名門青山学院大学を卒業後、弁護士になられた木谷弁護士。一見エリート街道を歩んできたように見える木谷弁護士ですが、学生時代はあまり勉強には励んではいない方だったのだったのだとか…。しかし、一念発起し臨んだ大学受験に合格したことで「不可能なことも「絶対」とは言い切れない」いう自信に変わったんだそう。
数ある職業の中から、なぜ弁護士を目指されたのか?木谷先生が弁護士になった理由や、それまでの経緯、現在の業務についてインタビューをしてきました!
一歩踏み出すのはご依頼者本人。弁護士である自分はその伴走者にありたい。
――先生は大学卒業後、どういった経緯で弁護士になられましたか?
青山学院大学を卒業したのち、法科大学院に進学後、司法試験に合格し晴れて弁護士になりました。最初は東京都内の大手法律事務所に入所し、5年弱勤務しましたね。
当事務所を開設したのは2016年です。
――これまで対応されてきた弁護士業務のなかで、どういった案件を中心に取り扱ってきましたか?
都内の法律事務所に勤務してからは、いろいろな案件を担当しましたが、法人個人を問わず債務整理を扱うことが多かったように感じます。もちろん、離婚や相続などの民事事件の対応もさせていただきました。
――ちなみに、これまで対応されてきた案件のなかで、なにか印象的なエピソードはございますか?
大切なお子さまが絡む事件で、父親側からのご相談を受けた案件ですね。
最善の手を尽くして争いましたが、結果は残念ながら、ご相談者さまの希望どおりとはなりませんでした。しかしそのときに、ご依頼者様から「この結果に対しては許せないし納得もできないけれど、一緒に戦ったのが先生で良かった」とおっしゃっていただいたことがあります。
――木谷先生の真摯な対応が、ご依頼者の方にも伝わったのだと思います。
ただ、ご依頼者様の言葉によって、私はさらに、自分の無力さや法律の理不尽さを痛感しました。
しかし、その言葉をかけていただいたことで、ご依頼者様のご希望を弁護士がすべて解決できることなどありえないけれども、だからこそ弁護士の力量により結果が左右される事案では、必ずご依頼者様に利益・結果をもたらせるだけの力量を備えていなければならないと肝に銘じましたね。
――現状に満足せず「もっと力量をつけなければ」と向上意欲を持たれる姿勢、尊敬します。
そのほかにも、わたしのおかげで一歩を踏み出す勇気が持てたと、ご相談者さまからおっしゃっていただけたことがありました。そのように感謝していただけると、この仕事をやっていて良かったと思えます。
それと同時に、あくまでわたしは踏み出す勇気を与えるだけであって、一歩踏み出すのはご本人であることも再認識しますね。
わたしたち弁護士は、あくまで伴走者なのです。ご依頼者自身の立場にはなれません。だからこそ、同じ気持ちや考えを共有できるよう、しっかりと寄り添うことは大切だと思っています。
「自分を試したい」司法試験を受けた理由
――木谷先生が弁護士を目指されたきっかけをお伺いしたいです。
「自分を試したかった」というところが大きいです。
実は私、中学生・高校生のころは、わりかしやんちゃな方というか…。正直、ほとんど勉強しないまま高校3年生の秋を迎えてしまって。夏休みが明けたらみんな進路が決まっていて、あの時は本当に焦りました (笑)
――え!意外です!しかし、そこから就職などは視野に入れず、進学を目指されたんですね。
そうですね。いつか必ず社会に出て働くのだから、それならば勉強をしたい、なにか学びたいと思いまして。専門学校も考えたのですが、1つの専門性を高めるより、一度幅広い分野で学び選択肢を増やしたいと思い、大学進学を考えました。
家族も応援してくれていたので、そのことは本当に励みになりましたね。
とはいえ世の中そんなに甘くはなくて…(笑)そこから1年間浪人しました。
ですが本気で勉強して、大学に合格したんです。
合格したときは、家族みんなが喜んでくれて、自分も本当に嬉しかった。
そのことは成功体験というか、1つ、大きな自信に繋がりました。
そこで、大学生になってから就職を決めるときに、最難関と言われる司法試験に挑戦することで自分の力を試そうと思ったんです。
――木谷先生の向上心の高さは、学生時代からご健在だったんですね…!
結果、6年かかりましたが、司法試験にも合格することができました。司法試験受験を通じて、なんでも出来るという自信までは得てはいませんが、少なくとも絶対に不可能なことはないと思えるようになりましたね!
――正直、エリート街道を歩んできたとばかり…。ちなみに、大学時代はどういった学生さんだったんでしょう。何かアルバイトやお仕事はされていたんですか?
いや、普通の学生でしたね。
アルバイトや派遣で、引っ越し業者や、弁当・パンの工場などさまざまな仕事をしていました。学生時代はお金がなかったので、アルバイトにも一生懸命でしたよ(笑) ただ、そのおかげで働くことの大変さも喜びも実感できていい経験でした。
ご依頼者と向き合う時は100%で!
――先程、弁護士になられてからの業務内容についてお伺いしましたが、弁護士として働く上での心構えや、大切にされていることがございましたらお伺いしたいです。
「ご相談者を第一に考えること」ですね。それこそ、100%の力で向き合いたいと思っています。
以前、わたしは都内の大手法律事務所に勤務していたのですが、そのときに感じていたのは「全体的に悪くない対応はできていても、これが100%ではない」ということです。
70点は超えているけれど、100点にいくことがないと言いますか…。
大きな事務所であるからこそいろいろな方と触れ合うことが出来ますが、1つ1つの案件に100%の力を注いでしまうと他が回らなくなってしまう…というジレンマがありました。
――多くの方と向き合うからこそのジレンマですか…。
なので、当事務所を開いてから、ご相談者様ひとりひとりに対して100点の対応になるように努めております。
私個人としても、不安を抱えていたご相談者様が笑顔になって帰っていくのを見られることが、この仕事の大きなやりがいでもあるんですよね。
仕事以外の時間では子育てに奮闘中
――お仕事に関しての質問は一旦ここで控えさせて頂いて、ここからはプライベートな内容を伺っていきますが、休日は何をして過ごされていますか?
どちらかというと、いまは仕事と子育てが生活の中心です。
妻も弁護士として働いているので、家事と育児は分担しています。小さい子どもが2人いるので、お風呂に入れたり、寝かせたり、ご飯を食べさせたり、保育園の送り迎えをしたり…など、あまり趣味らしい趣味に割く時間はないですね(笑)
――お仕事と合わせ、子育てにも奮闘中なのですね!(笑)
でも、自然と疲れないんですよ(笑) 子どもが与えてくれるパワーはすごいのだと思います。
子どもを育てることで、人生の価値観が大きく変わったと感じています。子育てをしながら、わたしも一緒に成長させてもらっている気がしますし、子育てを通して自分の足りなかったところを再認識できていると感じるのです。
「自分の親もこのような気持ちだったのかな」などと考えながら、自分の幼少期のおさらいのような気持ちで育児に取り組んでいます。
弁護士の都合ではなく、ご相談者が来やすい立地に
――開業の際、現在の場所に開設した理由はございますか?
そうですね。所在地である国分寺には裁判所がなく、毎日のように裁判所へいく私たちにとって、利便性がいい土地というわけではないんです。
ただ、国分寺駅と八王子駅はいずれも複数の駅や市からのアクセスが良好ですから、この場所に事務所を構えることで、帰宅途中や自宅からなど、より多くの方にアクセスしやすい事務所を作れると考えたのです。
裁判所近くに法律事務所を構えたがる弁護士も多いのですが、それは弁護士側の利便性の都合かなと思っていて…。
ご相談者様の利便性を第一に考えて、事務所を構える場所を選びました。
――依頼者の方を第一に考えた結果、現在の位置に開設することになったんですね。先生は今回のインタビューを通して仕事熱心だなと思うんですが、木谷先生から、相談の方へメッセージをお願いします。
普段の生活を送るなかで、思いもよらないことが起こったり、理不尽な問題に遭遇してしまい、ご自身の権利や利益が侵害されてしまうことがあります。
そういった状況に巻き込まれてしまったとき、助けを求める声をあげられずに、周囲のことを第一優先に考えて自らを犠牲にする選択を取ってしまうと、状況はがんじがらめになって手が付けられなくなってしまいます。
ガーディアン法律事務所は、お悩みに直面された方にとって当たり前だった平穏な毎日を取り戻したいのです。そして、ご相談者様が未来の幸せをつかむ一歩を踏み出すまで、サポートさせていただきたいと考えております。
誰しも、不安や悩みを誰かに話すときには大きな勇気がいるものです。
ガーディアン法律事務所は、ご相談者様が抱えていらっしゃるどういった不安や悩みもすべて受け止めますので、ご安心ください。
まずは、ほんの少し勇気を振り絞って、当事務所にお話しだけでもしにいらしてください。ガーディアン法律事務所は、ご相談者様が5年後、10年後に幸せになっている未来をつくるため、サポートさせていただきます。
――最後になりますが、これからの事務所としてのビジョンがあればお聞かせください。
これからも、高水準のリーガルサービスを提供し、高いプロ意識を持った仲間たちと切磋琢磨していきます。
今の目標は、西東京の法律事務所のなかでは常にトップランナーであり続けることで、ゆくゆくは東京の家事事件ならガーディアン法律事務所といわれる存在になりたいと思っています。
それにあたって、より気軽に相談できる法律事務所を目指しております。「こんなことを弁護士に相談しても良いのだろうか」と躊躇する必要はございません。ガーディアン事務所にご相談いただけましたら、丁寧で迅速なご対応をさせていただきますので、どうぞお気軽にご連絡ください。