学生時代は野球に本気で取り組み、テレビの弁護士の姿に憧れ、弁護士を目指したと、まさに文武両道の小宮山先生。
休日の趣味や、印象に残っている案件での考え方など、小宮山先生の人物像に迫ったインタビューです!
野球に本気で取り組んだ学生時代
——学生時代の思い出を教えてください。
学生時代の思い出は野球ですね。
子供の頃にプロ野球を観ていて、「ホームランを打てたら気持ちよさそうだな」と思い、自分でもやるようになりました。
中学・高校と野球に打ち込み、中学では軟式野球で外野手、高校では硬式野球で内野手をやっていました。エピソードとして、ピッチャーがセットポジションに入る前に変化球の握りをしているのを見ると勝手に盗塁したりしていて、自分なりに頭を使って動いていた記憶があります。
——頭を使ったプレイが得意だったんですね!野球部には、練習がかなり大変そうというイメージがあるのですが、忙しかったですか?
高校の野球部では土日に試合が入っていて、基本的に休みはなく、野球漬けの毎日でした(笑)
ですが、そのおかげで当時の県大会で、私の学校は西千葉大会でベスト16まで進出しましたよ。
弁護士を目指すことになったきっかけ
——学生時代は野球漬けの毎日だったと思うのですが、何が弁護士になろうと思ったきっかけになったんですか?
子供の時にテレビで弁護士の姿を観ていて、幼いながらも漠然と「カッコいいな」という想いを抱いたことがきっかけです。
テレビ番組で弁護士同士が議論しているところは、アドレナリンが出るような面白さがありましたし、「こういうことが仕事になるのだ」と思って観ていました。しっかりとした論理をもとに議論を進めることの面白さというものにも、魅力を感じていた記憶があります。
——子供の頃、弁護士の姿に憧れを抱いたのがきっかけだったんですね。そのまま大学でも法学部に進学されたんですか?
そうですね。
ですが、大学の学費が高かったので、はじめはバイトをしながら学生生活を過ごしていました。
ただ、大学2年生の頃に「勉強一本で行くぞ」と固く決意しましたね。その時には、親に「勉強させてください」と頭を下げてお願いしました(笑)
それまでは自信がなくて決めきれずにいましたが、今思えばもっと早く決意すれば良かったと思いますね。
「諦めてください」
——弁護士をやられる中で印象に残っている案件はありますか?
最近印象に残っているものとしては、ある事件についてご相談いただいて、ご相談者様の要望に対して「無理だから諦めてください」と伝えた案件ですね。
——ずばっと言われたんですね…。
その案件は、紆余曲折を経て裁判になっており、訴訟が起きてから再び私のところに相談に来たという案件でした。
その際にご相談者様から「先生に相談したことで、この事件について冷静に見ることができるようになり、決着をつけることができました。
あのとき、先生に諦めなさいと言われて良かったです」とお礼を言われました。
——相談者様のことを第一に考えた選択だったんですね!
ご相談者様とは十分な信頼関係を築き、出来ることや出来ないことをしっかりお伝えして、できるだけ納得のいく形での問題解決を目指すことを大切にしているので、感謝の言葉を頂けたのは嬉しかったです。
——そんな感謝のお言葉が弁護士の業務を行っていく上でモチベーションになっているんですか?
そうですね!ご相談者様から感謝の言葉を頂いた際は、もちろん嬉しさもありますし、「自分がやってきたことは間違っていなかった」という気持ちにもなります。
また、案件を終結させ、ご相談者様の安心した顔を見ると、大きな解放感・達成感を感じて、「次の仕事も頑張ろう」という気持ちになります。
ボランティア団体での活動を通して、生の声を聞くことの大切さを学びました
——弁護士以外での活動している団体などはありますか?
あまり最近は行けていませんが、ボランティア団体に所属しています。
例えば、こども食堂に遊びに行ったり、現場の手伝いをしたり、こども食堂に呼び込むためのイベントを企画したり、養護施設や里親さんのグループと遊びに行ったりすることもあります。
実際に交流するまでは、両親のいる家庭で育った自分からすると、養護施設や里親家庭での生活環境は全くイメージできていませんでした。
しかし、実際に子供達や里親さん達と交流してみると、里親家庭はファミリーとして十分成立しており、子供達の物理的な拠点であるのみならず心理的な拠点としても存在しているということがわかりました。子供たちも素直に感情を出していて、自分となにも変わらないということを実感しました。
——そういった里親家庭の気持ちを理解することで離婚の相談にも活かされそうですね。
休日はゴルフや読書
——ご多忙だと思うのですが、先生は休日どんなことをしているのですか?
休日はゴルフや読書をしています。
ゴルフは、コンペに誘われたことがきっかけで面白さに気付いて、今では時間があればいつまでもやっていたいと思うほど好きです。
高校の同級生もやっているので、一緒に楽しんでいます。アイアンで思った通りに球が飛んだ時は気持ち良いです。
——一緒に趣味を共有できると楽しいですよね。本はどのようなものを読まれるのですか?
本当に色々と読んでいますね。漫画では『ワンピース』『僕のヒーローアカデミア』『ブッダ』『怪獣8号』『ゴールデンカムイ』や、少女漫画の『orange』などを読んだりもします。
子どものころから漫画を通じて日常的に文字を読むことが習慣づいていたということもあって、法律の勉強をはじめたときに、独特な言葉を含む文章を読むという作業に抵抗なく入って行けたので、漫画を読んでいて良かったなと思います。
——文字を読む習慣は、弁護士の勉強にも活かされたんですね!小説は読まれないんですか?
もちろん小説もよく読んでいます。最近は古書店から昔の法学者が書いた書籍を入手して読むのが好きです。内田貴先生が書かれている『法学の誕生』という本を読んでから、法律の歴史を解き明かす法制史に興味を持ちました。
——法律の歴史について、やはりご興味が強いんですね。
今後は弁護士としての腕をさらに磨き、幅広い世代とも関わっていきたい
——先生の今後の展望を教えてください。
今後は、さらに今の仕事を出来るようになって実力をあげ、高品質かつ効率良く動けるようになりたいと思います。
自分の時間を作って、たくさんの人に手を差し伸べられるような存在になるのが目標です。
私自身、子供好きということもあって、幅広い世代に関わっていきたいという想いもあります。弁護士としてではなく個人的な想いではありますが、子供達に関わる何らかの活動や機会をちゃんと設けられるようにしていきたいと考えています。
最後に
——相談するか悩んでいる方に向けて、メッセージをお願いします。
弁護士への相談を迷われている方は、とりあえず一度ご連絡ください。
病院に行き慣れている方が「ちょっと調子悪い気がする」と感じたらすぐ病院に行くように、気軽な気持ちでご利用いただければと思います。
お一人で悩むだけでは、明確な解決策が思い浮かばず、どんどん悪い方向に考えてしまうこともあるでしょう。
法律知識を持った弁護士が考えることで、初回相談だけで問題解決に至ることもあり得ますので、お悩みを抱えている方は気兼ねなくご相談ください。