【意外と知らない?】『婚約』と『婚姻』の違いってなに?

~いざという時の備えに~離婚マガジン

ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ) > 離婚マガジン > その他 > 【意外と知らない?】『婚約』と『婚姻』の違いってなに?
キーワードからマガジンを探す
離婚マガジン
公開日:2018.8.22
その他 弁護士監修記事

【意外と知らない?】『婚約』と『婚姻』の違いってなに?

Pixta 26685417 m
本コンテンツには、紹介している商品(商材)の広告(リンク)を含みます。
ただし、当サイト内のランキングや商品(商材)の評価は、当社の調査やユーザーの口コミ収集等を考慮して作成しており、提携企業の商品(商材)を根拠なくPRするものではありません。

『婚約』と『婚姻』似たような言葉ですが、実は大きな違いがあります。一体どこが違うのでしょうか?『婚約』とは、法律的には『婚姻』の約束をすることです。とはいえ、これだけではよくわからないですよね。

 

この記事では、『婚約』と『婚姻』の違いについて見ていきたいと思います。

婚約とは?

まず婚約について見てみましょう。婚約とは『結婚の約束』をした状態です。日本ではパートナーのことをフランス語の「フィアンセ」という言葉で表現することもあります。

 

ただ、法律的な意味での『婚約』はある程度の客観性が必要であるため、単に結婚の約束を口頭でしただけでは『婚約』に当たらないと評価されることもあります。

婚姻とは?

次に『婚姻』についてですが、これは法的には男女が夫婦関係を構築することを意味します。夫婦関係の構築は、結婚届を提出して籍を入れた場合のほか、籍は入っていないものの、長年同棲し、双方が配偶者と認識している『内縁状態』も含まれます。

 

このように、婚姻関係は入籍の有無は直接関係するものではありません。両当事者間に夫婦関係を構築・継続する意思の合致があり、客観的に夫婦として生活している場合に、婚姻関係が認められます。

慰謝料請求時に大きな違いが

婚姻と婚約の違いについて解説しました。あまり変わりがないようにも思えますが、法的には大きく違います。婚約は夫婦関係が成立していないのに対し、婚姻は夫婦関係が成立している点がポイントです。この違いは、関係を破棄する場合の慰謝料額にも現れます。

 

例えば、婚姻関係の破綻に伴って慰謝料が発生するような場合、その相場は100~300万円程度と考えられています。一方、婚約破棄の場合は50~150万円程度と少々安価となるとされています。ただしこれはあくまでも一般論であり、金額はケースバイケースです。

まとめ

婚姻と婚約の違いがおわかりいただけたでしょうか? 同じように見えますが、似て非なるものです。混同していると不利益を被ることもありますので、正しく覚えておきましょう。

弁護士費用保険のススメ
Cta_merci

離婚をするときに子供の親権や慰謝料、財産分与などで相手と揉めて、弁護士が必要となったときにかかる費用相場は、内容にもよりますが50~100万円ほどになります。
弁護士費用が払えなくて泣き寝入りすることも…。


  • 相手に親権を渡したくない
  • 養育費を払ってもらえなくなった
  • 不倫相手に慰謝料を請求したい

弁護士保険は、法律トラブルで弁護士に依頼したときの費用が補償されます。
離婚トラブルだけでなく、子供のいじめ、労働問題等でも利用することができます。

無料で資料ダウンロード
弁護士費用を負担してくれる
弁護士保険で法律トラブルに備える
弁護士保険に関する資料のお届け先
氏名
必須
フリガナ
必須
電話番号
必須
メールアドレス
必須
この記事の監修者
弁護士法人プラム綜合法律事務所
梅澤 康二 (第二東京弁護士会)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所を経て2014年8月にプラム綜合法律事務所を設立。企業法務から一般民事、刑事事件まで総合的なリーガルサービスを提供している。

その他に関する新着マガジン

その他に関する人気のマガジン

編集部

本記事はベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)を運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。 ※ベンナビ離婚(旧:離婚弁護士ナビ)に掲載される記事は弁護士が執筆したものではありません。  本記事の目的及び執筆体制についてはコラム記事ガイドラインをご覧ください。

その他マガジン一覧へ戻る
弁護士の方はこちら