「親に離婚してほしい」と子供が考える時にできること

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公開日:2019.3.28  更新日:2022.3.14
子供の問題 執筆記事

「親に離婚してほしい」と子供が考える時にできること

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親に離婚してほしい。」と考える子供は、どのような行動を取るべきなのかをご紹介します。

また、どのような家庭環境だと子供が「親に離婚してほしい。」と考えるのかについても掘り下げています。ぜひ参考にご覧ください。

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両親に離婚してほしい時に子供ができること

自分の気持ちを親にぶつけてみる

子供であるあなたが離婚して欲しいと考えていることに親は気づいていないかもしれません。

 

また、もしかすると「子供のために離婚はしない。」と考えている可能性もあります。 なので、思い切ってあなたの気持ちを親に話してみてはいかがでしょうか?

 

正直に気持ちを伝えてみることで、子供・親どちらにとっても気持ちが楽になるかもしれません。 

離婚の無料相談所を活用してみる

相談を無料で受け付けている離婚相談所はいくつかあります。 あなたのご状況を伝え、どのような対応を取るべきなのかアドバイスをもらえる可能性があります。

 

また、離婚することでどのようなメリット・デメリットがあるのかなども分かるかもしれません。

 

【参考サイト】NPO法人よつばは浮気・不倫・離婚・専門家選びの無料相談所

親戚に相談してみる

大人の問題は、やはり大人の間で話し合ってもらうのが一番です。 まずは親戚に相談しやすい方がいれば、家庭の状況を一度話してみてはいかがでしょうか。

 

親戚を含めて話合いをすることで、客観的な意見がもらえて円満な解決に繋がるかもしれません。

 

【関連記事】

夫婦円満調停とは|3つのメリットと成功のコツを完全ガイド

納得のいく円満離婚にする為に夫婦間で出来る15のポイント

金銭的に自立する

上述しましたが、「子供のために離婚しない。」と考える夫婦も少なくないでしょう。

 

子供が自立をすることで、親の負担が軽くなり、親は決断をしやすくなるかもしれません。それまで仮面夫婦を続けていた2人も、別れることで幸せに繋がることもあります

 

【関連記事】離婚したい仮面夫婦が別れて幸せになれる5つのケース

両親に離婚して欲しいのはどんな時?

夫婦喧嘩が絶えず仲が悪い

毎日、親の喧嘩を見ていたら、離婚して欲しいと思うのも当然でしょう。

 

子供からしても、仲が悪い両親を見ていたらとてもストレスになると思います。一般的な家庭ではどれくらいの頻度で夫婦喧嘩があるのか下記のアンケートをご覧ください。

 

20代から60代の既婚男女660人に、夫婦喧嘩の頻度に関するアンケート調査を行った結果、以下のような回答が得られました

毎日: 2.3 %

週1~2回 : 16.2%

月1~2回 : 27.0%

年1~2回 : 25.3%

数年に1度 : 19.2%

喧嘩しない : 10.0%

無回答:10.0%

 

引用元:夫婦喧嘩から離婚に至る原因と離婚を回避する5つの心得  

月に1,2回の夫婦喧嘩でしたら、珍しいことでもないと思いますので、あまり気にしなくても良いと思います。

 

ですが、毎日のように喧嘩を繰り返している場合は、もう関係を修復することが困難な可能性もあります。

浮気を繰り返す

離婚のよくある理由のひとつは「浮気」です。また、浮気などの不貞行為による離婚は、慰謝料を請求するなどの泥沼離婚に繋がりやすいです。

 

浮気後の夫婦関係を修復したい方が相談できるカウンセラーなどに相談しても良いかもしれません。

 

【関連記事】【浮気後の夫婦関係】修復したい人におすすめのカウンセラーと相談例

DVやモラハラなど

DVなどの暴力も子供からしたら見るに耐えないことですよね。 また、DVは暴行罪や傷害罪にあたり、有罪となる可能性もあります。

 

場合によっては警察に通報するなどの対応も考えておきましょう。

 

【関連記事】DVで訴える|離婚・損害賠償・刑事責任を訴えるための方法

離婚が子供に与える影響とは

親が離婚した場合、少なくとも子供は何かしらの感情を抱くと思います。

 

世間一般的にはマイナスな印象が強いですが、離婚が子供に与える影響はプラスの面もあれば、マイナスな面もあります。

 

【関連記事】離婚と子供|離婚前に確認すべき子供への悪影響と対策の全て

プラスな面

多くの子どもたちは,離婚後は「家庭が明るくなった」,「母が殴られたりするのを見なくてすみ,安心して家に帰ることができるようになった」というように, 家庭が安全で安心な場所になったことを挙げています。

また,自分自身については「頑張った」,「強くなった」と述べ,「『離婚家庭の子ども』と後ろ指を指されないように」, 「母親に心配かけないように」と,逆境を乗り越えようと努めている姿が浮かんできます。他者との関係では「人の痛みや優しさを感じ取り,分かるようになった」, 「人生の意義を考えるようになった」など,人としての生き方や生き様,在り様について考えるようになったと述べ,人として成長する体験として受けとめていると言えます。

引用元:http://www1.odn.ne.jp/fpic/enquete/report.html

マイナスな面

親の離婚によるマイナスとして,不安・孤独・寂しさに苦しみ,苦しむ自分を責めて自己嫌悪に悩み,被害感に悩んでいることなどが多く述べられています。

「自分の人生を狂わされたし,体も不自由になった」(離婚時6歳,現在25歳) 「嫌だったことは,新しい先生が担任になるたびに,まずは母子家庭だという目で見られたこと。母子家庭であることを明かすと,人間関係に問題が生ずると思い,普通の家庭のようによそおった」(離婚時6歳,現在28歳) 「親に心配かけないように,しっかりとしていい子を演じてきました。

本当の弱い自分を異性に素直に見せることもできず,永遠に続くものはないと,一生結婚もせず,子どもも産まない人生を考えてきました。 別れてしまうのが怖かった。いずれは別れが来るものと決めつけていたので」(離婚時7歳,現在32歳) マイナスでしかないと決めつけずに,「同じように親の離婚で苦しんでいる子どもたちの力になりたいという気持ちが芽生え,より一層教職に就きたいと思うようになった」, 「精神的に成長した」などのメッセージも併せての回答が多く見られます。

引用元:http://www1.odn.ne.jp/fpic/enquete/report.html

まとめ

現在の日本の夫婦の離婚率は約35%と言われています。かなり高い離婚率ですので、「両親に離婚してほしい。」と感じている子供は少なくないかもしれません。

 

子供にできることは限られるかもしれませんが、しっかりと自分の気持ちを伝え、円満な家庭となるようにしっかりと話し合いましょう。

この記事の執筆者
ベンナビ離婚編集部
本記事はベンナビ離婚を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。

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