年11月28日
熟年離婚で金銭的な不安がなかったとしても、いざというときに頼れる人がいなくなるというデメリットは残ります。
たとえば、近隣での付き合いがあったり、子どもが近所に住んでいたりすれば、けがや病気などをした際に頼ることもできるかもしれません。
しかし、たとえ近所の付き合いなどがあっても、ふとしたタイミングで孤独死してしまうといった不安は拭えません。
もっとも、長年連れ添った配偶者であっても頼りにならないという可能性は大いにあります。
離婚して大正解、後悔はないようですが、年金が少なく、自活できません。
私が7万円、妹が5万円仕送りして生活しています。
はっきり言って私も給料高くなく独身なので、自分の今後が不安です。
親の離婚は反対しませんが、経済的に不安で我慢できる程度ならしないほうがよろしいのでは。
わたしの親も熟年離婚しました。
理不尽に感じる部分もあるかとは思いますが、子ども側の本音も聞いてください。
両親が離婚するということは、父親と母親が老後の体が弱っていく時期に相互扶助をしてくれなくなるということ、すなわち子どもが父親母親の双方を別個に面倒をみなければならなくなるということです。
あなたは夫との縁を切ってさっぱりできるかもしれませんが、親子の縁はそう簡単には切れません。
ましてや独立するまで養ってもらった恩があればなおさら。
老後への不安や病気をしたときのお世話、夫婦であればお互いに助け合ってくれるであろうこれらの面倒二人分がぜーんぶ子どもにかかってきます。
かかる時間もお金もかなりのものです。これらの負担のために、わたしは我が子を持つことをためらっています。
引用元:発言小町|熟年離婚
特に子どもが幼いうちの離婚は、子どもに対して大きな影響を及ぼす可能性があります。
「まだ子どもが小さいから」という理由で、離婚を我慢する方もいるのではないでしょうか。
しかし、子どもが自立してから熟年離婚する場合も、子どもの人生に大きな影響を及ぼすことがあります。
上記の事例のように、これまでは夫婦で助け合っていたことが、離婚後は子ども達に降りかかる可能性があります。
なかには子どもが親に仕送りを続けなければならず、金銭的な事情で子どもを産むことを諦めてしまうこともあるでしょう。
母親が58才のときに離婚しました。
父親とはその後音信不通です。
離婚して6~7年は「せいせいした」と言って、そりゃあ生き生きして
いましたよ。
働いたお金を貯めては、あちこち旅行に行って楽しそうにして
いました。
ですが、そんな母ももう69歳。
最近は足腰が弱って遠出するような気力もなくなり、しきりと1人暮らしの
不安・寂しさをもらすようになりました。
そうかと言って、私も結婚して遠方に住んでおり、同居も難しく、
頻繁に帰ってやるわけにもいかず、という状況です。
また、母はアパート暮らしで年金だけの生活では苦しい為、69歳になった今も
働いていますよ。
できるだけ子供には迷惑をかけたくない、働けるうちは働いていた方が気が紛れて
良いと言いますが、そんな働きづめの人生も見ていて複雑な感じです。
熟年離婚して後悔した理由の一つに挙げたのが、孤独感でした。
孤独感を感じないためにも、友人や知人と交流する機会を増やして、いざ熟年離婚をしてもご自身の居場所があるようにしておきましょう。
そうすることで、仮に熟年離婚して、長年連れ添ったパートナーと別れて生活をしても、感じる孤独感は軽減されるでしょう。
また、熟年離婚をして、離婚後の生活をするのにお金が足りないということが少なくありません。
そのため、熟年離婚をしようとお考えの方は、今後ご自身が誰にも頼らずに一人で生活できるように、しっかりお金を貯めておくようにしましょう。
熟年離婚後に家族以外との付き合いがなければ、孤独な老後が待っています。
離婚して数年程度は「嫌な相手と離れられた」と清々するかもしれません。
しかし、仕事を辞めて社会とのつながりを失ったり、健康面などの不安が出てきたりすると、より一層孤独を感じるようになるでしょう。
そうならないためにも、離婚後は地域の集まりやボランティアに参加するなどの対策を考えましょう。
あとはワイの祖母のように熟年離婚したものの、過去の金銭トラブルから妻側有責とされ財産分与が受けられなかった高齢女性の晩年はほんと悲惨だからね。
— ((☛(てぐ‿のる)☚))®@だるおも (@Tegno_2358) 2016年10月18日
離婚後の金銭的な不安を解消するために必要不可欠なのが、財産分与です。
妻の立場から考えれば、できるだけ多くの財産を受け取っておきたいでしょうし、夫の立場から考えれば、自分が稼いできた財産を妻に渡したくないと考えるでしょう。
そのため、熟年離婚では、財産分与を巡るトラブルが発生することもあります。
一例としては、相手にわからないように財産を別の口座に移したり、不動産を勝手に処分したりなどがあります。
当事者同士で交渉をすると、冷静に交渉できないどころか、勝手に財産を取られてしまう恐れもあります。
離婚訴訟などに発展して長期化・泥沼化するような事態を避けるためにも、弁護士に依頼したほうが賢明です。
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熟年まで待てず早々に離婚してしまった失敗談をお話ししますと…ヘソクリは絶対に貯めててください!!財産分与では旦那さんがよほど器の大きい人でない限り本当に折半!折半!!折半!!!です。離婚調停をした私ですが結婚前からの通帳全て裁判所に提出させられ、むしろ本来、私が取るべき財産まで折半対象にさせられ揉めに揉めました。そうならない為にも隠し金は絶対に必要です。現金で持つか誰かに預けてください。この世の中、正直お金です。私はこれっぽっちのヘソクリしか無かったのでもっと計画的に離婚すれば良かったと後悔しまくりです。
熟年離婚のデメリットはさまざまありますが、多くの方が後悔するのはお金関係ではないでしょうか。
熟年離婚後の心配や不安は、金銭面・孤独感・健康面などが大半でしょう。
熟年離婚後の孤独感は、友人を作ったり地域の集まりに参加したり、ボランティアをしたりすることでいくらかは解消できます。
しかし、金銭面・健康面の不安はなかなか解消できません。
たとえば、健康を損なった場合に頼れるのはお金しかありません。
健康をお金で買うことはできませんが、お金があればどの程度入院するのかわからなくても、金銭的な不安は減らせるでしょう。
もし認知症になってしまったとしても、お金があれば老人ホームに入居できます。
熟年離婚後の金銭的な不安がそれほどない人であれば、熟年離婚をしてもうまくやっていけるのではないでしょうか。
熟年離婚は一時ブームになりました。
「嫌な相手なら離婚すればいいんだ」と思って、熟年離婚を実行した人もいるかもしれません。
しかし、事前の準備なく感情に任せて離婚してしまうと、後悔することになる恐れがあります。
熟年離婚を考えているのであれば、以下の準備が必要です。
十分な知識もなく勢いだけで離婚すると「財産分与の際に思っていたほどもらえず、生活が苦しい」「年金分割の手続きをしなかったために年金がもらえない」といったことが起こり得ます。
「熟年離婚をすれば残りの人生を自分らしく生きられる」と聞くと、メリットしかないようにも感じます。
たしかに、熟年離婚をすれば嫌な相手と縁を切ることはできますが、多かれ少なかれ今度は熟年離婚のデメリットも感じるようになります。
熟年離婚後の金銭面・健康面などの問題は、基本的に誰もが直面するもので避けることはできません。
「嫌な相手だったけど、こんなに苦労するなら離婚しなければよかった…」などと後悔しないためにも、しっかりと準備をしておきましょう。
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