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私たちって共依存夫婦?共依存夫婦の特徴と共依存状態から脱却する方法
結婚して、愛し合い、支え合うのが夫婦の理想のカタチですよね。しかし、それが行き過ぎて共依存の状態になってしまっている夫婦もいます。
この記事では、共依存とはどのような状態を指すのか、共依存夫婦になるとどのようなことが起きてしまうのか、そして、共依存夫婦の状態から脱却するためにはどうすればいいのか、詳しくご説明します。
「私たちは大丈夫!!」と思う前に、一度、共依存状態になっていないかチェックしてみて下さいね。
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まず、共依存とは、読んで字のごとくお互いに依存しあっている状態のことを言います。ある程度の依存であれば問題ないのですが、それが行き過ぎて依存しているところが問題なのです。
「この人は私がいないと生きていけない」「私もこの人がいないと生きていけない」とお互いに強く思い、離れられない状態は改善の余地があるかもしれません。
以下でご紹介する共依存夫婦の特徴に当てはまるかどうか、チェックしてみて下さいね。
共依存夫婦はお互いに相手のために尽くし過ぎてしまいます。そして、多くの方が無意識に「つい、やってあげてしまう」のです。相手のために何かをしてあげること自体はとてもいいことですが、それをやり過ぎるところが問題です。
お互いに強く依存し合っているからこそ、相手の心の小さな変化に敏感に気付いてしまう点も共依存夫婦の特徴の一つです。いわゆる、「空気が読める」ということなので、とてもいいことなのですが、これも程度が行き過ぎてしまうところが問題です。
そして、共依存夫婦は相手の気持ちや機嫌を気にしすぎて自分の意見を押し殺してしまうといった悪い影響も出てきます。
相手と常につながっていたいという気持ちが共依存夫婦にはありますので、離れているときの連絡の頻度が異常に高いという特徴もあります。いつ、どこで、誰と、何をした、などの細かい報告をしますし、相手にもそれを求めます。
離れているときに常に連絡を取り合っていないか、すぐに相手から連絡がこないと不安になってしまわないか、ご自身でもチェックしてみてください。
好きな人の好みに合わせることは悪いことではありませんし、趣味趣向を合わせることで夫婦の仲も良くなるのですが、これもまた行き過ぎる点が共依存夫婦の特徴であり、問題点です。
相手の好みに合わせすぎて自分の色がなくなってしまい、最終的に「一心同体夫婦」になるのです。一心同体になればなるほど、相手がいないと生きていけない状態になってしまうので、うつなどの精神的な病にもかかりやすくなります。
連絡の頻度が高すぎる点からも束縛が強いと言わざるを得ませんが、共依存夫婦は束縛の度合いが特に強いです。
「相手がいないと自分は生きていけない」と思っているので、パートナーを誰かに取られることは大きな恐怖でしかなく、それを避けるために束縛をどんどんと強くしてしまうのです。
先ほどの章では、共依存夫婦の特徴についてご紹介しましたが、こちらの章では、共依存夫婦になってしまっている人の考え方を見ていきます。
すでに何度かお伝えしていますが、共依存夫婦は、「夫(or妻)は、自分がいないと生きていけない」と思っています。だからこそ、無意識に尽くし過ぎてしまうのです。
こちらも、すでにお伝えしていますが、共依存状態になっている夫婦は「自分は夫(or妻)がいないと生きていけない」とも思っています。
そのため、必要以上に束縛したり、連絡を密に取り合ったりすることによって、パートナーが自分以外に逃げないようにしているのです。
相手は自分がいないと生きていけないと思っていると同時に、そうあるべきだと願っている節もあります。自分が相手に異様なまでに依存しているため、相手にも自分に依存してほしいのです。
また、依存してほしいだけでなく、自分が相手に持っている感情と同じ感情を、相手にも持ってほしいと願うのも共依存になっている人の考え方です。
夫婦で喧嘩が起きる場合、どちらか一方だけが100%悪いということはありません。喧嘩両成敗という言葉があるように、お互いに非があることがほとんどです。
しかし、共依存夫婦になってしまっている人たちは、喧嘩や夫婦間でのトラブルが起きたらすべて自分が悪い、自分のせいだと思い込んでしまいます。
そして、「こんなダメな自分でも愛してくれるのは夫(or妻)しかいない」という共依存状態が加速していきます。
相手への依存度が高ければ高いほど、どんなに嫌なことでも求められたらNOと言えません。断ったら相手に嫌われる、自分は見捨てられてしまう、と考えてしまうのです。
また、相手への依存を求めている側も「これを断ったら相手は何もできなくなってしまう。自分がいないとこの人はダメだから」と思い、NOと言えないこともあります。
ここでは、依存しやすい人の特徴を解説します。
幼少期の愛情不足が大人になっても影響することが多くあります。子供のころに親から愛情がたっぷりと注がれなかったために、その愛情を欲して他の人に依存しすぎたり、依存を求めたりしてしまうのです。
頼られるのが好きな人や、相手からの感謝を常に求めている人も他人に依存しやすいです。頼られたい、感謝されたいというのは、どんな人でも持っている感情ですが、それが行き過ぎていることが依存に発展するのです。
彼氏や彼女と付き合ったら相手の好みや趣味に徹底的に合わせる人もいるかと思いますが、そういった人も依存しやすいので注意しましょう。
これも、多少であれば問題ありませんが、相手の色に染まり過ぎて自分の好みや意見を消してしまうようであれば、問題です。
日本人はNOと言えない人が多いとはよく言われますが、親しくなった相手に対してもNOと言えない人は結婚したりカップルになったりしたときに、依存しやすいので要注意です。
一途に人を好きになることはとてもいいことなのですが、以下の特徴を持つ人は依存しやすいので気をつけましょう。
浮気しろ、というわけではないですが、周りが見えなくなってしまっていないか、常に自分に問いかける必要があるかもしれません。
常にネガティブな考えしかしない、ちょっとしたことですぐに落ち込む、というようなメンヘラ気質な人は依存しやすいと言えます。
「相手の気持ちが他へ行ってしまわないか」「自分は捨てられるのではないか」と常に不安なので、相手を束縛しようとし、それが続くことで依存状態になるのです。
この章では、共依存夫婦になると起こりうる深刻な問題についてご説明します。
夫婦で共依存状態になっている人は、子供との関係でも共依存になりがちです。「この子は自分がいないとだめだ。自分無しでは何もできない。」と思い込み、何から何までやってしまいます。
その結果、子供のほうも「自分は親がいないと何もできない」と勘違いして親子間でも共依存が加速してしまうのです。
実は反対に子供を放置してしまうケースもあります。共依存夫婦はお互いがいれば他に何もいらないという二人だけの世界に入ってしまいがちなので、たとえ自分の子供であっても放置してしまうことがあるのです。
相手が自分に依存していると信じている側、もしくは依存することを求めている側が相手に対して暴力をふるうという問題も起きやすいです。
自分がいないとコイツはダメだ、と信じ込んでいるからこそ相手に強く出れてしまい、言うことを聞かない時や自分の思い通りにならない場合に暴力という方法で訴えることがあるのです。
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特に相手に依存している側に起きやすいのが、うつなどの心の病気にかかってしまうという問題です。NOと言えないことが続くことでストレスがたまりうつになることもありますし、暴力に耐え続けた結果うつになることもあります。
また、自分を押し殺し過ぎた結果、自分が何者なのかわからなくなってしまいうつになることもあるので、様々なうつのケースがあります。
共依存夫婦になると自分たちだけでなく、子供にも悪影響を及ぼすなど様々な問題があることはすでにお伝えした通りです。では、どうすれば共依存夫婦の状態から抜け出せるのでしょうか。
共依存夫婦は自分たちが共依存夫婦であるという認識がありません。まずは、自分たちが共依存夫婦であることを自覚し、問題を解決していかなければいけないと認識するようにしましょう。
「夫(or妻)がいなければ自分は何もできない」と思うことをまずはやめてみましょう。そして、自分でできることから徐々に自分の力だけでやっていくのです。
最初からすべてを自分でやろうとするのは難しいかもしれません。しかし、最初からうまくいかせようとプレッシャーを感じるのではなく、できることだけやってみる、くらいの感覚で始めてみましょう。
少しずつでも自立していくことで共依存状態から脱却できるようになります。
共依存夫婦は、いつも相手に合わせてべったり一緒にいることが多いので、一人の時間を持つようにするのも解決の糸口になります。
夫婦の時間を持つことはとても大切なことですが、自分一人の時間も持つことで自分という人間をしっかりと保つことができるようになるのです。たまにはお互い離れてそれぞれの時間を満喫してみましょう。
「自分はダメな人間だ」「一人じゃ何もできない」と思い込むことは共依存状態を加速させてしまいます。
一人でできたこと、成し遂げたことなど、ちょっとしたことでもいいので自分を認め、肯定してあげることで自立できるようになります。
共依存夫婦は相手の嫌な部分がまったく見えなくなってしまうことが多々あります。喧嘩をしても、「自分が悪い」と思い込んでしまうので、相手の悪いところに気が付かないのです。
しかし、どんなに素敵な人にだって悪いところはありますし、育った環境が違うので食い違う部分もあるはずです。そういった、相手の嫌な部分や合わないなと思う部分もちゃんと認識することが大切です。
共依存状態が加速してしまうと、自分たちだけで解決していくことは困難になってしまうケースもあります。
自分たちの中では、共依存状態が当たり前になっているので、認識するのも難しいですし、認識できたとしてもどこから直していけばいいのかわからない場合も多いでしょう。
そんなときは、迷わずカウンセラーなどに相談してみることをおすすめします。いきなりカウンセラーに頼むのが不安なのであれば、友人や家族など、身近な人の意見を求めるのも効果的です。
共依存夫婦の特徴や抱える深刻な問題などについて解説しましたが、いかがでしたか?
程度が過ぎなければ特段問題はありませんが、もし自分たちは極度の共依存夫婦だと思ったら、うつ病や子供への悪影響など大きな問題に発展する前に、解決のための一歩を踏み出しましょう。
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