『法律事務所エイチーム』の中山弁護士は、社会人経験を経て司法試験に臨んだ、というご経歴をお持ちの先生です。
これまでのキャリアを捨て、新しい業種にチャレンジする…当時、キャリアチェンジの際には迷いもあったとのこと。
しかし中山先生を動かしたのは「目の前のひとの悩みを解決したい」という思いでした。弁護士となられた今、最良の解決策をご提案することは当然ですが、ご依頼者さまが納得し、前を向いて新たな一歩を踏み出すことが、もっとも大切であると語る中山弁護士。
インタビューを通し、中山先生のお優しい一面を垣間見ることができました。
約7年の社会人経験を経て弁護士へ
――中山先生は、弁護士になられる前に社会人経験をお持ちなのですね。
そうですね。大学卒業後に就職した日本電信電話株式会社(NTT)では法人営業や財務部での勤務など、約7年間、さまざまな業務に従事していました。
弁護士になろう、と決めたのは社会人になってからです。
ただ、正直、当時は働くことにやりがいを感じていたのでキャリアチェンジには少し迷いがありましたね。
――確かに、これまでのキャリアを捨てて新しい職業に踏み出すにはなかなか勇気がいりますよね。中山先生が一歩を踏み出すきっかけはなんだったのでしょうか。
きっかけ、というよりも、やはり「目の前のひとの悩みを解決したい」という思いが捨てきれなかったからだと思います。
私はもともと、マスコミやジャーナリストに憧れていまして。「正義のある社会を実現したい」という夢を持っていたのです。
誰かを救える仕事に就きたい、そう思ったとき、困っている方に法律で力になることができる、弁護士という職業を意識しました。
――「誰かのために」「目の前の人を助けたい」という暖かい思いが、先生を突き動かしたんですね。
離婚・男女問題のご相談実績は年間約100件以上!ご依頼者との1回1回の話合いを大切に
――事務所様に寄せられるご相談では、どういったものが多いのでしょうか。
現在は企業法務のほか、個人間では離婚案件のご相談が多いですね。
年間での相談数でいうと、離婚・男女問題合わせると約100件以上でしょうか。
とくに離婚問題は養育費や財産分与、慰謝料請求など、離婚をするまでに発生する、取りまとめごとが多岐に渡ります。ご依頼者さまと1回1回、丁寧に話し合いを重ね、解決に導くことをなによりも大切にしていますね。
――1回1回の話合いを丁寧に…ですか。離婚に関する取り決めや話合いはとてもデリケートな印象です。
そうですね。話合いの中では依頼者さまの真意、お相手の真意を丁寧に探っていく必要があります。
金銭面の利益を追求しているのか、感情面のもつれがあってそれゆえの発言なのか、そこを見誤らないように気をつけていますね。
また、もしも感情面が関係しているのであれば、法律論のみを突き詰めるのではなく、その感情のもつれを解きほぐすことも大切です。
ご依頼者さまが納得した上で新たな一歩を踏み出すことを最優先にしているので、とにかくご依頼者さまのご希望されることは主張し、実現に努めます。
――中山先生がその考えに至るまでのエピソードなどがございましたら、ぜひお聞きしたいです。
一般企業に勤め、社会の荒波に揉まれた経験が一番影響していると思いますね(笑)
先程も申し上げたように、法律では割り切れない感情的な部分も含まれる問題も多いですから。
ご依頼者さまと、お相手の間で生まれた感情のもつれも同様です。人は、これまで歩んできた人生やその中で得た経験によって形成されています。
全て、これまでに経験してきたことがベースになって、お互いが思う正解が違ったからこそ、トラブルになっているケースも少なくないと感じますね。ご相談者と同じ目線に立ち寄り添って物事を見つめられる、という点で、当時の経験は私にとって大きな財産になっています。
幸せの循環を作れるように…
――今後の展望や目標がございましたらお聞かせください。
事業を拡大していきたいですね。所属する弁護士それぞれが個人の能力を活かして働き、それに伴いお給料もアップして、人手が増えた分ご依頼者さまへ手厚いサポートでお返しする…。
と、そういった「幸せの循環」を起こしたいなと思っています。
――それでは最後に、ご相談を検討していらっしゃる方にメッセージをお願いします。
まずはじっくりとお話を伺いたいと思っています。
お悩みを一人で抱えず、解決しようとはなさらず、お気軽にご相談ください。私を含め、経験豊富なベテラン弁護士が丁寧に対応します。