【神戸支店】弁護士法人東京スタートアップ法律事務所

みなさんの弁護士像は一体どういったものでしょうか？

年配で、スーツをきっちりと着こなした人物を想像される方も少ないはず。東京スタートアップ法律事務所代表中川弁護士は、そのイメージを覆す先生です。普段着はフランクなパーカー、現在では一般的に浸透したリモートワークもいち早く導入し、業務の効率化を図ってきました。まさに異色。ただ、年齢より若く見られることが悩みなんだとか。

新しい弁護士像の確立を目指すため、「Update Japan(アップデートジャパン)」というビジョンを掲げ、日々高い志を持って活動している中川弁護士の人物像に迫るため、詳しくお話を伺いました。

新しい弁護士像の確立を目指して

――どのようなご相談が多いのでしょうか？

民事事件以外も刑事事件、両方に重きを置いています。ただ、当事務所の大きな特徴として原則リモート勤務なんです。

唯一、借金問題だけは、債権者の方から大量の資料が送られてきたりするので、電子化が難しい分野なんですね。なので、借金問題については徐々に撤退しようと考えていて、そのぶん相続や企業法務といった他分野に力を入れていこうと方針を転換しています。

――リモート勤務ですか！では今もご自宅からご対応いただいているんでしょうか？

そうです。自宅の仕事部屋から対応してます。面談も、基本的にＺＯＯＭなどでオンライン上のやり取りです。

実はリモートで対応できる案件だけに絞った方が、さまざまな費用が浮いて経営上のメリットが大きいですし、それが弁護士の給与にも反映されて、結果的に良い人材が集まりやすいというメリットにもつながっているので、良い方向に進んでいると思います。

――弁護士の方々にとっても働きやすく、パフォーマンスにも繋がりやすいということでしょうか？

おっしゃる通りです。
弁護士のパフォーマンスが上がることで、依頼者の方へ結果的にお返しすることが出来るので今後もこの体制で進めていけたら、と思っています。

「日本のアップデートに貢献していきたい」

――事務所さまのHPでも掲げている「Update Japan(アップデートジャパン)」とは一体どういったものなのでしょうか。

言葉のまま「日本のアップデートに貢献したい」という思いで、この目標を掲げました。事務所開設のときに掲げた目標ですが、今でも実現に向けて日々業務に励む日々です。

もう一つ、大きな目標として、私はこの事務所を一番の法律事務所にしたい、と思っています。そのために海外の企業を日本へ連れてきたい…、つまり海外企業の日本進出に注力していますね。

――海外の企業を日本へ…ですか？

ご依頼者の方を個人に限らず、企業の方まで広げよう、と
まず、そもそもの現状として、個人案件のみに絞るだけでは大手の法律事務所には叶わないというのが正直なところです。

ではどうするか…と思ったとき、海外に目を向ければ１番を獲得できる可能性があると考えました。海外企業の方がマーケットとしては大きいので…。

しかし、例えばアメリカで戦ったところで、アメリカにある法律事務所との競争には負けてしまう。ならば、「他国への進出を考えている海外企業が、現地の法律事務所を探す」タイミングが狙い目だと考えています。

そこを狙っていければ、日本企業よりも外資の方がプレゼンスを発揮してお金もあるという状態で、日本の上場企業とつながりのあるような大手法律事務所にも勝てる見込みがつくのではないかと思っています。

ただし、まずそのように動くためには十分な実績を作らなければいけません。そのためにも、現在は個人様などを相手に、法律問題の解決に専念しようと考えています。

――先生はかなり将来を見据えた方なんですね！自分はまだまだだなと思いました…。

将来の方向性は人それぞれなので変に焦らなくても大丈夫ですよ(笑)
私がもともと「グローバルな人間になりたい」と考えていたからというのも、構想に関わっているのではないかと思います。
なので、自分なしでも事務所が成立するというタイミングを見計らって留学を検討してます(笑)

――え！留学ですか！？

サンフランシスコやニューヨークに行きたいです。
「グローバルで通用する人間になりたい」という想いに対して、コンプレックスみたいなものが残っているところもあるので…。もし実現すれば、そういったところも解消できるだろうなと思っています。

「なにものかになりたい」弁護士を志した理由

――壮大な構想をお持ちの中川先生が、弁護士を目指したきっかけを知りたいです！

「なにものかになりたい」と思っていたことが一番大きいでしょうね。あとは、会社員になるのも少し違うかな、と思っていました。

大まかに言ってしまうと、たまたま法学部に在籍していたので弁護士を目指そう、くらいの気持ちでした。
ただずっと内部進学だったので、勉強きつかったですね～(笑)　中学受験以来で、本当に…。勉強つらかったっていう思い出しか出てこないな…(笑)

――(笑)　中川先生、フランクというか、話やすい方で安心しました。

我々の仕事は、まず相談者にお話をしていただくことなので、雰囲気づくりは大切にしていますね。話していただかないと、解決策の提案もできないですから。

――それは中川先生のお心掛けでしょうか？

心掛けと言われればそうですが、一番は「相手が求めていることにはしっかり応える」ことを心がけています。

お客様は人生の岐路に立っている状態だと思うので、そのような状態の方にかける言葉というのは、しっかり選ばないといけないと思っています。

ほかにも、相手に不快な思いをさせないとか、お金を払っていただいている方に対して対価以上のものを提供するなどというのも、これはサービス提供者としての義務ですので、意識するまでもなく当然おこなうべきことだと思います。

経営者だからとかではなく、もちろん従業員も同様で、自身の給料はお客様から払っていただくものによって成り立っているわけですから、ぞんざいな対応をしたり、偉そうな態度をとったりするのはあり得ないことですよね。

お客様に後悔させないように、できる限り尽力するようにしています。

――弁護士になられてから、どのような案件を多く対応したのですか？

なんでもありました。ただ、実は一時期、弁護士業務から離れていた時期があったんです。
その時はいろいろなことをしましたね。

――いろいろやっていた時期…ですか？

アプリ開発に携わったり、海外旅行しながら株のデイトレードをしたりとか…。小さい頃は将来の夢がバスケ選手だったので、バスケットボール選手のプロテストに挑戦したり。ここでダメなら諦めようって、けじめとして受けました。

――す、すごいですね…！ それは弁護士になってすぐですか？

すぐではなかったです。私は弁護士になって、はじめは大阪のボスが１人だけという小さい事務所に入所したんです。その頃は通常通り、弁護士業務に従事していましたよ。

退職後、今度は大手法律事務所に入所しましたから、その時期ですね。事務所に席を置いたまま、好きなように活動していました。

その頃は、「果たして何の仕事をしている人間なのか」と、自分でもうまく説明できないような状態でしたね(笑)

その時期に、経営者の友達に今後どうすればよいか相談したことがあったんです。
そこで「自分で法律事務所を作って大きくしてみたら？」というアドバイスをもらって。それがきっかけで、今の事務所を設立することに決めました。

設立にあたっては、「どうせやるのであれば大きな事務所にしたい」と思って、当初からUpdate Japanというビジョンを掲げて活動を始めることにしましたが、本当のところは３年ぐらいで辞めるつもりでした。

でも実際３年経ってみると、事務所経営が楽しくなってきて、Update Japanにも本気で取り組んでいきたいという気持ちも強くなっていたので、もう少しやってみようと思って現在に至ります。

相談者の方へのメッセージ

――最後に、相談者のかたへメッセージをお願いします。

なかには、「スーツを着て威厳のある雰囲気で、堅い感じの方が良い」という方もいらっしゃるかもしれません。
当事務所のHPは、若い弁護士が所属していて、フランクなイメージであることが伝わるように作っているので、そのような雰囲気が好きだという方にご相談していただければ良いと考えています。