弁護士を目指すことになったきっかけ
弁護士の仕事では、多くの人間と触れ合い、多くの人生を垣間見ることができます。
普通に生きていれば狭い世界で漫然と過ごすだけだったと思いますが、弁護士になれば仕事を通じてあらゆる価値観と接することによって、自分自身を成長させることができると思いました。
もともと、私は不動産の管理会社で営業を担当していて、分譲マンションをエンドユーザーに届ける仕事をしていたことがあります。
住まいを購入しようとする人と接し、色々な人の人生を見る機会がありました。
営業を担当した期間は短かったのですが、人と会って、話し、対応を提案するというのは弁護士にも共通している点でもあるので、活きているところはあると思います。
ただ、不動産会社の営業だと、物件が売れればそこで終了です。
一方、弁護士であれば、もっと深いところまで関わります。
もちろん、人の一生にかかわるため責任が重い仕事ではありますが、それ以上にやりがいを感じることができるすばらしい職業だと思っています。
例えば、離婚問題の場合、人生の再スタートをサポートすることになりますので、離婚後の生活のことまで考える必要があります。関わっている時点だけではなく、解決後についても責任を持って対応し、親権・養育費・面会交流など、色々と人生のプラスになれるようなサポートをするのが弁護士の仕事です。
学生時代のエピソード
中学校・高校と部活には入っていなかったため、ファイナルファンタジーセブンやさくら大戦など、よくゲームで遊んでいました。
家ではあまり勉強をする方ではなく、学校での勉強・自習だけで済ませていました。学校の授業中に参考書を読んだりし、大学受験に臨みました。
大学生になってからは、アルバイトに力を入れていました。飲食店のホールに出てレジを打ったりしていて、立ちっぱなしの作業は辛かったですが、人と関わる仕事は好きでした。
大学時代のアルバイト経験もあって、社会に出たら、モノを対面で売るような営業の仕事をやっていけるだろうなと思っていました。
今後、どのような事務所にしたいか?
事務所全体として、現在は川崎で二番目の弁護士所属数となっていますが、最も規模の大きな事務所に育てることが目標です。事務所規模を拡大していき、今後さらに多くのお客様に選んでいただきたいと思っています。
当事務所には多くの弁護士が所属しており、債務整理や交通事故など、それぞれが得意な分野を持っています。そのため、どのような相談であっても、基本的には一定の専門性を持った弁護士が対応できるというのが強みの一つです。
今後、どのような弁護士になっていきたいか?
私自身の理想を挙げると、例えば、交通事故は技術の進歩によって減少傾向にあります。
一方、離婚などはここ10年増加状態にあり、そのように今後も案件が増えていく分野で専門性を持てるようになっていきたいと思います。
専門性の有無は、財産分与などのトラブルでは顕著に表れます。
離婚するとなると相手が財産を隠すことがあり、その場合、隠されている財産を見つけることが大切です。例えば、自営業の場合やサラリーマンの場合など、ケースに応じてよくある隠し方があり、隠し場所の見当をつける際に経験やノウハウが活きてくるのです。
弁護士の業務に向き合う中で「やっていてよかった」と思う瞬間は?
ご依頼者様のスッキリとした姿を見るのがモチベーションになっています。
私は女性からのご相談をいただくことが多いのですが、特に女性の場合、案件が解決する前と後では姿が一変することがあります。
お化粧や着ているものなどが色々と変わり、これまでの疲れているような姿から晴れがましい姿になっていたりして、そのような姿を見ると「自分は力になっているのだな」と感じて、仕事のやる気にもつながります。
趣味
・サッカー・フットサル
趣味はサッカー・フットサルです。大学生の時に日韓ワールドカップでサッカーが盛り上がっていて、そこで地元のJリーグの試合を見始めたことで、どんどんのめりこんでいきました。
自分でプレーするのも好きで、民営のフットサルコートでやっています。
個人で参加すると、そこに居合わせた人とチームを組んでやることになるので、新しい人との出会いも生まれます。
基本的に、一人でずっとやるマラソンとかは苦しいですが、チームスポーツは楽しいです。ボールを追っていると、「苦しい」とか考えることもなく試合に熱中できます。
・ゲーム
ほかには、ゲームとかもやっていて、リングフィットで身体を動かしています。
離婚分野の解決に向け、大切にしている考え方
ケースに応じた解決策を提案することを心がけています。
交通事故や債務整理などとは異なり、離婚問題では画一的な解決というのはできません。
100人いれば100通りの解決方法がありますので、それぞれの相談状況に応じて対応するよう心がけています。
離婚問題というのは、さまざまな感情が絡み合っていたりして、他の分野に比べて細かいところが多く、弁護士としても向き不向きが分かれる分野でもあります。
法律面よりも感情面でやりにくいなどの点から、不得意な先生も多くいます。しかし、私の場合は、そもそも人と向き合うことを苦に感じないため相性の良い分野ですし、自分の特性を活かせるため注力するようになりました。
解決までの流れ
まずは、ご相談者様がどのような状況にあるのかを把握し、ご相談者様の気持ちに寄り添います。そしてベターな決着を見つけ、そこから対応を逆算していくよう心がけています。
例えば、離婚したいかどうか聞いて、もし離婚したいのであれば次の生活はどうするのか、生活設計などを考えていないのであれば生活費を計算し、慰謝料・養育費請求などを検討します。
ご相談者様のリスタートのために、どうすれば良いか考えながらサポートします。
これまでの解決事例
解決事例を一つ紹介すると、ご相談者様は、これまで長い期間モラハラを受けており、とうとう離婚する意志が固まったものの、相手が離婚を拒絶しているという状況でした。ご依頼を受けて、離婚成立に向けて尽力した結果、無事離婚が成立し、今後の生活についても見通しがたちました。
解決後、ご相談者様の晴れがましい姿が記憶に残っています。感謝の言葉もいただいて、非常に嬉しい気持ちになりました。
離婚問題において、弁護士は人生のトータルコーディネートや、人生を仕切り直すためのプロデュースを担当します。離婚後の生活費等の準備や、子どもとの面会交流など、ご相談者様にとって納得のいく形での決着を目指し、できる限り力を尽くしてサポートします。