学資保険のメリット・デメリット|得するコツと教育資金を貯める他の方法

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2019.4.25
子供の問題 弁護士執筆記事

学資保険のメリット・デメリット|得するコツと教育資金を貯める他の方法

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学資保険は、子どもが進学するタイミングに合わせて保険金が受け取れるのがメリットの保険です。

 

「子供のために学資保険に入ろうかな」と考えてこのページにたどり着いた方もいるのではないでしょうか。

 

この記事では、そんな子供のための学資保険について、メリットや得するためのコツなどについてまとめています。

 

また、メリットだけでなくデメリットについても触れていますので、学資保険に入るかどうかを総合的に判断してもらえたらと思います。

 

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学資保険ってどんな保険?

まずは学資保険について簡単に確認しておきましょう。冒頭でも軽く触れたように、学資保険は貯蓄型の保険で、子供が入学する時や進学する時に祝金や満期保険金が受け取れます

 

また、教育資金に備える以外に、子供や親の死亡保障がついているものや、子供の医療保障がついた学資保険もありいろいろなタイプのものがあります。

 

学資保険のメリット

では、学資保険に入るメリットについて見ていきましょう。

 

学費を強制的に貯蓄できる

学資保険の最大のメリットは、教育資金を強制的に貯蓄できるという点でしょう。

 

学資保険に加入することで、子供のための教育資金として他のお金と分けて管理でき、保険料を払い続ければ教育資金の土台を築くことが可能です。

 

また、簡単に引き出すことができないことと、「子供のためのお金」というくくりになっていることで、貯蓄が苦手な親御さんでも使い込む心配がなく、しっかりとお金を貯められます

 

定期貯金よりも利率が良い

普通の定期貯金に比べて利回りが良いというのもメリットの一つでしょう。昨今の定期貯金は利率が0.1%ほどしかなく、お金が増えることはあまり期待できません。

 

それに比べ、学資保険は定期貯金よりはるかにお金を増やすことができる商品が多くあります。加入条件によっては、10年スパンで考えたときに定期貯金よりも10万円以上も多くお金が増える学資保険もあります。

 

万が一親が亡くなった場合に備えられる

万が一、契約者である親が亡くなってしまったときに備えることができるのも学資保険の魅力の一つです。

 

学資保険に入っていれば、契約者である親が亡くなった場合、保険料の支払いが免除されるうえに、祝い金や満期保険金はしっかりと受け取れます

 

親が亡くなってしまうと子供の進路や学費に大きなダメージが加わることが想定されますが、その不安を無くしてくれるのが学資保険なのです。

 

税金面で優遇される

節税効果が期待できるのも学資保険の大きなメリットと言えるでしょう。学資保険で受け取る満期金は一時所得として扱われまので、所得税の対象となります。

ただし、税金の対象となる金額は、受け取った満期保険金の金額から払い込んだ保険料を差し引き、更に一時所得の特別控除額50万円を差し引いた金額となります。

 

受け取る満期保険金払い込んだ保険料50万円

 所得税の対象となる金額

 

つまり、50万円以上増えていなければ、税金が一切かからないということです。これはかなり税金面で優遇されていてお得ですよね。

 

学資保険のデメリット

学資保険にはたくさんのメリットがあることをお伝えしましたが、以下のようなデメリットもあります。

 

途中解約すると損失が大きい

子供が進路を変更することはよくあることで、そのために学資保険を途中解約するケースも出てくると思いますが、途中解約すると大きく損をしてしまうことがあります

 

学資保険を途中解約すると、解約返戻金を受け取ることができるのですが、解約のタイミングが契約してからすぐの時期だったりすると、解約手数料が引かれてしまい、支払った保険料よりも極端に少ないお金しか受け取れない場合があります

 

インフレに弱い

学資保険は、金利が固定される長期固定金利商品です。つまり、景気がよくなり、市場の金利が上昇してしまうと学資保険のうま味が薄れてしまうことになります。

 

今後ずっと市場の低金利が続けば、学資保険の方が利率が高く得するように感じますが、市場の金利は変動します。今後大きなインフレになった場合にはデメリットとなってしまうでしょう。

 

簡単に引き落としができない

これは、メリットとして捉えることもできるのですが、学資保険は簡単に引き落としできません。例えば18年で契約をした場合、18年間資金が拘束されてしまうことになります。

 

貯蓄が苦手で、ついつい貯金に手を出してしまうからお金が貯まらないという方にとってはメリットでもありますが、もし本当にどうしてもお金が必要になり引き出したい場合にはデメリットになってしまうでしょう。

 

学資保険で得するためのコツ

学資保険の利回りを高くしてお得に加入するにはどうすればいいのでしょうか。この章では学資保険で得するためのコツをお伝えしていきます。

 

払い方を工夫する

保険は払い方を選べます。支払い方法には、年払い月払い一括払い半年払いなどいろいろあります。すべての支払い方法を設定している保険はほとんどありませんが、この支払い方法を工夫することで返戻率(※)を高くすることができます。

 

※返戻率…保険を解約した際に戻ってくるお金の割合のこと

 

お得になる順番は、一括払い>年払い>半年払い>月払いです。月払いで契約するよりも、年払いや一括払いで契約した方がお得になりますね。

 

学資金の受け取りタイミングを工夫する

学資保険にはお祝い金が設定されている商品が多くあります。そのお祝い金を受け取るタイミングを工夫することでさらに返戻率を上げることが可能です。

 

具体的に言えば、入園や入学のタイミングなどでこまめにお祝い金を受け取るよりも、大学入学時などのタイミングで一度に受け取る方が返戻率が高くなります

 

やはり、出費が多くなるのは大学進学時の時の場合が多いです。入園や小学校入学のタイミングでお祝い金がそこまで必要ないと感じれば受け取るタイミングを繰り越しするといいでしょう。

 

契約者を工夫する

学資保険も保険の一種ですので、契約者の年齢や性別によって、生命保険ほどではありませんが保険料に多少の差が出てきます

 

夫婦が同じ年齢であれば、母親を契約者にしたほうが保険料が低くなるのでお得になりますよ。学資保険は長期に渡って払い続けていくものなので、少しでも保険料を下げられた方がお得ですよね。

 

学資保険に入る前に知っておいた方がいいこと

学資保険に入ろうかどうか検討している方に向けて、加入前に知っておいてほしいことについてもまとめました。

 

必要な教育費用は進学先によって大きく変わる

「子供が生まれたら絶対に学資保険に入らなければいけない…!」と思っている方も多いようですが、学資保険は必ずしも入らなければいけない保険ではありません

 

また、子供の教育費用は、子供が選ぶ道によって様々です。進学先によってあまりお金がかからない場合もありますし、かなりの金額がかかる場合もあります。

 

そのため、ある程度子供が進みたい道がわかってから学資保険に入ることを決定する手もあることを知っておいてください。

 

子育てに慣れてきたタイミングで加入を検討するのがよい

学資保険に入るかどうかはある程度進路が見えて来てからでもいいということをお伝えしましたが、あまりのんびり構えているのもおすすめはできません。

 

学資保険に入るタイミングは、早ければ早いほどいいという人もいますし、妊娠中の段階から加入できる学資保険の商品も用意されています。

 

確かに、0歳や1歳のタイミングで学資保険に加入すれば、月々の保険料が安くなりますし、返戻率も高くなりお得です。

 

しかし、0歳や1歳のタイミングだと、まだ親として慣れていない部分が多く、赤ちゃんのお世話で手一杯ということも多いでしょう。

 

3歳~4歳くらいになって子育てにも慣れてきたタイミングでじっくりと学資保険の加入を検討されるのがベストかと思います。

 

学資保険の代わりに教育資金を貯める方法

学資保険は子供の教育資金を貯めるための方法の一つですが、ここでは他の方法についても見ていきましょう。

 

積立定期預金で貯める!

学資保険のかわりにお金を貯める方法として一般的にイメージしやすいのは積立定期預金でしょう。積立定期預金は、毎月一定の金額を定期預金として預けていく方法で、普通預金に比べて金利も高めです。

 

また、一定期間お金を引き出すことができないので、学資保険同様、半強制的にお金を貯金することが可能です。

 

投資で貯める!

確実にお金を子供のために残しておきたいならばやはり保険でお金を貯めるべきですが、ある程度収入がありさらに資金を増やして子供の教育資金にしたいという方は、投資信託もおすすめです。

 

投資のほうが投資対象の選択肢も広いですし、税制面でも優遇されますので、資産を運用して増やしたいという場合は投資にお金を使ったほうがいいかもしれませんね。

 

つみたてNISAで貯める!

つみたてNISAとは、少額からの積立・分散投資ができる税制優遇制度のことです。長期間かけて少しずつお金を積み立てて投資をするのに適した制度なので、子供の教育費に備える方法としてはマッチしていると言えるでしょう。

 

また、最大800万円の投資総額まで非課税で保有できるので、税制的にもメリットが大きいです。

 

まとめ

子供の将来に備えるための学資保険について見てきましたがいかがでしたでしょうか。

 

子供が生まれたから今すぐ学資保険に入らなければと考えている方も多いかと思いますが、まずは学資保険のメリットやデメリットをしっかりと把握しておきましょう。

 

そのうえで、本当に自分たちにとって必要なのかどうか、他の方法の方がいいのかどうか、検討してみることをおすすめします。

 

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この記事の執筆者
離婚弁護士ナビ編集部
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