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国際結婚が離婚しやすい5つの理由とは?良好な関係を継続させるコツも解説

弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二
監修記事
国際結婚が離婚しやすい5つの理由とは?良好な関係を継続させるコツも解説
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夫婦の一方が外国人である夫婦が離婚した件数は、平成27年の1年間だけで13,675件にものぼります。のちほど図を交えてくわしい解説を行いますが、多くの夫婦が国際離婚をしていることがわかります。

愛する者同士で結婚したのに、なぜ離婚に発展してしまうのでしょうか。ここでは離婚に発展する5つの理由をみていきながら、現在離婚危機である方や国際結婚を検討している方向けの国際離婚の回避方法もあわせてお伝えします。今後の生活にお役立ていただけますと幸いです。

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国際離婚に発展する5つの理由

離婚理由として考えられる5つのことは以下のとおりです。

価値観の違い

日本人同士でも価値観の相違から破局に至る人々は多く存在します。他人同士が共に生活するということはただでさえ大変ですが、国際結婚となると大きな文化の違いという壁が立ちはだかるようです。

食文化

日本では当たり前のように食べているものが外国人には受け入れられない場合があるようにその反対も考えられます。育った国が違うことで食文化の違いからうまくいかなくなることも多いようです。

食べたいものが食べられないことで感じるストレスは計り知れないものでしょう。こういったストレスが積み重なると夫婦関係にもひびが入ることが考えられます。

仕事

働き方や仕事への考えの相違からうまくいかなくなることもあります。仕事は人生の中でも多くの時間を費やすものですから、仕事への思いがすれ違うことで離婚に至るケースも少なくないようです。

家庭や子ども

子どもをどう育てていくか、家庭への時間の使い方をどうするかなど夫婦の間で大きくズレが生じてしまうと上手く生活していくのは難しくなります。また、子どもに対する考え方は文化の違いが大きく影響するようです。

性生活

日本はセックスレス大国と耳にすることがありますが、一方セックスそのものを大切にしたりスキンシップを重要視する国もあります。簡単にいうと淡白な日本人と濃密な外国人がうまくいかないことなどが挙げられます。

お金

夫婦2人で将来のために貯蓄をすると思いますが、お金への価値観が違うことで貯蓄するのも一苦労になることもあります。例えば、食事代1つにしても国民性がみえてくるのです。

カップルで食事に行ったときに男性が支払うことが多い国と、割り勘が圧倒的に多い国、それぞれ2つに分かれます。自分の育った環境が当たり前と思いすぎることが、価値観の相違に繋がるのでしょう。

義理の両親との関係

結婚相手が異国の人であれば、その両親もそうであると考えられます。義理親とうまくコミュニケーションをとれずにストレスになることが多いようです。

また、日本人妻からよく耳にするのが外国人夫による母親への愛情が異常すぎて付いていけないということです。いわゆる”マザコン”が原因で離婚に発展することも多く考えられます。

コミュニケーション不足

お互いが良好な関係性なら多少意思疎通がうまくいかなくても乗り越えられることもあるでしょう。しかし、喧嘩をしたときや難しいテーマで話し合いを行うときなど場が真剣であるほど、言葉の壁が大きくなることがあります。

「本当はこうやって伝えたいのにうまく伝わらない」「一生懸命伝えてみたけど、違うニュアンスで受け取られてしまった」これらが原因となりコミュニケーション不足に陥り、分かり合えなくなるのです。

母国に帰れない

自分の母国から遠く離れて暮らす場合は、家族や友人となかなか会えないことが精神的ストレスとなります。頻繁に帰国できればいいでしょうが、お金もかかることからなかなか帰れない人もいるのです。

その他、万国共通の離婚理由

不倫

夫や妻の不倫はただでさえ辛いのに、それが異国の地だったらどうでしょう。たくさんのストレスを抱えている上で、不倫の事実がわかったときの衝撃はものすごく大きいものになります。

暴力・モラハラ

いかなる理由でも暴力やモラハラは許されません。社会で同じことをした場合は列記とした犯罪として扱われます。あたりまえですが日本だけではなくどの国での暴力やモラハラは存在するのです。

性格の不一致

性格の不一致による離婚は日本でもよく耳にすると思います。お互いの考えや価値観、夢や目標があまりにかけ離れてしまうと夫婦関係に亀裂が入ってしまうのでしょう。

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国際離婚の離婚件数

ここで、国際離婚の件数をみていきたいと思います。以下は、平成4年から平成27年までの国際離婚の件数です。

緑:夫日本・妻外国人夫婦 青:妻日本・夫外国人夫婦となっています。平成22年からか減少傾向にありますが、それでも年間に離婚する夫婦は数千から数万組にのぼります。

参考:平成27年人口動態統計|厚生労働省

夫が日本人・妻が外国人の場合

妻の国籍別に離婚件数をみていきましょう。以下の図の通り、平成27年だけで中国人の妻を持つ夫婦は3,884組も離婚をしていることがわかります。

参考:平成27年人口動態統計|厚生労働省

妻が日本人・夫が外国人の場合

外国人の夫を持つ夫婦の国籍別離婚件数です。こちらも平成27年のデータになりますが韓国人の夫を持つ夫婦は791組も離婚しています。

参考:平成27年人口動態統計|厚生労働省

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国際離婚をさけるためには

現在、離婚の危機にある方やこれから国際結婚を検討している場合は外国人のパートナーとうまくいくために必要なことを考えてみましょう。

当たり前のようなことですが、根本部分がずれてしまうとその後の結婚生活に影響しかねません。国際離婚を避けるためにも、大切なことをおはなししたいと思います。

お互いの文化を尊重する

生まれも育ちも違うのであれば、意見の相違が生まれることも当然のことだと思います。2人がぶつかったときこそお互いを非難するのではなく、尊重し合うことに注力してください。

後悔しないように日々勉強

相手の国のことや文化のことは日々勉強するようにしましょう。一緒にいる間は楽しいことばかりに目がいき、なかなか深刻な問題に気が付かないこともあります。

結婚した後に「知らなかった…」とならないように日々学ぶようにしてください。また、結婚している方も同じです。知るべきことはまだまだあると思いますので新しい発見をするためにも学ぶことに着目してみてください。

コミュニケーションをたくさんとる

喧嘩をしたときや、上手くいかないときこそじっくりコミュニケーションをとりましょう。言葉の問題があるのなら、相手にうまく伝えるための努力をしなければなりません。

これは外国人に限らず相手が日本人でもいえることです。コミュニケーションがなければ、関係は悪化するといっても過言ではありませんからね。

まとめ

生まれも育ちも違う2人が結ばれたのはご縁があってのことです。文化の違いや言葉の壁から離婚に発展してしまう方もいますが、もし修復可能であれば今日お伝えしたことを振り返りながら生活していただけますと幸いです。

なかには、手遅れの場合もあると思いますのでそのときはご自身の幸せのために最良の選択をしてくださいね。

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この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

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