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その中でも最も多いのが「離婚後の収入やお金の不安」です。
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夫婦の貯金はいくら必要?|子どもの大学卒業・夫婦の老後にかかるお金の解説
『将来どのくらいのお金がかかるのか』『どのくらいの貯蓄が必要なのか』、考えたことはありますか?
日々生活していると、貯金を全くしてなさそうな人もいるし、『将来のために』コツコツと貯蓄している人もいます。どちらが正解なのかわからなくなってしまいますよね。
将来にどのくらいのお金がかかるのかがはっきりと見えたら、おのずと答えが出るのではないでしょうか。
例えばですが、普段貯金を全くしていない人でも、賃貸物件に住んでいる人であれば、更新の期間に向けて多少は積み立てをします。
『いつ・いくらかかる』、これが把握できていれば心配はいりません。
この記事では、『世間の夫婦がどのくらいの貯金をしているか』、『子育て、老後にいくらかかるか』、『いくらくらい貯金しておくべきか』などをご紹介します。
離婚検討時には様々な不安があります
その中でも最も多いのが「離婚後の収入やお金の不安」です。
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まず、世間の夫婦がどれくらいの貯金をしているのか確認しましょう。『金融広報中央委員会』が行った『金融資産保有額に関する調査』の結果をもとに説明していきます。
世帯年収(30代夫婦) |
保有額の平均値 |
保有額の中央値 |
300~500万円 |
327万円 |
195万円 |
500~750万円 |
452万円 |
375万円 |
750~1,000万円 |
1億1,227万円 |
506万円 |
世帯年収に対する保有額がわかりました。ここでは平均値ではなく、中央値の方に注目してください。
中央値とは、1位から最下位を順番に並べたときに丁度真ん中に位置する値になります。
貯蓄が圧倒的に多い一部の世帯の影響で、『平均値』の方は跳ね上がってしまい、実態とはかけ離れた数値になってしまいます。そのため、中央値の方がより実態に近い値になります。
どうですか?『貯金がなくても余裕で生きていけるでしょ!』と考えている夫婦からすると驚きの結果だったのではないでしょうか。
まずはこちらの画像をご覧ください。こちらは、民間保険会社が調査した、『一人の子どもが誕生してから大学を卒業するまでの22年間でかかる費用』をまとめたものです。
【引用:子ども応援だより WEB便り】
画像上部に記載されている、『基本的教育費』とは、『食費』や『医療費』、『おこづかい』など、子どもが成長していく上で必要になるお金のことを指しています。
どのような進路を進むかによって大きく変わりますが、子どもが高校と大学を卒業するには、『1,000万円』程度のお金が必要になります。
生まれてから高校に入学するまで(15歳)を12ヶ月×15=180ヶ月とします。
180ヶ月で1,000万円を貯めるには月々約5.5万円。
高校入学前に貯金を済ませ、一括で学費を払う必要はありませんが、子どもが小さいうちから5~6万円くらい貯金できていれば安心ですね。
子育てが終わり、65歳で定年し、夫婦二人で85歳まで生きるとしたら、いくらのお金がかかるのでしょうか。
生活していくのに最低限必要なお金を夫婦で月々25万円とします。
25万円×12ヶ月×20年=6,000万円
20年生きるのに6,000万円必要だということがわかりました。
夫も妻も会社員で、20歳からずっと年金を納めていた場合、この受給額だけで月25万円(計6,000万円)を超えることができます。
自営業や専業主婦の人は、年金受給額が少なくなってしまいます。
自営業の夫と専業主婦の妻の家庭の場合、年金受給額がかなり下がってしまい場合によっては15万円を切ってしまう可能性も…。
となると、最低限の生活をするためには月々10万円ほど貯金を崩す必要があります。
となると、定年(というよりはリタイア)する前に2,400万円ほどの貯金が必要になりますね。
あくまでこれは最低限の生活をするために必要なもので、余裕のある生活をするためにはもっと貯金がないといけません。場合によっては定年後も働く必要が出てきそうです。
①30代夫婦の金融資産保有額はだいたい200~500万円くらいが一般的です。
②普通の高校、普通の大学を卒業させるためには1,000万円くらい必要になります。入学前に一括で用意しておく必要はありませんが、月5~6万円くらいのペースで貯金していくと、子どもが大学に入るときも借入れなしで支払えます。
③定年してから亡くなるまで20年だとしたら、生活費が6,000万円必要になり、その大部分を年金で賄う事になります。会社員同士の夫婦であれば、年金だけでも生活していけそうですが、自営業や専業主婦がいる夫婦の場合、貯金を切り崩していくことになります。
④自営業や専業主婦がいる夫婦の場合、年金の収入とは別に、老後のために貯めておきたい金額はだいたい2,000万円~3,000万円です。それに満たない場合は、定年後も仕事をしなければならないかもしれません。
35歳~65歳の30年間で2,000万円を貯めるには、月々約5.5万円くらいの貯金が必要になります。
★結論、子どもを無事大学卒業させ、自身の老後の安心を得るためには月11万円のペースで貯金していく必要があることがわかりました。
しかし、月11万円というのは誰もが貯金できる金額ではありません。高校や大学の学費は奨学金を利用して少しずつ返済することもできるし、世帯年収も年齢を重ねていけばアップしていくのが一般的です。
若い頃は無理のない範囲で貯金、40代50代では多めに貯金するなど、夫婦で話し合いながらベストな方法を探しましょう。貯金に気を取られていては人生が楽しめなくなってしまいます。
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