弁護士が少ない地域の方にも、法律のサポートを行いたいという思いから、開設されたのが『弁護士法人リブラ共同法律事務所』です。弁護士バッジに象徴される「公正」を胸に、これまで離婚で不利な立場にいる方をサポートしてきました。今回は、事務所の代表を務められる菅原弁護士へインタビューです!

オールマイティではなく1つの道を極めたスペシャリストになりたかった
――弁護士と聞くと緊張でお話できないという方もいらっしゃると思います。そこで、今回は事務所の顔として、代表の菅原先生に、色々伺えればと思います。よくある質問だと思うのですが、そもそも弁護士を目指したきっかけなどはあるのでしょうか。
きましたね、この質問(笑)他の弁護士って、結構幼いころから弁護士を目指していたとか、トラブルを救われたとか、劇的なものがありますよね。私の場合は、そういう劇的なものがないので、いつも回答に困ります(笑)
――劇的でなくてもいいですよ!(笑)菅原先生のことを知りたいので!
私はもともと中央大学付属の高校にいました。中央大学と言えば、やっぱり法律家や、法曹というイメージがあり、その道に進もうとは思っていたんです。
根底には、何か1つの分野を極めたスペシャリストになりたいという思いもありました。オールマイティでなく、1つの道を追求しようということで、弁護士を目指しました。
――実際に法律を学んでみて、どうでしたか?
やっぱり難しいですね。決して簡単ではありません。
法律の文言は、専門家が見るようにできているので、専門家が見ないと分かりにくい訳です。日本語のようでいて日本語じゃないんですよ。当然、普段から法律に触れない方、法律を専門的に学んできた方ではないと、理解や解釈が難しいと感じることは当たり前としてできているんです。
――では、法律相談でも伝え方には気を付けていらっしゃるんですね。
そうですね。
法律相談では、必要な法律を分かりやすくかみ砕いて伝えるのも、弁護士の役割だと思っております。
――なるほど。『弁護士法人リブラ共同法律事務所』の名前は、ラテン語で弁護士バッジの天秤を表し、それに由来しているとHPで拝見しました。難解な法律も、弁護士という専門家が味方することで、一般の方は公平に理解できるということですね。
弁護士が少ない地域で役に立つ仕事をしたい
――また、事務所を開設された経緯も、そうした「平等」や「公正」さがあるのでしょうか。
そうですね。札幌には800人の弁護士がいるのに、その9割以上は、裁判所のある西11丁目に集中しています。
そのため、江別、北広島、恵庭、千歳といった札幌周辺の方にも、弁護士のサポートができるよう、先に新札幌に事務所を開設しました。結構、札幌市内でも裁判所に近い中心部に事務所を構えてそこから支店を…という流れが多い気がするのですが、当事務所はその逆でしたね。新札幌に事務所を出してから、札幌駅前に本部を置いているので…。
――なるほど。確かに、自分の住む街やその近くに弁護士がいてくれるのはとても心強いです。
不利な離婚が起きる現実を変えたい
――『弁護士法人リブラ共同法律事務所』では、それこそ様々なご相談を受けていらっしゃると思うのですが、離婚についてお伺いしたいと思います。離婚ですと、どういったご相談が多いのでしょうか?
これに偏っているというのはないのですが、やっぱり弁護士に相談せずに離婚することで、離婚後の生活に困窮してしまうようなケースが散見されます。
例えば、これまでの溝が深まり、交渉も諦めて離婚をした結果、養育費や財産分与ももらえず損をしてしまうということですね。
――菅原先生としても、こうした不公平な現状を打破していきたいと。
離婚だとどうしても親権が絡むのですが、親権者となるのはほとんど女性です。
ただ、養育費がもらえないと、そのあと働きながらお子さんを育てるのが大変になったりします。こうした部分で貰えるものをしっかり貰っていれば、不安を感じずに生活できるようになります。
以前、ご高齢の女性の離婚の相談を受けたことがありました。こちらの女性は、長年旦那さんのモラハラに耐えてきましたが、勇気を振り絞って、相談に来られたのです。
預貯金も少ない中で、別居をしてそこから何とか離婚に至りましたが、しっかりと財産分与の交渉をしたことで、老後も不安なく暮らせるようになりました。相手との交渉が苦痛なら弁護士が入ることで、不安なく暮らせるようになります。
――なるほど。本当に新しい人生のスタートをサポートするということですね。
理解と共感が信頼関係を築く
――離婚に関しては、依頼者の希望した結果になることで、人生の再スタートを後押しできるやりがいのある分野だと思うのですが、逆に離婚ならではの難しい部分はあったりしますか?
ありますね。それは100点がないということです。
――100点がないとはどういった意味でしょうか?
例えばお金の貸し借りだったら、お金が返ってくれば解決します。しかし、離婚の場合は別です。
例えばいくら慰謝料がたくさん貰えても、気持ちの面で納得できないこともある訳です。全ての希望を通すのは難しい分野ですね。
――そうですね。法的な部分の解決は弁護士にお願いできますが、心の整理はどこかで自分でつけないといけない部分もありますね。
いずれにしても言えるのは、相談者の方が離婚後に後悔しないために、どんなことが今できるのか知ってほしいですし、依頼するかしないかは別として一度相談してほしいということです。
選択肢があるのとないのでは全く違います。ただ、離婚分野は先程申し上げたように、100点がない分野でもあります。なので、責めて満足のいく結果になる可能性があるのか、を判断するためにも法律相談を利用して頂きたいと思いますね。
――離婚はやはり感情面が先立つので、相談を受ける際に事務所として共通で持っている方針などはあるのでしょうか。
あります。
どの分野でもそうですけど、それは理解と共感です。これが出発点ですね。
理解と共感がないまま話を聞いても、信頼関係は築けません。問題解決に取り組んでいく上で、相談者が今どういう立場にあるのか、理解していかなれば、抱え込んだものを出してもらうことができないんです。そのために、どういった話であっても理解と共感を示すことが大切です。
――なるほど。理解と共感がない人でないと、難しいと。
そうですね。
事務所の採用でも、その部分は重視していますし、本当にいいメンバーが集まったと思っています。
――例えば離婚で調停や裁判までやるとなったら、依頼者との付き合いも長くなると思います。信頼関係を築いて、維持するというのも大変なのかなと想像しました。
連絡はまめに取るようにしています。でも、今でも壁に当たることはありますよ。信頼関係を築くのも大変ですし、上手くいかないときもあります。
今後の目標は、1番の法律事務所になること
――今は、新札幌駅と、札幌駅前に支店展開されていますね。
はい。駅自体は近いのですが、お越しいただく地域がそれぞれ違っていて、丁度弁護士が足りない部分を補填できているのかなと思っています。
――ちなみに、今後の展望などあればお伺いできますか。
そうですね。東京の支店も増やしていきたいです。
今後は、事務所の運営をスムーズにするために、事務所経営にも力を入れていきたいと思っています。その上で、1番の事務所を作りたいですね。何をもって1番かというのが難しいのですが、事務所のカラーを活かして「1番」と思っていただけるような法律事務所になりたいと思います。


